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2005年8月13日 (土)

ゲーム雑誌の思い出

最近はファミ通もたまに買うくらいで、コンティニュー以外はまともに買っていないゲーム雑誌ですが、中高生の頃は結構そこにお金を掛けていました。ざっと思い浮かぶだけで、ピーク時には「ファミ通」「ファミマガ」「ヒッポン」「Beep」「PCエンジンファン」「ログイン」「ポプコム」「テクノポリス」「ベーマガ」「コンプティーク」「ゲーメスト」・・・。まぁ全て同時進行ってわけでもなかったと思いますが、そのくらいチェックしていました。今回はざっくり各雑誌で思い出深かった記事のことを書いてみたいと思います。

・ファミ通

 今でも続いていますが、個人的に一番思い出に残っているのは、風のように永田さんの「45分間の疾走」というコラム。「ポケモン(たぶん金銀)で色違いのものが出たら賞金を出す!」という浜村通信の指令のもと、各員が凄まじい意気込みで探索するも影も形も見えなかったある日、電車に乗っている彼のGBに色違いのポケモンが。切れそうになる電池に不安一杯となりながら、編集部に戻り、辣腕の猛者たちとともに「ポケモンゲット」の為の緊急会議。そこでなされるとても質の高い戦略と、彼らを信頼して落ち着きを取り戻す永田。最終的に色が変わったモンスターボールを見たときの「ポケモンゲットだぜっ!」の言葉に思わず胸が熱くなりました。かなり長い間取っておいたんだけど残念ながら紛失してしまいました。

・ファミマガ

なんと言ってもSFCの記事が初めて載った号。PCエンジンで色が増えることに関する免疫は出来ていたはずなのに、「どう見てもゲーセンのファイナルファイト」とか「ゲーセンの続編と言われても疑いようのない超魔界村」とか、未知なる箱庭世界に胸がふくらみすぎて張り裂けそうになった「パイロットウイングス」とか。ちょっとした風船のデモや、実機の写真だけでもワクワクが止めどなく、後にも先にもゲーム機の発売をこれ以上楽しみにしたことはないという感じでした。またSFC自体もそれに応える名機だったと思います(当初はスピードが遅いとか言われたけどね)。

・ヒッポン

地味な立ち位置ながらライターにウェイトを置いた誌面で固定ファンを掴んでいた「ファミコン必勝本」。辛辣な筆致で名を馳せた成沢大輔氏の文章も思い出深いですが、一番記憶に残っているのは、主立ったライターに尋ねた「好きなゲームベスト3」の話。当時は比較的私情が挟まれた記事は少なく、「好き」というごく個人的な尺度での評にとても好感をもったということもありましたが、なによりそこで明かされた「ヒットラーの復活」と「ロックマン」という2本の名作アクションタイトル。それまでは全然チェックしていなかった作品でしたが、数名がランクインさせていることから、「これはただならぬ作品に違いない」とすぐさま中古屋へ・・・。でもってこれが面白いんだわ!マジで。「ヒッポンすげぇ・・・」。

・Beep

いろんな名記事珍記事が載せられた雑誌ですが、たぶん創刊号から読んでいました。自分が一番好きだったのはクソゲーを紹介した記事。もう名前も忘れてしまいましたし、復刻にも「なかったこと」になっていましたが、わりとセガ寄りな雑誌にも関わらず、SGの「ワンダーボーイ」の紹介記事の凄まじさたるや、、、今で言う「超クソゲー」のルーツなんじゃないかと思うほどなのですが、とにかく珍しいというよりその「クチの悪さ」が面白くて面白くて「Beepは最高だな!」って思いました。今だと出ているゲームの本数が多すぎて、クソゲー1本をいくらこき下ろしてもなかなかドラマにならないですけどね。

・PCエンジンファン

内容に思い出はないのですが、とにかく表紙のウサミミの女の子がよかった!それだけの理由でかなり愛読していたような。まぁPCエンジン系では内容も充実していましたしね。

・ログイン

実を言うとPCゲーム雑誌の中では(定期購読はしているけども)それほど熱を上げていなかったのですが、「青柳ういろう」がいつも裸になってる印象とか「忍者増田」がウィザードリィのことばっか書いてるとか、「伊藤ガボン」は本当に文章の才能があるよな~なんて思っていたらゲーム界の片岡鶴太郎みたいになっちゃったとかそんな記憶は残っています。「渋谷洋一」のハイローラーな感じはファミ通でしたっけ?

・ポプコム&テクノポリス

一緒くたにしてしまうほど当時は「ハイドライド2」「ザナドゥ」「ウィザードリィ」の情報収集誌としての価値しか見出せませんでした。「サバッシュ」はやったけどどうも趣味じゃなかったんだよな~。テクノポリスはとにかくザナドゥの攻略記事が充実していた記憶かなぁ。

・ベーマガ

山下章さんや手塚一郎さんのベントスタッフの記事が読んで面白くかつとてもデータとしても参考になるものばかりで、密かに愛読していました。一番熱く記憶に残っているのは、全盛期の「バトル・オブ・ストII」。どうしてこんなに熱い文章が書けるのか、スタッフみんなのポテンシャルの高さ、ゲームそのものの出来の良さ、自分たちがやってる目の前のストIIが別の地別の時間にこれほどまでに熱いゲームになっている事実。「魂のダーク!」。

・コンプティーク

これほど雑誌の内容が変わってるのも珍しいのですが、読者の意向に添った誌面作りを徹底的にやっている結果とも取れます。そして個人的には思い出がたくさんつまった本でもあります。まず1冊目は「ファミコンゼビウスに無敵コマンドがあった!」。これはもう驚きすぎて息が切れそうになりながらページをめくりました。ホントに無敵になった瞬間の盛り上がりたるや凄まじく、「明日学校で言おう!」固く誓った翌日、息巻いて告白したら「俺も読んだ!」連呼。

リターンオブイシターの全ルームつながりが載っていた号も思い出深いです。当時PC88のSPSイシターにハマっていた自分にとっては「欠かすことの出来ない永遠のバイブル」のような存在でした。でも後で友人から、「あれってゲーメストからのパクリなんだよ」と言われて超ショック。でも元のメスト記事は見たことないんだよね~。

あとエロ関係の記事の充実も素晴らしかったのですが、まぁその件に関しては「森山塔を知った」くらいにしておきましょうかね。

・ゲーメスト

最初に買ったのはゲーメスト大賞がダライアスの号。それから不定期で買っていて、一番熱かったのはやはりストIIの頃。もう働いていたのでバックナンバーも買えるだけ買って、穴が空くほど読んで。石井ぜんじさんも僕の大好きなライターの一人。ゲームに対する愛情があふれていて、誠実に真摯に向き合ってる感じが凄くしました。ファミ通とかと比べると即時性に欠けるので、ニュースとしての価値はそれほど高くはありませんでしたが、格闘ゲーム全盛期にはまさにバイブルとして僕のメストを何人の友達が読んだか知れません。ダイヤグラムも面白かったですね。「ダル×リュウ=9:1」。

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ゲーム雑誌の面白さというのは、読み手のゲーム環境に大きく依存します。学校でみんなやってるタイトルなら、裏技やらニュースやらがポイントになりますし、一人でやってるならデータがモノを言うケースも多いでしょう。実際ゲームをそれほどやっていなければ、コラムとか連載ページの面白さが問われることもありますし、ゲームによっては画面写真の多さが魅力になっていたこともあります。でも一つ言えるのは、「ゲームが好きな人が作っている雑誌が面白い」ということです。何のゲームであれ、「愛して愛して愛しちゃってる」人の文章は熱情とグルーブを伴って一気に流れ込んできます。そんな時自分もその渦中にいることが出来れば、ゲームは何倍も面白いものになっていくでしょう。

最後に僕の好きな(好きだった)ライターの名前を思いつく限り書いておきます。※順不同敬称略

・永田泰大・石井ぜんじ・山下章・佐久間亮介・手塚一郎・成沢大輔・TACO-X・春生文・渋谷洋一・伊集院光・岩崎宏昌・スタパ斉藤・ブンブン丸

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受信: 2005年8月28日 (日) 02時00分

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