秋風
3年の秋
夕焼けに染まる西の空
ツクツクボーシの声がいつの間にか鈴虫に代わり、
ハリボテや看板作りに汚れた手
もう着ることのない夏の制服
「そろそろ帰れよ~」。先生の声に帰り支度を始め
「これで最後なんだよな~」なんて誰かが言う
下駄箱でクツを履き替え、
校舎から出ると外はもうまっ暗
人影くらいしかわからない月明かりの帰り道で
見えない笑顔と他愛のないおしゃべりをする
「ひゅん」と風が背中を押し、
わけもなく僕の口元にも笑みがこぼれる
そんな秋が好きでした。
あなたの引き出しにはどんな秋がしまってあるの?
※これは僕が仕事で毎回チラシに書いている挨拶文の一つだったりします。え?職業ですか?上の文とは全く関係ありませんよ(^^)。
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