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2006年2月20日 (月)

やわらかあたま塾

先日モンスターハンターと一緒に買った「やわらかあたま塾(以下「やわらか」)」のインプレである。こいつも「脳を鍛える~(以下「脳」)」と同様に「タッチジェネレーション」シリーズであるが、その趣は大きく異なる。要するに「脳」は大人向けであり、「やわらか」は子供でも楽しむことが出来る。しかし「脳」と比べると、細部の作り込みに甘さを感じざるを得ない。

ビジュアルや設問は未就学児である愛娘でも、その多くを楽しみながらプレイすることが出来る。それなのに、解説の表示が「漢字仮名交じりのみ」なのはどういうことか。文体も正直「柔らかい」とは言えず、「脳」と比べてターゲットの絞り込みが中途半端な印象は拭えない。

また、各記録のセーブ(微妙な日本語だ(^^;))に関しても、「脳」が一日一度だけのチャレンジであって、ある意味半ば強引とも言える「ライト仕様」であるのに対し、「やわらか」はほぼ全ての設問を最初からプレイ可能&一日何度でも記録に挑戦することが出来る。これはゲームに対してどん欲な世代に向けた仕様、成長期の子供にモチベーションを与える仕様だと言えるのではないか。

内容は「言語」や「数学」「記憶」「分析」と言った5つのカテゴリーの中からそれぞれ一つずつ自動選択された問題をクリアして「脳年齢」ならぬ「やわらか度」をグラムと、段位で表示する。「脳」がダイレクトに年齢という表示を使うのに対して、「やわらか」は曖昧さを残す重さでの表示。ゲーム進行役の「ハカリ」が自ら1900g以上と言い、訓練していない人は750g程度であるとも言う。やってみると後者はあまりにも遠く、前者は安易に達成可能なラインで、
※6歳の娘はさすがに厳しかったが→あまり勉強してないので(^^;)
スタートラインで「自分がそれなり」を確認出来るのは良心的かつ上手い作り込みだ。ストレートだが目標と安心を同時に得ることが出来る。

問題の内容は5カテゴリー各3種で、難度はそれぞれに3つずつあるので、トータルで45。はっきり言って初っぱなから提示される物量としてはかなり多いが、全ての設問は「1分」という制限時間が設けられており、「脳」と比べてもより気楽に訓練することが可能ではある。

問題は「複数の単語を並べ替えてしりとりを完成させる」であるとか、「積み上げられた箱の数を数える」「瞬間的に表示された数字を打ち込む(電卓形式なので、実際に書くわけではない)」「影絵で表示された枠に、いろんな形のピースを上手くはめ込んで完成させるパズル」など、かなり多彩。印象としては(僕以外にもいると思うけど)セガの「タントアール」を彷彿とさせるものも多い。要はミニゲームだ。

重要なのはそれらが、単なるお遊びで終わっていないところだ。未就学児の娘が楽しんでプレイできる内容であるにも関わらず、やってることはとても「勉強的」だ。「ひらがなで書かれた計算問題」などを筆頭に、比較、記憶、分析、言葉、全てにおいて「考え、判断する」ことを要求する。「脳を鍛える」というより「柔軟な発想を」というコンセプトから生まれたソフトなのだろうが、ゲーム好きな子供に与える「知育玩具」としても、希代の傑作となる可能性を秘めている。

そうなると返す返すも「漢字仮名交じり」であることや、「かけ算」「割り算」などの存在が疎ましく思える。「出来る人間」には造作もないことであっても、出来ない人間には絶対できない。「脳」であるならあくまで大人が対象であるからして、そういった側面に気を配る必然はなくて構わないが、「やわらか」は先にも述べたとおり十分に「子供可能」な外面なのだ。ネームエントリーで年齢、もしくは誕生日を設定することで、そうした「気配り」を自動でやってくれるくらいの機能はあってもよかったのではないかと思った。

そうは言っても漢字で表示される説明を親が子供に教えながらプレイする、というのも決して悪いことじゃない。そうしたコミュニケーションもまた脳にはとても大切だからだ。作り手がそこまで綿密に構築していたとは思いづらいが、「脳」に負けず劣らずのユニークさを持って今の日本の市場に受け入れられている事実は、個人的に非常に大きく評価したいね。★★★★。

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