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2005年11月25日 (金)

ハリーポッターとアズカバンの囚人

賢者の石を見てテンションが上がっていたこと、秘密の部屋は既に見ていたことで、娘と二人でアズカバンの囚人を見ることに(※長男はあまりハリポタが好きじゃないらしい)。

この作品は当初からあまり評判がよくなかったように思う。かなり経ってるのでネタバレアリで書いてしまうが、なんていうかご都合主義丸出しで、「時間を操る」のはさすがに行き過ぎなんじゃないか、と。実際今見てもその思いは揺るがない。6歳の娘にもイマイチ理解しづらい展開であったし、一つ一つのシーケンスが絡み合っているために展開のメリハリも1と比べて弱い気もする(加えて色調も抑え気味で派手さに欠ける)。

それでもディティールはさすがによく出来ている。ヒポグリフの造詣やモーションは僕のように「ハリーハウゼン最高!」な人種にもかなり訴求出来るレベルだったし(特に遠景でひとり遊びをしているところなんかかなりキュート)、時間を戻すネックレスをハリーに掛ける時の「軽いドキドキ感」なんかも嬉しい。ハーマイオニーの「右ストレート」は爽快だし、一瞬しか映らないが最新型「ファイアボルト」の「いかにも速そう」な作りもニヤリだ。

全体として不満はないではないけど、細かく見ていくとさすがにハリーポッターだなぁと思った。3作目と言えばロードオブザリングでいうところの完結編にもあたる。作品として継続が約束されてはいるものの、キャストの成長や観る側の経年変化も無視できまい。それでもしっかりジュブナイルカラーを打ち出して作ってくれたことは素直に評価したい。見終えて一言、「面白かった?」と娘に問えば、「うん!」と気持ちいい返事。炎のゴブレットは映画館で見ようと思う。

※余談だけど「アズカバン」を映画館で見なかったのは「秘密の部屋」を見た長男が「スッゴク怖がったため」。ホラー色が豊かになると好き嫌いが分かれてしまう。でもファンタジーに「怖い」演出は不可欠。「子供だましじゃない」子供相手のエンターテインメントは難しいよなっと馴れ馴れしく独り言をつぶやくクリスでした。

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