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2005年9月30日 (金)

フォーン・ブース

前述の前田さんのサイトより「90点」以上の作品をチョイスして借りることに。とりあえずなんだか「スゲェ面白そう」な筆致だったので、こいつを観てみることにしました。

話としては、一人の「やり手っぽいけど実はウワベだけ」な感じの男が出てきて、そいつがある電話ボックスで自分が切った直後に掛かってきた電話から

「電話ボックスから出たら殺す」

と言われる話。ぶっちゃけ以前見たウェズリー・スナイプス(ブレイドの人)の「スナイパー」という映画とほとんどコンセプトが同じだったので、僕にはそれほど新鮮みがなかったってのが惜しいところですが、そこはそれ最近の映画らしく「動機付け」に説得力がある感じ。まぁ

 以下ネタバレ

自分が騙された故に、嘘を付くヤツが許せない。社会がどうとかオマエ自身がどうとかじゃなくて、単純に「嘘つきが嫌い」という性格というか「俺の中での正義」というか、上手く言えない自分がもどかしいけど、犯人に対して

 オマエの気持ちはわかる

と思った。ムカついて殺してしまうという殺人事件が後を絶たない世の中だけど、騙された者にとっては嘘つき全てが憎くなるというのは至極当たり前だし、本当のところ、「殺したい」というより「嘘を告白して懺悔しろ」という気持ちが強くなる感じもわからんでもない。

この映画はとにかく終始ライフルで狙われ続けるので、ヒリヒリしまくり緊張しまくりなのだけども、ラストで主人公が自らの嘘(というか罪というべきかな)を告白するシーンはとっても気持ちいい。なんていうか「殺す側」の気持ちになるというと危険な思想に思われてしまうかも知れないけど、本当の意図として「殺すこと以上に望んだ答え」を主人公が提示したことによる爽快感は、想像を超えるものだったんじゃないかと思う。

とにかく犯人は「殺す気」で狙っていたのに、それを「いい意味で」覆されてしまったのだから。

ただまぁそう言った感じでラストは盛り上がるのだけども、正直中盤で「どうせ殺すんなら、さっさと殺せよ!」と電話ボックスからサクッと出なかったのは正直自分の感性とはズレるかな、と思いました。人によっては「諦めきれない」と思うかもしれないけど、あの状況で「生に対する執着」が著しく強いキャラクターとして描かれているわけではない主人公。正直「飛び出すのが普通」じゃないのかなぁ、と。まぁ奥さんとか不倫相手とか警官とか、どんどん「罪もない人」が周りに沸いてきてしまっては、そんなことも言ってられないでしょうけどね。★★★☆。

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PSO再び

先日「何度もやれる」ようなゲームの話を書いたのですが、今日晴れてその中のファンタシースターオンラインを開始。以前のデータは全て消えたかとも思っていたのですが、レベル81のオロチアギト持ちやいくつかのゴッド/HP、ゴッドバトルも現存していて、とりあえず「精神的保険」は確保。そうは言ってもせっかく久しぶりにやるのだから、最初からデータ移動なしでノーマルくらいはクリアしようと悩みに悩んで、

 レイマール パープルナム

にしました。これは以前のプレイで一番嬉しかったのが、結局のところ「強い武器」を手に入れたことだったので、今回は具体的に「サイコウォンド」にターゲットを絞りつつ、それなりに銃が出るヤツでレンジャーをプレイし、手に入れてからフォースを作るプランとしました。まぁなくなってしまったフローズンシューターや手に入れたことのないスプレッドニードルを将来的に狙う意味も含めて、ですが。

もちろんそんなことを書いたとて、実現するのは「著しく非常に」難しいのは承知してるつもりです。前回のプレイでは、「プイィ100匹斬り失敗」も経験しております(ラヴィス・カノン)。ただあくまで目標は目標。叶う叶わないは結果です。それまで楽しめれば勝ちというところですね。

で、久々に開始してみると、これがやっぱりというかなんというか、

 楽しい!

わけです(^^)。とにかくレンジャーは敵の攻撃をあまり食らわないので、HPが減らず、回復する必要性が薄い。となると序盤にもかかわらず街に戻るのがアイテムが一杯になってから、ということになり、ペース的にとても快適に進めて行けている次第。ドラゴンをレベル5、デロルレをレベル11で撃破(と言ってもデロルレは複数攻撃のないレンジャーにはきつかったですけどね>時間が掛かって)。ここからはマシンガンが出始めるので、レンジャーの本領発揮というところでしょうか。

しかしディアブロにもFFXIにも言えますが、「育っているのを実感できる」時ってのはやっぱり楽しいモノです。RPGというのはとかく「本来は役割を演じるゲーム」と称されますが、僕に言わせれば「レベルが上がってナンボ」。強さこそ正義だと思うわけです。そんな自分に今とてもマッチしている、というPSO。今回もアルティメットまで到達出来るか!?

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2005年9月29日 (木)

バンドブラザース追加曲カートリッジ

何となく「ほぼ日」を見ていたら、いつの間に?という感じで「大合奏!バンドブラザーズ追加曲カートリッジ」が発売予定だったのは1週間ほど前の話。そのまま何となく予約を入れ、本日休日を謳歌していたら(というかダラダラ過ごしていたら)、おしっこしてる真っ最中に「佐川急便でーす」。

 「ごめん今トイレ」

正直すぎるのもどうかと思うが、まぁこれほど相手を納得させる言葉もそうない、ということで少々(おしっこだけに!・・・・・・失敬)待ってもらい代引きで購入。早速スロットインして試してみたところ、

 曲が古い!

っていうかリクエストで決めちゃダメだろうよ、というのが本音。最近の曲は僕がいつもくどくどと書いているように「ワンフレーズソング」が多い。とにかく一曲まるまる弾こうという密度の濃い曲はほとんどないのである。ましてやこれが募集された期間にあった曲は、多くが年末の「2005年ベスト100」に残りそうもない曲ばかり。もちろん「世界で一つだけの花」や「さくら」(ケツメイシ)、「ツバサ」(アンダーグラフ)などロングランで売れた歌もないではないが、なぜ今ブレイク工業?「DAYS」ってハイカラの?つか微妙にしか売れてない「キャッチタッチヨッシー」の曲入れるくらいなら、パルテナやリンクの名曲を入れて欲しかった!まぁ「恋のマイヤヒ」の原曲であらせられるところの「DragosteaDinTei」が入っていたのは好判断だけど<まぁそれも蝉の一生のようなもんか。

あと非常に重大でサイトでは気付かなかった点として、

 「ハイスコアが保存されない」

点も上げられる。システムをかなりいじることになるから面倒なのかもしれないけど、せっかくなら、本体のエディットで使える枠にコピーして、そちらでも演奏出来るようにしてくれたらハイスコアをセーブ出来たのに、とも思う。

あと、地味に大きな不満なのは、バンブラ発売当初、任天堂に直接、

「追加曲がGBAカートリッジスロットに差す形で発売されたりしないんですか?」

という質問に、

「申し訳ございません。バンドブラザーズは構造上、そのような拡張は出来ない作りになっておりまして、もし発売するとしても、『新たなDSカセット』として、という形になると思います」

と答えられたのを思い出す。嘘つきめ!

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2005年9月28日 (水)

前田有一さんの映画批評

映画を観る時や観たあとなんかで、割と僕が参考にしている批評家さん。とにかく歯に衣着せぬ文章が痛快で、読んでいて(例えその映画を観ていても観ていなくても)納得させるだけのパワーがある。特に気持ちいいのはクソ映画のこき下ろし方で、今日ふと「点数の低いヤツってなんて書いてるんだろう」と思い検索したところ、もうタマラナイ(^^)。「プロの人でもこんな文章書くんだなぁ」と感心させられることしきりです。

ホントはここでその最高に素晴らしい文章の一部でも転載したいところなのですが、職業批評家の方のようですので、とりあえず「サイト内検索」で以下のワード検索をしてご覧になってみてはいかがでしょうか。なかなかに素敵ですよ(^^)。

「あずみ」「あずみ2」「デビルマン」「ダニー・ザ・ドッグ」「バトルロワイヤル2」

ちなみに僕はこちらで高評価だったことも手伝って、先日「トルク」を観たりもしました。かなり面白かったのですが、やはり全く同じということは(人間ですし)ありません。だからもしかしたら「あずみ最高だぜ!こいつ何言ってやがる!」という人や「デビルマンは映画が一番!アニメや原作はありゃぁデビルマンとは言えないね」なんていう人がいたとしたら、そりゃもう抵抗があることと思います。

まぁ批評なんてものは基本的に「主観」ですからね。映画でもゲームでも好き勝手書いてこそだと思います。でもやっぱその中でも「○○が好きな人なら」とか「○○のファンなら」というセンテンスは重要ですよね。ターゲットを明確化することで重みが出るから。だから今までもそれなりに気にしては来ましたが、これからもゲームの感想を書くときは、そのターゲットをより意識したものを書いていきたいと感じた所存にございます(<日本語おかしい?)。

前田有一の超映画批評↓

http://movie.maeda-y.com/index.html

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2005年9月27日 (火)

青春

今日テレビでウォーターボーイズをやっていました。と言っても映画やドラマではなく、実在する高校同士で全国一を決める大会番組。内容に関してはまぁ「スゲェ」とか「カッキィー」とかの感嘆詞が出まくる程度に素晴らしいのですが、なんていうかやっぱ

 真剣さがいい

ですね。先日の「鳥人間コンテスト」でも期間の長短こそあれ、凄く集中して努力して出来る限りのことをやってくるわけじゃないですか、トップになろうとするならば。

小学生のやる「30人31脚」も同じように大好きで、ホントにピュアなんですよね、向き合うスタンスが。周りの大人だってそりゃ応援したくなるよ、って思う。だってスゲェ輝いてるもん。

きっと甲子園とかでも同じだと思う。歴史とか伝統とか格付けが上とか将来的なメリットとかあるけど、根本の部分の「本気さ」には甲乙付けられないと思う。

オンエアバトルでも最後の「オフエア」の顔が好き。なんていうかがんばったんだけど報われなかった、でもがんばった気持ちに偽りはないし、悔しさも凄く強い本物なんだよね。そりゃ甲子園とかと比べるのは失礼かも知れないけど、やっぱ「本気」の戦いには違いないと思う。

きっとテレビには出てこないけど、文化祭とか体育大会とか、もっと言えばクラス対抗バレーボールとかでもいい。「本気で挑む」気持ちこそが「青春」なんだろうな。

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もすかう

眞鍋かをりのブログから伝って見たフラッシュ。「マイヤヒ」系のフラッシュアニメなんだけど、まぁそれ自体は「よくできてて面白いかな」くらいの印象。別に斜に構えてるつもりもなく、普通に笑ったし、投票もしたので今更ウダウダ言うつもりもないんだけど、驚かされたのは、リンクで伝って来たランキング。わずか1日の間に1万人くらい増えてる>眞鍋ブログからの人間が。そりゃまぁ「もすかう」も一位取るわな、という感じ。

中には「眞鍋がえらいわけじゃねぇだろっ」って書き込みもあったけど、もちろんそうだと思う一方で、もしこれがCDなりなんなりでリリースすることになったとしたら、作者にお金が入るきっかけは間違いなく眞鍋かをりって言えるだろうなぁとは思った。このカウンターの回転はハンパじゃない。

ちなみについでのように他のランカーの作品も見ましたところ、たぶん知ってる人の間では有名なんだろうけど、「ドラえもんの最後」っていうのにかなりグッと来ました。なんていうか「ツッコミどころ満載」で、「なんで?」という気持ちをいかに抑えて最後まで見られるかどうか、見る側にかなり要求するタイプのフラッシュなのですが、自分は途中「それは忘れてやれ」と自分に語り、ホント最後まで見てよかったな、って思いましたよ。まだの人もぜひ、「自分を偽って」見て欲しいと思います。

あと30分くらいある気がする「業者イジメ」も圧巻でした。っていうかヒリヒリする感じがたまらない。自分だったらどっちの立場でもイヤだなぁと思いましたが、それでも最後まで貫いたスタンスには脱帽させられます。でもホントにこういうのやれる人がいるんだね。尊敬。もしヤラセだったとしても、その完成度の高さに尊敬。

実はマイヤヒも昨日初めて見ました。っていうかそれまでは興味すらなかったし(^^;。でもいざ見てみると、正直「そんなに面白いかな」という感は否めなかったり。確かに笑うところもあるんだけど、正直お笑い芸人、例えば鉄拳とかのベクトルとあんまし変わらない気もしたりして。個人的には昔やってたタモリのボキャブラ天国の方が面白かった気がするなぁ。自分がそれほど空耳アワー見てなかったからかな。

でもネットにはまだまだいろんなネタがあるな、と感じましたよ(^^)。
※一応サイトアドレス↓
http://www.waraiseek.jp/

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2005年9月26日 (月)

面白いゲーム

面白いゲームがやりたいと思うわけですよ。「嗚呼このゲームはなんて面白いんだろう」と恍惚の表情を浮かべてよだれをたらしたりなんかしたりしたいわけですよ。さわった瞬間に電気が走って「コレは来た!」とか叫び出してみたりしたいわけなんですよ。夏の暑い日に窓を閉め切った車で暖房をかけながらじりじりと肌に汗の膜が張るまで我慢して「俺ってバカだなぁ」なんて思いつつ車を止め、立ち寄ったコンビニで買って飲むリモーネのように「体中に染み入る」面白さを体験したいわけですよ。買う前から期待していてそれを友人に吹聴しまくったあげくに自分より先にゲットされて「あれ、メッチャ面白いですよっ」なんて鼻息荒く言われたりするような、「ええ、オマエもうやったの?マジ悔しい」とか言いながらも口元は緩んでいる。そんなゲームがやりたいわけですよ。開始直後から面白い面白いとプレイして、「ああもう終盤だな」なんて頃に「まだ終わりたくねぇよ~」と悲痛な寝言を授業中にこぼして著しく失笑を買ったあげくにクリア後マップが変わった「もう一つの・・・」がプレイ出来てしまうようなゲームがやりたいのですよ。

 あんまないけど。

別に昔のゲームでもいいんですよ。やったことあるヤツでも2年もしたら忘れてますから。やったことないやつでももちろんいいし、もっと言えば「僕がハードを持っていない」ものでも構いません。「意気に感ずれば」ハードごと買うだけの話ですから。
※お金はないけどその為に努力するのはやぶさかでなし
おもむろにゲームの棚を見ても、「今やって面白いゲーム」ってそんなにないよなぁって思います。当時は「これは最高にベストで一番だ!」みたく感じた「ロードス島戦記邪神降臨」ですら、今やると「思いの外地味」なんてシブい感想がこぼれてしまったり。誠にヒトとはワガママな生き物ナリ。

STGとかだと久々にやっても普通に楽しめるんですよ。でも「普通に」では欲求は満たされないんです。「振り切れる」ように一気にクリアまでやり続けたくなるような、気付いたら5時間経ってた、みたいな。っていうかそりゃ地球防衛軍か。そんなのがやりたい。タイムスリップするようなハマり方ってのはやっぱ最高だよね。

ざっくり過去のハードでその欲求に近いかなぁと思うモノを書いてみる。が、実際試してないので、ホントに楽しめるかどうかは正直微妙だけどさ。

・ファミコン部門・・・・該当作品なし

つかちょっと前にファイナルファンタジーIIIとドラクエIIIやったばっかなんだよね。ウィザードリィは定期的にやりすぎてるし。ミネルバトンサーガとか今やってどうなのかしら。女神転生はフィールドRPGならやる気になるのに。

・PCエンジン部門・・・天外魔境2

やりきれるか微妙。PSPで完全に動けばいいのにって思うけど、いざやるなら、実機を掘り出すべきか?イースは今やるならPCEよりエターナルかなぁとも思うし。案外「ザナドゥ風の伝説」なんかが楽しめたりするの?「リンダキューブ?」

・メガドラ部門・・・・・シャイニングフォース2

ダラダラとはまりこめる、となるとやはりRPG。でもメガドラでRPGと呼べる作品は少ないんだよね。となれば自分がかなりやり込んで「思い出の中では美化されている」これかな、と。

・GB部門・・・・・・・SAGA?

実はダラゲーがたくさんありそうなGB部門。PSPでも相性抜群だし、、、でもいかんせん知識がない。ジャングルウォーズとかカーブノアとか面白くないのかなぁ。

・SFC部門・・・・・・???

一番RPGが多くて一番僕の好みに合っている作品が多そうなSFC。だからこそタイトルが浮かばない。「エスト2」?「ブレインロード」?「ソウルブレイダー」?「46億年物語」?「FF」?「DQ」?「天使の詩」とか「ダークなんとか」っていうテレネットのRPGも評判は良かったの?今更かしら?「トルネコ」や「シレン」という手もあるね。

・GBC部門・・・・・・???

「ポケモンカード」とか「エスト」とかが今でも楽しめそう。コトバトルは何回始めてもすぐ止めちゃう。つかそりゃぁつまらないってこと?タクティカルモンスターとか500円で買ったけど起動しただけだし。ドラクエモンスターズとか有力候補?

・PS部門・・・・・・・ディアブロ

悩みに悩んでディアブロ。対抗は「俺の屍」「ドラクエ7」。今やるとFFのポリゴンは辛すぎるかなぁと。でもアドベントチルドレン見た後だからFF7をやるのもアリか?っていうか他にもあるんだろうけど思い出せない。うーむ。

・SS部門・・・・・・・該当作品なし

相変わらずRPGに弱いセガハード。ポリゴンも同じように弱いからホント今でも楽しめるダラゲーが思い当たらない。つか自分のヌルさがどうなのよ?って気もしてきた。

・64部門・・・・・・・???

実はハード的には有力だと思うんだけど、思いの外パッと思い浮かばない。「罪罰」や「マリオストーリー」「ガントレットレジェンド」なんかも候補だけど、、、やはりポリゴンが中途半端な感は否めないんだよな。

・DC部門・・・・・・・斑鳩

唯一RPGじゃない。っていうかDCはロードス以外RPG買わなかった気もするし。斑鳩はやればやっただけ楽しめそうだし、上達もわかりやすい予感。問題はDCのパッドだが。

・PS2部門・・・・・・???

密かにダラゲーが少ないPS2。自分が買ってるタイトル自体少ないんだよな。でもFFXは結構今やってもダラダラ行けるかしら。X-2は雷のミニゲームで挫折して停止中。つか「一番言い景品」が貰えなかったFFのミニゲームはたぶん初めてだったんだよね。だからX-2は嫌い。あれクリア出来る人いたら尊敬する。

・GC部門・・・・・・・PSO

ピクミンはこないだやったばっかだし、ペーパーマリオとか結局買ってもやってないんだよね。PSOは子供が最近友達とかなりハマってやってるけど、僕もまた始めようかしら。でも最初からやるのはさすがにキツい?フローズンシューターとかオロチアギトとか全部消えちゃったしなぁ。

・XBOX・・・・・・・持ってない

持ってないけど、ホントに面白いゲームがあるならXBOX360を購入する前に「ソフトだけ」抑えておこうかとも思うんだよね。でもそもそもそんなにやりたいゲームがあるんなら、この時点でもう買ってるはずだしねぇ。鉄騎やるキャラじゃないしなぁ>自分。
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こうして振り返るとホント「今でもやれそう」なタイトルが少ないことに気付かされます。PCの前から出来るだけ動きたくない病に冒されている自分としてはすぐ横で遊べるPS2以外はなかなか面倒な状態だってのも後押ししてるし・・・。いっそのことGCをもう一台買って家庭内LANでPSOをやろうかな。4分割画面じゃぁ同時プレイする気にならなかったけど、それならかなり楽しめそうだし。っていうかその為には本体以外にもかなり投資が必要だって、今気付いた。

 やっぱPCでディアブロ2やるしかない?
 →→→キングオブスルメゲー。

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2005年9月25日 (日)

コントローラの話

僕が買って貰ったファミコンは既に丸ボタンで、友達の四角いゴムボタンと比べて「やりやすいかな」って程度の差しかありませんでした。しかし高橋名人とともに鳴り物入りで登場したスターフォース、そしてハドソンスティックとともに、僕のコントローラへの意識は、飛躍的に上昇します。

ハドソンスティックはレバー部分こそ現在主流となっているアーケードスタイルの物とかなり異なりますが、誤って押しづらい形状のセレクト、スタート、左手で固定しやすく滑りにくい本体とともに、ABのトリガーが非常に連打しやすいコントローラでした。伊達にテレビで名人が16連射をたたき出すだけのことはある、「連打に特化した」デバイスだったのです。

実際慣れてくると他のゲームにも使いやすくて、レバーはどんどん軽くなっていくんだけど、どこまでいっても(今のデュアルショックのように)誤動作するでもなく、慣れてくれば片手でも操作出来るほどで、とても気に入っていました。当時は「ジョイボール」というワケわかんないコントローラや満を持してアーケードパーツを使用したと思われる「アスキースティック」なども出てきた時代です。ちなみにアスキースティックは安くなった「2」を買いましたが、正直ハドソンスティックのが使いやすかった気がします。慣れてたからかな。

続くPCエンジンでは、マルチタップにも使える電波新聞社のスティックを購入。見た目は結構しっかりしてるように見えますが、全体的に華奢な作りで、思いの外やりづらかったです。まぁ他に出ていたものよりはマシだったでしょうか。他にはスタートを3ボタン目に見立てたパッドを買ったりしましたが、そもそもナムコの「バルンバ」くらいしか使い道がなく、その「バルンバ」も面白いゲームではなかったので、殆ど使わずじまいでしたね。

メガドライブもスティックを買っていますが、こちらはもっとツライ出来。レバーが上手く入らない時があって、どうしても連射する必要がある時(ズバリ「ゼロウィング」をやるとき)以外はほとんど使いませんでした。あとは、、、どうしても斜めに入って欲しくないランドストーカーやるときくらい。でもメガドラは32Xの頃、一部で有名な「6ボタンパッド」を購入して、その性能がよかったんで、元のパッドの使いづらさはあんまし取りざたされませんね。

SFCのパッドに関してはさすがに王者任天堂が満を持して発売しただけのことはある、非常に隙のない物でした。軽くて押しやすいのはもちろん、強度的にもファミコンのパッド以上に安定していて、本体との接続部分のカチッとした感じは僕が持っているハード(含むPS2、DC、GC、SS、PS、64)全ての頂点だと思います。っていうか各社もっと本体接続しっかりやってくれよ、って思いますけどね。他には、、、

・XE-1

 既にコントローラに関しては確固たる地位を築いていた電波新聞社最強の一台。消費者のリクエストに応えた機能満載で、僕の記憶では初めてマクロを記憶、再生出来る機能が搭載された機種でもあります。通常の操作性は非常に良く、SFCで遊ぶならコレ!といった趣がありましたが、記憶させたり「押さずに」連射させたりという突っ込んだレベルでの操作に関しては、さすがに機能の豊富さが煩雑さを生んでしまい、わかりにくくなってしまった感は否めないかもしれません。

・カプコンスティック(正式名失念)

 友達と対戦するのに一人だけスティックではあまりに不平等ということで我が家に導入された「への字型」のやつ。実際はあんまし操作性が良くなくて、ある意味無駄遣いだったかも。

・必殺コマンドコントローラー

 歴代最高のパッドの一つに数えられるコナミの名機。SFC純正パッド並に使いやすい通常のボタンと形状(&見た目)に加え、とても感覚的でわかりやすいマクロを備え、RPG全盛のコアユーザーのプレイを陰で支えてくれました。マクロは精度こそ低くシビアなタイミングを要求するようなケースには向かないこともありましたが、簡単なルーチンワークでの経験値稼ぎ、対戦格闘の面倒なコマンドなどポピュラーな使い方の他、ゼロヨンチャンプのギアチェンジやRPGでメニューから特技(口笛など)のショートカットまで、非常に使いどころが多かった。僕が「壊れたらどうしよう・・・」と不安になった唯一のコントローラでもあります。ほとんど売ってなかったしね。

など。この頃の我が家(一人暮らしのアパート)のテレビ前は、「これをカオスと言わずして何をカオスとす?」というほどでしたね。他にも、、

ネオジオのコントローラは、とにかく「安っぽい」作りなんだけど、必要十分ギリギリという操作感を実現していて、「許さざるを得ない」感じ。っていうか他にコントローラがないから、それで慣れるしかないし。でも連打と溜めを使い分ける「パルスター」に関しては、ハードな連射にもしっかり耐えてくれたので、まぁ悪いコントローラじゃなかったんだろうね。

プレステ、サターン、64の時代になると、かなりいろんなものも出てきて、我が家のカオス事情もますます加速していきました。

サターンは発売当初にスティックとハンドルを買いました。実際ほとんど使わなかったというか、どちらも出来の良い物ではなかったのが残念ですが、パッドはかなりいい出来だったと思います。まぁほぼ同期と言えるプレステの十字キー部分が慣れていないせいもあって使いづらかったから、というのも印象に後押ししているかもしれませんけどね。

そのプレステ陣営ですが、HORIのスティックは普通に普通。可もなく不可もない出来で、今でも「どうしてもスティックでやりたい時」には引っ張り出して使っています。上位互換で後継機を作ってもらえるとコントローラが使い回し出来るのでいいですね。

他にはネジコンとアスキーの記憶型パッド、HORIの6ボタンパッドなどを買いました。正直ネジコンはクセがあるというか「自分にベストな角度」に調整するのが各ゲームごとに違っていて、どうしても面倒な印象が先立ってしまいましたね。面白い機械だとは思うんですが。

アスキーの記憶パッドは「必コマ」の代替えを期待したのですが、あまりにもマクロの使い方が難しすぎてやるたびに説明書を開くような状態。精度は高かったと思いますが、そもそもの十字キーやらボタンやらのフィールが今ひとつで、あまり使いませんでした。ある意味惜しかった。

HORIの6ボタンは正直買ってすぐに十字キー部分が「押されっぱなし」になったり、ボタンが同様の症状に見舞われ、一度は交換してもらったのですが、交換してもらったやつも同じような症状が発生して、「む~」な感じでした。でもパッドで連射させたい時なんかは仕方なく使っていましたね。

64の「3Dスティック」やら「ライトポジション、レフトポジション」なんかのコンセプトに関しては正直今ひとつだった感が否めません。3Dスティックはその形状上「細かな操作には向くけど、急な切替には向かない」ものでした。要するに細くて長い為に対角線に切り返すのに距離が必要で、正確に動かしづらい。わかりにくくて恐縮ですが、具体的にはカーブを緩やかに曲がるには向いているが、右へ左へ撃ち分けるような時には斜めに入りやすい、そんな感じがしました。正直SFCのパッドの方が操作はしやすかったですし、、、

これにヒントを得て作られたとしか思えないプレステのデュアルショックは、かなり素晴らしいコントローラだと思います。既に十字キー部分の操作にも慣れていたし、スティックの根本が太い為に切り返しもしやすい。何より圧倒的な数のボタンによってより複雑な操作も実現する一方、かゆいところに手が届くショートカット機能としてもアイデンティティを見いだせました。個人的に後継機であるデュアルショック2よりもスティック部分の誤動作が少ない(気がする)初代の方が操作性はいいと思います。
※突っ込んだ話をすれば中の掃除しやすさも上です。2はボタンがはめづらい。

DCではよりアーケードに近くなったスティックとこれまたハンドル、そしてバーチャロン用のツインスティックを買いました。相変わらずハンドルはほとんど使わず、スティックも思いの外バーチャが楽しめなかった自分には使い所が少なく(斑鳩に使ったくらい)、ある意味もったいない買い物が多かった感もありましたが、ツインスティックだけは別。ろくに経験がなかったチャロンですが、あれだけしっかりした作りであればプレイにも熱が入ろうというもの。っていうかもっと対応ソフトをたくさん出して欲しかったです。クレイジークライマーとかアサルトとか。

あとDCでは標準パッドの出来が初代メガドラパッド並に悪かったと言うことも挙げておきたい。アナログ部分は滑りやすいプラ製だし、コードが下から出ていてジャマだし、子供とかだとスタートボタンをお腹で押しちゃって誤動作しやすいし、何よりメモリーパックが抜けない!二本差し出来ることでデータを移動しやすくする発想も、「パッドが重くなるじゃん!」とまず言いたかった。使いやすくて最高!って人もいるのかしら。

プレステ2で新たに買ったコントローラは別になく、純正のデュアルショック2を2、3個買ったくらい。っていうかすぐ壊れる(アナログ方向が入りっぱなしになる)ので何度も掃除したりして、、、。でも悪いコントローラじゃないと思います。少なくとも「デュアルショックライク」な他社のものと比べるとその差をはっきり感じますからね。

GCのパッドはアナログ部分が64よりデュアルショック寄りになり、持ったときの感触も悪くありません。多少Zキーが押しづらいかなぁとか、LRの「深押し」がしづらいかなぁと思うこともありましたが、やはりメインのAボタンが特筆して押しやすいのは大きなメリット。Cレバーがあまり活きてないのがもったいないと言えばもったいないですかね。

GCでは他に無線の「ウェーブバード」も買いました。パッドとしては結構な値段ですが、コードがないのは結構快適。でも個人的に「震えない」のも好きだったり。っていうか振動って結構手が疲れるっていうか重くなるからどうかと思うんだよね。たまに古いプレステパッドとかさわると軽くてビックリするもん。腱鞘炎の経験とかないけど、パッドはもっと軽くて強いやつを志向してくれてもいいんじゃないかって思います。

他のコントローラというと、SSでガンコンを買ったり、PSのダンレボコントローラ、PS2のタタコンとかGCのタルコンガ、パソコン用のパッド、基板用のVEGA9000(これはこれで確かに使いやすかった)などかな。結局XBOXと共に鉄騎も見送っちゃったし、グランツーリスモ用のハンドルも見送り。独身時代と比べてお金掛けることも少なくなったけど、心のどこかに「シューティングはスティックでやりたいよな」という思いがあるのも、こっそりと事実だったりするクリスです。最後にそんな自分のナンバー1を一つ挙げるとするなら、、、

 「XE-1」~SFC~

 ですかね。ボタン部分を回転させることで角度をやりやすく出来たり、LやRが複数あって、押しやすいボタンで押せたり、ボタンに他のボタンを設定出来たり、離して連射、押して溜め、とかR-TYPE用の凝った設定も出来たり、大きさや重さも悪くなく、壊れることもヘタることもない強度も評価大。定価13800円だったか、かなり高かったけど、それに見合う満足を提供してくれた最高の一台でした。っていうかアナログ全盛になる前の最後ッ屁みたいなのだったのかもしれません(それはたぶん違う)。

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2005年9月24日 (土)

映画の話

一時期集中的に借りてきては見て感想を書く、というサイクルを繰り返していた時期があり、その時の痕跡を少々(大嘘)コピペしてみる。数年前のものだし、似た内容の話を以前したかもしれないけど、まぁそれほど気にするな。ちなみにアニメ、特撮、ハリウッドが多いのは趣味だから仕方ないところなのだよ。日記みたいなもんだから、ところどころ不自然な時間軸を感じさせる単語が頻出するけど、その辺もまぁ大目に見てやってくれたまい。ちなみに公の場に出すのは初めてです。まぁ鮮度はないので、映画観ない人とか、邦画大好きな人には全くどうでもいい話です。

●ワイルド・スピード
 ゼロヨンを題材にしていて、とにかくとことんまで車が
好きな連中が集まって撮った感じ。
序盤で魅せるレースシーンの迫力はかなりビリビリ来る
感じで、思わず本気で「手に汗握った」。

 お色気もサスペンスもドラマもほとんど無く、とにか
く車の挙動をかっこよく魅せることに集約されているの
で、そっち方面にたいした興味のない人には魅力半減か
も知れないけど、レースゲームの派手な挙動をリアルで
再現してる感覚は結構新鮮で、自分にも楽しめたくらい
なので、好きな人にはかなりグレードの高い映画かも知
れない。

●ピンポン
 なんだかしゃべりがおかしな窪塚洋介主演の邦画。
子供の時からの幼なじみと卓球を絡めたドラマなんだ
けど、そこかしこに(多分)意図的な安っぽい設定が
見え隠れしていて、
※中国人とか、強敵がノー眉毛とか、竹中直人とか
昔の国内ドラマへのリスペクトみたいなものも感じた
りした。

 たぶん作りはオーソドックスなスポコンと呼べると
思うので、まるでマンガを読むように最後まで楽しめ
たんだけど、本当に本音の部分で、愛ちゃんの卓球映
像が記憶に残っていることが、どうしてもマイナスに
働いてしまった。やっぱニセモノは球が遅い。

●タキシード
 ジャッキー・チェンがハイテク満載のタキシードを
着て結構派手目なSFXを魅せてくれた映画。なにげ
にSFチックなんだけど、彼のキャラクターがB級を
磨き上げているので、良くも悪くも好みが出てしまう
かも。脇を固める俳優もみんなキャラが立っているし、
途中「そりゃいくらなでもありえんだろ!」と突っ込
みたくなるシーンも多かったけど、最後まで細かな
複線も忘れずに拾ってくれたので、見終わった後味は
かなり爽快だった。

最後にNG集があるのは、多分伝統なんだろうけど、
スタッフロールの時間が無駄にならない感じがして
自分的にはちょっと得した感じでした。

●マイノリティ・リポート
 観たのが結構前なので、記憶も薄れてしまってるけ
ど、「かなり楽しかった」感じ。ただ最初、人間関係
が今ひとつ不鮮明な時間が長くて、「ああ、この複線
きっとしっかり覚えてないと楽しめないんだろうな~
でもイマイチ印象に薄いんだよお前ら」と言いたくな
ったりもした。

 SFXにかなりコストが掛けられていて、ブレード
ランナーをマトリックスの技術が焼き直した世界観を
再現しているんだけど、結構わかりやすいSFは自分
のツボだし、お金のかけ方としても好みなので、その
点も観ていて飽きなかった。ドキドキさせられるシー
ンも結構多かったしね。

●007・ダイ・アナザー・デイ
 なんだか速攻で殺しのライセンスを剥奪されちゃった
り、イマイチ説得力に薄いキャラ立てだったりして、
話的にはところどころ興ざめしてしまった感もある。
でもビジュアル的にはしっかりお金も掛けてあって、
エンターテイメントとしてはイイ感じ。車がかっこい
いのはファンとして嬉しいところ。

●ホワイトアウト
 映画公開時からかなり観たくて、テレビでやったとき
に見損ねてしまったのが残念だった一本。ぶっちゃけ
耳にしていたとおりの「和製ダイハード」なんだけど、
作り自体はかなり丁寧なので、安心してドキドキ出来る。
※作りが不安定だと、どっかでアラが出てきちゃわない
 か妙な不安がつきまとっちゃうんだよね

 個人的には地元の刑事さん役のよくわからない推察
シーンが浮いてる気がしたし、織田裕二と松島奈々子の
映画というよりは織田裕二の映画という感じが強かった。
でも普通にちゃんとヒットしておかしくない佳作だった
と思いましたよ。

●修羅雪姫
 釈由美子主演の剣劇映画。さしてとりたてるような
ストーリーもなければ、世界観も中途半端で安っぽい
んだけど、とにかくここを見てくれ、と言わんばかりの
殺陣シーンはかなりイイ感じ。エピソードIIのヨーダ
のように空は飛ばないけど、「剣は日本の美学」という
監督の声が聞こえてきそうな気合いの入り方だった。

 主演の釈由美子は、02年のメカゴジラにも出ている
らしく、その演技も評価されていたので、この作品も
観る気になった。カワイコちゃんというわけでもキレイ
系というわけでもないけど、劇中の表情はなかなかカッ
コよくて、メカゴジラのDVD発売も楽しみになりまし
た。

●ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃
 最近観たゴジラ映画は、おしなべてチープというか
無茶な話が多かったんだけど、唯一これだけはしっかり
設定、世界観、特撮が出来ていて、観ていてかなり引き
込まれた。とにかく「合成」に命が掛かってるというか
「それっぽさ」のある風景に「極力違和感なく」ゴジラ
を置いていく感じが、特撮の本当に大切な部分だと思う
ので、その辺りの完成度の高さも、作品の面白さに繋が
ったんだと思う。

 俳優は宇崎竜堂のシブイオヤジ軍人と演技は今ひとつ
かも知れないけど情熱は感じさせる新山千春。ぶっちゃ
けこの主演二人はかなりいいんだけど、途中途中で出て
くるゲスト出演者みたいなのが、(客引きのつもりなん
だろうけど)逆に結構鼻についた。ま、何にしてもビジ
ュアルがイイ感じなので、何回も観たくなる個人的には
最近一番の傑作だ。

●うる星やつら完結編ボーイ・ミーツ・ガール
 若かりし頃をうる星やつらとともに過ごしたワタクシ
には、(正直ラムそのものに思い入れはほとんどなくと
も)ラストでどうしても滝のような涙が出てきてしまう。

 監督も作監も正直かな~りヘボくて、「オレ、こんな
映画を朝早く並んでまで観たのか?」という情けなさが
沸いてきたけど、そもそも脚本と原作と声優、要するに
素材の時点で非常に完成度が高かったため、作品全体と
してもかなりイイ感じにまとまったと思う。なんにして
も「思い入れ」が全て。押井守作品のうる星やつら、
原作のコミック、リアルタイム時の話題性など、他の世
代の人には訴求しづらいのは間違いないでしょうな。

●ゴクウ
 マンガからしてかなり面白かったので、アニメにして
も十分面白いであろう素材なのだが、絵的な仕上げが
かなりハイレベル(というか寺沢作品にマッチしている)
なので、話を知っていても十分に楽しめた。

 結構昔の作品なのか全体的にコンピュータグラフィッ
クスを使ったシーンにチープさを感じてしまうのは否め
ないが、あくまで主役はゴクウとそれを取り巻く人物描
写だと思えば、作画&キャラデザインの恩田尚之(推定)
の「いい仕事」に、気持ちよく身をゆだねることが出来
るのではないだろうか。

●ガンバの冒険
 テレビ版はたぶん26話くらいだったと思う。一話短
めに見て20分、途中枝葉末節なストーリーが半分あっ
たとしても4時間以上を90分に圧縮するのは、そもそ
も無理があるはずなのだが、これがなかなか結構上手く
切り貼りされている。出発する部分、冒険中のエピソー
ド、クライマックス、ところどころでしっかりと描写を
し、納得出来るだけの情報をこちらに提示しつつ進めて
くれた展開は、さすがに出崎統。劇場版のあしたのジョ
ーやエースをねらえ!、家なき子、宝島なんかを撮った
監督だけのことはある。

 話としてはそつなくまとまって悪くないのだが、個人
的には「あれ?誰か死ななかったっけ?」という疑問と
最後の歌が1番ではなく2番を使って欲しかったという
マニアックな感想が残ってしまった。いや、そりゃ単に
オレが悪いんですけどね。

●うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー
 知ってる人は知っている押井守監督の有名な出世作。
とにかく原作を無視し過ぎていて、高橋留美子には
思いっきり嫌悪されつつも、「うる星やつら」という自
由度の高い世界の中で構築された、テンポのいいそれで
いて味のある展開はやっぱり自分と波長が合う。

 決して泣けるわけでも笑いまくれるわけでもないのだ
が、こういう映画が面白い映画なのかなぁとわけもわか
らずシリーズで一番好きになっている自分がいるのも
事実なのだ。

●幻魔大戦
 ベガの声優が江守徹というのが、今更ながら驚いた。
アキラの大友克広がキャラを立て、999のりんたろう
が監督しているのだから、つまらなくなる可能性のが
薄いはずなのだが、今の目でもう一度見ると、結構テン
ポの悪さが気になった。これは今の風潮、消費される
カット数の基本値が底上げされてしまっている為だと
思うのだが、当時非常に楽しんだ自分には、一抹の寂し
さを感じさせたのも拭えない。

 序盤から中盤に掛けての展開はかなり記憶に深く刻ま
れていたんだけど、ラストだけは全く思い出せなくて、
ようやっとそれを確認しつつも「これじゃまた忘れる
な・・・」というラストにまたも寂しさを覚えてしまったり
もした。それでも主題歌はやっぱりいいな。

●サラマンダー
 レイン・オブ・ファイヤーという原題が付いていて、
辞書で調べてみると[reign]は統治とか支配の意だそう
で、「炎の支配」を火トカゲ=サラマンダーと置き換え
た時点でこの作品のポテンシャルを推察すべきだった。

 要するに駄作。近未来に眠ってたドラゴンが蘇り、
まぁ残った人類を根絶やしにしようってぇハナシなのだ
が、とにかく死ぬほどいるドラゴンにほとんど人類が滅
亡させられてるという割に、一匹しかいない(と劇中で
語られた)オスを倒してそれで平和とは・・・、マトリック
ス以上に無理がある。VFXも俳優もカットワークも
全編イマイチで、途中数カットだけドラゴンの描写に
「ゴジラもこのくらいやってくれよ」と思った程度。
見なくても全然良かった一本。

●マトリックス・リローデッド
 イマイチ未だにサッパリ意味の分からないタイトルだ
が、中身的には大きく前作より劣る。今作では、「既に
明かされた謎」に不具合を出さないための説明的なセク
ションが非常に多く、カットも今ひとつテンポが悪い。
頼みのVFXシーンすら、このわずか数年の間に古さ、
懐かしさすら感じさせる印象になってしまっていて、
全編どうにもテンションが上がりづらかった。

 いつの間にやら「全三部作」の2作目になっているが、
今以上に説明的になってしまってテンポも落ちた「楽し
めない大作」になってしまわないかとっても不安。一作
目のような、ある種分かりやすい映像と、受け入れるこ
との出来る結末を期待したい。
※余談だが、ナイロビの恋人役と思われるお偉いさんの
 俳優は、スーパーマンIII電子の要塞で、ハッカー役
 をしていた人だろうか。それほど頻繁に見る役者では
 ないが、妙に気になった。もっとも、こんなことを
 書いたところで、件の作品自体見た人は少なそうでは
 あるのだが。

●トゥーム・レイダー
 ぶっちゃけ主役のアンジェリーナ・ジョリーはおっぱ
いが大きすぎる。悲しいかなそこが主張しすぎてしま
って主役を張るにはキャラクター<ビジュアルになって
しまうのだ。話の筋的にはインディジョーンズの女性版
だが、音楽、脚本、SFXとなによりキャストで大きく
水をあけられている。

 派手なシーンのレベルはかなりのものだが、全体を
通してみるとぎこちなさが目立ち、説得力に薄い行動
が鼻につく。お金はかかっている感じだが、元が取れそ
うなポテンシャルがあるとは思えない。ある意味FFの
ような映画だった。「60セカンズ」の脇役だった彼女
の方が、今作より魅力的に映ったのは僕だけだろうか。

●里見八犬伝
 実は深作欣二監督作品だった。83年当時からかなり入
れ込んで映画のみならずテレビでの放映もビデオに納め
何度も見た記憶もある(が最後に見てからかなり経って
るので中身はほとんど忘れている)が、今改めて見てみ
てもそのワイヤーアクションの軽快さ、登場人物が多い
割にキャラがかなり立っている演出の上手さ、日本に昔
からある特撮技術の一番美味しくて良いところなど、
本当に見ていて気持ちがいい。カットやテンポに関して
も先日のリローデッドより素晴らしいくらいで、「どお
りで中学生の頃のオレが入れ込むわけだ」などと変な
関心の仕方をしてしまった。

 登場人物もかなり豪華で、京本政樹、萩原流石、ギャ
バン、石丸謙二郎など当時は全然知らなかった人も多数
出ている。特に夏木マリは、ついこないだピンポンで
イイ役やっていたのを見たばかりなので、シミジミ見入
ってしまったほどだ。話的にもまるでゲームのような
展開が逆に「ハリーポッター」の源流のように感じられ、
なかなかどうして日本も頑張ってたじゃないか!と、
ちょっとだけ自分のことのように誇らしくなった。

●ゴジラVSビオランテ
ネットの評判はゴジラ映画の中ではかなりよく、大怪獣
総攻撃を最高と思ってる自分にはどう見えるか、とても
興味深かったのだが・・・。

 ぶっちゃけ軍事描写、怪獣&メカ造詣はかなり丁寧で
それっぽさはこれまでの作品の中では群を抜いている。
ただ、相変わらず超能力が存在しているし(総攻撃にも
「霊」があるけど)、全体的に特撮は今ひとつ。怪獣同
士の闘いもほとんどなく、ゴジラも大した破壊をする
でもない。雰囲気はそれっぽいが、怪獣映画としては
フラストレーションが溜まったというのが本音。音楽も
「なんだかドラクエっぽいな」と思ったら、クレジット
で「すぎやまこういち」。ホントにドラクエだとは
思わなかった。ゴジラには合わないと思うぞ。

●陽はまた昇る
 VHSの開発を描いた西田敏行主演の邦画。きらびや
かなサクセスストーリーじゃないのはわかっていたが、
最後に笑う安心感があるのも事実。今の自分の精神状態
を考えると、案外字幕に集中せずにリラックスして見ら
れるこういう作品がいいのかも。

 あまり語ることは多くないが、やっぱりラストは涙が
一筋ほおを伝いました。何度も見る映画じゃないけど、
やっぱ見て良かったな。

●アイアンジャイアント
 トムニャットさんおすすめの一作だったけど、どうに
もこうにもラストが苦々しく終わりそうで、絵面的にも
コテコテのアメリカーンな雰囲気で、長きに渡り見送っ
て来てしまったが、何とはなしに娘と見ることになった。

 宇宙から来た彼は言わばE.Tで何も知らない無垢な
存在だけど、一つE.Tと大きく違うのは、威圧的な
外観。どう見たって攻撃してきそうなヤツは倒したくな
るのが人間の道理だ。まぁ最終的に上手い具合に終わっ
てくれたので、見て良かったと思ったけど、アングルや
エフェクトが予想以上に迫力があったので、正直映画館
で見るべき映画だったなぁと思った。本当に30mくら
いあるような、ビジュアルはテレビでは味わえないか
らね~。

●機動警察パトレイバーWXIII
 絵的に正当後継者面をしているが、その実扱っている
ネタは地味で小さく、脚本やビジュアルで魅せるつもり
だったのだろうが、正直映画としては弱い。

 主役とも言うべき特車二課がほとんど出てこないこと
や、レイバー自体の扱いもないに等しい今作は、ある意
味外伝的な印象すら受ける。となれば、キャラデザイン
は既存の物を使った方が見ている方にはよりわかりやす
いし、一番見せたいシナリオに集中できたのではないか
とも思った。まぁパートIの刑事さんが、クラッシック
レコードというのも今ひとつイメージが沸きづらいので
はあるが。

●エスパー魔美 星空のダンシングドール
 しんちゃんの原恵一監督作品。さすがに45分程度で
は大きな風呂敷を広げようもない。ただその僅かな時間
にきっちり起承転結を織り込み、まとまりとして十分
合格点を上げられるように仕上げた点は、さすがに原監
督。しんちゃんに向かう前哨戦を感じさせつつも、緊張
感、焦燥感も散見。素材としてしんちゃんよりパワーに
欠ける点がそのまま作品の魅力のなさに出てしまった感
は否定できないが、昨今のワケワカランオタク臭のする
アニメよりは、ずっとマシではある。

●トイ・ストーリー
 CGディズニーは他にも結構色々ある。シュレック、
バグズライフ、アイスエイジ、トイ・ストーリー2・・・。
個人的にモンスターズインクの時ほど心が動かされなか
ったが、やはり全体の7割くらいはドロッとした嫌な
空気が流れていた。嫉妬だとか破壊だとか絶望だとか・・・
そうしたネガティブなバネがあってこそラストに気持ち
よく終わるというのもあるにはあるだろうが、個人的に
はあまりアプローチとして好きではない。

 あまり比較にならないかもしれないが、ロケーション
としてはおもちゃの兵隊が出てくるという点で、スモー
ルソルジャーズの方がシナリオ的にもビジュアル的にも
見せ場は多かったように思う。2が作られるくらいだか
ら人気はあったのかもしれないが、それはとどのつまり
「トイ」という直球の販促物の売り上げのなせるワザだ
ったのではないかと邪推してしまう。確かにバズのおも
ちゃは欲しくなるのもわかるし・・・

●火の鳥2772
 僕が10歳の頃の作品。アニメ映画で本編が2時間以
上というのは実際かなりの長編なのだが、音楽と映像だ
けのシーンが非常に多く、無声映画へのリスペクトか、
全体的にセリフは少ない。SFなのだが、ベースに手塚
治虫らしい人間愛があり、ある意味古典的。クライマッ
クスこそ盛り上がるが、全体的には割と淡々としてしま
って昨今の派手な展開のアニメ(例えばエヴァ)に慣れた
体ではどうしても寂しさはぬぐいきれない。

 ただ、色遣いやカット、アングル、モーションなど
アニメーションがアニメーションたり得る部分のセンス
と技術は、決して色あせるものではなく、全体的にダイ
ナミックなシーンが多い。音楽も壮大で、当時の時代背
景を彷彿とさせる。1980年と言えば、ヤマトの後、
ガンダムブレイク前夜というところ。やはりガンダムは
大きな影響力があったのだなぁと思った。

●クロスファイア
 ガメラ、大怪獣総攻撃の金子修介作品。どうも雰囲気
が暗くて先送りにしてきたが、ようやっと借りてきた。
とりあえず話は暗い。予想通りとはいかないまでも、
終始ネガティブで、なんつーか原作の宮部みゆきさんと
いうのは、どんな作家なのかイメージがつかなくなって
しまった。

●カムイの剣
 これもりんたろう監督。幻魔大戦と比べて、当時も
マイナーな感が拭えなかったが、それは今も同じ。しか
し、当時これをビデオで見たとき感じた「なんだ、面白
いじゃないか!」と言う感想までも、今また喚起される
とは思わなかった。

 国内、それも幕末を舞台に、一介の忍者が何を出来よ
うと思う。それが映画全体のイメージを狭めてしまって
いたのかもしれない。が、実際の展開たるやかなり広く、
派手で、絵と音の質も高い。話の筋としてはそれほど
ドラマティックとは言えないかも知れないが、決して
駄作ではないと思う。
※余談だが、これに使われた音楽が、当時からかなり
 心に刻まれたが、音楽単体で聞いてもそれほど訴えか
 けてくるものがなかった。やはり映画音楽としてこそ
 その真価が問われるものもあるということか。

●スパイダー・パニック
ネットの評判からして結構上々であったが、確かに期待
を裏切らないイイ出来。お約束を守りつつ、新鮮さも醸
しだし、バリエーションも豊富。前半は昔懐かしいB級
ホラーテイストで攻め、後半はバカバカしくなるほどの
数と怒濤のテンポで観る者をがっちり掴む。ドキッとさ
せるシーンのあるし、最近ではホント一番ヒット。クモ
が嫌いな人は気絶確定の映像だけど、そうじゃない人、
特にクリーチャー系が好きな人にはたまらない傑作だと
思う。面白かった!

●機動警察パトレイバー
 以前見ているが、つい通しでもう一度見てしまった。
いくつかの作品を見た後だと、妙におちゃらけた部分が
浮いて見え、うる星やつらの頃の押井監督の芸風が全く
感じられないことに気付いた。多分後の作品でもそれは
言えるだろうと思うが、心の中でリスペクトしつづけて
来た監督と、今の自分の価値観のズレに気付くというの
は、あまり喜ばしいものではない。

 ただ、見ていて飽きる、ということは全くなく、やは
り最初から最後までテンションが高値安定なのはさすが。
先日見た3がかなり増長で辛かったことと比べると好対
照。価値観は違っていても実力はやはり確かな監督なの
だろうな。

●機動警察パトレイバー2
 以前見たはずなのは1と同様なれど、さほど面白かっ
た記憶もなく、ストーリーへの覚えもゼロ。真新しい
気持ちでもう一度向き合えると言えば聞こえはいいが、
味のない果実に魅力の有無を問うような思いが現実だ。
とかなんとか言っちゃって微妙に分かりづらい表現が
目白押しで、中盤ほんのちょっぴり盛り上がったかと
思ったらクライマックスは異常にあっさり。起承転結
というストーリーの基本をこの映画に投げるとするなら、
「承」が増長で、「結」があまりにあっけなく、見終わ
ったあとに残るものがない。

 ジャパニメーションという言葉とそれをリスペクトす
る人たちにとって、この作品がどのような価値を持つの
かわからないが、少なくとも最近僕が気に掛ける、
「エンターテイメント」な映像としては、甚だ面白みに
欠ける。これは以前映画館で見た、「メトロポリス」に
も通じるもので、やっぱり見ていて、そして見終わって、
「面白かった」と素直に口に出来る作品こそ素晴らしい
映画なんじゃないかなぁと思った。

●ブラックジャック
 出崎統監督作品ということで期待はしていたものの、
実際かなり重そうだったので、しばらく見送っていた。
今日何となく借りてきたが、、、

 ラスト以外は、はっきり言って「さすが」としか言い
ようがない。スタッフに中国人が多くいるあたり、コス
トを下げてでも「力業」を貫きたかった監督の意志のよ
うなものを感じさせたが、ホント、アニメとしてかなり
パワーがあった。ただ同時に感心させられたのは、その
パワーをビジュアルにだけ割かなかった点。りんたろう
監督のメトロポリスも(奇しくも)手塚作品だが、同じリ
メイクとして(もちろん原作の縛り具合もあるが)、明か
に出崎作品の方がエンターテイメントしている。コンテ
の段階からかなりカラーが出ていることを感じさせる作
風なのだ。

 ただやはり僕の目にはカルロス=リベラやお蝶婦人や
宝島が映ったことも否めない。存在感の裏に確信犯的な
すり込みがあったとしたら、大多数へのアピールは、微
妙なものになってしまうんだろうな~。

●ターミネーター3
 ぶっちゃけ2以上の作品が作れるはずもないと思って
いたシリーズだが、案の定盛り上がりもなく、どんでん
返しもなかった。お金はそこそこ掛かっていると思うの
だが、いかんせん「見せ場を盛り上げる複線」が弱すぎ
る。派手な画面だが、面白くないのだ。いや、面白さを
感じさせてくれる準備がない、というべきか。

 ほぼ同時期に重なった大作として比較するなら、リロ
ーデッドよりもテンポはよく、センスは落ちる。登場人
物の魅力という点でも、シュワ先生だけが地に足がつい
ている感じで、脇がろくにキャラ立てされていない。ツ
インズやキーメイカー、スミスなど枚挙に暇のないほど
各人が立っているリローデッドとは対照的だ。コストの
掛け方は当然監督や製作の思惑だろうが、「面白い映画」
を視野の中心において作ったら、こうはならなかったん
じゃないかと思った。もったいない。

●猫の恩返し
レンタル開始を待ち望んでいた作品。肝心の中身もぼち
ぼちとは言え、期待していた思いを裏切らない出来で大
満足。癒し系の冒険ものっていうと変だけど、終始緊張
感のない展開が逆に新鮮で心地よく、最後までしっかり
楽しませてもらった。笑いもはずしてないし、声優も違
和感が残りつつも「味」として許容できる範囲だったし。

 最後まで主人公やバロンの声優がわからなかったけど、
やはり猫王だけは。存在感の大きさもさることながら、
実は結構声優に向いてるのかもしれないな~なんて、
その演技者としての実力を感じたりもしました。

●トレマーズ3
作品的にはこれまで同様「C級」ホラーアクションなの
で、たいした期待は持ちようもないのだけど、やっぱ前
作前々作と数を重ねて、イマイチネタ切れ気味なのは否
めなかったか。っていうか見ていて、突っ込みどころが
多すぎるんだよね。アラが多いというか。
で、話の展開でもどうも白けてしまうところが多い。全
編作り話のような感じが強いというか。それでも3作目
まで作られた、って事は、こういうテイストの作品ニー
ズが結構あるってことなんだろうな~。

●ゴジラ×メカゴジラ
 期待の釈由美子作品。でも評判の割には大したことな
かったってのが本音。まず何より、最初から釈由美子の
実力を評価している人間には、あの程度の演技で「意外
によい」というコメントは出ないんですよね~。あと何
より尺の短さ以上に物語性が薄すぎる。戦うシーンに力
点が置かれて、ハム太郎と一緒に見た子供さんたちにも
楽しめるようなベクトルを模索しているのは分かるけ
ど・・・。正直自分には前作の大怪獣総攻撃の方が、怪獣
映画としてもエンターテインメントとしても楽しめまし
たね。ただ、終わり方からするといかにも続編が作りや
すい雰囲気だったので、そういう意味では楽しみかも。
メカゴジラの造詣自体はカッコイイし、次作があるなら、
もっとしっかりキャラを立てて、大人にも子供にも楽し
める作品に仕上げて欲しいなぁなんて思ったりしました。

●空飛ぶゆうれい船
 小学生の頃よく夏休みにやっていた「ゴックリゴック
リコンと、ボアジュース!!」がついにDVD化。って
か作品の中身自体はすっきりさっぱり忘れていたので、
今見ても普通に楽しめました。ただ、ストーリーと舞台
設定はいいのに、尺が短いために詰め込みすぎというか、
全体的に唐突感が否めないんだよね。絵も才能があふれ
てる感じ(宮崎駿も原画で参加)だし、ホント面白いん
だけど、惜しい!案外今本気でリメイクしたらすっごく
面白い作品になるんじゃないかって思いました。ある意
味手塚治虫のような古典と呼べるアニメかもしれない
な~。

 ちなみにホルスの大冒険よりはずっと面白かったです。
なんと言っても飽きさせない展開の早さと、耳慣れた
野沢雅子さんの声がポイントですかね。

●ワイルドスピードX2
 しかし最高だね。これは!楽しみにしていた続編だっ
たけど、B級はB級なりにしっかり見るものの期待に応
える作りだったのがとても好印象。とにかく車はかっこ
いいし、運転はキレてるし、スピード感が前作より落ち
てることと、全体的にテンポがもっさりした感じなのは
残念だけど、トータル的に見れば十分及第点。ただ、や
っぱり車が好きじゃないとそれほど楽しめないのかもし
れないな~とも思ったりした。

 最近知ったのは主役がどうもイマイチだなぁなんて思
ってたら、この人、演技のプロじゃなくて、車の方の
プロだったんですね。そう思ってみると、ドライビング
シーンのときのほうがずっと生き生きとしていて、とて
も自然体。もちろんウデはお墨付きな感じだし、それを
知った状態で見た方がより楽しめたかもしれないと思っ
たりしました。ターミネーター3よりこっちかな。

●紅の豚
 以前見たのがいつのことだったのかすっかり忘れてし
まっていたので、今回久々に通しで見たら、「結構まと
も」って感じ。以前はまるで宮崎駿のマスターベーショ
ンのような飛行機の扱いだけが印象に残っていたけど、
今回はなかなかどうして脇役、とくに空賊を仕切ってい
たヤツのキャラの上手さにかなり惹かれた。カーチスも
単純ながら愛着がもてるし、「なんだ、やっぱ面白かっ
たんじゃん!」ってありきたりな感想が僕を包みました
とさ。

●トレジャープラネット
近年のディズニーではアトランティスにだまされたこと
もあって距離を置いてしまいがちだったのだけれど、
CMからしてとてもツボだったので結構楽しみにしてい
た。だが、最初30分くらいがどうにもタルくて、、、。

 でも後半かなり盛り上がった!意外と言っちゃ失礼だ
けどスケールもしっかり大きく広がったし、キャラもな
かなか(船長だけは最後まで受け入れられなかったけど)。
ただ面白いとこもあるけど、やっぱ少なからずつまらな
い所もあるというとこかな。

●ブレイド2
 何となく借りてみてびっくり。面白いじゃないの!
殺陣の気持ちよさはエピソードII、修羅雪姫を超えたと
ころにある。実際主人公がグラサン掛けてるっつーこと
は、誰かが代役でやってるって事だろうとは思うけど、
それでも見ていてかなり引き込まれたことは紛れもない
事実だな~。

 今回は前作以上にグロテスクというかクリーチャーな
感じが強い。ある意味意外なほど気持ち悪いのだが、そ
れでも最後まで見てしまうのは、単純ながらもテンポの
いい展開、分かりやすい配役、気持ちのいい殺陣の為だ
ろうな。ストレートな続編なんだろうけど、変にかっこ
つけたマトリックスよりは自分の中では好意的だったか
も。エイリアンみたいに何度も観たくなる映画かも。

●チャーリーズエンジェルフルスロットル
期待してなかったのですが、実際イマイチだったかも。
なんだかアイドル映画みたいなんだよね、あと3人にそ
れぞれドラマを持たせなきゃならないからか、全体的に
薄口で、「ここをもう少し掘り下げればもうちょっとよ
くなったんじゃないのかなぁ」ってところが結構多い
(特に悪役)。

 VFXやワイヤーアクションは普通に派手だし、それ
以外にもお金を掛けているハリウッドらしいアクション
映画なんだけど、全体的にもっと高いところに視点を
持っていった方がよかったんじゃないかなぁと言う気は
非常にしました。ブレイド2のがずっとよかったかな。

●ゴジラ ハリウッド版
 既にテレビで見たことはあったけど、途中からだった
し、監督自体は嫌いじゃないと思ったので借りてみた。
で、とりあえずの感想なのだけど、正直微妙。とにかく
ゴジラが「強いのか弱いのかわからない」のだ。あっさ
りミサイルをかわしたと思ったら、簡単に気絶するし、
ラストなんて、あんな攻撃で死ぬならもっと早く死んで
るよ、ってな感じだし。

 俳優とかも正直魅力薄。ジャンレノ自体弱いけど、主
演の二人も輪をかけて弱い。通しで見たら、しみじみ
不評だったってことがよくわかる映画でした。

●スパイキッズ2
 全然期待してなかったし、本音としては中途半端に見
た1をしっかり見てからと思っていたのですが、
はっきり言って非常に面白かった!とにかくアイテムが
かな~り豊富だし、VFXも派手。007でやりたくて
も出来なかった演出を、これでもかというくらい盛り込
んでる。途中イヤなヤツが出てきて個人的に盛り下がっ
たりもしたけど、メインの兄弟はどちらもとても魅力的
だし、とにかく飽きさせないテンポの良さもあったしで
最後までニヤニヤしながら見れました。

●パールハーバー
 最初見てつまらなかったらやめようと思ったが、なん
となくグイグイひっぱられて見てしまった。主演の二人
組は、正直さほど魅力的ではなかったが、彼らの取り合
う女性がかなりのもの。最初ニコールキッドマンかと
思ったけどとにかく「描かれ方とその描かれ方に対する
応え方」が上手い具合で、見ていて安心できた。

 内容的には「日本人クソくれぇ」って感じの物語が
流れているが、VFXがとにかく派手で、戦闘シーンは
本当にパワーがある。長尺で正直長すぎる感もあるけど、
あれだけの戦争シーンはやっぱり凄い。でもそれだけを
見るわけにも行かない映画だから、やっぱり辛くても
3時間見た方がイイのかも。まぁああいった特殊効果に
魅力を感じない人には、正直つらい映画かもしれないけ
どさ。日本人には特に。後味悪いし。

●パイレーツオブカリビアン
絵的なことよりも、時代背景とか小物、雰囲気なんかを
すっごい大切にしてある感じが強く、こういう映画が見
た買った人にはかなりツボな感じはする作りだった。
ILMがやってるSFXも丁寧だし、全体的に「安定感」
はあるのだが、正直驚きがない。見ていてどきどきする
シーンが全くないというのは、どうしたものか。つまら
ないわけじゃないんだけど、、、。

 主役も脇役もかなり丁寧に描かれていて、複線もソツ
なくこなされている。ストーリー的にも優等生なんだけ
ど、結局最後は「ふ~ん」って感じ。申し訳ないけど
それ以上でもそれ以下でもなかったなぁ。

●リーグオブレジェンド
ジキルハイドだ透明人間だ、いろんなスーパーマンが
集まってそのリーダーにコネリー。何をしてくれるか
わからなくても十分過ぎるウリだ。で、その感想だが、、、

 はっきり言って非常に面白かった!!一部ツライとこ
ろがあったけど、掴み、エフェクト、雰囲気、本当に僕
のための映画のように気持ちのいい内容だった。話のス
ジ自体はさして素晴らしいものでなくとも、とにかく登
場人物の描かれ方がかっこよくて、思わず身を乗り出し
てしまう。DVD出たら買いそう。

●ブラックダイヤモンド
 ジェットリーの作品ということでエンターテイメント
性が高そうで借りてみた。

 とにかくジェットリーがイカす!戦うシーンだけがウ
リではないのでそれだけを漫然と流しているわけじゃ
ないのだが、要所要所できっちりと映画を締めてくれる
格闘術はやはり芸術的。ペアを組んだDMXという俳優
さんの力量もかなりのものだったし、話の筋としても
なかなか面白かった。ジェットリー扮する香港スパイ
という役職のクセに妙に権限が大きかったりして、やや
興ざめになってしまった部分もなくはないけど、「ザ・
ロック」に似た楽しさや後味は残ったかな(さすがにあ
れより落ちるけど)。

●ザ・コア
 地球の中心に向かう話。異変が起こり(原因は人間だ
けど)、それを修正するためにかなり大規模な設定を立
ち上げた。正直見る前にネットで評判を読んでいて、
多くが否定的だったので、「設定は好きだけど期待は
してなかった」が、まぁ「君たちの言うのも分かる」
感じか。

 ともすればそれはエフェクトの博覧会のようなもの
で、ファイナルファンタジーのようにある種のマスター
ベーションと言えなくもない。映像的なアピールを
突き詰めるあまり、脚本、シナリオに歪みが出てしまっ
た感がある。だが、その分SFXはかなりのもので、
「大作映画」として観るとつらいが「パニック映画」
として開き直れば、十分最後まで楽しめる作りにはなっ
ている。要は「笑って流せるか」どうかなのだ。

 個人的にはマイクロウェイブが降り注ぐゴールデンゲ
ートのシーンがとても印象に残った。逆に次々に死んで
いくのはイマイチどうかなぁって感じ。正直あの状況だ
と「全員一度に死ぬ」か、「全員生き残る」かどっちか
じゃないかと思ったから。人が死ねば直面する危機を
乗り越えられるってのは、王道ではあるけど、ともすれ
ば生け贄だよな、とか思ったし。

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もっとあったんだけど、HDDと共にクラッシュしてしまって古いヤツしか残ってなかった。今見るとかなり前の作品ばかりで恐縮だけど、こうして感想を書いていくのは悪いことじゃないとも思いました。今からでも続きを書いてみようかしら。

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2005年9月23日 (金)

ダラリとした話

※最初はゲームの話もありますが、全体通しではそうではありません。ぜひゲーム話が嫌いな方にも読んで頂きたく思いますが、内容自体は大したことはありません。

今日は仕事が休みで、かみさんが出かけていたので、子供を迎えに行った後、ダラリとゲームショップに寄り、「スクリューブレイカー」を買おうか買うまいか思案。結局新作のショップは見送り、数件の後、DSの「エッグモンスターヒーロー」を買った。サモンナイトに裏切られ、意気消沈していたところに期待の新作がまたも駄作だったらショックだよなぁと思っていたのと、ネバーランドのタイトルで未プレイというのはどうかと思ったのと、価格が3100円でヤフオクの相場であるところの2500円とさして変わらないということが理由。

その後、5時半を回っていたので、晩飯でも、と吉野屋に向かう。吉野屋はいつ行っても完成度の高さに唸らされる。非常に能力の低そうなスタッフであったとしても、マニュアルが完成されていれば、そこそこ動けてしまうというのも感心させられるポイントだ。

そこで僕は6歳の娘と9歳の息子3人分で何を頼むか思案することになる。まず前回焼き肉系のヤツを頼んだら殊の外タレが趣味に合わず、僕以外の不評を買ってしまった。これでは少なくとも「食料を共有」出来ない。ここは誰がどれだけ食べられるのかわからない以上、誰もが安心して「おかわり」出来るものにすべきだ。

しかし僕らは、直前に「サーティーワン」でレギュラーカップを一つずつ食べていた。ちなみに娘は「チョコレート」、息子は「オレンジパッションソルベ」で、僕はいつも食べる「ストロベリーチーズケーキ」と初めて見る「チョコレートボンボン(名前うろ覚え)」のどちらを食べるか迷っていた。おもむろにいつものお姉さんに、

「どっちが美味しいですか?」

などと問いかけ、「こちら(ストロベリー)の方が人気が・・・」と言いかけたところで、「あなたは?」と言葉を遮るあたりがぶっちゃけかなり嫌なヤツである。でも懲りずに「こちら(ストロベリー)ですかね」と言ってくれてちょっと嬉しかった。

こうしてフレーバーの選択に迷うときというのは実はかなりの確率で発生する。まず「アイスが食いたい」となったとき、

選択肢1.ミニストップのソフトクリームなのか
選択肢2.ガリガリ君系のアイスキャンディーなのか
選択肢3.サーティワンで本格的なのか
選択肢4.アピタの地下でオレンジなのか

が発生する。もちろんミニストップの中には「ハロハロ」や「ベルギーチョコソフト」が含まれるし、ガリガリ君も近所にソーダしかなければかなり興ざめだ。サーティワンはその中でもかなり贅沢であり、かつ選択肢も多いため、そこからまだ先は長い道のりなのだ。

「すっぱいので行くか、はたまた甘いので行くか」

次の選択肢はこれである。ソルベ(シャーベット)系で行くのか、バニラ、チョコなどの乳脂肪分ウン%系で行くのか。これは毎回悩むポイントだ。長男はかなりの確率、というより100%ソルベ系である。セブンティーンアイスならグレープだし、アピタの地下ならオレンジだし、サイゼリアならブラッドオレンジジェラートである。こういうのを「鉄板」というのだろうなぁというほどソルベ系だ。というかむしろそれが食いたいからこそ「サーティーワンに行って」とリクエストしてきたのだろう。

娘は割と僕同様どちらか悩むタイプだが、それさえ決まれば「オレンジ」or「NOTオレンジ」である。要するにチョコである。しかし、僕はそうは行かない。新しくも美味そうなフレーバーがあれば、まず確実にそれを選択するのだが、それがないときは本当に悩む。2、3本味見させてもらうことすらあるくらいで、子供達の手前結構情けない父親像を見せてしまったかな、と思うことすらある。

そして今日も僕は窮地に立たされたというワケなのだ。新しいヤツは美味しいかどうかわからないが、所詮アイスであるからして、試してみるハードルが低い。これがラーメンであったり、いつも食べるメニューに絶大な信頼を置いている場合は状況がかなり異なるのだが、あくまでライトな選択肢であるからこそ、カウンターの前を5往復もしてしまうのだ。

 でもストロベリーチーズケーキはやっぱり美味しかった!

なので、まぁそこはそれでよしとしよう、、、。というわけで、僕たちはそれなりにお腹にブツが入っているため、「弁当にしよう!」と提案した。
※吉野屋ですよ~場面は戻ってますからね~(^^;

息子「いいよ~」

娘「絶対イヤ!」

うーん多数決としてしまいたい。っていうか最初はそうしたんだけど、あまりにゴネる。っていうかオマエはたぶんそんなに食えないだろうよ、どうせ残すなら自宅で残してくれればまた後誰かが食うかもしれないじゃんかよ~と思ったが、ふと思った。

多数決を覆してでもここで食いたいのなら、ジャンケンで兄と父を超えるがよい!

彼女はトータル10回以上のアイコの果てに、ついに勝利を勝ち取った。さて、ここで本題に戻る「何を注文するべきか」。通常空腹時に訪れていれば、息子1、父1.2、娘0.8で並を3つである。しかしちょっと待て、今の自分にそれだけのキャパが果たしてあるのか!?それに子供達も口では「食べられる」と言っているが素直に信じていいものなのか!?思案に思案を重ね、僕は一つの結論に至った。

 並を二つ。もし足りなければ並弁当を一つ追加して持ち帰ろう

なんとスマートな答えだろう。これならば全員が満腹間違いなし&無駄もない。まぁみそ汁を一つ追加したが、これを正解と呼ばずして何を正解とするんだ、というくらい完璧な答えだった。時間的にいつもの夕食より早いから、家に帰ってカップ麺を食ったって構わない。グッドアイデアである。

僕らはみそ汁を回し飲みしながら絶妙なペース配分で綺麗に平らげた。別に追加オーダーをするまでもなく、我ながら素晴らしいプランだったと振り返ったものだ。ちなみに、食べている時にはよくその「ペース配分」の大切さを子供達に説く。「もしオマエが食えなかったら他の人が食う。そこで肉が無かったときの悲しさを考えたら、肉ばっか先に食うのはよくないよな!?」と。
※少し脚色入ってます(^^;

しかし娘は肉を食って米を食うスタイルを崩さない。っていうかあまつさえ僕から肉を奪っていく。はぁこれだからペースを守れないヤツは。まぁよい。息子に関しては非常に綿密なプランのもと、最後の一口まで「肉+米」のハーモニーを維持していたようだ。最後にお茶を飲みきるところまで完璧。それでこそ我が子よ。

僕はこの「ハーモニー」というのも非常に重要視する。「豚どん」ではその機能はフルに発揮できないが、「豚シャケ定食」ならば、このハーモニーが最大限機能する。とにかく
「全てのコンビネーションで食を楽しまなければ」

っていうか吉野屋で何を偉そうな、と思われる向きもあろう。だが違うのである。吉野屋でもコンビニでも、高級料理店でも焼き肉屋でも同じなのだ。重要なのは、

 本人が美味しいと思うかどうか

なのだ。美味しいと思うなら、より美味しく食べるために努力するのが当たり前なのだ。で、僕は「みそ汁とご飯」「シャケとご飯」「肉とご飯」「シャケと肉とみそ汁とご飯」などのハーモニーを楽しんで食べるというワケなのだ。っていうか凄く長い前フリはなおも続くのだ。っていうかホントに前フリなのか!?

そんなこんなで家に帰ってダラダラと過ごしていたわけだが、ふと思い立って「永田(泰大)さんのコラム、まだ続いているかな」とサイト(※1)を開いてみた。そしたら、「1年半ぶりに更新されたコラムを1年3ヶ月遅れで」発見。新鮮なんだか腐りかけなんだかよく分からないが、とりあえず読んでないコラムを読むことに成功。ひとしきり堪能した頃、ちょっと小腹が空いてきたので、カップ麺でも食べようか、とキッチンに赴く。
※1.http://www.mochiya.nu/fffile/fff_index.html
「FancyFreeFile」という永田さんのコラム。これ読むと僕がどれほど大きな影響を受けているのかよくわかります(^^;。

キッチンには以下のラーメンが。

1.カップヌードル
2.カレーヌードル
3.シーフードヌードル
4.金ちゃんヌードル
5.赤いきつね
6.緑のたぬき

そこで僕は思案する。「どれを食べるべきなのか」と。都合3回目のトライとはこのことである。カレーはかみさんが好き、普通のカップヌードルや金ちゃんヌードルもまたしかり。きつねやたぬきは今よりもっと食いたくなる時があるだろう。

 「シーフード!君に決めた!」

お湯を沸かしている間も「魂の叫び」を読み返したりして時間を潰す。僕はそうした「無駄になりそうな時間」に関しては「A型を煮詰めた」くらい神経質な「AB型」なのだ。お湯が沸き、注ぐときも僕は考える。

 スープは多めがいいのか!?

今の時間に食べるということは、最近太り気味(いやむしろ太りすぎ)の自分としては自殺行為である。っていうか食うヤツの気が知れない。っていうか食うなオレ!であるが、既にスープは入れ始めている。ここで引き返すわけにはいかない。問題は「A.多めにお湯を入れて、薄く作って大量に飲む」のか、「B.少なめのお湯で濃いスープを飲む」のか、である。

 Bでお願いします

僕はシーフードヌードルを食う時、必ずスープまで飲み干してしまう。ここは少しでも飲む量を抑えるのが得策だろう。95%のお湯でGOサインだ。支度してパソコンの前に持って行く。次は「どれだけ待つのか」である。いつもならここでスチャッと携帯を取り出し、タイマーで「2分」にセットするところだが、今回は手元に読みかけの「魂の叫び」がある。これは読まずにはいられないだろう。ということは「体内時計」で勝負するしかない。どうする俺。っていうかスープを減らしているのだから、いつもより短めの時間でなければ、麺がお湯を吸い、グチョグチョになってしまうのではないか!?

 オープン ザ カバー!

危ないところだった。既に麺はいいお湯加減になっている。思いの外「魂叫」が面白くて気付いたら2回分まるまる読んでいたのは明らかに自分のミスだ。っていうかさっき体内時計がどうのこうの言ってたのは何だったんだよ、とツッコミを受けたい気持ちで一杯。要するに「何も考えずに時間を待ち、フタを開けた」のでした。スミマセン。

チュルチュルと食を進める俺に隙はない。麺、スープ、具、最後にそれらが全て残った状態で食べることが出来たら俺の勝ち。スープのみ、麺のみとなったら俺の負けだ。慎重かつ大胆に食を進める。ここでモタモタしていては麺はどんどんガンガン伸びていく。っていうかむしろ慎重である必要はほとんどない。食いながら飲むだけだ。そして、、、

 勝った!

俺は最後の一口をすすり終えると、完成度の高い仕事をした喜びで満ちていた。これもまたハーモニーであり、ペース配分なのである。サーティワンのアイス、一番最後まで食べていたのは長男であり、次に食べ終わったのは僕である。いつもアイスを食う時には娘が一番早い。それぞれにペースがあり、それぞれが満足をする。娘のホッペがチョコレートだらけでベチョベチョになってしまうのは、ペースやハーモニーとは全く別の問題が発生しているからに他ならない。

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2005年9月22日 (木)

今やってたアニメ番組

爆笑問題のアニメ番組で、ケロロ軍曹が58位なのに非常なる不満を持ちつつも、支持者が10代に続いて30代だったのは思わず納得したクリスです。

アニメ番組っていうと大抵、納得のいかないランクになるものなんだけど、爆笑問題のヤツは結構フェアで見ていて納得する感じ。「忍タマ乱太郎」とか「おじゃる丸」とかがきっちりランクしているし、ポケモンが割と低かったりしてリサーチ時のデータの信憑性を上げてる。

っていうか今この瞬間もやってる最中だけど、チョイスされる映像がハイクオリティというか「わかってる人」がチョイスしているのがいい。世代別の支持率も見れば納得のものが多くてそれも番組の質を上げるのに一役買っている感じ。っていうかベスト3に何が入ってくるのか軽く予想しつつ見てみる。

まず今すでに29位。とりあえず本命は「カリオストロ」「ドラゴンボール」。まだ出てないけど、「ドラえもん」「サザエさん」「鉄腕アトム」は20位以内には入っていそう。あと「北斗の拳」「ガンダム」「ガンダムSEED」も入ってるかな。「クレヨンしんちゃん」は映画は面白いけど、ちょっと弱いか。「ヤマト」は固いけど「あしたのジョー」は微妙?

あ、アトム26位に出ちゃった。うーむ。ってそのすぐあとに「ケンシロウ」が。やっぱ最近の「ナルト」「ワンピース」「ミルモでポン」とかもう出てたかな。でも世代別にリサーチしたっつってもそれぞれがどのくらいの規模なのかも気になるな。

24位 ハンター×ハンター

23位 幽遊白書

22位 エヴァ

なるほどねぇ。エヴァは固いとこだったね。でもある意味もう出ちゃったの?って気もするかな。あ、でも映画もありなら、トトロ、千と千尋は鉄板だね。ハウルは微妙?魔女の宅急便なんかは固いとこなのかな。あとハイジ、アタック№1は避けられぬ運命か!?

21位 フランダースの犬

ああ、でもこの主題歌はいい。でも最終話のことばっかやってて、このアニメは「最終回にしかアイデンティティがなかったのか」と問いたくなるね。でも意外と10代、20代にも支持されていてビックリかも。ネロの声優は一休さんと同じなのかなぁ。

20位以内にあと入るとしたら、、、マジンガーZ?まさかねぇ。

20位 鋼の錬金術師

なるほど「ハガレン」か!意外じゃないけど予測できなかったなぁ。

19位 キャンディキャンディ

18位 セーラームーン

17位 あしたのジョー

キャンディやセーラームーンは予測できなきゃいかんかったな。ジョーは思ったより高いな。個人的にはタイガーマスクといい勝負だと思っていたのに、タイガーは随分下の方だったな。

16位 アンパンマン

なるほどアンパンマンか!娘も大好き。世代も広いね。アンパンマンのキャラはもう莫大にたくさんいるね。全部は言えないよなぁ。さすがに。

15位 巨人の星

14位 ナルト

13位 クレヨンしんちゃん

ナルト、しんちゃんは予測通り。でも巨人の星は忘れてたなぁ。キャプ翼とかスポーツアニメは自分があんまし触れなかったけど、やっぱ支持者は多いんだね。なんかこのままなら「スラムダンク」も入ってきそう?

12位 ヤマト

11位 ハイジ

この辺でハイジが出てくるのは嬉しいところ。っていうか順当だよな。「クララが立った」だけではトップは取れないよな。あと「ニルス」「ガンバ」あたりが入ってなかったような気がするのは、ファンとしては残念なところ。ガンバは作品としては十分トップ20圏内の実力があると思うんだけどな。忘れられてるんだろうか。劇場で話題だった「イノセンス」や「スチームボーイ」がランクされてこないのは、やっぱ支持者が狭いってことなんだろうなぁ。

うーんベスト10予想出来ないなぁ。僕の予測で残っているのは「ガンダムシリーズ」「ドラえもん」「サザエさん」「ルパンシリーズ」「宮崎駿作品」「ドラゴンボール」「ミルモ」「ワンピース」「スラムダンク」ってとこ?7割は当てたいなぁ。一位は、、、じゃ、「カリオストロ」で!ってもしかしてもう出てたのかもね(他の作品も)。

余談だけどその昔やってた「アニメ名ゼリフ」に関しては1位は当てました「あなたの心です(銭形)」。それも踏まえてってわけでもないけど、今見ても面白いというのは、対象世代が広いってことでもありますしね。

10位 ちびまる子ちゃん

やられたーーー。なるほど。

9位 タッチ

ギャフン。っていうかタッチのアニメは好きじゃないし(^^;;。だってあだち充絵じゃないしね。ナインの方が好き。ちなみに5年後の話も見る機会があったけど、所詮原作から離れた作品だからね。質は低かった。ちなみに「みゆき」も僕は大好きですが、アニメ版ではあまりにもエンディングソングが良かったのか、原作にそれがフィードバックされたりしてたね。

8位 スラムダンク

ニヤリ。やっぱスポーツ強いなぁ。でもスラムダンクはアニメの質が高いね。見てなかったけど、井上雄彦のキャラを良く再現してる。

7位 サザエさん

6位 名探偵コナン

コナンは予測できなかった!悔しいなぁ。

5位 ルパン三世

うーんルパンとして出てきたってことは、映画が一位ってことはないっぽいな。

4位 ワンピース

あんまし僕の世代にはピンと来ないけどね。やっぱ今の「ジャンプ読者」はワンピースファンってことなんでしょうねぇ。

3位 ドラえもん

っていうかニュー声優の顔初めて見た!ちょっと嬉しいかも。あと二つかぁ。「ドラゴンボール」が一位かなぁ」もう一つは「ガンダム」?「トトロ」?それ以外だったら逆にビックリかも。

2位 ドラゴンボール

ええええええ!1位じゃないの?でも僕の年齢だとどうしても影山ヒロノブの主題歌は抵抗があるんだよなぁ。でもまぁ10代、20代の支持が高いっていうのも結果をよくフィードバックしてるよね。バイトの女の子とかに「ドラゴンボール知ってる?」って聞くと、「知ってるよ、見てたもん」だからね。マンガとしての認識じゃなくて、アニメとして記憶してるんだよな、ドラゴンボールを。

1位の予測が立たないなぁ。うーんうーんわからん。悔しいなぁ。個人的には「トトロ」に来て欲しいけどなぁ。万博やってたからホントにあるかも。果たして!

1位 ガンダム!!!!

そっかぁガンダムかぁ。意外というか「SEED」客も入ってるっぽいよなぁ。前回はもっとずっと低かった気がするし。世代的には「スパロボ」やってる層にも十分訴求すると思うから、やっぱ女性票を集める引き金が重要だったってことで正確には「ガンダム」というキーワードで人気をサーチしたっぽいな。「Gガンダム」「Wガンダム」「SEED」とかファンがかぶってるとは思えないし、100位までにSEEDが無かったのもおかしいしね。

10位のうち7割正解したからいっか(^^)。

お騒がせしました~

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サモンナイトエクステーゼその2、3

昨日アップしようと思っていたのですが、ついずっとプレイしてしまい、アップし損ねてしまいました。ですので少々おかしなことになっていますが、今日二日分アップします。

2日目は4時間ほどプレイしました。まぁセカンドインプレッションということになります。ぶっちゃけファーストインプレとはかなり感想が変わりました。ズバリ、

 完全に一本道のゼルダ

というのが今の感想。とにかく徹底的に自由度がない。くだらないフラグが多く、きっちりつぶして行く為にはランダムで敵が落とすアイテムも必要で、プレイスタイルが非常に縛られる。目的を見失いがちで、その状況に対する救済もないので、ヘタすると詰まる。

レスポンスは全体的にいいんですが、操作体系にもう一段洗練さが欲しい気もしました。例えばフィールド移動中に画面済みに周囲のマップが同時表示されていてもよかったんじゃないの?とも思いますし、今倒した敵が隠しアイテムを持っているのか、もし持っているならいくつ持っているのかなどの検索性が悪い。まぁそれもこれも、

 ドラキュラに非常に似てる

からなんです。DSの「悪魔城ドラキュラ~蒼月の十字架~」と同じように、敵から手に入るアイテム(もしくはソウル)をきっちり入手しながら進めていくプレイスタイルが酷似していて、一方では上のサブ画面に常に「欲しい情報」が表示出来たり、「手に入れなくても進行に差し支えない」自由度があるのに対し、一方ではことあるごとにマップを開いたり、進行に必須のアイテムがたくさんあったり。言ってみれば

 出来の悪いドラキュラ

のごときゲームでした。世界観的にもほとんどフルボイスなのですが、別に声優属性でもない自分には「連打連打でスルースルー」で、まぁほとんど蛇足で、「外側の人間がプレイする」というのはこういうことなんだなぁと言う感じ。

 でも止めません。楽しいから。

今更何を、と思われるかもしれませんが、しょうがありません。「ドラキュラが良すぎた」のです。良すぎたドラキュラの出来がちったぁ悪くなったところで、「ああいうゲームがやりたい」僕のような人間には、やっぱり面白いんです。溜めと連打を使い分けたり、召還魔法を使って仕掛けを起動したり、キャラもデカイし、見た目も悪くない、「普通に優等生」な風体には変わりないのです。

相も変わらず手に入るアイテムは全て手に入れながら、確実に歩みを進めていますから、昨日一回全滅して以来、全く危なげないプレイが続いています。お金も不自然に貯まっていますし、回復薬を全く使わずにボスも倒せていますから(僕は基本的にアクションがヘタなので、それだけ「実力差」があるとご理解ください)、かなり「らしい」プレイにはなっていると思います。ボリュームは割と少なめみたいで、これだけ牛歩しててもたぶん40時間以内には終わりそうですが、明日は仕事が休みなので、もう少し進めてから、また感想を書きたいと思います。現時点では★★に格下げ。

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そして三日目。評価はますます悪くなりました。まず何よりも通常プレイしていて自キャラが強くならない。いくらレベルを上げても攻撃力も防御力も上がらず、上がるのはHPと取るに足らない「属性抵抗力」。5レベルに1回くらいコンボ回数が上がる「ワザ」を覚えるが、それとて攻撃力にしてみれば、100が120になる程度の変化で、現時点(レベル25)ではさしたる魅力もない。

敵が落とすアイテムにも大きな問題がある。乱数によるものだから多少の出来不出来はわからなくもないが、ぶっちゃけ「全て使えない」のはどうか。HPの回復アイテムやら今使っているより攻撃力の低い武器やら防具やら。どんないい物が手にはいるかと期待を込めて1時間粘ってようやくゲットしても「雷属性防御20」なんてアイテムは、普通に店で「全部の属性防御20」が売っているような状況では魅力ゼロ。簡単に言えばゴミ。

金に関してもそうしてきっちり集めている現状においては、ほとんど使い道もなく、新しい街に行ったら、即最高の攻撃力を持つ武器を買っておしまい。それもこれも武器や防具に魅力がないことが大きく上げられる。

モーションは「軽くて使いやすい」と書いてあるモノも「重くて使いにくい」と書いてあるものも同じ。クリティカルや炎の追加ダメージがあるものも発動が数パーセント~10パーセントでは大した魅力にもならず、いくら武器があっても使うのは一番強いものだけ。

とにかく手に入るものの魅力がないのに手に入れる為に苦労させる作り。

あとサモンナイトならではとも言うべき「召還獣」に関しても魅力はない。とにかく消費MPが多すぎて、回復もそれなりに面倒なため、「気持ちよく」使えない。4発撃ってMPゼロ。雑魚なら確かに1発で倒せるとしても、一部屋で10匹出る部屋だってある。ボスはボスで当然MPを全部消費したところで全く倒れる気配がない。結果、

攻撃には全く使わない

ゲーム上足かせアイテムとしての機能はするが、攻撃にろくに使えないとなれば、当然「MP回復力アップ」の装備や、道具の意味もなくなり、存在価値は急降下。強いて言えば間違って発動すると大きな音がするから、眠気が覚めるってことくらいか(それもメリットとは言えない)。

ストーリー周りは言わずもがなの取るに足らない出来。ありがちなキャラがありがちなセリフを吐き、意志の介在する余地なく展開する。メッセージも飛ばしたくなる場面が多く、正直グラフィッカーとプログラマーの実力があるのに、スクリプトライターとゲームデザイナーの力量が低い感じがする。これだけの絵とレスポンスを実現出来るのなら、もっと面白くなる可能性は凄く残されているのに、やればやるほどモチベーションが下がって来る。とりあえずプレイスタイルを変え、クリアを目指すことにしようと思う。とりあえず一回死んでからはまだ一度も死んでない。☆(0.5/5)。

現時点で、オススメできる要素は全くない。

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2005年9月21日 (水)

FF8の話

みなさんはノムテツキャラ(野村哲也デザインのCGキャラ)はお好きですか?自分は大好きです。特にFF8の先生や魔女みたいな人には一方ならぬ思い入れがありました。常日頃から書いていますように、僕はさほどストーリーやビジュアルでゲームの出来不出来を評価したりしません。自分にあったシステムの箱庭で気持ちよく育てられればそれで概ね満足なタイプなのです。しかしこのFF8とFF10に関してのみ、「ムービーが嬉しかった」ことも書いておきたい。要するに好みの絵面であれば、十分訴求対象になるってことなのです。

アドベントチルドレンはそんな僕にとっては非常に魅力的な作品であったと、今になって振り返ります(と言っても3日前だけど)。とにかくゲームのムービーシーンのカタマリ。ストーリーや脚本に難があろうとも、「オカズ」(※ゲーム内でのご褒美って意味ね(^^;))として十分なアイデンティティを放つクオリティの映像を矢継ぎ早に垂れ流してくれるというのは、ノムテツファンにはタマラナイものだったのです。

FF8はシリーズの中でもかなり売れた方だったと思います。っていうか記憶が確かなら1番だったかもしれない。それは一部で「7が良かったから8も買った」という意見が寄せられますが、僕がそうは思っていません。もしそうならどんな人気作だって続編のが売れることになってしまいます。ゼルダだってポケモンだってバイオだって鬼武者だって。ましてやFFは各シリーズで登場人物やシステム、世界観がほとんど共通しない作品です。「前作のおかげ」でシリーズ1売れるというのは、7をマストとする一部のプレイヤーの思いこみでしかないのではないでしょうか。

 じゃあなぜ売れたのか

それはまさに「宣伝が良かった」からに他なりません。当時僕の店のパートのおばさん(もちろんゲームなんか全くやらない)たちにすら「あのかっこいい男の子が出るゲーム」と認識されたほど、ビジュアル訴求力がありました。GLAYの人気があったことも無関係ではないかもしれませんが、とにかく最大規模のライトユーザーに「かっこいい、キレイ、面白そう」と訴求した結果であったと思います。キャラクターもどう見ても「青年」で、身長の低い7や9の主人公と比べ、対象が大きく変化していましたしね。

 でも酷評された

それはつまり端的に言うなら「羊の皮をかぶったオオカミに食われた」形になった、と言えるのではないでしょうか。かっこよくてキレイな美男美女が出る鳴り物入りのスーパービッグタイトルが、まさか非常にマニア向けでコアなシステムを搭載した「オタクゲー」だとは誰も思わないじゃないですか。7から入ったプレステユーザーにはあまりにハードルの高い「FFが本来持っていた牙」を再び携えたタイトルだったとは予想も付かないじゃないですか。

 でも僕は好きでした

自分の周りのユーザーは僕に感化されていたのか、「普通にプレイ」するだけで、既に標準的なやり込みプレイになるようで、とにかく「死にたくない」。死んでロードして経験値やお金を無駄にすることほど愚かなことはないというプレイスタイルが常です。ましてや「今後いつ買えるかわからない」ものや、「そのショップで手に入る最強の装備」なんかは、中古1000円で買ったものならともかく、楽しみにしまくって待ちに待って買ったソフトであれば、

 当然つぶしながら行く

「次の街でもっといいものがよりコストパフォーマンス良く売っている」などとは考えない。とにかくその街で出来る全てのことをやってから先に進む。結果的には次の街にさっさと行ってしまった方がお金も貯まりやすくて武器もいいものがあるかもしれない。でも別にそこではそこの品をまた買えばいいんです。その方が長く楽しめるわけだから。急ぎの旅じゃないし、いつどこで強敵が出てくるか分からないのですから。

 強敵が唐突に現れる

これもFFにはよくあること。言い換えれば「本来行くべきではないルート」に行ってしまったことで、通常より極端に強い敵と戦うことになって全滅し、「ああ、こちらはまだ僕には早いな」と学習させ、本来の道に戻す。そして十分強くなってからまた戻ってくる。そんなシーケンスがFFには頻出するわけです。

 でも僕はそこを「勝って行きたい」わけです。限界まで強くして進んだ先の障害物は、何としても乗り越えていきたい。だってその障害物、

 美味しいに決まっている!

んですから。そこで稼ぐこと=メタルスライムを倒すことと何ら変わりありません。オーパーツは常に魅力的であり、なかなか手が届かないものなのです。そしてFFは過去、たぶん未来の作品においても、「絶対届かないハードルは置かない」。テストプレイヤーの感性に依存しているのだと思いますが、最善の選択と最大の努力を払っていれば、どんな局面でも「越えられるように作られた」ハードルは越えられる。絶対死ぬ、という作りのものはともかく、「ここまでに登場した○○という敵から△△という装備品を手に入れて、レベルを上げて××というスキルを覚えた状態であれば」などという非常に高いハードルであっても、「越えられるように作られているものは越えられる」のです。
 じゃあ僕はそれ、越える方向で。

ってなるじゃないですか。普通に。FF8はまさにそうしたシステムのカタマリのようなゲームだったのです。

 やったヤツは楽出来る

とにかく話を追っかけてしまったり、ろくに強くせずに(例えば逃げまくって)先に進めた人には、決して優しくない作り。途中で「異常に」時間のかかる召還魔法を繰り返すことで先に進めてはいけるが、そんな「優しくない」救済はライトユーザーにだって不評でしょう。みんなの感想で、「召還魔法を使わないと雑魚すら倒せない」みたいなコメントを読むたびに、「僕は一回ずつしか見てないけど、普通に倒せるよ」と思ったもんです。要するに、

 それほどプレイスタイルに楽しさが依存する

バランスチューンなのです。もちろんこれは褒められたものではないでしょう。ここまで分母が大きく、対象もしっかりマーケティングをしていれば「よりライトな」ユーザーになっていることは、制作者サイドもわかっていたはずです。シリーズ中随一の「ヌルくてタルい」戦闘バランスの9のような作りであったなら、8の評価は大きく変わったのかも知れません。

 でも僕は8が大好きなのです。

モチベーションを刺激するのは、「クリア」という最終目標に向かう上でよりベクトルの似通った「稼ぎ」です。以前も書きましたが、ただコレクションするだけで自分の強さに全く関与しないアイテムなんざ「ゴミ」なのです。ドラクエのコインだって実際の戦闘で使える武具が手に入るからこそ、スロットの777が嬉しいのです。FF8の「カードゲーム」だって「ドローシステム」だって、やったらやっただけ結果として残る。だからがんばる。そして

 がんばったことが報われる

当たり前の話ですが、それが「面白くない人がいる」のは、「がんばらない人でもそこそこ報われる」のが世の正義だからです。FF8は「がんばらない人は報われない」作りなのです。僕は最初の街を出て次の街へ向かう時、レベルは既に99。手に入るカードは全てカンストさせ、カードを変換して作る武器によってほとんど最強に近い装備になりました。このタイトルは自分のレベルによって敵も強くなりますから、雑魚と戦ってもサクサクというわけにはいきません。しかし変わりに得るものもより良くなりますし、戦闘そのものがとてもタクティカルになって、ゲームとして楽しめるものになりました。

FF8は確かにバランスの取れた優等生ゲームではありません。しかし誰がどうプレイしても面白くないゲームでもありません。作り手の期待に添えるプレイスタイル(まぁ僕のは極端だけど)と価値観で対峙した時、初めて見えてくる楽しさがある、そんなタイトルなんですよ。
※まぁ今やると見た目がしょぼくてとてもキツいけどね(^^;)

ちなみにFF10も8に似た風体を持っていました。青年を主役にしてラブストーリーを全面に押し出した展開。システムやバランスチューンも「やり込めるけどやり込まなくても進める」作りになってどちらにもいい顔出来るような大人になりました。本数もかなり売れたようで、FFでは初めて本当の意味での続編まで発売されるに至りました。でも僕は思うわけです、

 8だって紙一重の出来だったんだぜ

と。ちなみにちなみにFF10の僕の思い出は、「ラスボスを初対面で倒した」ことです。ラスボスと言ってもオヤジの方じゃないですよ、某訓練所だかにいる方です(^^)。

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2005年9月20日 (火)

サモンナイトエクステーゼその1

まぁファーストインプレッションというやつである。とりあえず1時間しかやっていない状態である。そこでとやかく言ったところで、ゲームの本質に触れているはずはないのである。ファミ通のクロレビと似たようなもんである。

 しかし!

クロレビとて行間に感ずるものがあろう。クロレビとて愛は偽れない。クロレビとて好きこのんでウソを書く理(ことわり)もない。要するに、

 悪くない

正直デモが長いとか、世界観として「正直痛い」とか、微妙に「オレ、外側の人間?」とか。全体的に「訴求対象」から外れた感は否めない。しかし、根本的なプレイフィールはアクションRPG大好きっ子(死語)の自分には悪くない。チビチビと敵を倒し、がんばってがんばってレアそうなアイテムを手に入れて、つい足を踏み入れた先で中ボスにあっさりやられて、さっきまで1時間くらい稼いでいた経験値や、アイテムや、スキルや、、、全~ん部水泡に帰してしまったとしても、やり直しになってしまったとしても、「GAMEOVER」という僕の最も気に入らない表示が画面にデカデカと表示されたとしても、

 燃ゆる闘志に火がついている

状態であれば、NO問題である。つか「てめぇ今度会ったら絶対余裕で倒す!絶対だったら絶対だ!」っていう状態である。つかそのままプレイしていたら、今日の更新をスルーしてしまいそうだったので、一旦クールダウンする意味も込めて今まさにキーを叩いているのである。

でも万人には勧められないかな

とにかくセリフやキャラや世界観全てが「それ系」なのである。ファンタジーが好きな人にはぶっちゃけ向かない。剣と魔法の世界というより、「萌え」の世界である。つか普通の女の子は見ず知らずの男性に「君」なんて言わないのだよ、明智君。

まぁそんな孤独感にさいなまれつつもせっかく買ったのでがんばってプレイしていこうと思う。とにもかくにもまだ始まったばかり。たまにはそういった「自分の理解外」の世界にどっっぷりアタマまで浸かるのも悪くない(ホントはそんなことは全く思ってないケド)。レスポンスは悪くないので、とりあえずファーストインプレは★★★☆。というところで。

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2005年9月19日 (月)

ゲーム買ってきた

今日は家族で休みだったんだけど、ダラダラと家でゲームやったりビデオ見たりして過ごしてしまって、出かけたのは夕方6時過ぎ。なんとなくゲームショップに行って物色。友人の曖昧な勧めもあり、テイルズシリーズをどれか買おうと悩む。とにかくRPGを買う気十分だったのだが・・・。

・レジェンド

5980円。高い。とりあえず最新作。買う気薄。中古RPG部門では人気ナンバー1。

・リバース

ファミ通の読者ランキングで歴代の方にはランキング。デザインはいのまたむつみ。2480円。どうしよう・・・。

・シンフォニア

前作になるのかな。読者ランキングでは今週にかろうじてランキング。デザインは藤島康介。2680円。キャラはこっちのが好きかな。

・ディスティニー2

1980円。安い。でも戦闘シーンはトライエースの香り。ただどうやらトライエースではない模様。さすがに古さは否めないか。

・シャイニングティアーズ

アクションRPG。シャイニングフォースネオはあくまでネバーランド。同尺度では語れないが、戦闘シーンに入るロードが嫌いな我が家。アクションRPGは長男ともども好印象だが、こっそりゲオでは「おすすめ」シールが貼ってない。どうニオイをかいでもオーラは見えず、悩む。3480円。

・ワイルドアームズ4thデトネイター

ゲーム批評かコンティニューで結構イイ感じのことが書いてあってチェキっていはいた。ロードやシステム周りが快適らしい。でもどう見てもその戦闘シーンに魅力薄。シリーズとしては1が○2が×の印象で以降見送り。2980円。悩む。

・マグナカルタ

見た目はFFXIっぽい?でも画面写真が少なすぎてニオイがくみ取れず。戦闘シーンにタイミング系コマンドがあるというのは、雑魚戦で絶対イライラすると予想。2980円。微妙か。

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ゲームを買う気で店に行くというのは結構楽しい。具体的に買うタイトルが決まっている場合はもちろん、決まっていない時のジリジリした感じも嫌いじゃない。うーんうーんと悩みつつ結局買ったのは、

・サモンナイト エクステーゼ 4980円

まぁ発売前から欲しかったしね。子供達の印象もよかったですし。レスポンスも悪くなさそうなオーラが出てるしね。ただストーリーも結構重視してるっぽいからそこが僕にとってどうかな~って。面白かったらしばらくこのタイトルの話になるし、つまんなかったら1回で終わりかも(^^;。果たして。

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ファイナルファンタジーアドベントチルドレン

カテゴリーを映画にしようかゲームにしようか迷いましたが、とりあえず映画に。ぶっちゃけネタバレアリですから、見てない人は読まない方がいいと思います。っていうかファイナルファンタジー(以下FF)7をやっていない人は見るべきじゃない作品ですが、「見るつもりがないから読もう」というのであれば、逆にFF7をやっていなくても見てから読んで欲しいです。見て損した、という作品ではありません。

まず僕は7も300時間ほどかけてクリアしていますが、

※いきなり余談ですが、僕はFFの7、8、9をそれぞれ「1枚100時間」ほど掛けてクリアしていたりします(正確には9の最後の一枚だけは20時間くらいだけど)。だから結構プレイ時間を覚えていたりするんです。と言いながらもし「3枚組」じゃなかったらどうしよう・・・と不安になったりする。などと保険を掛ける辺りが小心者の自分です。

ストーリーは全然記憶にありません。エアリスが死んだってことくらいで、まぁそもそもゲームにストーリーを求めないタチなので、どうでもよかったわけです(ちなみに僕は涙を忘れた機械の体じゃないですよ。っていうかむしろすぐに泣くことに掛けては結構な自信があるくらいです。まぁのび太における昼寝と思って頂いて差し支えありません)。システム的に遊び込めるところも多かったし、事前にやっていた体験版よりロードが短かっただけで既に僕の中ではOKだったので。

で、そんな自分が見るというのは、ほとんど予備知識のない人間が見るのとあんま変わらないとは思うのです。そうは思うのですが、でもこの作品は「ゲームをやった人」が見るように作られている。なぜなら、脚本や展開がとても「ゲームプレイヤー向け」に作られているから。

CGは本当に気持ちよくて、僕のように「金を使え、金を!」と映画に向き合う人間には全く問題ない感じ。特にデカキャラと戦う時や、チェイスシーンの気持ちよさは、かの有名なロードオブザリングのモンスター戦や、マトリックスリローデッドのチェイスシーンに勝るとも劣りません。キャラが人かCGモデリングされた人形かの違いはありますが、ノムテツ(ディレクターでありキャラクターデザインの野村哲也氏)キャラに抵抗がなければ、正直大した問題ではないでしょう。誤解を恐れずに言えば「完全に世界レベル」のCGです。

しかし、それを受け止めるだけの脚本がない。「FFムービーなんちゃらウィズイン(超うろ覚え)」の時にも思いましたが、ゲーム中なら素直に聞けるメッセージが、動画に組み込まれることでリアリティ≠リアリズム(ゴメンちょっと適当。ニュアンスだけくみ取って)の誤差が生まれ、違和感を感じてしまう。語尾に「そうナリ」と付けるのはやっぱアニメだから許される、みたいなトコロがあると思うわけだし、それ以外にも「ファンならこう言って欲しい」という感性と、普通に映画の中(キャラの立ち具合などを考慮して)なら「こうしゃべるのが自然」という正解にズレが生まれる、みたいな。

これは逆に「字幕」ならかなり変わった印象になったかもしれないとも言える。英語でしゃべってその意味をくみ取るのであれば、自分の中で咀嚼する時間が出来るし、キャラの「言葉イメージと映像のすり合わせ」という作業がいい方に作用する気がするから。

ストーリーは正直尺が短い。100分くらいだったかな。アクションシーンを十分に見せてくれるサービス精神はいいとしても、何年前かわからないような事実上の前作に対するフォローがいくらなんでもなさすぎる。これでは「7をプレイした人」ではなく「7をずっと愛し続けた人」にしかついて行けないんじゃないかと思ったのは、たぶん僕だけではないはず。絵的な作り込み、各キャラクターや背景、バイクなんてスッゲェ!カッコイイし、「ああFF7ってこういう世界だったんだなぁ」なんてファミコン時代のゼルダを知る者が64版を見て思うような感想が抱ける。でもその話はあまりにも疎外感ありすぎだ。

実際各キャラを踏まえて「1本の映画として」成立させるには、2時間どころか「3話完結」でも足りないかも知れない。それでももう少し歩み寄れる点はあったんじゃないかとも思う。とにかく派手だし、事実上のヒロインであるティファ(でもオッパイは大きすぎる)の見せ場も多く、クラウド同様描写も気合い入りまくり。知らないで見た人の中には「もっと彼らのことを知りたい」と感じる人も少なくないと思うほど、しっかりと映像として描かれている。

なのにその矛先がすでに前世紀の遺物と呼んではばからないプレステのゲームしかない

個人的にこのキャラを使ってプレステ2版を発売するくらいのことをしてもいいんじゃないの?という気すらした。とにかく話を思い出したい気持ちになったし、「プレイしてからもう一度見る」ことでより深く楽しめるのも間違いないと感じたからだ。しかしそんな簡単にこれだけの大作をリメイクできまい。そこにこのアドベントチルドレン最大の悲しさがある。

ちなみに見始めて10分くらいは、はっきり言ってつまんなかったです。なんだかよく分からないっていうか見終わっても意味わかんなかったシーンとかあったし。ティファとか出てきてぐっとモチベーションが上がった感じ。っていうかそれはたぶん僕だけじゃないと思うけど。

あとスタッフロールも2段階。最初はブラックバックだけど、途中からクラウドの配達シーン?をバックに氷室の歌が流れる。見応えがあるというと言い過ぎだけど、結構綺麗なシーンもあるので、とりあえずチャンネルはそのままで、って感じですかね。★★★★。※結構高いのは、それだけCGを大きく評価していると捉えて下さい。マトリックスも3が好きな人間ですから(^^)。

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2005年9月18日 (日)

一番好きなゲーム

「魂の叫び」を買うとき、一緒に買おうか迷って結局見送ってしまった「ゲームの話をしよう3」。その巻末の方のページをパラパラとめくっていたら、編集部で聞いて回った「一番好きなゲームは?」。どの編集者も「時間をくれ」「後回しに・・・」と懇願するが、「じゃぁ聞かない」の一言に一蹴され、泣く泣くタイトルを挙げる。そう言うときに無理に出したタイトルが後々覆されることは十分考えられるが、そのタイトルそのものが無価値であろうはずもなく、ふむふむと興味深く行を進めた。そしてふと自らに問いかける。「一番好きなゲームは?」と。

そこでもし時間が与えられるとしたら、各ハード各ジャンル別にお気に入りをリストアップしたり、年表やカタログを首っ引きでチェックを入れることだろう。しかし、「即答!」と問われた場合はどうか。何もかも忘れて「好きだ」という気持ちに正直にスッと一本名前を口にするとしたらどうか。自分は、たぶん

 「ゼルダの伝説」ディスクシステム版

を挙げる。王者ファミコンが頂点を極めようかというまだまだ右肩上がりの時期に発表されたスーパーな周辺機器。正直容量や音源に関する魅力はそれほど僕には訴求せず、記録出来るという側面すら「パスワードも悪くない」と考えていたのでさほどでもなかった。しかし、その「世界」が僕を虜にした。

それまでは横スクロール、縦スクロールのアクションやSTGが多く、フィールド移動出来るものはごくごく一部。強いて言えばバンゲリングベイがそうであったが、あのタイトルのネームバリューがどういう意味を持っていたのかは、当時を知る者なら改めて解説することもあるまい。ゼルダの伝説は「構築された世界」で冒険をする、初めてのソフトだったのだ。

紙面を飾る画面写真はどれも輝いていた。剣を振るリンク、ビームを出すリンク、いくつもの首を持つグリオーク、ミステリアスな泉、砂漠、墓場、オリジナリティあふれるボスモンスターは単なる絵ではなく、立ちはだかる強力なモンスターとして僕らの想像をかき立て、これから始まるだろう大冒険に思いを馳せさせる。画面いっぱいに表示されたタイトル写真を見た瞬間にもう心を奪われていたのかも知れない。

買ってきた瞬間のこともよく覚えている。行きつけのおもちゃ屋では既に包装されていて、家に帰って包みを破るとそこからは半透明のプラスチックケースに分厚い説明書。モンスターの絵や模型で作られたマップ、「これが新時代のゲームだ!」と言わんばかりの風体に、はやる心を抑えながら接続をし、電源を入れ、ディスクをスロットに差し込む。起動画面がブラックアウトして、

 ジー・カシャカシャカシャ

と読み込みが行われ、タイトルが表示された。流れるメロディ、輝くロゴ、「琴線をかき鳴らされる」とはこういうことを言うのだろう。胸がドキドキする、心がワクワクするというのは、今この瞬間を指すのだろう。画面が切り替わり、アイテムの説明がスクロールしていく。ドルアーガにも似たアイテム達。でもきっとそれらはもっと世界と深い繋がりを持っているのだろう。僕はメインテーマを2ループを聞いてから、スタートを押した。

ゲームが始まってからもその冒険の質の高さは別次元だった。とにかく自分の意志で歩く感覚。ちょっとした川を見ても「おっ川だ!」、スタート地点からわずか10画面ほど移動しただけで「遠出したなぁ」、いきなり「ジー、カシャカシャ」などと言おうものなら、「えぇぇぇぇ、ここにダンジョンがぁぁぁ!」である。くまなく世界を歩き、何もない画面なんか逆に余計怪しく感じたりして僕はメガネ岩に足を踏み入れるのだが、その辺りは以前書いたので今回は省略。

僕は苦労に苦労を重ね、ついにガノンをしとめることに成功する。淡々としたメロディに乗せて流れるエンディング。鳥肌が立つ。気持ちが高ぶる。僕は大きな達成感に包まれた。画面が切り替わって、エントリー画面には剣を携えたリンク、そしてハートはわずか三つになっていた。僕は感動醒めやらぬまま、今一度リンクと一緒に世界を歩いてみたくなってスタートボタンを押す。いつもと変わらぬ画面が表示される。

僕がその後どうなるのか、賢明な読者諸氏にはおわかりでしょう。ゼルダは最後の最後まで僕の期待を超える出来だったんですよ。「初代ゼルダが一番だ!」。

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だらだらとゲームと脳の話

今週久々にファミ通を買いました。別になんとなくトイレでウンコするときに読む本がなかったから、っていうのが事の真相だったりするわけですが、まぁそんなことは本来ブログに書くべき事ではありません(まぁ書いちゃったけど)。で、「世のゲーム事情たるやいかがなもんか」とパラパラとページをめくっておりまするに、「へー」とか「ふーん」とか「フフン」とかあったりするわけです。タイトル通りだらだらそんな話を書いていきます。

まず「これは俺の琴線に触れたか?」というのが一本。ゲームフリーク久々の新作、でもタイトルは忘れた、って辺りがダラけてるポイントですが、ポケモン以外のタイトルというのは、SFCの「BUSHI青龍伝」以来なんじゃないの?っていう気がするんですが、腐ってもゲームフリーク。なんか3cm×4cmくらいの記事で「ファミ通そこまで任天堂と仲悪いのかよっ」と突っ込みたくなりつつも僕の目はごまかせません。9月22日発売はもう目の前。買ってしまいそうです。
→調べてみたら「スクリューブレイカー」でした。薄いタイトル・・・。サイト行ったら逆に面白そうじゃなくなったりして。やっぱ一旦静観か!?

あといつもの友人に「なんかねぇの~」と尋ねたら「テイルズはどうっスか?」とのありがたいアドバイス。っていうか「テイルズ」って最初の「TOP」をエンカウントに嫌気がさして止めて以来一本もやってないんだよね。ん?ざっとやってない僕が思い浮かべられるだけでも「シンフォニア」「レジェンディア」「ディスティニー」あと「アビス」ってのもあんの?トライエースが作ってないならちょっとやってみたいような・・・。やるんなら新しいヤツのがいいのかしら。

あとマリオテニスがなんだかクロレビで面白そうな評価だったんでチョイチェキしてみたり。でもキャメロットは私的「異常に」肌に合わない某ソフトを作っているところ。子供がクリスマスかなんかにじいちゃんばあちゃんから貰ってた前のヤツでも、「試合に行く前にキレて止めた」くらいだからなぁ。あんな非生産的な会話に時間や手間を取らせるっていうのは僕には理解出来ないんだよな。

ポリゴン系のゲームは全般全然琴線に触れない感じ。三国無双やら戦国バサラやらGENJIやら鬼武者やら。やったら面白いのもあるんだろうけど、いかんせん数も多いし、全部同じに見えちゃうってのは僕だけなんでしょうか。

そうそう、ダンジョンシージ2の記事も載っていましたね。いつの間に出ることが決まったのか、と思ったらもうその日に出ていたという。前作は体験版しかやってなかったけど、それで満腹になっちゃったゲーム。っていうか見た目はいいけど、ステータスの変化に乏しくて(おかずが少なくて)、「惜しい」と思った。今作はどうなのか。もう少し安くなったら考えてみたいかな。っていうかディアブロはまだなのかよぉ~>ブリザード。

そう言えばFF7の映画?も出てたね「アドベントチルドレン」だっけ?ずっと「アルベルト」だと思ってました(衝撃の)。デモとか見る限りではちょっぴりよさげだけど、レンタルとかもう開始してんでしょうか?本気で作ってるんなら映画館でやれよ、と思うのですが、映画館でやれないレベルだからDVDで売るのかなぁなんて邪推してみたり。ちなみに自分野哲のキャラはかなり好きな方です。

以前トラバとコメントで教えて頂いた、永田泰大さんの「魂の叫び」も買ってきました。これは面白いです!丁度自分がファミ通を定期購読しなくなってから始まったコラムなので、初めて見るものも多く、すげぇ得した感じがしました。いつも読んでいない人なら1000円くらいですが、絶対買う価値がある一冊だと思いますよ。永田さんは僕より2コ上の37歳くらいですが、30歳プラマイ10歳の方には十分訴求出来る内容だと思います。★★★★★(満点!)。

自分的にはここ最近のプレイタイトルが連続ヒットだったので、その勢いを殺さずに次に繋いでいきたいところなんですよねぇ。ゲームもやり出すと続けてやる感じですし。いいゲームっていうか「合う」ゲームはホント電源入れて最初に自機を動かした時点で「ニヤリ」とするものですけどね。ただもし本当に360でEDFが出るなら、今から貯金していかないとな~ってのもあるし、ちょっと悩むところです。

余談ですが、昨日はなんとなく久々に「悪魔城伝説」を起動しました。ドラキュラづいてたというのもありますが、以前やったときは「1面の途中で投げてしまった」んですよ。なんていうか「もう俺にはムリだぁぁぁ」みたいな。でも今回はユリウスモードなどで「アクション系ドラキュラ」の感覚が多少戻っていたので、もしかして楽しめるかな、と思って起動したわけです。そしたら、

 スッゲェェェムズい!でも面白い!

感じ。っていうかメデューサヘッド、おまえら強すぎ。10回中1回くらいしか殺せねぇよ(自分がヘタれなだけ!(声を大に))。他は別に普通(いい意味で)。音楽もいいし、絵も動きも丁寧だし、「え?サイファが仲間になったらグラントはいなくなっちゃうんだっけ?」なんて焦りもまたよし。でもやっぱ今の自分にはRTSは必須ですねぇ。

他には「ファンタシースターユニバース」だっけ?新作の記事が出てたね。なんかディアブロの僕の好きな部分だけなくなったようなシステムみたい。具体的に言うと「ソロプレイは完全に隔離されていて、クリアして終了。マルチプレイはオンラインのみでデータは会社管理」みたい。要するに自分でデータを管理しつつ稼いだりマルチプレイしたりは出来ないっぽい。だから全員が全員「重たい命」が好きなワケじゃないんだって!と声を荒げてみたところで、所詮心の中で言ってるだけなので、誰一人気づくことはありません。とりあえず発売されても静観する予定。

しかし久しぶりにファミ通買うと読むところが多いこともそうだけど、結構レイアウトとかも変わっていてビックリ(死語)。「魂叫」探すのにも苦労しちゃったし。あと全然関係ないけど最近下痢気味。1時前に寝ちゃったりして、俺どうしちゃったわけ?って感じだし。ファミ通に「ヨーグルトで直した」って話があったんで、いっちょ食ってみっかな。

まだ終わらないのでした(^^;)。

睡眠時間って上手く取りたいよな~って思います。なんつーか「寝るんなら出来るだけ早くノンレムしたいし、レムるならいい夢が見たい」みたいな?夢とかってスゲェリアルに見られる時あんじゃん?こう温度が分かるとか、においが分かるとか。五勘ってのは所詮は信号だから脳がそう判断しさえすれば、現実に起こってるかどうかは全く関係ないんだよね。例えば空腹やオシッコなんかも「腹減った信号」を止めどなく発し続けてるわけじゃないから、ふと気づくと忘れていたりする。脳内モルヒネとかβエンドルフィンとかも(ゴメン、自分読んでないから適当に書いてる)きっとそういうのと無関係じゃないと思うんだよね。だから鍛錬とか修行しだいで

 脳をだませる

んじゃないかと思ったりする。暑い日に熱いお茶を飲んだり、風鈴の音で涼を感じたりするのも、きっとそんなメカニズムの一端で、バーチャとかで上手い人なんかの中には、きっとゲーム中で受けたキズとか、その場所とかにリアルで影響が出たりしたんじゃないかと思う。「病は気から」って言葉も、立脚点はそんなところにあって、ブラックジャック先生も「治す気のない患者は治せない!」みたいなことも言ったりする。

 だからもっと上手く脳と付き合いたい

って思う。脳の言葉をもっと聞けるカラダになりたい。「おいクリスよ、おまえの腎臓はちとマズイことになりかけてるぞ」っていう言葉かもしれないし、「痩せる気があるんだったら今我慢しとけ!」っていう言葉かもしれない。「そのヨーグルトは効くかな?」っていう問いかけを脳に「めちゃ効く。3個食え!」って「答えさせる」ことが出来れば、3個食って下痢は治ると思うわけさ。っていうか俺、早死にしそう?

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2005年9月17日 (土)

秋風

3年の秋

夕焼けに染まる西の空

ツクツクボーシの声がいつの間にか鈴虫に代わり、

ハリボテや看板作りに汚れた手

もう着ることのない夏の制服

「そろそろ帰れよ~」。先生の声に帰り支度を始め

「これで最後なんだよな~」なんて誰かが言う

下駄箱でクツを履き替え、

校舎から出ると外はもうまっ暗

人影くらいしかわからない月明かりの帰り道で

見えない笑顔と他愛のないおしゃべりをする

「ひゅん」と風が背中を押し、

わけもなく僕の口元にも笑みがこぼれる

そんな秋が好きでした。

あなたの引き出しにはどんな秋がしまってあるの?

※これは僕が仕事で毎回チラシに書いている挨拶文の一つだったりします。え?職業ですか?上の文とは全く関係ありませんよ(^^)。

「180310dsk.zip」をダウンロード

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2005年9月16日 (金)

ラブストーリーとアキバ系

昨日少し書いた「一人でラブストーリーの映画に行くのは、電車男に共感するより寂しい」という話を、今日になってかみしめてみました。

「電車男に共感する」とはとどのつまり「アキバ系の趣味を受け入れる」ことだと自分では理解していますが、それはズバリ「自分の中の世界」をより完成度高く構築していくスタイルを指します。一昔前ならそれは広義に「オタク文化」とか「マニア志向」であったと思うのですが、先日のテレビチャンピオンを見る限り、近年では「ギャルゲー文化」に偏っているように思えました。

以前「電車男」の部屋のディティールに関して、「ギャルとガンダムと怪獣が同居しているのはおかしい」という突っ込みをネットで目にしました。最初は「うん確かにそれは言えるかも」とその時は思ったのですが、テレビチャンピオンを見る限り、「ゴジラと制服」は同居してた。つまり、第三者からのイメージ以上に当事者の趣味は多彩であったり、対応はフレキシブルであったりする。中にはそりゃぁ一極集中の「道」に入っている人もいるだろうけど、僕のようにゲームもやれば怪獣映画も見るし、ガシャポンも回す人だって当然のようにいる。となれば前述の「ギャルゲー文化に偏っている」という印象とは矛盾するかに見えますよね?

 でも実はそうじゃない

「ギャルゲーに偏っているように」は「見える」のであって、「現実には多彩」なのです。しかしそれはあまり重要なことではなかったりもします。「そう見える人(見る側)」が感じたことはそこで真実となり帰結する。現実には「理解し得る感性」であったとしても、第一印象で「無理」となったものを覆すのは非常に難しいのです。だから逆に「電車男に共感することが出来る」というのは、そのスタートラインから既に内側にいる、もしくは「いた」ということになり、「受け入れる」という表現ではなく「(既に)持っている」ということになる(気がするんですけど、、、間違ってるかなぁ(^^;)。

ここで本題にもどりますが、そんな「アキバ系」の人種は、実は「寂しがり屋」ではありません。確かにリアルな彼女も欲しいですし、友達と普通につるんで遊ぶこともあると思います。少なくともオンラインでの友人は少なくないはずです。
※「同好の士」によるコミュニティがしっかりと形成されていれば、その中でのアイデンティティが確立されているから。
もちろんコアな人の中にはゲームのキャラに恋しちゃって、というケースもあるでしょうが、それとて自らが構築した自らの世界の中で生きているのですから、寂しいとは違うと思うわけです。

でも!

ラブストーリーを一人で行くのは別。もちろんこれはアニメのラブストーリーではありません。実写のドラマを指しますが、対象にリアリティがありすぎると、自らの世界を構築する妨げになる。僕自身の立場を全く顧みずに言えば(^^;)、「仲間由紀恵は出しても、オダギリジョーはシルエットで!」(※「シルエット」というのがミソ。「モザイク」ではダメなのですよ!→あ、念のために申しますが、僕自身はシルエットじゃなくてOKです(^^;。っていうかオダギリ・ジョーって真田広之に通じる数少ない「かっこいい日本人の男優」だと思うし)。そうでなければ、見ようという気持ちから見終わった感想まで「孤独」がくっついて離れない。

僕も内側の人間なんだろうと思う今日この頃。「絶対領域」とか「先行投資」とか初めて昨日知ったけど、悲しいかな首を縦に振ってしまう。なんとなく頬を伝うものがある気がするのは、たぶん気のせいでしょう。

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だらだらと音楽の話

有線放送の影響は大きい。何となく流れていても、自分の好みのフレーズが聞こえてくれば反応するし、逆もまたしかり。最近ではスマップの新曲に著しい嫌悪感を覚え、この1ヶ月くらいJ-POPから離れていた。しかし妖怪大戦争の時に見たCMから、自分にしては珍しく「あゆ」の曲に反応。まぁ実際はサビオンリーのワンフレーズソングなのだが、それでもよいのである。そのワンフレーズを心地よく聞けるなら、それはそれで音楽の一つのあり方だと思うし。

最近注目というか「エロくて良い」と感じていた倖田來未姉さんだったが、「flower」、「Promise」ともに失速感は否めず。やはり見た目だけでは音楽は聴けないと実感。そして「Butterfly」が結構自分好みの曲だったことを再発見。まぁあくまで結構止まりですけど。

あと話的にどうか以前にどうしても絵が受け入れられず、「読みたいんだけど読めない」「NANA」の主題歌も私的ランクイン。これもワンフレーズソングながら映画を含め作品のエネルギーがそのままテーマ曲にも乗ってる感じで、「1位は当然か」という曲になってる感じ。ただプロモで歌ってない方のナナちゃん(漢字は知らぬ)がひとりだけ曲に乗れていない雰囲気は微妙にどうかな~と思ったり。

そんなこんなで昨日のカウントダウンTVを見たところ、結構チェキりたい曲があって久々。まず午後の紅茶でずっと流れていた松浦亜弥の新曲。あややは立ち位置として僕からかなり遠いんだけど、将来的に3曲くらい凄く好きな曲を残してくれる森高千里のような人になって欲しいとも思ったりする。本人はなんだか早く結婚して止めたいみたいなことを言ってたけど、どうなんでしょうね。

あと大塚愛とYUKIとBENNIE_Kあたりは順当に鉄板かな。飛び抜けて良くはないけど、カーステで回すなら可もなく不可もない感じ。YUKIの曲は個人的に「南ちゃん」にスゲェ似てる長澤まさみ出演の劇場版タッチの主題歌。ユンナが岩崎良美のカバーしてたから、こっちがメインだったらどうしようかと思ってたけど、正直ちょっとホッとした。「長い夢」には追いつけないながらも「ドラマチック」よりは上かな。

他は「止めるという噂を聞いたのはホントに噂だったみたいだね」気志團の新曲、懐かしいバンドロックの臭いがする点で気志團に通じる175Rの新曲が楽しみ。っていうかもう出てるのかな。ポップジャムあたりでやってくれると嬉しいのだけども。逆に満を持して登場の感のある宇多田ヒカルの新曲はイマイチ。ヒッキーは「wait&see risk」のあたりが一番好きだったな。このまま消えて欲しくないんだけど・・・。

以下余談

CMとかで「いいな」って思うと結構調べたりするタイプなのだけども、追っかけて追っかけて「その曲のCDは出ておりません」とか言われたりすると、「この情熱の行き場所は!?」という思いに駆られる。最近だとホンダのCMで流れていた「ネバーエンディングストーリー」とか。まぁどうしようもないんだけどさ。

あと「いいな」って思ってもシングル買うほどじゃないしなぁという曲も迷う。近所ではとてもレンタルしていなさそうな曲だったり、古い曲だったり。「高砂殿」のCMソングで鈴木ひろみという初めて聞いた人の「きょうは私の結婚式」って曲が地味にいい。CMもいいけど、加藤いづみに通じる良さがある。CD買うほどじゃないしなぁ。悩む。

あと何となく実家に置いてあった「DDR(ダンスダンスレボリューション)」を持ってきて久々に起動したら、これがなかなか楽しい。ただ、それの曲がまた欲しくなっちゃって・・・。っていうか一度は借りたんだけど、CDにキズが付いていたのか、上手くテープに入ってなかった苦い思い出。「TRUEKISSDESTINATION」なんて、今時カバちゃんがいた「DOS」より覚えている人少ないだろうね。結構イイ感じなんですけど。まぁこのあたりはヤフオクでめざとく探した方が早くて安いかもね。

そう言えば最近のランキングだと矢沢永吉先生や長渕剛がランクインしてたりしてなんだかちょっぴり嬉しくなったり。小田和正や山下達郎もバリバリ現役のようだし、なんだかんだ言って

 スタンダードは強い

のかな。サザンもこれ以上ないくらいがんばってるしね。でも最後はやっぱり曲。ぜひとも自分好みの曲を作って欲しいと思う、今日この頃だったりします。そんなこんなを踏まえて、「20050916現在のクリスチャート」ナンバー1ソングは、、、、

 浜崎あゆみの「HEAVEN」

ということにしておきます。っていうかあの映画スゲェ見に行きたいんだよな~。ああいう「SFX忍者」ってスゲェツボだし、僕らの世代で言えば思いっきり「里見八犬伝」のニオイするしね。でもさすがにあの映画をひとりで見に行く根性ないしなぁ。悩む。ラブストーリーをひとりで見に行くっていうのは、電車男に共感するより絶対寂しいと思うし。

余談からまた余談だけど「SFX忍者」っていうとやっぱ「ゼイラム」とか「未来忍者」の響きのが強くなるね。昨日ちょっと書いた「修羅雪姫」や「仮面の忍者赤影」なんかも特撮を使った忍者映画(っていうかよく考えたら「特撮を使わない忍者映画」って存在しない事実)だけど。でも自分はどっちでも好きなんだよね。「陰陽師」みたいにオカルティックな味付けは「お化け怖い怖い」の僕には全くダメだけど、まぁ「忍者」や「妖怪」ってのはなぜか平気。つか忍者映画っていうとよく「千葉真一」って言うけど、自分の中では「真田広之」のイメージが強い。カンフーブーム真っ盛りの頃の「龍の忍者」っていう映画なんだけど、今ネットで調べたら非常にイマイチ(日本語としてオカシイ)な映画だったようで、う~ん僕も子供だったってことなのかしら~ん、などとくだらなさが極まったところで唐突に終わる。ニンニン。

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2005年9月15日 (木)

アキバ王

今日のテレビチャンピオンは久々に見応えがありました。オタク系秋葉原チャンプ。最初から見てなかったのが悔やまれますが、道というのはこうも深く濃いものなのか、という、「濃い部屋」などというブログを書く身といたしましても、とても感銘深い内容でした。

7、8年ほど前ですかね、僕が数年続けて(仕事半分遊び半分)で秋葉原に足を運んだ頃には、これほど「萌え」はなかったと思います。現に僕自身基板目的で足を運んだくらいですし、まだまだ「家電の街」の印象も強かった。でも今はどうです、「萌えにあらずんばアキバにあらず」と言わんばかりのエナジーのほとばしり具合は!

「メイド喫茶」というのも噂には聞いていましたが、(特にかわいい子を揃えている、もしくはかわいい子のみを映している可能性が捨てきれないとは言え)これほど完成度の高いサービスになっているとは思いませんでした。っていうか方向性が非常に狭く濃いからアキバじゃないと受け入れられないと思われそうですが、需要だけなら日本中どこにでもありそうだと思いました。結局のところ品質管理が無理だってことなんでしょうけども。

※そう言った視点で「メイド喫茶」を考えると、アキバが完全な「萌えのメッカ」であることに気付きますよね。あそこでしか味わえないクオリティのサービスの存在というのは、ディズニーランドやコンサートとなんら変わりません。完全に「オンリーワン」なサービスはクオリティの向上もしくは維持さえあれば、需要はそうそうなくなりません。勝手な推測ですが、メイド喫茶はアキバの外に出ると死滅してしまう儚さながら、アキバの中だけでなら、永劫の命を約束された無限の可能性なのかなぁと思ったりもしました。

出てきた連中もかなりいい感じで、それぞれのお部屋も個性があって思わず大爆笑(死語)。ただ一方で「この部屋ならオレの部屋のが濃いかな」というか(^^;、まぁ所詮「アキバ王」ですからね。「ファミコンの王」や「ガシャポンの王」と、その道で競うわけではないってことですね。※僕が「ファミコン王」ってわけじゃないですよ。あくまで20年しか生きていない人間に40年のコレクションは絶対無理だし、見聞きした情報を越えるのも難しいでしょうって話です。

でもこのまま行くと絶対エロい方に転がる気もするなぁ。最終的にはお金だと思うし。まぁ今「アキバ系」って言われている人達にしてみれば、現状is最高であって、これ以上は逆に蛇足な空気も感じました。その人達のお財布の範囲で局地的に稼働していくのが、一番健康的なんじゃないかと、遠い空の下、かろうじて手を染めずに済んだオタクオヤジは思ったりするわけです。

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ゴジラファイナルウォーズ

友人に勧められたのと、ウルトラマンのあとで特撮づいていたので、映画館に行こうと思いつつ結局見逃してしまったゴジラファイナルウォーズを見ました。この映画を見ていくつも気付かされたことがありますが、その前に一つ。

 僕はこの映画に否定的です

ので、この作品を高く評価されてらっしゃる方は、お気を悪くなさるかも知れません。もし続けて読まれるなら、その旨ご理解頂いた上でお願い致します。あとネタバレもかなりございますので、映画をご覧になってらっしゃらない方が読まれるのはおすすめできません。その点をご了承頂いた上で、一番感じたのは、

 どうやら僕は松岡くんが嫌いらしい

ということ。常日頃「鉄腕ダッシュ」をビデオに録画してまで見ている自分には、彼がかなり「情けないヤツ」と刷り込まれています。ちょっとしたことで弱音を吐くし、他のメンバーと比べて根性はないし、小市民で身近だと言えなくもないんだけど、一方でかっこつけてるところも見え隠れしちゃって、(自分のことはともかく)どうもかっこよくない。

それがこの映画でもよく出ていました(^^;。

見ていて強さが感じられない。怪獣映画でありつつも人間同士の殺陣を大きくフィーチャーした展開というのは別に有りだと思うんです。でもそこにこの人選が裏目に出てる。相手役の北村くん?っていうの、あの子はかなり悪に染まったいい演技をしているのに、どうにも動きにキレがなく、思わず失笑してしまった場面も1度や2度ではありませんでした。

あと全編通してパロディっぽいシーンが多いのも鼻につきました。僕は結構そういうの嫌いじゃない方だと思っていたのですが、ケインのセリフのぎこちなさと松岡くんの情けなさがシナジーとなってパロディのダメな側面を際だたせてしまった感じ。落とし方を間違えているというか、ニヤリとさせるというより、ため息が出てしまいました。

一方怪獣の描写も「惜しいシーン」が「たくさんありすぎて」合計で「ダメ」になってしまった感じ。部分部分では結構イイ感じのところもあるんです。ラドンの破壊シーンとか、ガイガンの機動シーン、最初の方のマンダとの戦いなんかは、ホント「コレは!」と思わせる。

 尺が長すぎたんじゃないかなぁ

って感じ。とにかく「ここは1秒長い」とか「このシーンは必要ない」とか「このシーケンスはホントにこれだけの時間を割く必要があったのか(インファント島など)」とか。たくさんの怪獣を出すなら出すで、もう少し「愛してやれよ」っていうかディティールに気を配ってくれよ、って感じ。じゃないと近づいたり遠のいたりで映画に入り込めない。

怪獣シーンに関してもう一つ致命的に痛いのが「巨大感」を感じさせるシーンがほとんどないこと。エビラとの戦いでわずかに「人対怪獣」があっただけで、他はほとんど別進行な上にセットの質が悪いから戦隊ヒーローのロボット戦シーンみたいな印象しか残らない。せっかく各国で大暴れしてくれているのに、あれではただセットを壊しているだけって感じがして、「制作費もバカにならないだろうに・・・」なんて。

轟天号は結構かっこよかったし、形状に少しでも必然が感じられたので許せるとしても、アメリカ産ゴジラやマニアック怪獣各種はぶっちゃけ監督のマスターベーションの臭いがした。ファイナルウォーズを題材にした怪獣格闘ゲームでも出して小遣い稼ぎでもしたかったんじゃないか、というのは邪推しすぎでしょうか?

松岡くんはともかく相手役の菊川怜は最後のX星人と戦わせられる無茶を除けば、概ね及第点。そのシーンも本人の希望では間違ってもないだろうから、しょうがない感じ。まぁミニスカがいい感じだったけど、必要性のほとんどない役所ゆえに仕方ないのかもしれないね。

とにもかくにも僕のように松岡くんにネガティブな印象を抱いてなければ、もっと評価は高くなるかも。例えば同じようにパロディをちりばめていた「リターナー」の金城武なんかが役に収まっていたら、僕好みかなぁなんて。まぁ一度は弱いところを見せなきゃいけない脚本になっちゃってるから、強すぎる金城じゃぁ逆の意味で違和感が出ちゃうかもしれませんけどね。

そんな著しく低そうな感想をひとしきり書いてはみたものの、ゴジラ映画としては決してダメな方ではありません。もちろん僕が全部見ているわけではないので(9割くらい)一概には言えませんが、「VS」時代のシリーズ作品よりは楽しめると思います。まぁ中途半端さはありますけど、絵的に派手ですしね。でも個人的には釈メカゴジラや金子ゴジラと比べると、やっぱ今ひとつかなぁという感じですね。※「釈ゴジラ」の評価が高いのは、直前に「修羅雪姫」をたまたま見て殺陣にニヤリとさせられた為かも。

プラスもあるけどマイナスも多くて、差し引き★☆(1.5/5)かなぁ。

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2005年9月14日 (水)

ゲームボーイミクロ

p01 今日たまたまゲオにDVDを返しに行ったらプレイアブルのデモ機がおいてあったので、触ってきました。まず感想、

 「画面が小さい」

 「画面がきれい」

この二つ。常日頃PSPやDSに慣れた目からは、「PSPより画面の小さいDSよりなお小さい」印象が強くて、まずそれが第一。あと発色はかなり良く、PSPと同程度、DSより少し良く感じたのはたぶん「(DSは)触ってて画面が汚かった」からかもしれません。

操作フィールはほとんどやってないのでやや微妙ですが、DSよりは十字キー、ABボタンともにいい感じ。画面下のスタートセレクトも押しづらい感じはありませんでした。ただ、やったのがスーパーマリオだったので、LRをハードに使うタイプのゲームでの感触は未知数です。

余談ですが誌面等で衝撃のデビューを飾った「ファミコンカラー」。あれ実際にはメタリカルなカラーで(金属だからだろうけど)、実際のファミコンのイメージとはほど遠い仕上がり。個人的にはこだわってスタート、セレクトをゴムボタンにしたり、電源スイッチを2コンのマイクと同じパーツを使ったりして欲しかったところですが、強度や放熱対策を考えればしかたのなかったところなのかもしれません。

現時点では、今後キラータイトルが発売される可能性が薄く、DSやGBAを持っている層への訴求力そのものはかなり低いかなぁという感じ。決してガジェットとしての魅力が低いわけではないのですが、所詮「ソフトがなければただの箱」。ミクロならではの強力なコンテンツ(例えばファミコンソフトが1000本入ってるやつとか)の登場がなければ、1年は持たないだろうなぁって感じでした。

余談ですが、今テレビでPSPの「バージョンアップ」が叫ばれてますよね。あれってミクロでファミコンっていう動きと無関係じゃないのかもなぁなんて思ったりします。実際PSPでファミコン動かした方が魅力はデカいもん。※ちなみにボタンの反応はさすがにミクロの方がかなり上だし、画面の書き換えも淀みがありません。ただ、画面の大きさというのは、それを補ってあまりあるかな、ってことですね。

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2005年9月13日 (火)

クイズゲーム

子供の頃はかなりクイズやなぞなぞが好きな子でした。小学館の月刊誌やテレビマガジン、テレビランドなどの雑誌、ケイブンシャ系の大百科本でもかたっぱしからという感じでトライ&エラー。もちろん今でも残っている知識もありますが、まぁそんなこたぁどうでもいい話。

クイズというのは知識欲を満たす娯楽と思われがちですが、実際は「知ってることを楽しむ」方が強いと思います。わからないことを知って楽しむのではなく、知ってることに優越感を得てニヤつく娯楽。だから知らないクイズばかりでは辟易としてしまいますし、簡単過ぎて「刺激されない」のもNGでしょう。一番いいのは「思い出せそうで思い出せない、、、、けどなんとか思い出せた!」というパターン。知らない答えに勘で答えて正解するというのは、目的がエロでもない限りクイズ道としては微妙です。

さて、そんな自分が楽しんだクイズゲームを本日はご紹介します。と言っても記憶からのうろ覚えなので、まぁ間違ってたりすることもあるかも知れません。その点は何とぞよしなによろしくです。

・クイズ迷探偵ネオ&ジオ

ネオジオクイズゲームにして自分がはじめて買ったクイズゲームでもあります。何で買ったのか今では思い出せないのですが、このゲーム、非常にいい出来でした。

 いい出来のクイズゲームとは?

それはもう「クイズがいい」ことと「問題が多い」ことの二つに尽きます。実際には連打だとか二択、三択といったゲーム性などの「遊び心」も込められてはいますが、とにかくこのネオジオクイズ、問題の質が良かったんですね。もちろん僕にとってではあるのですが、PCエンジンで買った(タイトル失念)ヤツとかで「7割はプロレス問題」みたいなとんでもないヤツもあったりした経緯をふまえれば、難しすぎず簡単過ぎない内容はとても心地よく知識を刺激してくれて、(操作性も非常に良かったことも手伝って)まずはイチオシしたいタイトルです。

・怪人ゾナー

正確にはクイズではなく「なぞなぞ」ですが、これは前フリで書いた「知っていることを楽しむ」タイプでは全くありません。完全になぞなぞをがんばってがんばって解いてスッキリするタイプ。問題の答えが四択ではなく、文字を入力し、その答えの理由を三択で答えるスタイルはかなり本格的であり、その為のインターフェイスも非常に優れています。個人的にはこの作品と「どうぶつの森」で任天堂のかな入力インターフェイスはかなり進化したのではないでしょうか。

内容的にはとにかく難しいです。特に頭の固い自分のようなジジイにはキツい。それでも様々な救済措置が取られていて、徐々に問題を集める(このゲームは問題をコレクションするという従来のクイズゲームにはないファクターがあるのです)感覚はとても充実。とにかく自力で2日間がんばって正解を導き出せたときなんかは、他では得られないカタルシスがあります。キャラデザインも僕的には結構オススメですし、ゾナーのセリフもいい感じですよ。

・すくすく犬福

これも難度が丁度いいクイズゲーム。システムはネオ&ジオより多彩で、飽きさせない努力がかなりされています。いろんな犬福を育てるという目的により、繰り返しのプレイにも耐えられますしね。ただ今ひとつキャラ自体に魅力が薄いと感じたのは個人的な嗜好によるものですかね。まぁ問題の質が高いので、今やるならかなりオススメ指数が高いクイズゲーに間違いありません。

・虹色町の奇跡

出てくる女の子がかわいいけど、脱ぎはしないクイズゲー。問題の質は易しめで数もそれほど多くはありませんが、個人的にビジュアルの質が高いのでモチベーションはかなり維持できる感じ。出てくる女の子を全員落とそうとがんばる姿は「ときメモ」を筆頭とするいわゆるギャルゲーのそれとなんら変わりませんが、カプコンは他にそういうタイトルを出していないので、「だから虹色町に価値がない」ということにはなりません。MAMEでズルしながらやりたくなってしまうのは、僕が弱くてダメな大人だからでしょうな(^^;)。

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他にもクイズゲームはたくさん出ていますが、実際連コインさせるかどうかは、いかに楽しませてくれたかに掛かってくると思います。問題が偏っていたり、難しすぎては歩みも必然的に重くなるもの。最初くらいは軽快にステップふんで進んでいきたいものですね。

余談ですが、先日高校生クイズをテレビでやっていましたね。今の子は本家にウルトラクイズがあったことなんて知らない子も多そうだなぁなんて見ていたのですが、実は僕もこの高校生クイズには参加経験があります。それも3回!(要するに毎年)。今は万博をやっている長久手あたりだったかな、一年目は1問正解。2年目は2問正解。3年目は4問正解ってレベルでしたが、なんていうか「情熱の塊」みたいなんですよ、高校生の集団が。よく「冷めてる」とか「ドライ」とか見られがちですが、一方ではこんなにもみんな熱いんだゼって思いました。でもそれが十年以上経ってもまだ「熱いまま」だったんだって思ったら、結構嬉しかったですね(^^)。

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2005年9月12日 (月)

ドラゴンボール

MOKU 何となく数年に一度読み返してしまいますが、ドラゴンボール(以下DB)はホント面白い。絵の上手さ、わかりやすい展開、努力友情勝利の三拍子がしっかり整っているイイ意味でのジャンプイズム。Dr.スランプの頃から大好きで、今でも短編があればつい買ってしまいますが、DB以上の作品はありません。強さのインフレとかワンパターンとかの感想もあるかもしれませんが、勧善懲悪のストーリーは得てしてワンパターンなもの。子供の頃から好きで、大人になった今読んでも十分楽しく色あせぬ大傑作です。

全編通して面白いですが、特に好きなシーンをピックアップして書いてみます。みんなも場面が思い浮かぶかしら。思い出した順にズリズリ書いていくので、順不同です。

「ハッチャン」が出てきて「ヤッパリ オレわるいことできない」って言ったあとの悟空のホワッとした顔。なんていうか悟空のキャラが凄くよく出ていて不安だったわけじゃないんだけど安心というか嬉しいというか、このシーンは好き。

クリリンと一緒に亀仙人のもとで修行中のシーン。ハードな修行を続けていく内にどんどん余裕が出てくる雰囲気がとっても好き。「修行」なんて大体のマンガでも映画でもツライばっかなのに、それがほとんどないお気楽な描写だけで、でも「強くなってる」感じがする。鳥山先生は「強くなったことを感じさせる」もしくは「臭わせる」のがとっても上手いですよね。

占いババ宅でミイラくんと対峙した悟空が、「あんなかまえなのにスキがまるでない」って言われるシーン。悟空の強さが際だつ場面なんだけど、同時にミイラくんの実力も感じさせ、この後の戦いがとっても楽しみになった回。余談だけどこの回はたまたま友達ンちで読んでいて、「やっぱDBは面白れーよな」なんて妙に納得しあった記憶です。

若返ったピッコロと悟空の対決序盤で投げられたピッコロが家をぶっこわしたシーン。なにげない一コマなんだけど、非常に丁寧に描かれた絵に凄くウットリ。つか鳥山先生って岩とか森とか描くのもメチャ上手。背景なのに「お金払う価値のある絵」がたくさんありますよね。

ギニュー特戦隊のジースが「オレたちが勝てるわけはなかったはずだ・・・」っていうシーン。っていうか悟空が降りてきてからギニューに入れ替わられるまでの話が全部の中で僕は一番好き。とにかく悟空の修行はハンパじゃなかったし、でも相手がいないからどのくらい強くなってるのか見当も付かない。リクームやバータと戦っているときも十分ワクワクするんだけど、それが具体化したこのジースのセリフで最高潮に!やっぱ悟空が主役だよね。

セルと戦う為に悟飯と修行して部屋から出てきて、超サイヤ人の状態でベジータと話した「ああずいぶん上だと思う」。相手より強くなったと口にするのは悟空に限らず非常に多く見られるんだけど、この時の悟空はホントに強がってるワケじゃなくてとっても余裕。リクームのときとかぶるっちゃぁかぶるけど、相手がベジータってことで思わずニヤリ。

遊園地を賭けたトランクスvsベジータ戦。最後のベジータの「どうなってやがるんだ・・・まったく・・・」。全くその通り。僕もそう思いましたよベジータさん!でも僕は鳥山先生のやることは全肯定なので文句はありません。スカウターのない状態だとこういう一言がとっても重いんですよね。ビーデルが出てきてホンワカに修行するこのあたりのエピソードはどれも好きですね。がんばって空が飛べるようになったビーデルの横でビュンビュン飛んでる悟天もいい感じです。

「き、きたないぞカカロット!!」。これはベジータらしくないと言えばらしくないんだけど、気持ちが非常によくわかるというか、思わず出ちゃった感がたまらなくいい。ベジータは悪いやつなんだけど、こういう一言をしゃべらせることで「ホントに悪いヤツじゃないよ」って思わせちゃう。レギュラーにホントの悪者を入れると読んでてギスギスしちゃうからね。同じ感じで「おたがいわが子の軟弱ぶりには苦労するな」のセリフも好きです。

天下一武道会でヤムチャが「おとうさんは世界でいちばん強いんだ!地球人の中じゃね」ってセリフ。もうクリリンってスゲェんだよなって今更ながら実感できる名ゼリフ。そりゃそうだフリーザと普通に対峙してたし、何度も黄泉路から蘇ってきてるし、マーロンちゃんもかわいいし、クリリンが幸せになってホントによかったって思う。18号の「やばそうだったら逃げなよ」のセリフもいいですね。

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DBはホント凄いですよね。ゲームが今も発売されているし、DSのジャンプスーパースターズとかが普通に1位とかとるのもDBあってのことだと思います。「ネコまじん」で悟空や「クリーザ」なんてのが出てもつい嬉しくなっちゃうし、もし出来ることなら、完全なサイドストーリーでいいから続きが読みたい。っていうか日本人にとってはスターウォーズ以上に親しまれている物語ですよね。

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ウルトラマンネクスト

見ました。っていうか先日幼少よりの友人とコンタクトを取る機会があり、

僕「ああ、そう言えばネクサスに似てて映画でやったウルトラマンあったよね、知ってる?」

彼「何を今更。前勧めたじゃんかよぉ」

そうだっけか?まぁテンションも上がったところでいざ、と言いたいところですが、知らない人の為によく知らない僕が説明しますと、どうやらこれは初代のリメイクというかリスペクトというかリニューアルというか同じコンセプトという感じのものらしく、1作限りの映画のみウルトラマンみたいです。監督はよく分からないし、出ているのも主役の別所哲也を見たことがある程度で、ホント知識(あ、大澄賢也も出てたね)は薄い。それでも以前一度だけ接触した記憶を頼りに紐解いてみると・・・

 結構イイ!

でも惜しい!なんかとっても惜しい!もう一段高いところが目指せたんじゃないかという気がする。ウルトラマンというとまず「ウルトラマン」と比較すると思うのですが、僕の中ではゴジラやガメラを比較対象にして見てしまいました。まぁ映画のみの作品ですからあながち間違いではないとは思うのですが、それがその「惜しさ」に還元されてしまったというか。

とにかくシリアスに行った方がいい場面でワケわからんロック調のBGMが出たり、ウルトラマンなら当たり前なんだけど、怪獣映画ではあり得ない「ポーズ」を取ってみたり(※注:スペシウム光線のポーズのことじゃないですよ。「エイヤ!」って感じの時のヤツのことです)。なんていうか、

 作りは今風なのに、ウルトラマンのモーションだけが過去を引きずっていて

 「 かっこわるい 」

ネクストだけじゃなくて怪獣もかなり見た目はいい感じだと思えるのに、今一歩モーションが古くさくて、「普通に」楽しめるはずのものを阻害する。もっともっと「泥臭い」というか、「必死」な方が、絶対自然だと思うし、リアリティが出る気がしました。ヒーローであることを捨てて、「新しく素晴らしいウルトラマン」を目指していたなら、もっと違った結果になったと思うんだけど、どこかで「旧来からのウルトラファン」への媚びが見え隠れして、「惜しい」なぁと。

それ以外のストーリーやら映像やらはまぁ及第点でしょう。平成ガメラの方が上だと言ってしまえばそれまでなのですが、こちらはあくまでウルトラマンですから、大切なのはその部分。「飛行機乗り」をフィーチャーした分、空中戦も充実してくれて、こちらはこちらの良さがあるという感じですね。

ちなみにこの作品、誰に向けて勧められるか、となるとなかなか難しかったりします。素直に怪獣映画が好きな人にはどうしてもアラが気になってしまうでしょうし、直球平成ウルトラファンのお子様にはサイドストーリーがディープ過ぎる気もします。となれば、残るは「平成ウルトラファンの大人」というかなり狭いターゲットとなり、作品の善し悪しを語るのも難しいのかなぁと思ったりするのが本音だったりします。まぁ、

過度な期待をせずにリラックスして「始まって、終わる」ウルトラマンを見る。そういう気持ちで見ればそこそこ楽しめるのではないでしょうか。ちなみに細かな私的ランクを付けるなら、×メカゴジラよりは下だけど、VSメカゴジラよりは上という感じですかね。★★☆。

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2005年9月11日 (日)

一人で二人分やるゲーム

このタイトルを見てみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。っていうか特定のタイトルを掘り下げるつもりで書き始めたわけではないので、思いつくままにズルズルと続けて参りたいと思うわけですが、まず最初に書こうと思ったのは、

「ポケットモンスター」

です。カセットを2本買って、一人で全種類集める。一見「ダメな大人」プレイか「友達のいない寂しいヤツ」プレイに見えなくもありません。でも僕はあえて声を大にして言いたい。

「そりゃただの保険だろうよ」

と。ぶっちゃけ150種類いたら全部自分で集めたいに決まってんじゃん。何が悲しくて他人の尻を拭うがごとく人の食いかけを頂戴せねばならんのか。それはあくまで最後の最後、どうしても無理、マジ無理、超ありえないんですけど~って時にのみ発動する「ファイナルウェポン」でいいじゃん。ポケモンは出た時から既に「一人で2本買え!」ってゲームだったんだと(あくまで自分の中では、ですが)思っております。

ちなみにそんな自分、特別なヤツ(ミュウとかデオキシスとかジラーチとかセレビィとか)は別として、普通のポケモンで自力ゲット出来なかったヤツっていうのは一種類しかいません。金銀の時の「ヤンヤンマ」なのですが、どうにもアルゴリズムが理解出来なくて「誰がいつ大量発生を報告してくれるよのさ!(ピノコ調)」って感じでした。まぁ割と年齢幅広く友人がいる僕ですから(注:上の友人はほとんどいない。正確には下が広いだけ)、一声掛ければ「色違いのラッキー」ですらすぐにはせ参じてくる環境なわけです(普通考えればPARで出したヤツだろうけど)。当然ヤンヤンマもすぐに見つかりました。そして無事コンプしたわけなのですが、、、

 嬉しくない

わけです。結局の所何が楽しいかという「力点」を見つめるに、ポケモンは非常にたくさんのポイントがあります。「ゲットが嬉しい」「いろんな技で自分の個性が出せて嬉しい」「育成がうまくいって嬉しい」「バランスのいいパーティに仕上がって嬉しい」等々。でも基本にしてメインな目標は、「図鑑を埋める」ことなのではないでしょうか。それを他人の尻を拭・・・そんなことでは宮本さん、いやグンペイに申し訳ないじゃないですか。

そんな「二人分」を一人でやると、金銭的なデメリットは置いておくとして、いろんなメリットがあるものです。まず強いキャラを移動してセカンドプレイをすることになるので、とても快適であるということ。また事実上続けて(もしくは平行して)プレイすることになるので、ほとんどのフィーチャーを覚えていると言うこと、具体的なところでは本来1匹しか手に入らない強力なメンツを複数手に入れることが出来ること、そして何より僕が好きなのは「効率が良いと感じる」ことです。

「効率が良いと感じる」

というのは、実はかなり快感です。重要なのはそれが仕事や勉強、宿題などの義務的なものであろうとなかろうと、「効率よくこなせる」ことに楽しさが生じる点なのです。

作業というのは本来単調なものであり、繰り返し繰り返し同じ事をする、言わば「面白みのない」ことです。しかし、僕はRPGにおける経験値稼ぎが大好きですし、仕事中も単調と思われがちな繰り返しの仕事が嫌いではありません。それはなぜか。それは常に「より早く」やるために考え、結果を楽しんでいるからです。1回目と2回目でより良い結果が出て行けば、3回目4回目に繋がるものが生まれます。何も変わらないスタイルでは楽しみは見いだせませんが、常に変化を伴った繰り返しはもはやそれは繰り返しではなく、言うなれば「進歩の連鎖」なのです。

友人との交換でいろんなコミュニケーションをとり、ポケモンを集めていくスタンスも十分アリだと思います。しかし、いつでも両者の進行に差がなく(だって差があったら絶対つまんないもん)、同じようなメンバーで丁度穴を補填し合うような環境が果たしてあり得るでしょうか?んなわけはないのです。第一クラスで何人がポケモンやってると思ってるんだ!ってな感じで軽く逆ギレするところです。効率もへったくれもござんせん。

さて、そんな感じでひとしきり「ポケモン談義」の花をしおれさせたところで、同じ感覚を僕がより強く感じたタイトルを続けてご紹介します。それはある意味ポケモン以上に有名かもしれません。「ファンタシースターオンライン」です。

これは当初DCで発売され、それからマイナーチェンジをしつつ、GCやらXBOXやらPCやらで展開しているシリーズですが、、、まず先に一つどうしても話しておきたい思い出を書きます。これはメインの展開とは全くこれっぽっちも、例えて言うならハム太郎のまつ毛ほどにも関係ありません。っていうかハム太郎にはまつ毛はありませんが。

ホワンホワンホワンホワン・・・

僕はPSOが発売された当時既にディアブロを経験しており、キャラ特性の近いメイキングにおいて、「長く遊ぶタイトルになるだろうし、最終的にはアイテム集めのスタイルになるだろうから、序盤辛くても終盤楽できる(だろう)魔法使いにしよう!」とキャラを決めました。HPも低く、攻撃力も低く、MPはすぐに切れて街に戻らなければならず、せっかく強そうな武器を見つけてもろくに装備もできやしない。でもいつかは報われる日がくる。そう信じて僕は自分の分身「クリス」を育てました。そりゃもうがんばりました。っていうか単調な繰り返しはむしろ望むところであったと言っても過言ではありません。

キャラもそれなりに育ってきて、展開で言えば中盤を過ぎようか(具体的にはベリハの洞窟)というところで、とんでもない事実が発覚しました。とある雑誌上で、作者であらせられるところの中裕司さんが、

「フォースは最初辛いけど、最後までツライんですよ・・・」

「お、ま、え~~~!!」。このときのやるせない気持ちをどう例えたらいいでしょうか。信じて信じてがんばってきた僕の100時間は誰がどう埋め合わせてくれるというのでしょうか。悲しくて悲しくて涙でメガネがビショ濡れです。ドラえも~ん!です。

 僕はPSOを止めました。

そして何年か経ったある日、このブログでも何度か登場した「勧めたゲームを楽しんでくれる友人Y(ほんの13歳ほど年下)」が、「GCのPSO楽しいッスよ」と僕に告げました。ん?PSO?それ何?僕はその時既に「なかったこと」にしてしまうほど、PSOから距離を置いていました。

「PSOッスよ、店長が僕に値下がりする前のDCとキーボードを一緒に買わせた上にネット環境まで整えさせた、ファンタシースターオンラインッスよ」
※一応アレンジ入ってます。彼はゲームに関しては僕を信じてくれているので、そんな皮肉めいたことは言いません。とりあえず口に出しては言いませんでした。口に出しては。

「あああれか」。これ以上そっけない返事があろうか、いやない!というくらい素っ気ないリアクションで、もはや「楽しいわけない」くらいの勢いです。そりゃそうです。僕のキズはフロドに裏切られたサムよりも深い(ゴメン、そりゃ言い過ぎだ)のです。その場はそれで流れてしまいました。

そしてそれから約1年ほど経ったある日、店先で非常にお得そうな面構えをしたパッケージを見つけました。「エピソードI&IIバリューパック」。二本入っている上に廉価版。子供もそろそろああいったアクションRPGタイプのゲームを楽しみだした頃です。別にネットに繋がずともそこそこ楽しめるんじゃなかろうか。

僕は魔法使いではなく、前回「非常にお値打ちな」キャラとして「初心者用」の皮をかぶった「正解」を選びました(具体的に言うとハンター)。名前はもちろん「CRIS」です。僕の分身はザクザクと敵を斬り刻み、バシュバシュと弾丸を撃ち込み、ピロリロとレベルを上げていきました。こころなしかセーブやロードのレスポンスもよく、パッドもDCよりは相性が良い感じに没入感は加速し、仕事にも行かずにPSOをやり続ける日が何日も何日も続きました(大嘘です。普通に仕事してました)。

そんなある日、書店でPSOの攻略本を目にします。っていうか正確には探しに探してようやく見つけたんですが、すぐさま購入。さっそくプレイに役立てます。もう発売からかなり立っていますから、いくらネットゲーだとはいえ、基本はオフライン。情報源はネットではなく書籍にあるとふんだわけです。そこで僕は開眼します。

GCはオフライン用だ!

別にネットに繋いでプレイ出来ないわけではありません。GC用にキーボードも発売されていますし、現にブロードバンドユニットもヤフオクで落札しています(繋いでないけど)。しかし、ひとしきり最初の盛り上がりが過ぎ、廉価版も発売されるような時期です。楽しみを見いだす方向性が自然とオフラインに向いたのは僕にとって紛れもない幸運でした。

自分で手に入れたモノは自分のモノ

「なんでもないようなことが、幸せだったと思う」そんな深夜2時です。僕のモチベーションはメーターを振り切り、以後あり得ないペースでPSOにはまっていきました。とにかく戦士の装備だろうと魔法使いの装備だろうと手に入れたモノは全て自分が活かせるのです。全く無駄のないサイクルに僕は文字通り酔いしれました。結局僕は3000円しないそのソフトを200時間以上遊びました。パーティプレイは30分くらいしかしていませんが、これこそが正解だと胸を張って言えます。

他にオーソドックスな「二人分ゲー」というと、やはり「イシターの復活」が頭をよぎりますが、あれは別に普通に1人でやるゲームですから除外です。ここはやはり「ニンジャコマンドー」のことを少しだけ書いておきましょう。

ニンジャコマンドーはネオジオのアクションシューティングですが、ちょっとしたコマンドを入れてショットを撃つと、ド派手で超強い「某爆裂究極拳」という攻撃が出来ました。これをですね、おもむろに左手でやってみても出来たわけですよ。それでですね、小指でショットボタンを押してみようものなら、これまたあっさりと押せてしまう。

 カチャンカチャン。

試しに2コイン入れて二人用で始めて見たところ、これが面白いように敵が倒されていく。っていうか戦略もクソもありません。ただズンズン繰り返し爆裂究極るだけでボスすら瞬殺してしまえるのですから。無敵ではありませんが、二人で交互に出していけば隙も全くなく、コマンドをミスらなければ死ぬ要素は皆無。ある意味バランスが悪いとも言えるのですが、さすがに最終面やその前のボスなんかだと結構緊張してコマンドをミスったりして、「う~んなかなかやるなぁ」<バカ。結局それでクリア出来るまでやったんですが、それを見ていた友人(中学生)もマネして同じことしてたりしたので、もしかしたら「ごくごく普通のプレイ」だったのかもしれません。

他に最近だと「地球防衛軍2」でも「二人用を一人プレイ」があるようです。「ようです」と書いたのは自分がやっていないからなのですが、「一人が囮になってもう一人が倒す」という文字にすれば至極理にかなった戦略。でも実際は囮になるヤツが地面を撃って自爆(正しくは転倒。転倒中はダメージなし)しつつ、もう一人が遠くからチキンに撃つ作戦。正直ちょっとかっこわるい。でも敵はとんでもなく強くなっていくので、こういう戦法を使わないとクリアはおぼつかないらしいのです。まぁ僕はそんな戦争に嫌気がさして、早々に除隊してしまいましたけどね(「EDF除隊」してその後「ドラキュラ討伐」というのもどうかと思うけど)。

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二人で遊んだ方が楽しいゲームは二人で遊べばいいと思います。でも中には「二人で遊んだ方が楽しそうでしょ?」っていう一人用ゲームがあるのです。実は一人の方が気楽で楽しいゲームが。もっともそういうゲームでも、そこで得られる「楽しさ」は一人用のそれと二人用のそれでは全く別物だったりしますけどね。娘(6歳)がプレイするドラキュラに横から口出しして「父ちゃんジャマ!」と言われるクリスでした!!

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2005年9月10日 (土)

忙しいゲーム

近年「癒し系」という表現をそこかしこで目にするようになり申した。歌声、アイドル、清涼飲料、アロマ、ゲームでも(対象を限定はすれども)ニンテンドッグスやどこでもいっしょ関連のタイトルは「癒し系」ゲームと言えるでしょう。一方やっていて全く癒されるどころかぐったり疲れるタイトルもたくさんございます。音ゲーは全般的にそうでしょう。DSの「バンドブラザース」は使っているのが指先だけにも関わらずLRまで駆使して奏でるメロディは、一曲集中しただけで「いい汗かいたな」と遠い目をしたくなるほどですし、つい最近我が家に導入された「太鼓の達人アニメ特集(タイトルうろ覚え)」のメインテーマ「響け!太鼓の達人」
※この「響け!太鼓の達人」ですが、はっきり言って名曲です。初めて聴いたその瞬間に流れてくるモノがあり、この一曲の為に買って良かったと思うほど。っていうか「父ちゃんそれしかやらないよね」と言われるほど傾注しております。っていうかCDで出てたらマジ欲しいです。あ、アルバムは遠慮させて戴きますし、価格も840円くらいに抑えて・・・

閑話休題

「響け!太鼓の達人」は、正しくは誰が歌っているのかわかりません。だいたい聴いてる時は叩いてる時なので、「影山ヒロノブ、堀江美都子、水木一郎かな?」っていうくらいですが、とってもとってもアニメソングのなんたるかを理解している、作曲した人がアニソンを愛してやまない人だと確信する出来です。っていうかまたも、

閑話休題!

それがとにかく汗をかきます。っていうか自分が慣れていない、要するに「ヘタレ」だからなのですが、必死こいて連打してもゲージが全然上がらない状態。

 でも、楽しい!

から、全然問題はありません。っていうかDDRの時も、ドンキーコンガの時も同じように汗をかいたわけですが、そうそう、汗をかくというと「カロリー表示機能」とかあるじゃないですか。ああいうの。あれってウソだよなって今になって気づきました。だって体重40kgの女の子が1時間動いて消費するカロリーと体重70kgの中年オヤジがドクドク汗流しながら消費するカロリーが同じなわけないじゃん!絶対表示カロリーより消費してるよ!と誰に向かって僕は憤りをぶつけているのかよくわかりませんが、

閑話休題!!

まぁそんな音ゲーはかなり忙しいわけですが、ホントに今日書きたかった「忙しいゲーム」はそんな体力消費型のタイトルでは全くございません。まぁ言ってみればここまでは前座にございます。要するに「なかったこと」にしても何の支障もない部分というわけです。で本題なのですが、とにかくプレイヤーに時間を無駄遣いさせない。むしろゲーム側が「早くしろ!このグズでノロマなガンタンクがっ!」とインテリメガネの倖田來未よろしく伸びるボールペン持ってツンツンせき立てるような(っていうかされてみてぇ)、そんなゲームの話がしたかったわけです。

忙しいゲームとは?

それはとどのつまりやることが次から次へと沸いて出て、やってもやっても終わらない。そしてその「終わらないこと」がとても心地よく、ストレスがたまらないゲームであると考えます。とにかく自分のスキル以上にマシンがこちらに質問を投げかけてくる。ガンダムで言うところのテム・レイにZガンダムを見せるような感じと言えばわかりやす・・・わかりやすくないけどそんな感じです。

具体的に僕にそう言った感覚を感じさせてくれたタイトルはそれほど多くはありません。軽くご紹介致します。っていうかあまりにも有名どころが揃っているので、「てめぇに言われるまでもないな」というお気持ち、とりあえず胸の最下層にしまっておいてくださいませ。

・伝説のオウガバトル

とにかくリアルタイムでゲームが進行するため、「のんびりしているヤツは死ね!」と言わんばかり。まして「攻略本必須」と言ってよいフィーチャーの数々に画面ばかりでなく、本にまでせき立てられ、なんだかよく分からないくらい必死になっていました。でもその必死さの中で、レアアイテムを掘り出すアルゴリズムや、最終的にどうすることが「作者に勝つことなのか」という哲学的なプレイにまで足を踏み入れてしまい、自分の中で「本当の意味で」バラしていったタイトルだったりします。とにかくレスポンスの良さが伝オウガの最大の功績だったんじゃないかなぁ。だって「ゼノビアの皇子」とか「64オウガ」とか、全然気持ちよくないんだもの。振り向いても誰も追っかけてこないしさ(そりゃこないけど)。

・カオスシード

誰がなんと言っても忙しいゲームです。っていうか詳しくは存じませんが(自分専攻してないので)、こういうのってみんなリアルタイムストラテジーのカテゴリーなんですかね。っていうか何がそれに類するのかもよくわからないのですが、エイジオブエンパイアとかやったことがないんですよ。でもカオスシードがそれに「面白さ」で負けていると感じたことはありません(そりゃそうだもう一方やってないんだから!)。とにかく自分の中で「計画を立てている頭の回転速度にイライラする」ことがあったほどのタイトル。ただ自分なりのダンジョンを構築していくだけじゃなく、いろんな要素をマルチタスクでこなす快感。ある意味聖徳太子向けのゲームでもありましたが、これもまたSSになってなんだかレスポンスが失速した気がして、後続作品では熱が上がりませんでした。でも僕の知る限り、ネバーランドカンパニー発売のタイトルはSSカオスシードしかないんですよね?

・ピクミン

カオスシードとは逆に、今この瞬間に情熱を込めるタイプ。計画は立てていくんだけど、マルチタスクではなく、シングルタスクをより速く、スムーズに順序立てて確実にこなしていくことが要求される。とにかく「アタック」してこそ見えてくるゲーム性なので、ヌルくなった続編や、普通に「30日以内にクリアすればいいや」なんていう軟弱者はウセろ!って感じです。いかに少ない日数でクリアするのか!、もしくはチャレンジモードでより多くのピクミンを稼ぎ倒せるのか!やればやるほど洗練されていく自らのアルゴリズムに思わず酔ってしまう。どんどん密度が上がっていき、どんどん忙しさも増していく、そしてそれこそがゲームの快感の根幹になっている。ピクミンをバカにするやつは、父ちゃんが許さないぞ!

・F-ZERO

これまでの作品はたぶん今やってもそこそこ忙しさを楽しめるものでありましょう。しかしF-ZEROに関してはやはり当時のテンションあってのこと。当時SFC同時発売のこのタイトルに携えられた(それまでさほどポピュラーではなかった)「最速ラップのセーブ」がこれほどゲーム性に影響を及ぼすとは誰が想像し得たでしょう。とにかく一瞬のミスですぐリスタート。カチってリスタート、スタートミスってリスタート、溝に入り損ねてリスタート、ケツ叩かれ損なってリスタート、1mmふくらんでリスタート(ホントに神経が研ぎ澄まされてくるとわかるようになる)、気のせいか遅くてリスタート(大抵の場合は気のせいじゃなく遅い)、ラップがコンマ05秒遅くてリスタート(ゴメン、ちょっとウソ。っていうか覚えてないだけだけど、明確なライン引きはあった気がする)、、、まさにリスタートお化けどころかリスタート暗黒大魔王。ブラックホールの彼方からリスタートするために現れた魔神が初代F-ZEROにはいました。人間ってスゲェなって思いましたよ、なんでコンマ01秒速くなったことが実感出来るのか。「ん、今のは03秒くらい速かったかな」なんてホントに03秒速かったりするんですから(「03秒」って3秒じゃないからね。念のため)。

今だととてもあれほどのテンションでやり続けるレースゲームなんてありませんが、あれは紛れもなく「忙しい」ゲームでした。カセット万歳!

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個人的には何か忘れているタイトルがあるような気がするカテゴリーなんですが、パッと思い出せません。っていうかみんなは嫌いなのかしら。ここを読んで下さってるコアでディープなオヤジゲーマーならわかってくれると信じたいのですが、、、無理?。

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2005年9月 9日 (金)

ややマイナーなシューティング

僕がシューティングが下手な割に好きだ、というのは局地的に有名な話ですが、今日はその中でも比較的マイナーなトコロをご紹介いたします。「比較的」ですから「著しく」マイナーだと思われる「エリミネートダウン」や「オーバーホライゾン」は今回は見送ります。さて皆さんの同意は得られるのか!?

・ザンファイン

サクセスの1500円ソフトです。一部では有名なタイトルで、僕の中では「地球防衛軍」に次ぐ低価格ソフトと位置づけています。内容は多少のスクロールこそあるものの、面クリア型(グロブダーに近いとも言われています)で見下ろし型のSTGです。その最大の特徴は慣性の働くその挙動にあります。ヘックスを潰すようにクリアしていき、ボスのマスを囲んでから倒すと楽だとか、時間に関するフィーチャーがかなり大きなウェイトを占めていて、コンマ1秒単位でしのぎを削るようなゲーム性を折り込んでいたりとか、何種類かの武器の特性を活かしていかにダメージを溜めていくのかとか、結構独自のシステムが盛り沢山なのですが、やっぱり重要なのは「慣性」。

過去のソフトで「慣性」が働いていたソフトと言えば、「エクセリオン」「海原川背」「グラナダ」などでしょうか。ちょっとした味付け程度で慣性が働くものもあれば、ゲーム性の根幹としてシステムに根付いているものもあります。ザンファインのそれは明らかに後者。射出から発動までのタイムラグはデカいが、相手の軌跡を読んで「置いておく」操作や、アムロよろしく相対速度の速いもの同士のすれ違いに切って捨てるアクション性、スキルの上昇で使い勝手が変わっていく武器もとても良く出来ています。こう書いているとSTGというよりはアクションに近いかも知れませんね。

ザンファインは中古屋で見かけたことがほとんどありません。僕自身注文して購入した経緯があります。ましてやPSソフト、現状での取り扱いは決して高くないでしょう。でも幸運にもサクセスは現状生き残っている数少ないメーカー。注文すればまず購入することが可能だと思われます。タクティカルなアクションSTGが好きな人、というのがどれほどいるのか疑問は拭い切れませんが、ゲームとして1500円以上の価値は間違いなくあるタイトルだと思います。★★★☆。

・爆裂無敵バンガイオー

64で発売され、DCにも移植されたのかな、トレジャーのアクションSTGです。トレジャーというメーカーは人気がそこそこあるのに、結構やりたいことやってるというかあまりユーザーに媚びていないようなところがありますよね。「ガンスターヒーローズ」が絶大に評価され、コナミの血族であることを高々と旗揚げしたかと思えば「ダイナマイトヘッディー」やら「マクドナルド」やらよく分からないタイトルを出したり、「罪と罰」のような映画的なタイトルを出したかと思ったら、グラディウスの新作を作ったり。バンガイオーはそんな「よくわからない」トレジャーらしさがとても良く出ているタイトルだと思います。

とにかく派手なミサイル攻撃や多方向への撃ち分けがピックアップされがちな本作ですが、よくよく見ていくと、そのゲーム性が「サイドビューのガントレット」に見えてくるのは僕だけでしょうか。ダンジョン走破型で1対多のスタイル。迷路と広間の巧みなハーモニーで緩急を付け、溜めて溜めて爆発させる流れで爽快感を生み出す。ちょっとしたデモや文字はちょっぴりおちゃらけでありつつも、中身の作りはしっかりしてる。パッドの特性から64パッドが一番相性がいいんじゃないかとも思いますが、中古屋であまり見かけないのはそもそも本数が出ていなかったからですかね。個人的にはSSの「心霊呪殺師太郎丸」よりはずっとゲームとして面白いと思うんですけどねぇ。★★★。

・イグジーザス

現状だとMAMEでしか出来ないかもしれません。タイトーのアーケードタイトル。丁度時期的にはダライアス前夜あたりになるかと思いますが、これをプレイすると「ダライアスは一日にしてならず」だったんだなぁと実感するコトしきり。っていうか個人的に、あくまで個人的に、ですがダライアスIIやダライアス外伝より、道中は楽しい気すらします。なんでかよくわからないのですが、当たり判定と敵のアルゴリズムの案配がなんともいい感じで、プレイしていて「心地よい」感じがするんです。こればっかりは個人差のあるものかもしれませんので、あまり強くは言えないのですが、「今やっても楽しめる昔のSTG」として、超メジャーなグラディウスやR-TYPE、ガンスモークなどを除いたあとで生き残る、数少ないタイトルなんじゃないかなぁと思いますです。横STGが好きで、まだやったことがない人には結構オススメですよ(^^)。★★★。

・グラディウスジェネレーション

密かにマイナー指数が高いんじゃないかと思いつつ外伝よりはメジャーなのかな、とも思う「グラジェネ」です。GBAタイトルなので、ぶっちゃけやったことがある人も多いと思いますが、ぜひ触れるだけじゃなくラストまで遊んで欲しいと思うタイトルでもあります。絵的にはハードスペックこそSFCですが、容量も結構使っていてかなり後期のタイトルらしく丁寧かつ豪華。ドット数こそ荒いのでそこを攻められると弱いのですが、武器もオリジナリティに富んでいて、詰まったときの救済措置もしっかりしているなど、グラディウス初心者にもしっかり遊べる「優等生なグラディウス」だったりもします。

難度を上げれば相応に弾が増えていくのは「らしい」とも言えますが、GBAだからとなめて掛かっている御仁にこそしっかり腰を据えて遊んで欲しい「比較的マイナーなグラディウス」としてあえて、ここでご紹介したい所存にございます。★★★★☆

・ジオストーム

一度竜駆さんのサイトでもご紹介させて頂きましたが、「メタルスラッグ」のようなアクションSTGが好きな人には非常に強くお勧めできる「メタスラ前夜」の作品です。ぶっちゃけスタッフは8割がた同じ人なんじゃないかと思うほど風体は似ていて、やってみてのプレイフィールもかなり近いものがあります。ドット絵の精緻さも酷似していて、多少違和感を感じるとすれば「コミカルな感じが少ない」ことくらい。前作「ガンフォース」はSFCにも移植されていますが、かなり絵が寂しく、単調な印象が拭えません。海外版ジオストームが「ガンフォースII」であることから、「ガンフォースの続編か、」とスルーしてしまった人にこそ遊んで欲しい、「ガンフォースの続編ではなく、メタスラの前作」のジオストームです。★★★★。

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本音を言うと僕が教えて欲しいってところもかなり強いカテゴリーです>「マイナーシューティング」。ただそれが面白くなければダメなわけで、ただ「知らない」っていうのは求めていないんですよね。ネットで手に入るフリーウェアのSTGでも本当に面白いと手放しで言えるタイトルはごくごく一握りで、逆に教えて貰っても疑心暗鬼になっている自分を見つけることもあります(これは逆に期待過剰にならない保険でもあるのですが)。とにかく新旧問わず楽しめる作品というのはなかなかないのが実情です。もし「これはどう?」と言えるタイトルがあったら、コメント貰えると非常に嬉しいですね(^^)。※中身によってはヤフオク落札もやぶさかでなし。STGではないですが以前そうした経緯で教えて頂いて購入した「聖鈴伝説リックル」や「重力装甲メタルストーム」は、ホント名作でしたからね(^^)。

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2005年9月 8日 (木)

休日の過ごし方

果たして正解のない問いに何をもって意義を見つけるのか。っていうか朝は寝坊してよく、ダラダラと継続中のゲームをしたり、ブラリと書店やらゲーム屋やらに行ってみたり。時として映画を見に行ったりビデオを見たりもするが、ひとりの休日というのはまことに非生産的である。っていうかひとり暮らししていた頃の自分って休みの日に何をやっていたんだろうとも思う。洗濯や掃除を1週間分まとめてやったりもしたけど、それとてせいぜい2時間。ゲームばっかやってたわけでもないだろうし・・・。

閑話休題

とにかく有意義な休日の過ごし方としては、やはり「何かが残る」過ごし方であろう。別にそれはものでなくても構わない。どこかにドライブに行って「見たもの」でもいいし、誰かと長電話をして得た「はなし」でも構わない。もちろんゲームでも経験値やハイスコアが残ればそれはそれで残ったものなのだが、いかんせん、「流れの中の一部」では印象も薄く、弱い。

その点、プラモというのは凄く有意義だ。「流れの一部」であっても、最後に形として残る意義は大きい。組み立てて色を塗るだけでなく、購入する時からそれは既に「形」がある。子供の頃買ったガンプラなんかは、ガンプラ全てに「購入時のシーン」があり、思い起こせたものである。

CDを借りてきてお気に入りの一本を編集するのもいい。っていうか今時カーステにカセットしかないってのはどうかとも思うが、昔からの歴史はやはり重く、暖かい(場合によっては熱い)。レーベルに「1991.05.17」とだけ書かれたカセットを久々にデッキに掛ければ、そこからは紛れもなく当時の空気が流れてくる。

部屋の模様替え、PC周りのデータ整理というのもかなり充実する。PCの使用率がここまで高い私生活であると、翌日からの生活環境が抜本的に変化することもありえる。っていうか新しいパーツとかって付けるのは面倒だけど付けられた後の「メリットの享受」はやっぱなんとも嬉しいものですしね。

※その昔は「ハードディスクの導入」や「フルカラー環境」や「ウィンドウズ」みたいなビッグな変化があったんだけど、最近はさすがにそんなグレイトなのはないね。

しかし今日はそのどれもなく、朝起きて少しドラキュラやったあと、うとうと4時まで寝てしまいました。これってどうなの?って感じなのですが、「寝る」に関しても思うところがあります。っていうか「グッスリ」一気にノンレム睡眠まで落ちることができれば、それはそれで非常に有意義です。時間こそジャンプしてしまいますが、体力は回復しているし、「何かしないと勿体ない」とか「ただ目をつぶっている」という認識時間がないのはとても精神衛生的。「3秒の夜」はとても爽快なのです。

じゃあ今日はそんな「3秒の昼寝」だったのか、というとそうでもなく、じゃぁホントに無駄使いじゃん!って感じなんですよね。その後子供達とゲーム屋に行って「グランツーリスモ4:2500円」「サモンナイトエクステーゼ5200円」に悩みつつスルー。ハム太郎のDVDを借りて帰ってきました。っていうか今娘がモニターの半分使ってハム太郎を見ているところ。

ハム太郎というと監督が「出崎統」氏なんですよね。前も書いたかも知れませんが、見れば見るほど作風が「見えてこない」。ガンバはどこだ!?エースをねらえは?ジョーは?凄い人だとは思うんだけど、ハム太郎見てると自分が大人になっちゃった悔しさを感じたりします。

今日はちと頭痛持ちなので、短いですがここまで。また明日!

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2005年9月 7日 (水)

チェッカーズほか

大人気の(著しく誇張。というかむしろウソ)音楽コーナーの第三弾はチェッカーズです。っていうか昨日かなり「ネタの種」を蒔いたので、あの「大御所」達について書いていくとそれだけで一ヶ月分くらいイケそう・・・。と言いつつ飽きっぽいのでまぁ適当に。

チェッカーズは僕が中学生の頃大ブレイクしたグループです。ピーク時はベスト10に3曲入っているというある意味あり得ない人気で、クラスの女子などはかなりの割合で心を奪われておりました。僕的にはそこそこ好きな曲はあるものの、凡百のアイドルと同レベル。特別視するようになったのは高校に入って、「チェッカーズを好きな男子」に出会ってからです。男でも「好きだ」と言える男性アイドル(グループ)。それってとどのつまり「音楽の良さに惹かれている」ってことじゃないですか。歌がいいから好きになる。おい、そりゃおめぇちょっぴりかっこいいんじゃないの?クリス開眼の放課後でした。

それ以来、かなり冷静に歌と向かい合うようになりました。シブがき隊なら「ZOKKON命」、近藤真彦なら「ハイティーンブギ」「大将」、田原俊彦なら「悲しみ2ヤング」、女の子でもビジュアルを問わず、好みの曲(正確には旋律:メロディ)という点で聴くようになりました。中森明菜は好きな曲が多いですが、やはり「北ウイング」と「サザン・ウインド」。小泉今日子も「スターダストメモリー」は絶対名曲だと思うし、「夜明けのMew」や「魔女」の詩は今聴いてもとっても情感があると思います。リボンやココも一曲ずつ好きな曲があったりして、かっこつけるわけでもアイドルオタクなわけでもなく、「好きな曲を好きと言う」のは気持ちいいことだと本当に気付いたんですよ。

ここでホントならチェッカーズの好きな曲をいくつかチョイスして紹介したいところなのですが、正直みんな知ってるような曲ばっかなんですよね。と、まるで全く紹介しないようなこと書いておきながら2曲ほど紹介します。どっちやねん!

・Cherie

「シェリー」と言えば尾崎豊。っていうか他にも「シェリー」という歌を歌っていた人はいたような気がしますが、チェッカーズのもとてもイイ曲です。チェッカーズの曲のイントロはどれもとてもいい感じなのですが、情景描写と心理描写のさじ加減がとっても「雰囲気があって」ある意味ドラマやマンガのワンシーンのような詩。曲も前半、中盤、サビとしっかり作ってあって、聴いてウットリ、歌って気持ちいい歌になっています。僕はカーステに合わせて大声で歌うのが大好きなのですが、この曲はそんな「車歌部門」でかなり上位にランクしますよ。

・NEXT GENERATION

僕がひとり暮らししていた頃、職場の女の子(音楽をかなり聴く。それも結構広く深い)に「チェッカーズで一番好きな曲は?」の問いで返ってきた曲です。今でこそチェッカーズのベストに入っていますが、当時は「キュートビートクラブバンド」というバンド名でドラマ仕立てのカセットの中にのみ入っていました(アナログ盤もあったはず)。その中でフミヤが外国のバーのジュークボックスから流れてきた曲を聴き、琴線に触れカバーしたもの。もともとはオールディーズの曲みたいです。

僕がチェッカーズが好きなのは、言葉は悪いんですが「パクりが上手い」んですよね。全部が全部というつもりはありませんが、どこかで聴いたことのあるようなフレーズに上手く日本語の詩を乗せて聴かせてくれる。もともとメロディにパワーのあるものを使っていたという見方もありますが、それでもしっかり心に届く曲(そのネクストジェネレーションも原曲にはピンとこなかったんです)に仕上げてくれる。それは素直に凄いと思うし、売れた最大のポイントでもあったと思います。

ソロになってからは正直それほど好きだと言える曲はなくなってしまいました。フミヤの中で方向性を変えていこうという意志が働いたためだろうと思いますが、僕的には往年のチェッカーズメロディをもっと聴かせて欲しいんですよねぇ。っていうかこの作り方ならまだまだヒット作は作れそう。誰かやんないかな。

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2005年9月 6日 (火)

中島みゆき

miyukizidai ぶっちゃけオフの知り合いでこのブログを伝えた友人(知人)はわずか6人ほどで、みんなそれほど「濃い」方ではありません。そんな状況下で「どう?」などと聞こうものなら「長すぎる」とか「疲れる」とか「優しくない」などというとてもありがたいお言葉を頂戴することになります。まぁいいんですそんなことは。エネルギーは無限ではないのです。続いているうちは走り続ける。それでいいと思ってますから、走ってる時にブレーキを踏む必要性はありません。ここには制限速度はないのですから。

さて、そんな状況下であっても、「このときの話題は息が継げた」という好意的な助言には即座に反応する小市民さも失ってはいません。っていうかすでにこんな前フリを書いている時点でどうかという意見もあろうかと思いますが、そこはそれ、今日はそんな「ライトな」音楽の話を書いてみようと思います。

っていうかそれが「中島みゆき」ってどうよ?という気もするのですが、基本的にミーハーな自分です。好きな歌手が100人いても、壁に向かっての独白じゃあるまいしあまりに突っ込んだ話題はさすがに自分で引いてしまいます。ゲームと違って好きな音楽は「勧めて即OK」ってのが難しかったりしますからね。ブルーハーツとジュンスカイウォーカーズはやっぱり違うと思うわけです。ケツメイシとオレンジレンジも違うし、ラルクとルナシーも違うし、いくら似ていてもハロープロジェクトは全員別人なのです。

そんな中にあって比較的対象の広い「お人」となれば、以前書いたサザンやユーミンなんかの「大御所」的なところということになっていきます。ちなみに僕の中ではそこにこんな人たちが入っています。まずここで皆さんと意思疎通の調整をしてみましょう(一応五十音順)。

・アルフィー・安室奈美恵・杏里・井上陽水・宇多田ヒカル・オフコース・大黒摩季・尾崎豊・Kinkikids・久保田利伸・GLAY・郷ひろみ・米米クラブ・ZARD・サザンオールスターズ・さだまさし・佐野元春・JUDY&MARY・スピッツ・高橋真梨子・TUBE・チェッカーズ・チャゲ&飛鳥・チューリップ・TM NETWORK・ドリームズカムトゥルー・中島みゆき・中森明菜・長渕剛・パフィー・ハウンドドッグ・浜田省吾・B’z・広瀬香美・平井堅・ブルーハーツ・プリンセスプリンセス・福山雅治・BOOWY・松山千春・松田聖子・松任谷由実・槇原敬之・Mr.Children・森高千里・山下達郎・山口百恵・矢井田瞳・矢沢永吉・ラルクアンシエル・レベッカ・渡辺美里・・・・

まぁ世代が世代ですから、沢田研二やかぐや姫が外れたり、aikoやGacktが外れたりするわけですが、それはまぁしょうがないと思うんですよね。まぁ全く聞かないわけじゃないですし、ここに挙げなかったけど個人的には十分大御所だと思っている(ってじゃぁさっきのは個人的じゃねぇのかよっって感じですけど(^^;)小泉今日子とかもありますしね。

そんな前フリをしつつ、今日は「中島みゆき」ちゃん(彼女に「ちゃん付け」するのって小林幸子を「さっちゃん」っていうよりずっと違和感がある気がする・・・)の好きな曲をいくつか書いてみようと思います。どれだけの人が同意出来る話題なのか、、、っていうかむしろこれのどこらへんがライトなのか、、、NO問題である。

・化粧

かなり古い曲ですが、時代や悪女と並んでとてもメロディが好きな曲です。音楽というのはまず「メロディありき」。テレビから聞くにしてもラジオや有線で流れているのが耳に入るにしても、最初は詩ではなく曲なはず。曲から入って詩の世界にも触れるのが当然だとすら思っていますが、この曲はイントロ、歌い出し、中盤→サビに至るまで飽きさせない展開がいいです。詩に関しては好き嫌いがありますが、失恋慣れしてるような人間(僕がそうだとは言いません、言いませんが事実です(^^;)にはとっても共感できるものになっていると思います。比較的今耳にすることは難しいかもしれませんが、フォークが嫌いじゃないなら聴いて損のない曲だと思います。気持ちも入りすぎるぐらい入ってます。

・南三条

中島みゆきを好きになった、「好きな歌手だと意識した」のがこの曲の入っている「歌でしか言えない」というアルバムからです。もちろんその前も「かもめはかもめ」や「ひとり上手」、前述の「悪女」など好きな曲はたくさんありましたが、「波長が合う」感覚はこのアルバム。自分が特に音楽をよく聴いていた時期でもありますが、それを差し引いてもとても素晴らしいアルバムだと思います(全11曲中6曲好きというのは僕の歴史の中で10枚前後しかありません)。

さてそんな名盤の中でこの曲が特に好きなのは、化粧とは逆に詩に引かれたからです。もちろんメロディから入っていくのは当然なのですが、そのノリのいい曲に歌われるシーンがなんとも「痛し痒し」な切なさを噛みしめた失恋の歌。同様の心理状態になるケースは少ないんだろうけど、妙に共感してしまう言葉の上手さと情景描写。中島みゆき嬢(「ちゃん」よりずっとしっくりくる)のファンの中ではきっとかなりメジャーな曲に入るのではないでしょうか。

・狼になりたい

大吟醸にも入っていますから聴いた人も多いと思いますが、実はこの曲が好きになったのはつい最近です。っていうかそれまではこの曲のメロディにさほど「経験値が積まれていなくて」、良さを理解するにはスキル不足だったんですね。で、今多少なり理解出来るようになって聴くと、とっても淡々と、それでいてぶっきらぼうな歌い口の中で「狼になりたい」というフレーズがとても生きてくる。詩というより言葉を噛みしめる聴き方をするととってもよさげなのではないでしょうか。「ビールはまだかぁ!」<このフレーズが入った歌はこれしかないだろうね(^^)。

・糸

この曲もつい最近知りました。桜井さんのBANKBANDでカバーされていて存在を知り、原曲を聴いたらこれがとってもよかったってパターン。まぁかなりミーハーな入り口なのですが、ライトサイドのみゆき嬢らしい歌い口がとっても心地よく、メロディから十分入っていける。詩もそれに十分応えていてあったかい。クリスマスとかに聴いても十分イケる名曲だと思います。ああ、でも桜井さんのとどっちがいいかって言ったら、あっちのがいい、っていう人のが多いかも知れない(^^;。ちょっと寂しいけど。でもあっちはクリスマスというより大晦日って感じかな。こんな微妙な違いの話を誰がわかろうか(^^;。

ほんと中島みゆきは他にもイイ曲がいっぱいあります。「with」、「ふたりは」、「Maybe」、「二隻の舟」「永久欠番」「やまねこ」などなど。印象だけとったら多くの人が「地上の星」か「世情」のイメージを拭いきれないんじゃないかと思うのですが、「浅い眠り」とか「空と君のあいだに」とかはドラマで使われたりはしたけど、みゆき嬢の魅力の一端でしかないと思います。ぜひいろいろ聴いてみて欲しいと思いますです。

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悪魔城ドラキュラ~蒼月の十字架~一区切り

28時間以上プレイしてクリアというのは、たぶん日本中でもトップクラスのプレイタイムだと思われます。これはもちろん僕がへたくそでボスに何度もリトライしたり、謎でひっかかって数日足止めを食った結果ではありません(一応(^^;)。自分らしく自分が最も楽しいと感じるプレイをした結果なのであります。

初めて出会った敵は極力そこでソウルを取る。マックスレベルが2以上あるやつは極力9まで稼ぐ。ただそれだけの事です。ほとんどボスで手間取ることもなく、特に経験値を稼いだりもしなかったにもかかわらず、僕のレベルは90まで上がりました。まぁどれだけソウルゲットに時間を費やしていたのか分かろうというものですが。とりあえずマップもソウルも100%にしましたし、ストラス以外のレベル2以上あるソウルはほとんど9にした気がします。

実際にはこれからもやりこめる要素はまだまだ残されています。アイテムの空欄はまだまだ残っているし、ボスラッシュやユリウスモードも未経験、レベルもカンストしていないし、ネットで見つけた「特定ソウルを合わせた状態の効果」も見ていません。ハードにチャレンジするというのも面白そうです。

しかし既に30時間弱やっているというのは、ドラキュラとしてはかなりの時間数です。メトロイドスタイルになってからのドラキュラはどれもそこそこやり込んでいて、かつ楽しんできましたが、今回はそれがかなり極まっている感じ。武器の種類が多く、特殊攻撃全般を考慮すればアクションRPG全体を見渡してもたぶんトップクラスでしょう。グラフィックも2Dではほぼ最高峰と言えるレベルだし、誰しもが思うことですが、2画面の使い方としては(非常にオーソドックスではあるものの)極めて正解に近いフィールを提案していると思います。

クリア後のおまけとも言えるユリウスモードは、元来「純粋なアクションスタイル」であったドラキュラの系譜を少しでも受け継ごうという気持ちと、単調にさせずしっかりこちらも楽しませようという配慮に満ちたものになっていて、とても好感が持てます。セカンドプレイ時のデータ持ち越し関係も抜かりはなく、本当に完成度が高い素晴らしいドラキュラだったと思います。

 ここで普通なら「だけど・・・」とか「しかし・・・」とか続けて否定的な側面を書き出すのが通常の流れなのですが、今作に関してはそういったものがありません。確かにアニメやパッケージ周りのデザインに不満がなかったとは言いませんが、クリアして思えば、そんなものは今作にとって不満とは言えない。重箱の隅のようなものだと感じたのです。

僕は直前にPS2版のキャッスルバニアを購入プレイしましたが、その遊びづらさのあまり、10分ほどで投げてしまいました。はっきり言って僕の中ではNG。少なくとも「メトロイドスタイル」のドラキュラを好きな人に楽しめるとは思えない気がしました。

僕はメトロイドもほとんどの作品をプレイ、クリアしていますが、どれも非常に素晴らしい作品だと感じています。特にプライムはポリゴンになっても「メトロイドのまま」だったし、「ゼロミッション」の大きくジャンプのアルゴリズムを変更した仕様も、今風でとても好感が持てました。ドラキュラはポリゴンになった時点で正直かなり模索したとは思います。しかし、あくまで僕個人の嗜好においては、惜しくもメトロイドに一日の長を見いだした、というところでしょうか。もっとも逆に2Dにおいてはドラキュラの進化こそ僕の望むところだったとも言えますし、本当にどちらも今後ずっと続けていって欲しいシリーズです。

さて、最後に少しだけ余談ですが、以前地球防衛軍2を買わせた友人に「DSごとドラキュラを買え!」と無茶としか言いようのない布教活動を本日行いました。ぶっちゃけかなりグラつかせることに成功したと自負しつつ、買えば絶対楽しめるだろう自信もあります。ただ冷静に考えるとこのソフトが2万近く出せるかどうかは、それはそれで微妙なのか?との思いも去来し、今になってややビビってる自分だったりします。彼は果たして購入するのか!?

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2005年9月 5日 (月)

ウルトラマン

僕は以前お話しした通り仮面ライダーにはそこそこ詳しくとも、ウルトラマンにはかなり疎い方でした。ただ、昨今のシリーズ展開とデザインだけ言うなら、(小売り店として多少のキャラクター商材を扱う上でも)ウルトラマンに軍配が上がっている印象がありました。まぁ現実的にはライダーが古いところを置き去りにしているのに対して、ウルトラ陣営は今でもしっかり旧作をフォローしているからなのかもしれませんが。

そんな僕でしたが、1、2年ほど前、ちょっとした売店で「あるウルトラマン」のポスターを見ました。黒い背景にラインで描かれフェイスアップと「ULTRAMAN」の文字が。でも僕はそのウルトラマンに記憶がありません。ティガやダイナでもなく、ネクサスやもちろんマックスでもありません。「なんて言うんだろう」とすっごい気になりつつ、その場を後にしました。

半年ほどして僕は一度だけ「ネクスト」という名前を耳にします。「ネクスト?ネクサスの間違いだろっ」。以上。それで僕の中の「ネクスト」は一旦消滅してしまいました。

今日、何の気なしにネットをしていたら、円谷関係のことが書かれたブログだったかな、「ゴジラのあとをウルトラマンが・・・」。ん?ウルトラマン?マックスの映画でもやるんかな。

ちなみにウルトラマンマックス、人気とかどうなんでしょうか。自分実は一度も見たことがないのですが、CMとか見る限りでは結構気になってます。誰がどう見ても「セブン面」で、ビジュアル指数は低めなんだけど(あれほど足は短くない)、結構動きがいいじゃないですか。「こいつは来るかもな~」なんて。今年の戦隊マジレンジャーは、ここ数年では突出してキャラグッズの売れが悪いですしね。

閑話休題

それは「ネクスト」と言いました。映画のタイトルは「ULTRAMAN」。まさに僕が見たポスターのそれでしたが、正直かなり体中にラインが描かれまくっていて、「オマエは(ブラックソード)ゼロに犯されたウルトラマンか!?」と問いつめたくもなりましたが、まぁそこはそれ、既に昨年に上映は済んでいてDVDも出ているとのこと。ずっと見ていなかったウルトラマンですが、こいつはちょっと見てみようと思います。見たら感想また感想書きます。っていうか知ってる人にしてみれば「見るべき」か「見なくていい」、どちらかの思いが去来してるんでしょうねぇ。

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2005年9月 4日 (日)

ただの日記なり&思い出話

みなさんこんばんはクリスです。明日は月イチの大阪出張。泊まりですので、次の更新は月曜夜になる予定でございます。まずはご承知おきを。今回は最初かなりローテンポで、取るに足らない話が多いですが、後半は結構コアです(^^)。

さて、最近のこのブログはと申しますと結構これがいろんなことを書いているようでいて、よくよく深読みするとゲームのことがどうしても多いようでございます。自分の費やした時間と金がそこに大きく傾注しているため、まぁいたしかたないことではあるのですが、なんとなくそれでは勿体なく思ったりもいたします。

以前に一度だけHPを立ち上げたときには、ポケモンカードの「ポケカ研究所」と自分の持っているゲームレビューやゲーム観を中心にした「濃い部屋」という2テーマでやっておりました。こういう性格ですからかなり熱しやすく2日ほどで一気に作り上げたのですが、結局更新が面倒になって(いちいちFTPだのHTMLだの。とにかく面倒だったし)、止めてしまいました。それでも雑誌に取り上げられたときは嬉しかったものです。

ブログはそんな「狭い範囲を深く深くホリススム(C.ナムコ)」以外にもなんでも出来る自由度が与えられています。もちろん通常のサイトでも作り方次第でいかようにもやりようはあったのでしょうが、ブログほど「気楽」で「奔放」な印象は最初から最後までございませんでした。

 気楽、自由、奔放

ブログは現在なんだかえらくたくさんあるようです。大体自分が書いてるくらいですから、まぁ推して知るべしなのでしょうけど、意外と周囲の人間で「ブログ」を読んでる人の絶対数は少なく、知りうる限り書いている人が一人。読んでる人もその人だけだったりします。もちろん「ブログ」という名前しか知らない人も多いです。

僕らの年齢はパソコンをやっている人がどのくらいいるのか、意外と見えづらかったりします。というか僕より10歳年上でも学生時代から興味があった人間はバリバリやっているし、20歳年下でも興味がない人がいるわけですから、まぁ当然と言えば当然なのかもしれません。でも、これだけパソコンの前にいる時間の長い自分なんかだと、「パソコン持ってないよ」という話を聞いただけで、「マジで?」と反射的に(0コンマ21秒ほどで)返答を返すようなケースも一度や二度ではありません。

と言うことはいくら「普及している」と言ってはみたものの、パソコンをやっていない人、やっていてもこうしたコミュニティに興味のない人、純粋に知らない人などを考慮すると、「読んでいる人は偏っている」。ということが言えるのではないでしょうか。

別にそれが悪いと言うつもりはさらさらありません。むしろ限られたコミュニティの中で円滑なコミュニケーションを図るための「お約束事」を了承している、ある意味とても居心地のいい関係だと言ってもいいくらいです。

   ただ、

やはりそれはその範疇に収まる話題でのこと。勢いゲームの話題が多くなりがちな僕のブログにおいては、アイドルやプラモ、ましてや百人一首の話題など、正直「余計なモノ」なのだろうか、と思ったりもするわけです。おかしな話ですが、「自由に書けるはずの場所で、自由が束縛されることを自ら望む」みたいな。

 とても非生産的なことを書いていますが、唐突にまとめます。

 それでも今後も好き勝手書いていこうと思う自分が今の自分だったりするわけです。

ゲームでもプラモでも好きなことの思い出を掘り下げていくと、誰でも結構な深さを持っていろんなことが発見されるはずです。年齢を生きてきた分だけ絶対的な時間は流れているわけで、例えそれがテレビであれラジオであれ、脳のしわ的には薄れているとしても、きっとどこかに引き金があって何かの拍子にそれが浮上することはありえる。もしかしたら今でこそ洋楽しか聴かなくても、昔はピンクレディーを親や妹に隠れて見ていたかも知れないし、別段誰かにあらたまって言ったりしないけど、ラーメンの味には一言あるかもしれない。

始めてから早くも2ヶ月が経とうとしていますが、今後もより深く濃い内容を求めて、キーを叩いてまいりたい所存にございますです。今後ともヨロシク!

少し書き足りないので、小学生時代の僕の思い出話を一つ。

みなさんは「ガシャポン」をご存じでしょうか。今ではバンダイの商標にもなっている「ガシャポン」は全国区では「ガチャガチャ」が最もポピュラーで(クリス調べ)、僕らの子供時代には「コスモス」というメーカーが最大手でした。価格は20円~30円。出てくるものには当たりとハズレがあり、マシンの側面にはビッシリと当たりが見えるように配置されています。

ここでピュアな子供であれば、「こんなに当たりがある!」と後先構わず連コインしてしまうところです。僕も最初はそうでした。しかし世の中そんなに甘くはない。コスト的にはその当たりですら20円、30円かかっていたのか定かでないものの、ハズレの方がよりローコストであるのは間違いありません。業者はいかに「ハズレをたくさん出させるか」、僕らはいかに当たりを引くか、が勝負所となります。

まず最も幸運であり、稀なケースとして「業者の入れ替え時」に偶然出くわす。ということがあります。なぜそれが幸運なのか。それは業者は必ず最初の3個ほどに当たりを入れるのがお約束だったからです。最初に手に入れた子供が他の子に自慢することで、そのガシャのネームバリューを上げ、エビでタイを釣る作戦です。とにかくこの場合はお互いの利害関係がガッチリ組み合っていてとても美しい状態だと言えるでしょう。

そして次にほぼ満タンの時期が訪れます。もう側面からは全く何が出るのかわかりません。もしかしたら業者が入れた直後かもしれないし、すでに「サービスタイム」は終了しているのかもしれません。しかし、逆に言えばリスクが少ない時期だとも言えます。確率的にほとんど安定していて、かつもしかしたらまだ確変が続いてるかもしれない(ごめんなさい、自分パチンコパチスロは全然やらないのでわからなくて使ってます(^^;)。あってる?)。子供心に「比較的安心して」回せるのが、この「満タン期」だと言えるでしょう。

次に訪れるのが約60~80%ほど入った状態。ここまで来ると正直かなりの確率でハズれます。冷静に考えればわかりますが、側面に詰められた当たりは、当然すり鉢状に崩れますから、間違っても最下層に滑り込むことはなく、言ってみれば「確実にハズれる」時期だとも言えます。しかし、これも燃えさかる物欲の化身となった子供達の前では「カモ」に映ることがあるのです。それは、、、

 振られる。

低学年ぐらいだと体も小さく、とても難しい(落としたりした日には親が呼び出されて警察に突き出される(だろう)くらいのウルトラハイリスク)ワザですが、たまたま兄キがいる子供に関してはその限りではなく、2台から4台が連結されたガチャガチャをひっくり返して、まさに「振る」わけです。そして最下層に目指す当たりをインサート!

 もちろん当たります。

これはお店に取っても大打撃なハズなので、当然誰かが見張りをしたり、お菓子を買うそぶりで店内に囮になったりする合同作戦が主ですが、当然自分に回ってくるブツも少なくなりますから、「やれるならひとりがいい」のは間違いありません。実は僕も何度かやったことがありますが、「ソロ討伐」を成功したときの達成感というのは何とも言えないものだったと記憶しています。※ただ今思うとそうしたケースを踏まえても「ガチャガチャ」に人気や視線が集まるのは店としてプラスという考えもあったのかも知れません。結局一度も注意されたり注意したりしてるのを見たことはありませんでした。落としたヤツもいませんでしたけどね。

そしてそこにはハズレだけが50%分満たされた廃墟が残るのです。

こうなってしまうと僕らの興味は「いつ次の中身に入れ替わるのか」しかありません。まぁ当たり前ですよね、中身はゴミしか入っていないのですから。それでも中には側面から内部をろくに確認しない素人衆が回したりして、なんだかんだでかなりの確率でカラッポ近くにはなるようでした。ちょっぴり胸を痛めつつ、「僕らもそういう時期があった」と自己正当化して、目の前の宝物を見て悦に入る、そんなガチャガチャの思い出でした。

はい、これで話は終わると思ったでしょ?終わりません。まだ少し続きます。

そんな当たりのあるガチャですが、あるブームの訪れと共に流れが変わっていきました。それは「スーパーカーブーム」「キン消しブーム」です。実は僕は後者は触れていないのですが、前者はかなり入っています。要するにスーパーカーの形をした消しゴムは、どれが性能がいいか、弾いてみるまでわからなかったのです。

 弾く

覚えている方も多いでしょう。「BOXY」というボールペンのケツの部分にスイッチで跳ね上がる射出装置が搭載されていたことを。それを使って机の上で「落としっこ」するのがわりとポピュラーでしたが、僕らは違いました。クラスでは、その「移動距離」が問われたのです。

バネはもちろん伸ばしまくり。失敗すると「ボヨンボヨン」になってしまいますから、微妙にテクニックも必要でしたが、やはり重要なのは機体の性能。その昔、強いメンコの裏に「ろう」が塗られる、ということがあったそうですが、僕らもまたいろんな研究を重ねました。テープを貼る者、画鋲を打つ者、ヤスリやカッターで削る者。最終的に「小さくするのは反則」のルールが出来、いかに滑らせるかのポイントは「素体」に行き着きました。とにかく滑るやつはもとから滑る。

ピーク時僕は700個以上のマシンを所有していました。もちろん全てが全て自分で出したわけはなく、賭け試合や「給食当番交代」「嫌いなおかずを食べる係」などでがんばって稼いだものです。いくつものマシンが現れては消え、中には途中で戦線を離脱し、オリジナルの遊び方を模索する「落ち武者」も出てきました。しかし僕は諦めず、ついには前人未踏の大記録を達成しました。

そのマシンはクリアブルーのスーパーセブン(うろ覚え)だったような気がします。クリア整形は消しゴムとしては最低ですが、固く軽い。それもスーパーセブンをご存じの方ならおわかりかと思いますが、非常にスリムで素体からして既に「勝ちにいける」マシンでした。これが出てきた時の喜びというのは今で言えばレアカードが顔を出したときのソレに似ていると言えるでしょうか。

みなさんはそんな消しゴムがどのくらい、ボールペンのバネで滑ると思われますか?ぜひ一度試してみて頂きたいのですが、ぼくのそのマシンは教室の窓際にある一直線の石の棚の上を一番後ろの席側から黒板方向に向け、「あと1m」というところまで滑りました。約6mくらいかな。友達から「スゲェ」って言われて、嬉しくて有頂天になっていました。

結局その「スーパーカー消しゴムブーム」は次の「ねり消しブーム」の登場と共に消えゆくわけですが、その時の機体だけは結構長い間自分の自宅の机の中に眠っていましたね。他のは全部親戚の子供宅に里子に出されちゃったんだけど。

「ねり消し」に関しても思い出話はありますが、まぁそれは次の機会にでも・・・。

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2005年9月 3日 (土)

百人一首

長男が学校で百人一首を習い始めた、とはこの春の話。正直小学4年生に古文は難しく字面だけでニュアンスをくみ取り理解して覚えるのは厳しい。しかしこれでも僕は結構なレベルで百人一首を嗜んだ経験がある。正確には「覚えること」から「速く取ること」に移行したという程度の人種ではあるが、子供にその「楽しさ」を伝えることが出来たら、とも思うわけで。

僕以上に詳しい方にしてみれば、「まだまだひよっこ」だろうけど、知りうる限り百人一首のゲーム性はとても知的だ。言い換えれば実に様々な能力を要求する。

・上の句と下の句を覚えていて、読み始めと同時に下の句が頭に浮かぶ
 →上の句にはそれぞれ「決まり字」があって、1文字で即下の句が
  決定する句などもある。

・目の前に並べていく際に出来る限り配置を記憶する
 →いくら覚えていても10人ほどでの戦いとなれば長距離戦は
  きつい。やはり手近なものを確実にしとめる算段は不可欠だ。

・ライバルの力量を把握する
 →かなり場数を踏んでくるととても重要になる。僕の経験では
  百人一首はチーム戦のケースが多く、相手のエースの守備範囲
  に食い込む戦いをするのか(味方に「あれだけは絶対取れ」指令
  を出し、エースの牙城を崩す)、テリトリー外を確実に抑えていく
  のか、事前の打ち合わせが欠かせない。ある程度覚えている者が
  相手ならどんなスペシャリストも100首全部は絶対取れないのだ。

・体力と取る技術
 とにかくお互いの能力が拮抗し、配置までの距離が同程度であれば、
 あとはいかに早く取るか、である。大げさに叫んだところで、電光
 石火の手刀に斬って落とされては見苦しいことこの上ない。札を取る
 時は必ず低空飛行。斧のように振り下ろしていてはツバメにあっさり
 横取りされてしまうのだ(っていうか僕は横取りする方でしたが(^^;)。
 重要なのはヒザについた手が札に到達するまでの時間であり、そこ
 に全神経を集中する必要があるのだ。

・駆け引きと裏技
 かなりハイレベルな技術の一つ(と言っても小中学生レベルだけど)。
 いるかどうかわからないけど「プロの取り手」の人に言わせれば
 たぶん反則。「札を取る時に、他の札の配置を替える」。特に1字
 決まりのものなんかは、慣れてくると「このあたりにあった」という
 感覚先行になっていくもの。特に蝉丸や紫式部などのメジャーキャラ
 は狙っている人も多く、ちょっとしたズレが全体の流れを大きく変え
 ることも。場の枚数が少なくなってきたら使えませんけどね。
 必要以上に悔しがる振りをしてヒザで位置を変えたりもしましたよ。
 相手がそれに気づいて激昂してくれたらしめたもんです。

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覚えるのもかなりがんばりました。決まり字から下の句を反射的に出せるまで反復練習を積むのはもとより、目の前の句は当然「下の句」から上の句が出なければ取れないわけで、特徴的な部分に赤線引いて(「まにまに」とか)、記憶の鬼と化してました。そんな僕があらん限りの技術の全てを込めて望んだ百人一首大会。クラスではたぶん1、2を争うレベルにはなっていたはずなのですが、あろうことか相手は学年一の誉れ高き高柳さん(女の子)。とにかく前述二つ目の「並べられている句を覚える」能力がずば抜けていて、見る間に取られていきます。要するに探さない。曖昧な記憶ながらその戦いは「64:25」くらいで僕の大敗。でも彼女が一番取りたかったと言っていた紫式部を取ったのでなんとか一矢報いることは出来ましたが、僕はこの日を境に百人一首から足を洗いましたとさ。

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2005年9月 2日 (金)

ウルティマの思い出

僕の中のウルティマというと「IVクエストオブアバター」と「アンダーワールド」の二つ。前者は高二の夏休みだったかに一ヶ月かけて凄まじい気合いを持ってクリアしました。「凄まじい気合い」とは、そのタイトルに向かい合う自分に出来ることは何なのか、自問自答の末実戦するということ。とどのつまり僕はこのタイトルに大きな期待を掛けていたし、それに見合う価値のある素晴らしいソフトでもあったのです。

「フィールドを全てマッピングする」。当時の僕は自らをマッパーだと自称するほどに「マッピング鬼」でした。確か一番最初にマッピングしたのはファミコンのゼルダの伝説だったと思いますが、ダンジョンだけでなく、フィールドまで「フルカラーで」マッピング。後日見ても結構な大作で友人諸氏の評判もすこぶるよく、結構気をよくして「マッピングした方が早くクリア出来る」タイプのものはおしなべてマップを書いていたように思います。

ちなみに余談すが、最初の頃は「3Dダンジョン」の概念が理解しきれていなかった。今でこそ笑い話ですが「ブラスティー」※のマップを書いたときは、とにかく壁がほとんどなくたまに小惑星帯があるだけだったので、完全に「フィールドのような」マップを書いていた。分かりづらいかもしれないけど、「このマスには隕石」という表記で「壁」を書いたわけ。当然そうするとマップは破綻しまくる。根性でかなりやったけど、結局クリア出来なかった苦い思い出が「ブラスティー」にはあったりするんです。※ちなみに僕が88で一番最初に買った2本のウチの一本。もう一本は「シーナ」。どちらもいいゲームだったよね。

ウィザードリィは攻略本やテクノポリスを大活用したけど、シャイニング&ざ・ダクネス、女神転生なんかは結構楽しんでマップも書いたりしました。ウィンキーの「ルーイン」は当時雑誌にもマップが載ってなくて完全に書ききった暁には友人から賞賛されたりもしました。そのマップ野郎のプライドと威信を懸けて、ウルティマのフィールドを完全マッピング。マスは確か256×256。B紙大の1mm方眼紙を買って完全に描ききったときの達成感たるや筆舌に尽くしがたい。座標を指定されて手に入れる魔法の素材「マンドレーク」や「ナイトシェード」に一直線で向かったときの爽快感は今でも忘れられません(両方とも座標だったかどうかは結構怪しいけど(^^;)。

クリアにキーワードが重要な意味を持つタイトルであったため、マップのみならず、人々のセリフまで全て書き出す力業。どこの街の誰が何を言ったか、全てチェックしたのはこれとドラクエ7くらい。僕はこのタイトルでキーボードの配置を完全に覚えてしまい、ブラインドタッチこそ運指がわからなかったから出来なかったものの、「タイピングオブザデッド」で言えば3級~2級クラスのタイプは出来るようになりました。※ちなみに正しい運指を覚えてからは、2日目でブラインドタッチを体得。完全に配置がわかっていたからでしょうけど、面白いように打てる自分がとっても愉快でした。

そんなウルティマIVはストーリーもとても壮大で、なんとラスボスなし!RPGなのに最後はなぞなぞ一つでおしまい!でもそのなぞなぞに答えるために世界を旅し、心と体を鍛え、情報を集め、分析し、マップやセリフを書いた果ての答えなのです。僕は本当に満ち足りた気持ちになって普段やったことのない画面写真を撮り、ポニーキャニオンに送りました。後日ロードブリティッシュのサインの入った全国で8番目の「アバタール認定書」が送られてきて僕のクエストは終わりを告げたのです。

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アンダーワールドは当時ではまだまだ珍しかったフルポリゴンの3DダンジョンRPG。今では当たり前のようなその風体も、当時まだそこそこ裕福だった実家援助で購入した「PC9821AP」のマシンパワーあってこそのスーパータイトルでした。スタート直後暗闇で灯りを探すところから始まって、既にその「異質な体験」に強烈な魅力を感じていて、「ポリゴンってここまで凄いのかっ!」と一人で唸っていました。のちにプレステに移植されたりもしますが、元祖はマップに手入力でメッセージを入力したり、魔法を使うにもキーボードやマウスを結構忙しく使ったりして、かなりテクニカルなゲーム性を実現していたので、正直評価の高くなかったプレステ版とは比べられません。

このゲームは僕は本当に好きで大きく評価もしているのですが、最大のポイントは終盤に近づくに連れどんどん自分が便利になっていくところ。最初は何にも(と言ってはいいすぎか)出来なかった主人公がハイジャンプが出来るようになったり、マップを俯瞰して見られるようになったり、アイテムに関しても、まるでゼルダのような広がりでどんどん行動半径が広がっていく。最後には空まで自由に飛べるようになっちゃって、「ある意味オマエがアバターだよ」と言いたくなった始末。グラフィックこそ多少洋物特有のバタ臭さがありますが、「未来」に触れた感触は今でも忘れられません。

余談ですが、世に出た最初のポリゴンゲーって皆さんご存じですか?アタリのハードドライビン?マーク・フリントのパソコンゲー?調べてみたら、「ミサイルコマンド」を作ったデイブなんとかって人の「アイ・ロボット」っていうのが1984年で最初なんだって。僕が中学生の頃・・・。まだ20年しか経ってないって思うのは僕だけでしょうかねぇ。

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2005年9月 1日 (木)

代表作

今日は結構ノリがいいのでもう一本行っちゃうよ~。

車の中でふとかみさんが「セガと言えば?」という問いを子供たちに出したところ、しばし時を置いて「ソニック!」。ピンポーンと言いつつ、僕には疑念が去来。

 セガと言えばソニックか!?

おもむろにバーチャファイターじゃないの?みたいなことを言いつつその場は流れたが、今になって「セガと言えばバーチャか!?」みたいな疑念も去来。そこで各社記憶を呼び起こして代表作(今ふと思い起こしたもの限定)を書いてみたい。みんなのイメージと違うかも!?

・任天堂 マリオ

順当過ぎる感もあるけどやっぱりマリオ。でもゼルダやポケモンも代表作の風格は十分。っていうかやっぱり僕は任天堂が好きみたい。僕の中のマリオの格付け自体は下がっちゃったけど。

・カプコン ストII

カプコンは「アクションのカプコン」なれど、足跡を残したとするなら、やはり「ストIIあってのカプコン」だったんじゃないかな、と。今の若いモンにゃ「バイオハザード」や「デビルメイクライ」の方がメジャーなのかのう。

・コナミ グラディウス

これはいかんともしがたいところ。音ゲー専攻しなかった自分にはここで「DDR」とか「ビーマニ」とかが出てこないんだよね。やはりコナミは「グラディウスを作ったところ」かなぁと。

・ナムコ パックマン

実はセガ並に微妙だったかも。自分の中で一番楽しんだナムコゲーっていうと、間違いなくイシターなんだよね~。でも絶対代表作じゃないし。かと言ってリッジレーサーやエースコンバットっていうのも全世界的にポピュラーじゃない気もするし(誰に言ってるかよくわかんないけど)。巡り巡ってこの一本かなぁ。ギャラガやゼビウスって答えもあるかもね。

・セガ ・・・・・・・・・・・やっぱバーチャかなぁう~む。

バーチャファイターとソニック、どちらが有名ということで言えばソニックだよね。アニメやったりグッズが出回ったりしたから、「ゲームをやらない人」の認知度が全然違う。でも会社として「代表」ってことになると、バーチャは揺るがないところか、と。自分がそれほどハマってないのでちょっと気兼ねするけど。

・バンダイ ガンダム

「Zガンダムホットスクランブル」が出た頃、現在までガンダムが柱で居続けるとは誰も思っていなかったでしょうけど、やっぱりバンダイと言えばガンダム。これだけ長く愛され続けているアニメっていうと正直全世界的に見ても10本もないのでは?作品の質もここんとこかなり高レベル安定みたいな話も聞くし、バンダイも変わったね。

・光栄 三国無双

自分シミュレーションやらない上に、ポリゴンアクションもやらないので、実は光栄とは前世で何か因縁があったんじゃないかという気もする。たまに借りても10分とやらないし、光栄のタイトルでクリアしたのは「オルド」でモチベーションが得られた「蒼き狼と白き牡鹿」だけだったりするんだよな~。

・スクウェア FF

当然というか当然。というか当然過ぎるけど当然、何回言ってもいい足りないくらい当然FF。

・エニックス ドラクエ

スクウェア以上に当然なんだけど、さてここで問題です。「スクエニの代表作を1本挙げよ」と問われたら、あなたならどう答えますか?え?ドラクエ8しか出てないからドラクエ?うう~んそういうこと言っちゃダメなのよ、こういう問題は。<それで終わりかよっ

・SCE グランツーリスモ

よかったねソニー。代表作が一本でもあって。ポリフォニーにはいくら感謝してもしたりないと思うよ~。って他にソニーが出してるタイトル、ホント思い出せないし。アークザラッドとか?

・SNK 餓狼伝説

KOFだと言う人、サムスピだと言う人、月下だと言う人、メタスラだという人、いろいろいそうですが、僕の中ではやっぱり餓狼。キャラで言えばテリーであり、合い言葉は「オッケィ!」である。それ以外は認めない。<かっこつけて書いたけど実はそれほど大した思い入れもないので、各人好きなSNKタイトルを代表に。

・タイトー インベーダー

ここで「インベーダー」しかないと思えてしまうあたりにタイトーの悲哀があるのかも。いや別に好きなタイトルはたくさんありますよ、「エストポリス」とか「ダライアス」とか「ラクガキ王国」とか「ミネルバトンサーガ」とか。でも代表作となると「インベーダー」になってしまう。今やるとホントつまらないんだけど、そこにタイトーの弱さがあるからしかたない。

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何となく「書くべきメーカー」を2、3忘れたような気もするけど(テクモ?スターフォース)、代表作というのは個人の嗜好によって大きく変わるだろうから、まぁよしなにな。そうは言っても「任天堂:マリオ」だけは10人中10人同意じゃないかなぁ。

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ドットの美しいゲーム

DSドラキュラの毎日ですが、続報ったってそう大した話はござんせん。地味にかつ着実にゲームが進行し、相も変わらずソウル集めを繰り返してる。そんなこんなで今日はふと昔買ったGBAドラキュラなどを起動してみたのですが、DS版、

 かなり綺麗!

小さい画面で地味にやってただけだったからほとんど気づかなかったけど、比較すると「2Dドットゲー」の中でも最高峰かもしれない。以前から僕は「ドット打ち」にはうるさい方でしたが、ドラキュラはホントいい仕事してます。

例えば各マップ背景の色遣い。全てを同じようにカラフルにしてしまうと、当然のことながら個性が相殺されてしまってどこも同じ様な風景になってしまいますから、当然それぞれに基調となるカラーを打ち出していくことになるわけですが、そこに配置される敵とのコントラストがとってもいい案配。GBAのサークルオブザムーンあたりだと結構どのシーンもコテコテしてた感じだったけど、このあたりは昔懐かしいFC、PCE、68Kのような「場面の上手さ」を感じさせてくれます。

もちろんそこに配置されている敵のドット絵も最高です。前作と比べると驚くほど書き込まれていて、ハード的に「SFC→64」っていうのはこんなにも違っていたのかなぁというほど。ホント画面が小さいからよく見えないんだけど、このクラスのドット絵、そうは見かけません。雑誌で僕の琴線がかき鳴らされるのも無理はないという感じです。あと、これらの敵の死に様も素晴らしい!もちろん全ての敵がそうだとはいいませんが、敵によってはブラックホールに飲み込まれるように消えるヤツや、花火のようにカラフルに四散するヤツ、骨だけ残して崩れるヤツなど、ホントに多彩。見ていて飽きないどころか感心させられました。

それから個々の武器や道具にアイコンが設定されていて、武器には攻撃時のモーションもありますから動かしていてもホント楽しめます。ソウルを使う特殊攻撃もオーソドックスな炎を吐くタイプ以外に、「しっぽ」や「長い舌」、「ヨーヨー」などこれまた多彩で僕のような2D大好きな人にはたまらない作り。強いて言えば鎧やマントも着替えてくれたらもっと嬉しかったのですが、さすがにアニメパターンが多すぎたのかな。

そんな「悪魔城ドラキュラ~蒼月の十字架」ですが、唯一好きになれないグラフィックがあります。それは「タイトル」。あのダサ過ぎるフォントはどうにかならなかったのかっ!タイトルをキャッスルバニアからドラキュラに戻すのはいい。でもあのなんともガキッぽい色遣いと丸っぽいデザインはドラキュラらしさが微塵も感じられない。正直タイトル的に「ツカミ」が悪いけど、キャラ登録時に「サイン」をペンで書くフィーチャーでググッと引き寄せられてしまったので、今回はチャラにしとくって感じ。

さて、明日は娘の誕生日。約束していたニンテンドッグスを買いに行き、「父ちゃんからはニンテンドッグス、母ちゃんからはプリキュア(歌が入っている)の太鼓の達人」だとさ。オマエ、そりゃいくらなんでも贅沢だろうよ、とつっこみを入れたくなったが、めずらしく、非常にめずらしくかみさんが「誕生日くらいは」と同意しおってからに。長男ですら、僕以上にゲームキチガイの長男ですら、2本同時にゲームを買って貰ったことなどないのに、、、。せいぜい遊んでくれたまえよ。

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大沢あかねがスゲェ

伸助の「ヘキサゴン」で見かけたアイドルなんですけど、スゲェいい!!。っていうかタダ者じゃない!事前の問題集の成績が間寛平を下回り、伸助をして最強のストッパーと言わしめた「究極の天然」。見た目はまぁ普通のカワイコちゃんなんだけど、バカもここまでくれば立派。うまく操縦してくれる司会者なら本編そっちのけで主役を張れるバイタリティがあるし、天然ゆえの真剣さがより笑いを加速する。

最近今ひとつお笑い番組が面白くなくなってきて、週の笑い指数低下が著しい今日この頃だけど、こういう(ある意味深夜向けの)笑いの取り方もたまにはいいと思った。っていうか長続きさせるのは難しいんだけどさ。彼女は梨花の上を行くね。

あとこないだ妖怪大戦争見てからめっきり「栗山千明」のファン。篠原涼子との口紅CMもかわいいけど、やはり彼女の魅力は「アイライン」と「視線」だけで善と悪を使い分けられる演技力だろうと思う。まだ若いし、これからどんどんいろんな悪女や淑女を演じて欲しい感じだ。

話はどんどん変な方へ

日本人の芸能人だと「宮沢りえ」はやっぱいい。素直にカワイイという顔立ちではないと思うけど、ドラマとか映画とか思わず目が追ってしまう魅力がある。カリスマってわけじゃないけど、やっぱ演技が巧いのかなぁとも思う。個人的にその昔出した「NO TITLIST」って曲も嫌いじゃない。

アイドルだと「安めぐみ」はかわいい。やや天然入ってるけどいたってまじめな空気をまとっているし、「1ヶ月1万円生活」の時の(作られたモノかも知れないけど)家庭的な雰囲気は凄く見ていて癒される感じがした。よく小野真弓とか癒し系って言うけど、知性が感じられない笑顔は、いろんなことを安心して任せられない気がして癒されないと思うんだけど、僕だけ?

外人さん入れるとどうしても映画の印象が先に立つけど、「魅力がある」人と「かわいい」人「美人」な人などはどれも違う。かわいいならヴィッキー・チャオ(クローサー、少林サッカー)、美人ならケイト・ベッキンセール(パールハーバー、ヴァンヘルシング)あたりだけど、(さっき書いた宮沢りえのような)引き込まれる魅力となればハル・ベリーかな。つい見ちゃう。黒人だからって日本人に美的感覚が理解出来ないってことはないもんだって再認識させてくれた感じ。

ああ、そう言えば釈由美子も好きかも。バラエティじゃなくて映画の方。結構目がおっかけちゃう。ってそりゃ俺の好みなだけか!? つかかなり非生産的な話だったような気がするけど、これはたぶん先週のランク王国で写真集やらDVDやらのベスト10を見たせいだな。

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