« モンスターハンター2DOS~最終回~ | トップページ | 三度泣いた日 »

2006年3月16日 (木)

ファイナルファンタジー

今し方予約していたコンビニを覗いてきたら、「まだ入ってませんねぇ5時過ぎですよ」と言われ、前回までとは違うなぁと思ったり。

僕は35歳になっても、こうしてビッグタイトルを心待ちにするスタンスがとても好きだ。自分から進んでワクワクしようとする、「誰よりも早く買いたい」という前のめりの姿勢が好きだ。コンビニに着いたとき、もし誰かが僕より先に買っていたらどうしようという不安と、「二人目ですねぇ」と言われたときの、実際にはほとんど無意味なのだけども、それでも非常に悔しい気持ちになる、そんなタイトルが好きだ。

予約をすれば確実に手に入るのに、あえて予約をせずに並んで買ったり、予約をしつつもコンビニで時間を潰すようにソフトの入荷を待つのは、「確実に報われる時間」をより深く楽しむための僕なりの娯楽でもある。美味しい物を食べるのにもっとも大切なことが空腹であるように、ゲームにもまた下準備があっていいはずだ。

今回のFF12は、前作までの画風とは一転して野村哲也の持つカラーが抑えられている。CMを見ても音楽はFFのそれとはイメージを画するし、美麗ではあるものの、「ファンタジー色」はほとんど感じられない。これは僕の勝手な見方かもしれないが、「大人向け」なニオイが凄くする。

ぶっちゃけ自分は35歳で、理屈っぽいし、実際大人びている視点を常に持って(小学5年の頃から)生きてきた。しかし今でもしっかりとガキっぽい視線でしか物事を計れない時もある。そんな僕からすると今回のFFは、

 「ちとボクチンには難しそう・・・」

と映る。まぁ話のスジなんざ読まなくたって経験値さえ稼いでいけばクリア出来るのがFFのいいところ。オレには関係ねぇぜ、と吐き捨てるのは簡単なのだけども。

システム周りに関しての情報を一切シャットアウトして当日に臨むのもいつものこと。一つ一つヘルプファイルを熟読し、行けるところは確実に潰しながら歩みを進める。きっとほどなく最初の戦闘に入るだろう。その時僕のパーティは誰かいるのだろうか。最初の街ではこれからの冒険のイロハを全て学ばなくてはならない。ちょっとしたミニゲームや、サイドイベントだけで数時間の寄り道になることも十分考えられる。導入部は非常に大切だから、しっかりと作り込まれて、「今からやるぜ!」というプレイヤーの気持ちをきっちり加速してくれるものであって欲しい。

 僕はFFに期待している。

11とX-2を除いて全てクリアしてきた。

1は正直魅力的に映らず、友人が息巻いて「スゲェよ!」と言ってきても全然ピンとこなかった。画面も寂しく、まぁ露骨に言えば「ヘラクレス?」である。

2は最初に買ったFFであり、システマティックな面で既に「FFらしさ」が出まくっていた。「仲間を殴ってマックスHPを増やす」というともすれば理解に苦しむシステムも、僕にとってはとっても愉快で、ブラッドソードでラスボスを瞬殺というのも「知ってるヤツが得をする」好みのチューニングだった。

3ともなれば名実共にドラクエと双璧をなすRPGに成長していた。発売日には長い行列のほぼ最前列に前日から並び、購入したパッケージをまじまじと見た覚えもある。忍者と賢者という隠しジョブ、オーディンの登場、きらびやかな黄金のダンジョン・・・。3が好きな人は多い。僕も大好きだ。

4はとにかくその音楽にまず胸を打たれた。SFCになってビジュアルとともに大幅に強化されたそれは、これから始まる冒険への誘いとして十分過ぎる魅力と雰囲気を携えていて、ストーリーに沿って死んでしまうキャラに思わず涙したこともあった。

5は8が出るまで一番好きだったタイトル。3同様僕好みのシステム寄りチューニングで、「全部育てなければ」気が済まない作り。赤魔導師のアビリティポイントは皆さんスタチューで稼ぎましたよね?エンディングも最高でした。

6の頃はニフティサーブ最盛期。僕の書き込み量もハンパじゃなく、一つ一つのイベントから、育成経緯、ワザの名前を自分で付けられる場面では、それだけに2時間以上掛けることも。ただ、エンディングでキャラのデフォルトの名前が出てきたことだけは興ざめ。僕の分身は演技をしていたのか!って憤りを覚えましたよ。

7は「鳴り物入り」という表現が日本一ピッタリ来るスーパービッグなタイトルとなった。「武蔵伝」に同梱された体験版のロードの長さが劇的に改善され、プリレンダリングされたオープニングムービーからあまりの長さに笑いがこみ上げてくる召還魔法「ナイツオブザラウンド」。システムも楽しく、ストーリーもそこそこ。ただ正直言ってアドベントチルドレンを観た後では、人形劇然としたゲーム画面に抵抗は否めないけどね。

8は個人的に一番好きだったタイトル(10が出て同率一位に格下げ)。とにかく戦闘がキツいんだけど、序盤から死ぬほど強く出来るのが好みだったし、当時発売された「ポケットステーション」との連動やコマンドコントローラーの多用で、「1週間に100時間以上」プレイした。ヒロインはともかく、主人公は全作の中で一番好きかな。学園ドラマ風の世界観も結構ツボでしたし。

9は自分にとっては最低の作品。8の難度を叩かれたためか、戦闘や展開にメリハリがなくなり、シリーズ随一の盲導犬指数をほこることとなった。キャラクターのデザインも子供向けというか「ファンタジーに媚びている」ビジュアルに変更され、何とかクリアはしたものの、素直につまらなかった数少ないFFだ。

10もまた4や7同様ニューハード一発目としての大いなる期待を掛けられたタイトル。7的なシナリオの重さや8的なビジュアル志向を推し進め、なおかつシステム的にもやり込み要素満点の作り。クリア後の隠しダンジョンや隠しボスを含め、世界最大のRPGシリーズと呼べる風格をまとった。ストーリーを重視しない僕だけど、この10だけは話が楽しかった記憶がある。

11は何度も書いてるけど永田さんの「ヴァナ日記」があったから始めたようなもの。追走するように氏の後を追い、同じように接続に非常に苦労して、同じように驚き、同じようにやられ、同じように感動した。僕以外にもそういう人はきっとたくさんいたに違いない。

X-2はどうも毛色が違う作品で、ある意味唯一クリアしていないFFとも言える。僕が止めてしまった最大の理由は、「あるミニゲームで満点が取れなかった」から。7以降全てのミニゲームで自分の満足する結果を出しつつ進めてきた。それがどうしてもあの雷のミニゲームがクリアできず、止めてしまったのだ。ネットでも数えるほど、、というか当時は一人もクリア出来た人がいなかったような記憶がある。要するに

 チューニングが甘かった

わけで、「そんなFFならクリアする必要はない」と止めたのだ。



以前も書いたがFFは日本で一番お金が掛かったゲームだ。当然売り上げ的にもハンパな結果では許されない。だからこそこちらもそれ相応の期待を込めるし、それに見合った「隙のない」仕上がりであって「当たり前」だと思う。

ドラクエ8、FF12。随分ナンバーに差がついてしまったけど、「双璧」という位置づけは今のところ変わっていないと思う。あと3時間ほどでその片鱗を再確認する時がやってくる・・・。

|

« モンスターハンター2DOS~最終回~ | トップページ | 三度泣いた日 »

コメント

初めましてvredsと申します。
いつも拝見させて頂いております。
私今年で36歳になりますが、同年代だからこそなのでしょうか、ゲームに対する思い、特に今回のFFに対する思いに身震いする程共感致しました。
FF12に対する期待と不安、逸る気持ちを抑えられず夜中に思わず足跡を残させて頂きました。

投稿: vreds | 2006年3月16日 (木) 03時11分

初めましてvredsさん、コメントありがとうございます。
こんな時間でも平然とやりとりが行われるあたりが、

 ビッグタイトル前夜

という感じがしていいですね!年齢も学年が同じかも。
※僕は1970年5月生まれ
きっとファミコン黎明期からスペハリ登場、スーパーファミ
コンフィーバー、初めてのポリゴン、シューティング全盛、
テトリス、ストII、バーチャを横目で見ながら時を過ごして
来たのではないかと感じます。
※そうでなければ、この年齢でもゲームやってないと
 思いますし(^^;)

もしよかったら一緒にお祭りを盛り上げましょう!つか
つまらないのに面白いと言うつもりはないので、ホントに
盛り上がるかどうかは、、、

 明日のブログを刮目して待て!

ってところですね(^^)。コンゴトモヨロシクです!

投稿: クリス | 2006年3月16日 (木) 03時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119981/9111549

この記事へのトラックバック一覧です: ファイナルファンタジー:

« モンスターハンター2DOS~最終回~ | トップページ | 三度泣いた日 »