ダラリとした話
※最初はゲームの話もありますが、全体通しではそうではありません。ぜひゲーム話が嫌いな方にも読んで頂きたく思いますが、内容自体は大したことはありません。
今日は仕事が休みで、かみさんが出かけていたので、子供を迎えに行った後、ダラリとゲームショップに寄り、「スクリューブレイカー」を買おうか買うまいか思案。結局新作のショップは見送り、数件の後、DSの「エッグモンスターヒーロー」を買った。サモンナイトに裏切られ、意気消沈していたところに期待の新作がまたも駄作だったらショックだよなぁと思っていたのと、ネバーランドのタイトルで未プレイというのはどうかと思ったのと、価格が3100円でヤフオクの相場であるところの2500円とさして変わらないということが理由。
その後、5時半を回っていたので、晩飯でも、と吉野屋に向かう。吉野屋はいつ行っても完成度の高さに唸らされる。非常に能力の低そうなスタッフであったとしても、マニュアルが完成されていれば、そこそこ動けてしまうというのも感心させられるポイントだ。
そこで僕は6歳の娘と9歳の息子3人分で何を頼むか思案することになる。まず前回焼き肉系のヤツを頼んだら殊の外タレが趣味に合わず、僕以外の不評を買ってしまった。これでは少なくとも「食料を共有」出来ない。ここは誰がどれだけ食べられるのかわからない以上、誰もが安心して「おかわり」出来るものにすべきだ。
しかし僕らは、直前に「サーティーワン」でレギュラーカップを一つずつ食べていた。ちなみに娘は「チョコレート」、息子は「オレンジパッションソルベ」で、僕はいつも食べる「ストロベリーチーズケーキ」と初めて見る「チョコレートボンボン(名前うろ覚え)」のどちらを食べるか迷っていた。おもむろにいつものお姉さんに、
「どっちが美味しいですか?」
などと問いかけ、「こちら(ストロベリー)の方が人気が・・・」と言いかけたところで、「あなたは?」と言葉を遮るあたりがぶっちゃけかなり嫌なヤツである。でも懲りずに「こちら(ストロベリー)ですかね」と言ってくれてちょっと嬉しかった。
こうしてフレーバーの選択に迷うときというのは実はかなりの確率で発生する。まず「アイスが食いたい」となったとき、
選択肢1.ミニストップのソフトクリームなのか
選択肢2.ガリガリ君系のアイスキャンディーなのか
選択肢3.サーティワンで本格的なのか
選択肢4.アピタの地下でオレンジなのか
が発生する。もちろんミニストップの中には「ハロハロ」や「ベルギーチョコソフト」が含まれるし、ガリガリ君も近所にソーダしかなければかなり興ざめだ。サーティワンはその中でもかなり贅沢であり、かつ選択肢も多いため、そこからまだ先は長い道のりなのだ。
「すっぱいので行くか、はたまた甘いので行くか」
次の選択肢はこれである。ソルベ(シャーベット)系で行くのか、バニラ、チョコなどの乳脂肪分ウン%系で行くのか。これは毎回悩むポイントだ。長男はかなりの確率、というより100%ソルベ系である。セブンティーンアイスならグレープだし、アピタの地下ならオレンジだし、サイゼリアならブラッドオレンジジェラートである。こういうのを「鉄板」というのだろうなぁというほどソルベ系だ。というかむしろそれが食いたいからこそ「サーティーワンに行って」とリクエストしてきたのだろう。
娘は割と僕同様どちらか悩むタイプだが、それさえ決まれば「オレンジ」or「NOTオレンジ」である。要するにチョコである。しかし、僕はそうは行かない。新しくも美味そうなフレーバーがあれば、まず確実にそれを選択するのだが、それがないときは本当に悩む。2、3本味見させてもらうことすらあるくらいで、子供達の手前結構情けない父親像を見せてしまったかな、と思うことすらある。
そして今日も僕は窮地に立たされたというワケなのだ。新しいヤツは美味しいかどうかわからないが、所詮アイスであるからして、試してみるハードルが低い。これがラーメンであったり、いつも食べるメニューに絶大な信頼を置いている場合は状況がかなり異なるのだが、あくまでライトな選択肢であるからこそ、カウンターの前を5往復もしてしまうのだ。
でもストロベリーチーズケーキはやっぱり美味しかった!
なので、まぁそこはそれでよしとしよう、、、。というわけで、僕たちはそれなりにお腹にブツが入っているため、「弁当にしよう!」と提案した。
※吉野屋ですよ~場面は戻ってますからね~(^^;
息子「いいよ~」
娘「絶対イヤ!」
うーん多数決としてしまいたい。っていうか最初はそうしたんだけど、あまりにゴネる。っていうかオマエはたぶんそんなに食えないだろうよ、どうせ残すなら自宅で残してくれればまた後誰かが食うかもしれないじゃんかよ~と思ったが、ふと思った。
多数決を覆してでもここで食いたいのなら、ジャンケンで兄と父を超えるがよい!
彼女はトータル10回以上のアイコの果てに、ついに勝利を勝ち取った。さて、ここで本題に戻る「何を注文するべきか」。通常空腹時に訪れていれば、息子1、父1.2、娘0.8で並を3つである。しかしちょっと待て、今の自分にそれだけのキャパが果たしてあるのか!?それに子供達も口では「食べられる」と言っているが素直に信じていいものなのか!?思案に思案を重ね、僕は一つの結論に至った。
並を二つ。もし足りなければ並弁当を一つ追加して持ち帰ろう
なんとスマートな答えだろう。これならば全員が満腹間違いなし&無駄もない。まぁみそ汁を一つ追加したが、これを正解と呼ばずして何を正解とするんだ、というくらい完璧な答えだった。時間的にいつもの夕食より早いから、家に帰ってカップ麺を食ったって構わない。グッドアイデアである。
僕らはみそ汁を回し飲みしながら絶妙なペース配分で綺麗に平らげた。別に追加オーダーをするまでもなく、我ながら素晴らしいプランだったと振り返ったものだ。ちなみに、食べている時にはよくその「ペース配分」の大切さを子供達に説く。「もしオマエが食えなかったら他の人が食う。そこで肉が無かったときの悲しさを考えたら、肉ばっか先に食うのはよくないよな!?」と。
※少し脚色入ってます(^^;
しかし娘は肉を食って米を食うスタイルを崩さない。っていうかあまつさえ僕から肉を奪っていく。はぁこれだからペースを守れないヤツは。まぁよい。息子に関しては非常に綿密なプランのもと、最後の一口まで「肉+米」のハーモニーを維持していたようだ。最後にお茶を飲みきるところまで完璧。それでこそ我が子よ。
僕はこの「ハーモニー」というのも非常に重要視する。「豚どん」ではその機能はフルに発揮できないが、「豚シャケ定食」ならば、このハーモニーが最大限機能する。とにかく
「全てのコンビネーションで食を楽しまなければ」
っていうか吉野屋で何を偉そうな、と思われる向きもあろう。だが違うのである。吉野屋でもコンビニでも、高級料理店でも焼き肉屋でも同じなのだ。重要なのは、
本人が美味しいと思うかどうか
なのだ。美味しいと思うなら、より美味しく食べるために努力するのが当たり前なのだ。で、僕は「みそ汁とご飯」「シャケとご飯」「肉とご飯」「シャケと肉とみそ汁とご飯」などのハーモニーを楽しんで食べるというワケなのだ。っていうか凄く長い前フリはなおも続くのだ。っていうかホントに前フリなのか!?
そんなこんなで家に帰ってダラダラと過ごしていたわけだが、ふと思い立って「永田(泰大)さんのコラム、まだ続いているかな」とサイト(※1)を開いてみた。そしたら、「1年半ぶりに更新されたコラムを1年3ヶ月遅れで」発見。新鮮なんだか腐りかけなんだかよく分からないが、とりあえず読んでないコラムを読むことに成功。ひとしきり堪能した頃、ちょっと小腹が空いてきたので、カップ麺でも食べようか、とキッチンに赴く。
※1.http://www.mochiya.nu/fffile/fff_index.html
「FancyFreeFile」という永田さんのコラム。これ読むと僕がどれほど大きな影響を受けているのかよくわかります(^^;。
キッチンには以下のラーメンが。
1.カップヌードル
2.カレーヌードル
3.シーフードヌードル
4.金ちゃんヌードル
5.赤いきつね
6.緑のたぬき
そこで僕は思案する。「どれを食べるべきなのか」と。都合3回目のトライとはこのことである。カレーはかみさんが好き、普通のカップヌードルや金ちゃんヌードルもまたしかり。きつねやたぬきは今よりもっと食いたくなる時があるだろう。
「シーフード!君に決めた!」
お湯を沸かしている間も「魂の叫び」を読み返したりして時間を潰す。僕はそうした「無駄になりそうな時間」に関しては「A型を煮詰めた」くらい神経質な「AB型」なのだ。お湯が沸き、注ぐときも僕は考える。
スープは多めがいいのか!?
今の時間に食べるということは、最近太り気味(いやむしろ太りすぎ)の自分としては自殺行為である。っていうか食うヤツの気が知れない。っていうか食うなオレ!であるが、既にスープは入れ始めている。ここで引き返すわけにはいかない。問題は「A.多めにお湯を入れて、薄く作って大量に飲む」のか、「B.少なめのお湯で濃いスープを飲む」のか、である。
Bでお願いします
僕はシーフードヌードルを食う時、必ずスープまで飲み干してしまう。ここは少しでも飲む量を抑えるのが得策だろう。95%のお湯でGOサインだ。支度してパソコンの前に持って行く。次は「どれだけ待つのか」である。いつもならここでスチャッと携帯を取り出し、タイマーで「2分」にセットするところだが、今回は手元に読みかけの「魂の叫び」がある。これは読まずにはいられないだろう。ということは「体内時計」で勝負するしかない。どうする俺。っていうかスープを減らしているのだから、いつもより短めの時間でなければ、麺がお湯を吸い、グチョグチョになってしまうのではないか!?
オープン ザ カバー!
危ないところだった。既に麺はいいお湯加減になっている。思いの外「魂叫」が面白くて気付いたら2回分まるまる読んでいたのは明らかに自分のミスだ。っていうかさっき体内時計がどうのこうの言ってたのは何だったんだよ、とツッコミを受けたい気持ちで一杯。要するに「何も考えずに時間を待ち、フタを開けた」のでした。スミマセン。
チュルチュルと食を進める俺に隙はない。麺、スープ、具、最後にそれらが全て残った状態で食べることが出来たら俺の勝ち。スープのみ、麺のみとなったら俺の負けだ。慎重かつ大胆に食を進める。ここでモタモタしていては麺はどんどんガンガン伸びていく。っていうかむしろ慎重である必要はほとんどない。食いながら飲むだけだ。そして、、、
勝った!
俺は最後の一口をすすり終えると、完成度の高い仕事をした喜びで満ちていた。これもまたハーモニーであり、ペース配分なのである。サーティワンのアイス、一番最後まで食べていたのは長男であり、次に食べ終わったのは僕である。いつもアイスを食う時には娘が一番早い。それぞれにペースがあり、それぞれが満足をする。娘のホッペがチョコレートだらけでベチョベチョになってしまうのは、ペースやハーモニーとは全く別の問題が発生しているからに他ならない。
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