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2005年8月22日 (月)

いとこと電話

まぁ久しぶりと言えば久しぶり、そうでないと言えばそうでないくらいのインターバルをもって6歳下のいとこと電話でタラタラしゃべりました。本当にくだらないというか非生産的な話がほとんどで、「○○という映画が面白かったから見ろ!」だとか「今度ハワイに行く」だとか。そこで思いましたよ、やっぱこういう「ダラダラとしたしゃべり」も人生に要るな、と。

自分は中学生の頃、凄い長電話する男で、担任の先生どころか音楽の先生(若い女性)相手に4時間とか平気でしてました。なぜかその当時の親は電話代にあまりうるさくなかったこともあったのですが、今思うと人格形成に結構大きな影響を及ぼしたのかな、とも思うのです。

自分の言いたいことを言う、というのはとてもスッキリしますが、それは相手が聞いてくれてはじめて成立します。聞く気のない相手にいくらしゃべったところで、んなもん壁に向かって独り言言うようなもんですから、当然ダメなわけです。重要なのはリスナーなのです。

僕は伊集院光のラジオが好きでよく聞いていますが、彼の話を聞いていて思うのは、非常に紙一重(オンエア可能かどうか)の話であっても、それを求めるリスナーが絶対数いて、それを自他共に認めているからこそ成立している番組だ、ということ。それが私的なものであれ、不特定多数相手に開け放たれたものであれ、「会話」はキャッチされてこそ会話。独り言ではないのです。

ブログはともすれば独り言の側面が強いメディアだと思います。「誰に」をイメージして書くこともありますが、電話と違って「返答を強要されるような空気」はほとんどありません。しかし、読んだ人がいて、何らかの感想を抱いたとしたら、それは立派なコミュニケーションであり、「対話」の一種と言えるでしょう。出来ているかどうかはともかく、僕はブログでダラダラと話しかけているのです。それは「壁に向かって一人で」ではありません。何気ない電話で、ふと光ファイバーの向こう側に触れた気がしました。

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