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2006年3月18日 (土)

ファイナルファンタジーXII~その4~

★シナリオは3匹目の賞金首すらまだ倒してなく、相変わらずダウンタウンにも足を踏み入れていない状態です。
★システム、稼ぎに関するネタバレがほんの少しあります。

●長男に抜かされる の巻

正直今回はあまり長男にやって欲しくはなかった。だって彼のスタイルは僕とは正反対で、稼ぎ否定でズンズン先に進めるタイプ。僕がブログを書いている時でも、彼は気持ちよく未開の地へ足を踏み入れていってしまう。

これはヘタしたらじっくり読んでいる推理小説を、隣で声を出して速読されているようなもの。耳をふさぐことは可能だが、ちょっと油断すれば情報はすぐにでも飛び込んでくる。なんと恐ろしいことか。

そうは言っても僕は僕のスタンスを変えるつもりはない。彼が彼のペースでプレイしていっても、結局飽きっぽいので大抵は途中で僕に追い抜かれて、モチベーションも低下し、クリアまでたどり着くことなく止めてしまう。
※例外はドラクエ8くらいかな
ある意味今が一番ツライとも言える。僕のスタンスは序盤こそ「激牛歩戦術」だが、ボスクラスの敵に足止めを食うことはまずない。軌道に乗りさえすれば彼に追いつき、追い越すのも、そう難しいことではないはずだ。

 普通なら・・・

しかしこれはFFである。ハンパない脇道が用意された世紀のビッグタイトルである。ともすればミニゲーム一つで「新たな町3つ分」くらいリードを広げられてしまうかも知れない。父親としてどこかに一つは「威厳をキープ」するところが必要だと感じるのは、いたって正常と言えるだろう。

少々余談だが、長男は「伝説のオウガバトル」も「タクティクスオウガ」も未経験だ。もちろん「ベイグランドストーリー」なんかは名前すら知らないだろう。しかし、彼はこのゲームに関してのみ、僕の知らない「楽しさ」に対峙していた。

「ああ~、モールがいる!!!」

そう。彼はオウガは知らなくても「ファイナルファンタジータクティクスアドバンス」を300時間以上プレイしていたのだ。松野作品であるが故に、クラン(ギルドみたいなもの)には彼にとって忘れがたい最強の友たちが、こんな所でひょっこり顔を覗かせていた。次々とメンバーを捜し、

「○○だけいない・・・」と残念がる息子。

「きっともっと重要な場面で驚かせてくれるんじゃないの?」僕は軽く合いの手を入れる。

「そうかも!」。

なんだか羨ましく思えた一幕でしたよ。

閑話休題

そんなこんなで昨日はブログを書いた後も僕はチクチクと経験値やLPを稼いでいたのだ。ここでみなさんに少しお聞きしたいことがある。みなさんは以下のタイトルのプレイ経験はおありだろうか。
・ウィザードリィ
・ドラクエIII
・ドラクエV
・モンスターハンター
・ファンタシースターオンライン
・ファイナルファンタジーXI

ゲーム序盤、いざこれから始まる大冒険に向け気持ちの昂まりを抑えきれず、見る物全てに驚きや興奮を禁じ得ないさなか、いきなり10時間を超える経験値稼ぎを実行に移した僕。ともすればそれは「非常にいびつな」プレイとも言える。

しかしよく考えてみて欲しい。RPGをプレイしていて楽しい時とはどんなときだっただろうか。

ウィザードリィでマーフィーズゴーストを見つけた瞬間、
ドラクエIIIで転職が出来るようになった瞬間
ドラクエVではぐれメタルに出会った瞬間
モンスターハンターで念願のレア素材を手に入れた瞬間
ファンタシースターオンラインで数十周という周回の果てに見つける赤箱
ファイナルファンタジーXIでレベルが上がった時

「嬉しい時」というのは、実際にそのメリットが享受された後ではない。「未来の自分」に素晴らしい力、「ジャンプアップするきっかけ」を橋渡し出来た瞬間こそが、RPGにおける嬉しさであり楽しさではないだろうか。そしてその為には、いつもと違うスタイルでプレイをしたりはしないだろうか。

ウィザードリィでグレーターデーモンを2時間ぶっ通しで養殖しつづける
ドラクエIIIで全ての呪文が使えるまで鍛え続ける
ドラクエVでグレートドラゴンを仲間にするまで倒し続ける
モンスターハンターで必要素材が揃うまで何度も何度もドラゴンを狩り続ける
ファンタシースターオンラインでカナバインを倒してはリューカーを繰り返す
ファイナルファンタジーXIでわざわざ人の少なくなる時間帯に気合いで起きて少しでも効率を上げようと努力する

1時間2時間はごくごく当たり前の話だろう。場合によっては数十時間それを繰り返すことだってあるかも知れない。でもそれは他でもない「未来の自分の笑顔」のためだ。いまここで繰り返す作業はいつか必ず実りを迎える。それが楽しくなくて、なんのRPGか!
※人によっては価値観が違うってことはあると思いますんで、あまりナーバスにならないで下さいね(^^;)。

さて、そんなこんなで僕は今朝もウルフを狩り、ワイルドザウルスにやられる毎日です。
※ここで永田さんなら一旦筆を置くところですが、僕は続けてしまいます。貧乏性なので(^^;。

東の砂漠では多少の増減はあるが、

・ウルフが12匹
・タイニーサボテンが8匹
・コカトリスが2匹
・ワイルドザウルスが1匹

出る。野性的な彼(以下「緑」)のLPは2、他は全て1なので、全滅させるとLPは24。実際「緑」戦でシャッフル運がなく、リロードを余儀なくされることが頻繁にあるが(平均すれば3回に2回くらい失敗する)、滞りなく事が運ぶとセーブからセーブがおよそ7分ほどだ。「緑」の除く雑魚の経験値は平均すれば10程度。「緑」が2760くらいなので、ちょうど3000ほどが稼げる算段になる。
実際はミスが多いからその限りではないが、もし順調に回ったとして、僕の平均的な毎日のゲームプレイ時間5時間稼ぎ続けるとすると、、、

経験値:(60/7)*3000*5≒128571
LP:(60/7)*24*5≒1028

の稼ぎになる。当然オタカラも相応に入るから、ギル稼ぎとしても1万はくだらないだろう。その間もめきめきレベルは上がっていくから、LPを「オプション」に割くことで実際の強さにも磨きが掛かっていくはずで、効率は上がることこそあれ、下がることはあるまい。次のレベルまでの経験値はどんどん霞掛かっていくが、「本来あるはずのない力」を手に入れる感覚は、前述の「未来の自分」のソレとなんら変わりない。

 何て痛快!

初めて「緑」を倒した直後、嬉しくて叫び声を上げた。隣にいた娘が「父ちゃん嬉しそうだね」。「おうよ、これが嬉しくなくて何が嬉しいってんだい!」。娘の卒園式、もう少ししっかり喜んでやるべきじゃなかったか?クリスよ。僕のレベルは25になった。

※ついでにOPの一部を貼り付けてみた。マズいようなら消します。

「ffop.avi」をダウンロード

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