ラグナシアに行ってきた
「ラグナシア」と言って全国区でどの程度の知名度があるのか甚だ怪しいものだが、愛知県の蒲郡にある小さなテーマパークっぽい遊園地である。かみさんのお袋さんがそこに勤めていて割安でチケットが買えたのでクリスマスプレゼントとして4人分下さったというわけで、久々に「休日らしい休日」の過ごし方をしてみた。
ラグナシアはプールも併設されていて開園当初は2度ほど行ったが、結構値が張るので最近は足が遠のいていた。遊園地の方は正直なにがあるのかよく分からない印象が強く、このクリスマスシーズンでなければさほど魅力もなかったようなポイントである。
実際土曜日だというのにお客さんはまばらで、アトラクション関係のほとんどが待たずに遊べる状態。フリーパスで、それも待たずに遊べるというのは正直僕の人生にほとんどない体験だったのだが、やはり「客の入り」というのは重要なもので、全くジラされないというのは楽しさの何割かを削っていることなのだなぁと実感。
単純に動いて回るだけのライドに乗って、さして盛り上がりもない動く人形の間を抜けていく、マジックパウダー。ふーむ。★
当たっても痛くないボールやちょっとした「足こぎモノレール」で遊ぶ時間制キャンディファクトリー。密かに非常によく滑る滑り台が好印象。★★★。
かなり狭い空間に4人乗りの小型ジェットコースターで巡るアクアウインド。暗闇やら水蒸気やらで短いながらも凝った作りに個人的には満足するも娘は泣き叫ぶ始末。子供がいなかったらぶっちゃけ気持ち悪くなるまで乗り続けたかも・・・。★★★★。
多人数乗り込み型ライドで「3Dじゃない」中型スクリーンでの冒険映像モノ、UP SAILS。個人的にこういうのは大好きなのだけど、「さあ船出だ、嵐だ、宝だ、姫を取られた、取り返した、おしまい」というまさに文字通り矢継ぎ早な展開に少々困惑。でも絵的にかなり楽しく、入る前のウザい説明がなければ何度も乗りたかった感じ。★★★★。
二人乗り光線銃付ライドでモンスターを倒しながら廻る、ファイアファイア。エントランスになぜか「ロトの剣」ばりの剣が飾ってあるにもかかわらず銃で倒すというよく分からない展開ながら、スコアが出ること、ラストで出現モンスターとスコア、ランクがプリントされたカードが貰えることなどから一番人気のアトラクション。フリーチケットの子供なら何度でもやってカードのコンプリート&スコアアタックをしてしまいそうなシロモノであり、我が家も3、4周いたしました。やってる間にどんどん列が伸びていったのも頷ける。★★★☆。
個人的に一番面白いなぁというかやったことないタイプだと感じたのが、ドリーミングクエスト。スタートで青いカンテラを借り、狭い園内園内にちりばめられた「問題起動装置」に置くことで次々に目的が発生するラリーっぽいゲーム。
中には「ポルトストリート1Fの古本屋近くにある赤い缶の下の黄色い文字を読んで指示に従え」とか「フラワーワゴンに隠された文字をアフロディーテの祭壇で入力せよ」とか、純粋に何度もやり続けられるかどうかは別として、宝探し感覚がとっても楽しかった。やらせだけどリアルに見つけたときは嬉しくて、思わず長男と走って移動。チェックを6つかいくぐって最後のゴールで占いが出力される上に、そこに「当たり」が印刷されていたらプレゼントも貰えるという三段構えのアトラクションであり、園が狭いからこそできるとも思った。ちなみに娘はその当たりを引き当てたのだが、確率聞いてびっくり。20分の1だとさ。★★★★★。
他には簡単なステージでやるショーやらいわゆる普通の遊園地的なもの、クリスマスっぽいイルミネーションなどもあって、中学生のカップル(ええ僕にはありませんでしたよ、そんな時は!)とかならかなり楽しめる感じ。でも総じてコストが高い娯楽なので、やっぱり微妙なのかなぁとも思ったり。大人フリー付入場が4000円くらいだったと思うけど、「待たずに遊ぶ」ことに価値を見出せる人なら、十分元は取れるかな、って思いました。
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