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2006年3月20日 (月)

ファイナルファンタジーXII~その5~

★パーティはいまだ主人公ひとりぼっち(まだ一人も仲間になっていません)。でもレベルは36。そこまでのネタバレを含みます。

●「知っていること」の価値と意味

最近は「である体」中心の硬い文章が多かったので、今日は少々ヌルくまいらせて頂きます。

多くのゲームには「上手いヘタ」があるものですが、一見動体視力やら反射神経やらを要求されないように見えるRPGにもそれはあると思います。「上手い人」ってのは、効率よく育てるのが上手い、謎解きに対してのひらめきが早い、ボスの弱点や攻略法の発見が早い、もしくは出来る人と、「RPGを楽しむ事自体が上手い人」ってのも「RPGが上手い」と言えるのではないでしょうか。

「楽しむ事が上手い」というのは、質と量の両面があります。20時間であっさりクリアしてしまった人より、200時間掛けてじっくりクリア、もしくは2度3度と繰り返しプレイしているような方の方が、ずっとそのゲームを楽しんでいると言えるでしょうし、「苦しさの果ての達成感」とでも言えるやり込み系のプレイヤーは、より深くまで中身を掘り下げる=しゃぶりつくすことにもなるでしょうから、同じように「楽しむ事が上手い」と言っても良いでしょう。

そうしてしっかりとRPGを楽しむためには、いきおい自分に入ってくる情報をおさえて、「自らで発見する」喜びを増量していく、というアクションも重要となります。いくら長時間プレイしたと言っても、全てが全て誰かの後追いでは、さすがにもったいない気がしてしまいます。まぁ当人が楽しければいいんですけどね。

さてそんな中、僕のスタイルはと言えば明らかに「やり込み系」に属します。シナリオを極力進めずに「やれることをやれるだけ」やってから前進する。というか未だにシナリオは停滞しているわけなのですが、昨日ふと思うところがありました。

 FFは知っていてもいい、むしろ知っていた方が楽しめる要素が多かったのではないか

と。それを知らないばっかりに本来より楽しめるはずの戦闘が楽しめなかったり、余計な苦労を背負ってしまったり。僕は平気ですが、純度の高いパズルフラグなんかは、露骨に嫌う人も少なくないでしょう。

 人にはそれぞれ「一番楽しめる情報のライン」がある

こう思うわけです。先ほど「全部が全部」と書いてしまいましたが、それはつまり逆も言えるのではないかな、と。全て見ない聞かないでクリアまで到達するより、適度に外からの情報を得ることでより気持ちよく楽しめる。特にFFにはそういうところがあるかな、と。

さてさて、そんなわけで僕は発売日にソフトと一緒に買った攻略本のページをめくってみたわけです。まぁ初日に出る本にどれほどのことが書かれているか想像に固くないわけですが、、、。

一つだけとても重要なことがわかりました。これはあくまで僕の判断ですが、「読んでもいい」たぐいのネタバレだと思いますので、よっぽどこだわりが強い方以外はそのまま読み進めてみて下さい。

それは「レアモンスター」に関する記述です。

プレイ中、見た目は普通のコッカトリスと変わらないんだけど、HPと攻撃力がめちゃ強い「亜種」のようなヤツと戦ったことはありませんか?普通に冒険していれば、本来そこで戦うにはキツすぎる敵の多くは「非アクティブ」ですが、唐突に見慣れない強力なアクティブモンスターに遭遇したことはありませんか?

それがレアモンスターです。

僕は当初全然その存在価値に気づかず、普通にミストナックを使ったり、苦労したりして倒してしまったわけですが、どうやらそのレアモンスター、普通に倒してはダメな場合が多いみたいなのです。要するに、「盗んでから」「狩猟して」倒すことで、本来得られないような「オーパーツ」を手に入れられる可能性をはらんでいる、というわけ。
※普通に倒してレアアイテムをドロップする場合もあります。

また、その出現条件もいろいろで、前述のコッカトリス亜種「ネクベト」のように、普通にコッカトリスを倒し続けていれば出てくる場合もありますし、中には「サボテンを倒さないでいる」とか、「そのエリアに入ったときに稀に登場」なんてものもあるようです。そしてそれぞれの敵ごとに、倒した方が良いアイテムを落とす、狩猟した方が良いアイテムを落とす等の違いがあり、ぶっちゃけ(めったに会えない)敵に情報武装なしではキツイかな、と。

攻略本にも数種ほどが載っていましたが、ゲーム内の情報ではどうやら「モブ」に押されて、それほどおおっぴらに扱われていない感じ。ゲームを進めていってそれらの出現条件がオープンになるとは、正直思えないんですよ。

ですから、

その面に関する情報(およびそのアイテム情報)は、全て読んでしまいました。もちろん後悔しておりませんし、むしろ「狙って倒す」「狙って手に入れる」乱数アイテムは、PSOやモンハン、ウィザードリィに限らず、「心の底から望むところ」。先日書きましたように「未来の自分」が見えた瞬間です(^^)。

他の多くの方がきっとそうであるように、僕もライセンスはオプションを中心に育てています。具体的なことに関してはネタバレ指数が高いと思いますので、(ここでは)触れませんが、まぁ順調すぎるくらい順調です。ゲーム中「倒した敵の数」が見られないのが悔しいくらいは稼いでます。

そんなライセンスでも、当然限界は来ます。ミストナックや単純なステータスアップとレベルアップの恩恵だけでは、与えるダメージもどうしても頭打ちになってしまう。普通ならここでシナリオを進め、新たな町や村、ダンジョンの宝箱から、より強い武器を手に入れるのが常道でしょう。むしろ友人などはそれで十分に強い攻撃力を手に入れているようでした。

でも、僕はちと違います(^^;)。

「滅多に会うことが出来ない敵」が「滅多に落とさないアイテム」や「なっかなか盗めないアイテム」を持っているのなら、そりゃ欲しいさね(^^)。意地でも会うまでがんばるわな。

正直どの程度まで耐えられるか、ってのは個人差がありますが、最終的に6人パーティ3人戦闘参加、で武器や防具はキャラ依存ナシとなれば、強い武器が3本あれば、とりあえず安定です。もちろんモノによっては、特殊なアクセサリーで隠しパラメータの「レアドロップ率」を上げなければ、まず入手は無理!というものもあるでしょうから、引き際は肝心です。でもやるだけやってみることも同じように大切かつ、「より楽しめる」アクションと言えるのではないでしょうか。

★以下ネタバレ指数急上昇です。が、逆そこそこ先に進んで新しい武具に身を包んでらっしゃる方には、「普通」のことになってしまっているかも知れません。僕のように序盤の攻撃力不足に悩んでいる方で、ネタバレもいとわない方にはかなり福音になると思います。

狙うは赤いオオカミ「リンブルウルフ」からの盗みアイテム「グラディウス」。風属性のレベル3ダガーで、風が弱点の敵にはダメージ倍。攻撃力45でモーションも速いです。

ヤツは西の砂漠の「陽炎のなんとか」ってマップの右上の狭いエリアに現れます。しかし、中央断層から普通に入るだけではヤツと巡り会うことはありません。その前に「ヤツを発生させる」トリガーが必要になるのです。

それは左の広いエリアで、ウルフを大量に倒すこと。それも僕が会った3回に関して言えば全て「晴れ」の日で、かつ「倒せば出る」というわけではありません。

2回エリア移動してしまうと敵はリセットされてしまいますから、普通考えると3エリア目にあたる「狭いエリア」に登場されても、そこに行く前に消えてしまうと思われるかもしれません。ですが、実際は「レアモンスターはその限りではない」のです。
※それでも町に戻るとダメ。消えちゃってました。

具体的な手順としては、登場させるために一掃して発生を確認、いなければ2エリア移動してリセット。これを繰り返す形になります。一回目で出ることもあるでしょうし、4回やっても出てこないこともありました。ヤツの攻撃ダメージは(こちらの防具にもよりますが)およそ100~400。盗める確率は体感で1~2%くらいだと思います。まぁそれなりの体力、ポーション、根気がないと、せっかく出会えても盗むのは難しいでしょう。

 でもその価値があります!

みなさんはギーザ草原にいる「ウェアウルフ」をご存じでしょう。あのイカツイ二人組です。バッカスの酒で攻撃力を上げてきたヤツはダメージ600くらいとってきます。ましてや二人組。しかしもらえる経験値もまんざらではなく、ワイルドザウルスほどでないにしろ、二人で2400ほどはもらえます。ココだけの話、こいつら風が弱点なんスよ(^^)。

ライセンスで強化している面もありますが、ぶっちゃけ、

・最寄りのセーブから倒しに行く
・戻ってセーブする
・(再出現させるために)リロードする

このサイクルで、最速ラップ1分7秒フラット!単純に一時間稼いだとして、、、

 60分×60秒÷67秒×経験値2400=12万8955!

※余談ですが、今回セーブファイルに「秒数」まで表示されるのはイイですよね!あれで周回するタイムが明白にわかります。

友人の情報では3人パーティで戦うとそれが3等分されてしまうそうですが、それでも4万です。LPは一匹2、一周4、一時間で214しか稼げませんが、この経験値はまんざらでもないのではないでしょうか。

とりあえず僕はグラディウス2本を手に入れましたが、その間にLPは500くらい増えてしまいました。

「こりゃあいくらなんでももったいないかな」

ようやっと重い腰を上げ、ダウンタウンに足を踏み入れましたよ(^^)。

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