もう一度みたいアニメ
猫もしゃくしもDVD化されている昨今であるのだが、本当に自分が見たいアニメは(かなり僕がマニアックであることも手伝ってか)なかなか見かけない。ぶっちゃけ書いたところで「あっそう、ふーんヨカッタネ」と言われるのがオチかも知れないが、もしかして「ああそういうのあったね」と思って下さる方もいるかも知れない、実際それがどんなアニメであったのかは全く思い出せずとも、なんとな~く緩い記憶を呼び起こしてもらえるかも知れないと思って書いてみる。
そのアニメは三つ。一つは東映1979年製の「竜の子太郎」。普通竜の子太郎と言われても、ほとんどの人はピンとこないだろう。そういう人にイメージだけ伝えるなら、「日本昔話のオープニング」を思い起こしてもらえるといい。あの雲間をゆうゆうとたゆたっていた竜&ベイビィが竜の子太郎だ。それをアニメブーム真っ盛り、勢いも十分にあった東映が映画化している。とにかく昔話を感じさせないスケールの大きな、かっこいい話だったという記憶しかない。ムックを買って貰って非常に映画を見る日を楽しみにして待ち、それに応える作品だったという本当に曖昧な記憶しかない。誰か覚えていませんか?
二つ目も同年作品。僕の記憶が確かならそれは5月5日のこどもの日の日中3時頃放映されたような気がする「怪盗ルパン813の謎」。ルパン三世ではないルパンというのも珍しかったが、珍しさに負けないキャラクターとしてそのルパンはしっかりと地に足がついていた。で何よりこの作品をもう一度みたい最大の理由は、その主題歌がCDにもレコードにもなっていないのに「凄くイイ曲だった」という記憶がある為だ。当時はビデオがなかったが、僕はアニメが死ぬほど好きだったので出来る限りカセットテープに音だけでも、と録音していた。この作品はそうした経緯で何度も当時主題歌を聴き、悦に入っていたというわけなのだ(残念ながら今は紛失)。再放送もされたので、知っている人はいるかも知れないね。
※余談だが、この主題歌を歌っていた人を突き止めたまでは良かったが、あまりにマイナーで持ち歌を一つも知らなかった。なんだか切なかった。
そして三つ目。テレビのスペシャルアニメというと、やはりポピュラーなのは「24時間テレビ」の手塚アニメだろう。「バンダーブック」「マリンエクスプレス」「フウムーン」「ブレーメン4」「バギ」など名作が数多くあるシリーズだが、他にもう一つ僕が好きだったのが、「ニッセイアニメ劇場」(<うろ覚え)である。一番有名な作品は「ナイン」で、当時似ても似つかないキャラデザインの「みゆき」しかなかったあだち充アニメの質を根底から覆した「本物のあだち充キャラ」のアニメ。シリーズ化され再放送もされたが(再放送時は主題歌が変わっていてショックだったりしたけど)、これはまぁ別にいい。実際何度も見たし、そのレアの方の主題歌も後になって聴くことが出来た。問題は別の作品。
「姿三四郎」
記憶にあるのは、キャラクターデザインがルパン三世のモンキーパンチであったということと、「全部見ていない」ということだけ(※調べてみたら1981年製で三四郎役を西城秀樹がやっていたことが発覚。ついでに写真も見つかったので添付しておく)。当時まさにキチガイのごとくアニメをチェックしていた自分だったが、たまたまその時は裏番組をチェックしていたのか、ニッセイアニメスペシャルを見逃してしまって、「マジ泣き」した記憶がある。もう11歳くらいなのに・・・。それほど見たかったアニメだが、たぶんまだDVD化されていない。でも可能性としてはこの3本の中で一番可能性がありそうな気はする。覚えている人がいると嬉しいんだけどな~(※写真だけ見るとジブリアニメみたいじゃないですか?)。
ひとしきり書いてみたけど、99%の賢明な読者諸氏には「はぁ」の一言で片づけられてしまうことウケアイの話題だったかもしれないですね。※つか明け方5時過ぎに更新するブログがどこにある!?って感じだな。ましてやその話題たるやいなや・・・。オヤスミ~。
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コメント
竜の子太郎は自分も幼少の頃見ましたよ。
いや、自分の場合は見させられたとでも言うべきか・・・。
確か同時期にウルトラマンの映画もやっていて、それを見たいと言ったら親が
「ウルトラマンは難しいから駄目。あれは小学校高学年向きだ。」
などと、訳の分からない理論で押さえ込まれ、替わりに見たのが竜の子太郎でした。
内容の方は自分もほとんど覚えてませんが、太郎の顔が日本昔話のやつとは全然違って、もっと格好良かったのは覚えてます。日本昔話のやつは「坊や~良い子だ金出しな。」という歌がよく似合う坊や顔でしたが。
内容の方は太郎の母親が誰かに焼き魚の留守番?を頼まれたけど、母親はそれを食べてしまい、その瞬間に喉が異常に渇いて水を飲みまくったら竜になってしまったとか・・・
ラストの方は母竜に太郎がまたがって、湖?かなんかを塞いでいる岩に体当たり(もちろん母竜だけが)して、何とか壊して水が流れてめでたしめでたし・・・
とかいうふうだったかな?でも最後は母竜死んでしまったような気もします。断片的にしか覚えてません。
しかし好きで見ていたわけではないのに、結構覚えているものです(^^;
24時間テレビのアニメ・・・・そういえば、そんなのありましたね。懐かしい。当時それをものすごく楽しみにしていた記憶があります。手塚アニメ以外もいくつか有りましたっけ?
見たアニメの内容、題名など全然覚えていないのですが、まとめて見られたら、見てみたいものです。
投稿: 竜駆 | 2005年8月11日 (木) 23時04分
どもです竜駆さん、まさか知ってる方がいらっしゃるとは思いませんで、嬉しい誤算です(^^)。ましてストーリーまで教えて頂けるとは。でも言われて次々と思い出されるものですね。確かにそんな岩にぶつかるようなシーンがあったような気がします。なんか切ないんだけど、迫力がある描写で、結構引き込まれて見たような。太郎のデザインは僕の中では「未来少年コナン」に出てくるジムシィの髪の毛を黒くして、顔をかっこよくしたようなイメージがありましたが、ホントのトコロは全くわかりませんね(^^;。
24時間テレビアニメは調べる前になんとか「三つ目がとおる」を思い出しましたが、他は×。調べてみたら、「プライムローズ」「ボーダープラネット」「ぼくは孫悟空」だとか。「バギ」までは結構好きでしたが、「三つ目・・」から失速したような。手塚先生が亡くなられたのもこの頃じゃなかったでしょうか。
最初の4作まではDVDが出たようで、結構面白いかもしれません。個人的には有名なマリンエクスプレスよりバンダーブックの方をオススメ。ストーリーはこれっぽっちも覚えていないのですが、結構な大人になってから友達に(当時録画した!)ビデオを借りて見たら、意外と言っては失礼ですが、「めっちゃ」面白かったような覚えが。なんだか曖昧ですね(^^;。
投稿: クリス | 2005年8月12日 (金) 00時45分
私も「姿三四郎」見逃して(泣)が入った一人です。
ふと思い出して、アマゾンで検索したら、ユーズドで
何本か出てましたよ~。
早速買ってみました。
クリスさんも、もしよろしければどうぞ。http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005HSHB/ref=olp_product_details/250-7229515-4543437?ie=UTF8&seller=
投稿: たぬ | 2007年1月13日 (土) 04時50分
はじめまして、かな。たぬさんこんにちはクリスです。情報ありがとうございます。早速買おうかと覗いてみましたが、ずばり今はサイフの中身に緊張感が走ってる状況。でもDVDが出ているというだけでかなり大きな福音となりましたので、じっくり腰を据えてターゲットをロックオンしたいと思います。ちなみにたぬさんは面白かったですか>姿三四郎。
投稿: クリス | 2007年1月14日 (日) 07時44分
マリン・エクスプレスを検索していたらたどり着きました。
はじめまして。
「姿三四郎」覚えてますよー。三四郎の親友夏目漱石の学生時代、「金ちゃん」(本名金之介だから)の声がヤマトの古代のひとだったり。
この前年のニッセイアニメが、やはりモンキー・パンチがキャラデザをした「坊ちゃん」で、これも大好きでした。
先日実家を片付けていたら、そのアニメの放映に先駆けて
雑誌に連載(2回)したモンキー・パンチの「坊ちゃん」のスクラップが出てきました。
投稿: estei | 2007年2月 4日 (日) 19時55分
はじめましてesteiさん、クリスです。コメントTHANXです。ウチのブログは多くがゲームネタなので恐縮です。でもアニメがお好きなら、
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2006/04/post_7bc2.html
このネタは楽しめるかもしれません(^^)。さすがにマリンエクスプレスのテーマはコア過ぎて入っておりませんが、その作品や坊っちゃん、姿三四郎にフックする世代ならそこそこわかるかなぁと思ったりしますです。
機会があればまた覗きに来て下さいね(^^)。
投稿: クリス | 2007年2月 5日 (月) 23時17分
当時 姿三四郎のアニメを見て感動し、学校の友達に興奮しながらスト-リ-などを語りまくった記憶がよみがえって来ました。西城秀樹の声とモンキ-パンチさんの絵とがぴったりあっていてアクションもスピ-ドがあり、かっこよかったです。あれから1回再放送で見て、ビデオでも借りて見ました。 あのアニメは、私の中では名作です。
投稿: 乙美 | 2012年11月 1日 (木) 14時31分
とんでもなくレスが遅い&もう見てらっしゃらないと思いますが一応お返事を。
良いアニメというのは、時を経ても十分見るに耐えるというか、「色あせない魅力」を持った物だと思います。もちろんそれは人に寄りけりな面もありますし、限度もありますが、ニッセイアニメと24時間アニメのクオリティは、当時でも結構高くて、作り手のこだわりとそれなりの資金があってこそのものだったんだろうなって今なら思います。
最近のアニメを見ると、むしろ深夜帯でDVDの利ざやが見込める物の方がクオリティが高かったりして、なんだかいびつな印象を受けたりもしますね。
投稿: クリス | 2012年11月11日 (日) 02時20分