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2006年2月15日 (水)

タイタニック見た

いまさらではあるのだけども、何となく見る気になって。ただ、見ていてあまりに嫌なトコロはあっさり飛ばしながら、ですけど。
※例えばツバを吐くところとか、濡れ衣を着せられるところとか。

つかいまさら過ぎて誰も内容なんざ憶えてないのかもな~なんて思ったりもしますな。まぁ興行的には(特に日本の)いわゆる「映画が好き」な人なら見ていない人の方が少ないってレベルの作品ですし、まぁTVでも一回放映したっきりなしのつぶてだし・・・。

そんなこんなでもまぁ感想を書いていくわけですが、とりあえず「ネタバレ有り」ってことで。

つかこれって「史実」にある程度忠実なのかしら。キャメロンは他にもドキュメンタリーの「タイタニック」も撮っていますけど
※たまたま海遊館に行ったときに近所でやっていて見ました。
そっちは正直言って「タイタニック見た人向け」の作りだったんだなぁと今になって思いますね。「知ってればより楽しめるトリガー」がいっぱい散りばめられていた、というか。

一方映画のタイタニックは、やっぱ公開当時の最先端CGを駆使した半フィクション仕立てなわけですが、(いきなり直接的な表現をしてしまいますが)正直言って「どうかな~」というのが本音。「鼻が効いた」というつもりはないけど、ああ、やっぱり自分が見に行く気にならなかったわけだな、という感想です。

まずお金が掛かっているのはわかるんだけど、ブルーバックのシーンがほとんどな為か、見ていて興ざめしてしまいました。開始早々に船の外観が出てきますが、そこも「CG臭さ」が出まくっていて、なんつか「プレステ?」みたいな。
※リアルタイムで劇場で見ていたら違った可能性はあるけど。
有名な船首でのシーンも「夕日に照らされた色」ってこんなだったかなぁとか、ラスト船が縦になってしまうシーンでも「電気が切れて、月明かりしかないのに、なぜ影がこちらに?」とか。

 話に入っていけない

あと、ディカプリオの映画は実は初めて見たんだけど、彼もどうも自分の好みに反するというか、「かっこよくない」。もちろんガタイがいいわけじゃないし、顔もワイルドというよりはキュートだし、方向性として「かっこよさ」を目指しているわけじゃないのは当然のこととして理解しているつもりなのだけども、それでもやっぱり今ひとつ「惚れるかなぁ・・・」って感が終始拭えなかった。
※もしかしたら飛ばしてしまったごく一部のシーンにそういったシーケンスが多分に含まれていた可能性は否定できないけど・・・。

それから、物語の作りとして、生き残った彼女の独白をメインにしているというのも、なんかこじつけというか、イマイチ入っていけなかった。だってもの凄い金掛かるんだぜ、ああいう探索って。それで最後に海へポイかよって気がした。むしろザ・ロックみたいに「気持ちよく二人でハッピーエンド」になるような、アクションメインのハラハラドキドキに仕上げた方が僕には楽しめたかもなぁという。

物語はとにかく二人の気持ちの接近を強く描いているので、その部分のカットにスゲェウェイトが占められる。まぁ言ってしまえばラブストーリーなのだけども、だったらそっちの方での「泣かせどころ」が弱かったんじゃないかとも思う。僕ははっきり言って自他共に認める「涙もろい」男なんだけど、この話では全然泣けなかった。とにかく(こちらの)気持ちの運び方が遅くてダレるのだ。

CGを使って「魅せる大作」を作るのなら、やはりアクション要素をもっと上げて、笑いあり涙ありのハリウッドスタイルに特化しちゃマズかったんだろうか。安っぽいお涙頂戴でも何度も見たくなる娯楽大作に持って行くって選択肢はなかったんだろうか。

カップルが見たら感動するかも、でもそれは「アバタもエクボ」効果ってヤツで、「恋は盲目」を利用したある種の策略。もちろん結果が残ったのだからその策略も成功したということなんだろうけど、もし気の合う友人(男)と見に行っていたら、文句タレまくりだった気がしますなぁ。自分的には★★☆。まぁフィアンセと「ジャックをハメたヤツ」が死ぬところがなかったのが一番気に入らないね。

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