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2006年2月14日 (火)

バタフライエフェクトを見た

とにかく疲れた。疲れまくった。まずネタバレなしの話を書くとするなら、、、ほとんど書くことがない(汗)。ストーリーは全編サスペンスタッチで進んでいく。ところどころで文字で書くと「ヅキャッ!」ってな効果音と共にシーンががらりと移り変わるので、ホントに集中していないと何がなんだか分からなくなりそうになった。どうやって終わるのか、結末が全く見えず、半分くらい見た時点で「もう少しで終わるかな」と時計に目をやってしまったほど密度の濃い映画だったけど、いざ見終わると、、、、。

以下ネタバレ

少しでも見る可能性がある人は絶対見てからの方がいいです。

以前書いた映画批評サイトで最高得点99点をマークした作品です。

見たことを後悔する映画ではありません。

もう大丈夫?

納得いかないところもある。というか個々の「修正」で、無理が見え隠れした。例えば「親子を爆弾に近づけないようにする場面」で、自らがポストに近づき過ぎている。右も左も分からない子供であるならともかく、あの場面での「彼」の中には冷静な判断と十分な経験を踏んだ今の自分がいるはずなのだから、あのアクションは違和感があった。

また、最後で彼女たちの家族との縁を絶ちきったことで、彼女を死から救った、と見れば聞こえはいいが、彼女の父親や兄の性癖に変化はなく、本当の意味で彼女が幸せになったかどうかは甚だ疑わしい。「知らない幸せ」があるのはわかるが、正直不完全燃焼だった。

しかしディティールに関してはほぼ完璧だったと思う。上記のような違和感はむしろ結末を迎えるために最良の選択をしてなお発生してしまったものであったとも言え、僕のように「ハッピーエンド大好き」なお気楽ノーテンキ視聴者ゆえの抵抗であったとも言える。幼年期、少年期、青年期とそれぞれのエヴァンは一目で彼だと分かる風体であったし、様々な境遇で変貌する彼の周りの人物も、年相応、立場相応のビジュアルと相まって、とても納得出来る展開になっていた。

プロットはどうしても「リプレイ」を彷彿とさせ、それと比較してしまうのも止む無しというところだと思うが、「リプレイ」がよりドラマティックに物語として楽しめる作りであるのに対し、「バタフライエフェクト」は「見せ方」にウェイトがある。映画なのだから視聴者の想像力を喚起することより、いかに引き込むか、魅せるかの方が大切だと思うから、その選択は間違っていないとは思う。そうは思うのだが、、、やはり息苦しさはどうしても感じてしまった。あまりにも幸せになれない歯がゆさと心苦しさに、こちらまでどっぷり疲れてしまうのだ。

否定的なことばかり並べてしまったが、映画としてはやはり優れていると思う。星にすれば★★★☆は付けられる。まぁ僕みたいに「こういう作品」が好みでない人でそうなのだから、ツボにはまった人なら、文句なく満点になる可能性もあると思うよ。

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