« 三度泣いた日 | トップページ | ファイナルファンタジーXII~その2~ »

2006年3月17日 (金)

ファイナルファンタジーXII~その1~

僕はこのブログをなるべくたくさんの種類の人に読んで欲しいと思っていた。「たくさんの人数」ではなく「たくさんの種類」。ここで言う「種類」とはもちろん人種ではない。アニメや特撮、プラモやレゴ、マンガやテレビや映画や、ゲームが好きな人がたまたま訪れたときに、読めるものが一つくらいあればいいという気持ちに後押しされて、なるべくいろんな話題を織り交ぜて書いた方がいいよな?と自問自答しながら続けてきた。

時には取るに足らない日記であるとか、ナウなヤングのヒットソングであるとか、美学やポリシーであるとか、全く「趣味」とはかけ離れた話題を振ったりもした。中にはそれぞれの内容がリンクして直接趣味がかぶらなくても、たどっていくことで近しい資質の方に訴求出来るような場合もあるかもしれないと期待して。

しかし実際これほど大きなタイトルと直面してしまうと、どうしてもその車輪を全て同じ方向に回さなければならない事態を引き起こす。プライベートが全てそれを中心に回るようになる。

それでもなるべくなら「ゲームに興味がない人」「FFを一度もプレイしていない人」にでも、それなりに楽しんで読んで貰える内容にしたいとも思う。

今後しばらくはFF「ファイナルファンタジー」12の話題が多くを占めると思いますが、何とぞこれまでと変わらぬご愛顧を平身低頭お願いしたい所存にございます。

さて、そりでは本腰入れて参りましょう(^^)。「クリスのFF日記」でございます。

●開幕

3月8日
最寄りのコンビニでFFの予約が締め切られる日。いつものように深夜に購入出来ないか打診すべく車を止める。しかしそこにいつもの顔はなく、代わりのおばさんがいぶかしげに「一存では決められませんので店長がいる時に・・・」とやんわり僕を全否定。

「ちくしょう。ここで買えないと今回マジつれー」

発売日当日は娘の卒園式。よほどのことがない限り一般量販店でも売り切れると言うことはないと思うが、もしもということもある。きっちり抑えるところは抑えておくに越したことはない。

3月10日
次にそのコンビニを訪れると、どうやら今までのように深夜ではなく、明け方5時頃の入荷になるらしいとの情報を得る。

「そんなこと言ってオレを騙すつもりだな、この○ソ○○ァ」

なんてことは思いません。コレっぽっちも。なぜなら、

「何を言われても深夜に買いに来る」

つもりだったので。僕は割と人を信じないのです。特に価値観を共有出来ない人たちは。

3月15日
いよいよ決戦前夜。正確には当日とも言える。明日の決戦を前に早めの風呂に入り、いつもより早めに眠りに着く。PCの前で。

不意に僕の携帯の着メロが鳴る。「♪青い空はぁ~ポケットさぁ~」。というかこれは不意でもなんでもなく僕があらかじめ仕込んでおいたアラームであった。時刻は深夜1時半。今までの経験上そのコンビニの荷物は23時ころ入ることが多い。だったらなぜ深夜1時半にアラームを掛けたのか。

なんとなく。

まぁそういうこともある。そそくさと身支度を調え、、、(ウソである。実際はパジャマにコートを羽織っただけである)。目的のコンビニへ。というか冷静に考えると既にこれは「3月16日」の話である。

とりあえず日めくりをめくる。→3月16日「決戦当日」

見慣れぬ愛想の悪いオヤジがレジに一人。僕は意図的に、

「あ、先日ファイナルファンタジーの予約の件で副店長からお話を通して頂いた者ですが、、、入荷しましたかねぇ?」

爽やか過ぎる好青年を演じてみる。大体三十路も半ばを過ぎようというオヤジが深夜にゲームを買いに来るだけで異常に怪しすぎるのだ。ここで今更何が「好青年」だ。いいかげんにしろよオレ、と思いつつ店長の応対は一変する。

「ああ、わるいねぇやっぱり5時頃になりそうだよ」

猫はかぶってみるモノである。

「そうですか、じゃぁその頃また出直してきますね」

またも猫の好青年。イメージ的には「猫の恩返し」に出てくるバロンを5歳ほど若くしたような、、、イメージしづら過ぎるか。

「5時か・・・」

人を信用しない僕はアラームを4時30に合わせる。コンビニまでは車で5分も掛からない。いや、正確には2分も掛からない。いやいやむしろ1分15秒くらいの距離である。

「5時頃」

に行くにはぶっちゃけ早すぎる目覚ましだ。が、これで何も問題はない。なぜなら僕は

「予約しているにも関わらず並んで買う」

のが大好きなのだ。むしろ着荷の瞬間も一つのイベントと捉えている人間にとって、その判断はいたって普通だとも言える。

僕は僅かな間に深い眠りについた。。。が、すぐに目覚ましが鳴って目を覚ます。
「♪青い空はぁ~ポケットさぁ~」。もはやおなじみである。

僕は血圧が低いわけではないので、目が覚めたら即体を起こし、財布の中を確認し、靴を履き、玄関を出ることが出来る。というか大半は血圧とは無関係である。

深夜4時半に車を出すケースは一年を通じてそれほど多くはないが、どの季節であっても行き交う車はない。イメージするとすれば「うる星やつらビューティフルドリーマーで面堂が部下にジープを走らせて友引町を脱出しようとするシーン」を頭に思い浮かべて貰えば差し支えない・・・差し支えないのだ。

コンビニに着くとオヤジは接客をしていて、僕が目配せをしても知らん顔。

「まだ入荷してないな・・・」

聡明で機転が利く上に人を見る目がある僕はすぐさまその状況を察知した。

「やはり5時頃だったか・・・」

ガックリとうなだれつつ目の前のお客が姿を消すのを待つ。

「まだですよね?」

「レシートは出せないけどいい?」

どこが聡明か!ブツはしっかり入荷しておったわ、このタワケが!

僕は自分で自分をなじり倒し、

「7980円ですよね?チャリ銭まできっちり用意してますよ(笑」

あまつさえ笑顔まで浮かべてトレイに代金を載せる僕。かぶっていたのは猫ではなく羊か、はたまた犯罪者並に目深にかぶったコートのフードか。

「攻略本もあるよ」

この店長、なかなかやる。こういうテンションの時には、つい口走ってしまうのだ、

「じゃあそれも」

僕は「読む気などさらさらない」攻略本と、ファイナルファンタジー12を小脇に抱え、小雨振りしきる夜の闇に消えていった。
・・・もちろん誇張。

帰宅して早々にパッケージを開封し、クッションや座椅子を用意。体勢を整えると、満を持して電源を「パイルダァーーーオォォォォォン!」盛り上がりすぎである。

しばしの読み込みの後、オープニングムービーが始まる・・・かと思ったら

「メモリーカードがいっぱいいっぱいだからセーブできねぇけどいいのかよ?」

とガラの悪いプレステ2が吐き捨てる。
・・・もちろん比喩。

僕は「チッ」と軽く舌打ちをしつつ適当に消すファイルを物色。つかここにきてこの作業は目も当てられないくらいかっこわるい。雰囲気ぶちこわし。どんな最高のオープニングだとしても、これじゃぁ盛り上がれない・・・。

オープニングで泣くんじゃない・・・

CMのハカセくんやアンジェラちゃんの歌ではなく、デカデカと表示された音楽担当「崎本なんとか」さんの曲でもない。耳に残るメロディ。僕たちはこの曲を知っている。

ILMにも負けないくらいの最高の映像をバックに、ファイナルファンタジーのメインテーマが勇壮に鳴り響く。「どんなオープニングでも盛り上がれない」なんて言ったヤツは誰だ!

僕の目にはじんわりと暖かなモノがにじみ、曲が終わるまでジッとタイトルロゴを見つめ続けた。

「やっぱ天野喜孝だよな、FFは」

今ではタイトル以外ほとんど痕跡を見つけられないそのタッチ。でも作り手もわかっていた。FFの底にはこのメロディとこのデザイナーがいることを。

「FFはこうでなくては!」

僕の冒険はこうして膜を開けた・・・
※字が違いすぎるっ!(爆

|

« 三度泣いた日 | トップページ | ファイナルファンタジーXII~その2~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119981/9127362

この記事へのトラックバック一覧です: ファイナルファンタジーXII~その1~:

« 三度泣いた日 | トップページ | ファイナルファンタジーXII~その2~ »