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2006年4月17日 (月)

ファイナルファンタジーXII~その20.5~

★相変わらずガリフの里には行ってない。でも今日の話はかなり有意義だと思うので、ネタバレOKな方はぜひ読んで欲しいと思う。

今回のFFにおいて、みんなの関心事と言えば、少なからず「強い武器、防具」が挙げられるのではないかと思う。攻撃力が確実にダメージ値にフィードバックされる今作においては、強い武器=強いキャラという図式がほぼ当てはまる。強敵を倒すには強力な武器が是が非でも欲しいところなのだ。

ストーリーが進むに連れ、店先には強い武器が並び始める。敵が強くなればなるほど強い武器が購入可能になるというのは、まぁ当たり前の話だ。

しかし今作は殊の外寄り道が充実しており、全体で言えばまだ前半に位置するであろう現時点においても、かなり強力な敵たちと剣を交えることが可能な作りになっている。個人的にはこれは非常に好みのチューニングであり、これまでもかなりの時間、その恩恵を受けるべく労を払ってきた。

時にはミストナック以外は死!というワイルドな恐竜と渡り合い、時には残り一撃で全滅、というギリギリの戦いをした。本来倒せるはずのない敵を倒すというのは、僕のように「時間を掛けてじっくりプレイする」者にとっては、ある意味何物にも代え難い勲章のようなものと言えるだろう。

システムには同じ種類の敵を続けて倒すことにより、取得アイテムの質と量が向上するというものもあった。これによって入手難度の高い強力なアイテムを設定することが可能になり、情報と根性とさえあれば、その時点で分不相応とも言える強さを身にまとうことも出来た。

その辺りの話はブログを遡っていけばいくつも出てくるところだ。

しかし今日は、情報と根性の他にもう一つ「工夫」することを覚えた僕をみなさんに紹介したい。

ここ数日のネタバレ度合いを承知頂いているとしたら、セーブザクィーン(以下STQ)がどういった武器なのかを説明するまでもないかもしれないが、あえて語るとするなら、

・攻撃力100の両手剣
・かなり手強い敵を相手に集めたおたからの交易品でゲット
・現時点で最高の攻撃力を持った武器であり、同時に交易品や特定トレジャー以外でも入手出来る数少ない強力な武器でもある

こういったところだろうか。言うまでもなく今回重要なのは三つ目。このSTQという武器は交易品以外に、敵からもゲットすることが出来るのだ。そしてその相手は僕の知る限り、現状=ガリフの里前の時点でも戦うことが出来る、

 ナブレウス湿原のレアモンスター「ヴェレル」

同湿原内の隠しマップ「霧のさざめく路」で出現するヤツは、以前ご紹介頂いたサイトによれば、

「MAP西側の入口付近を瀕死で歩いていると地中から出現。東側で確認」

とある。実際探してみると確かにその条件でも対峙することは可能であったが、以降いくら2エリア移動しても現れず、正直周辺の敵の強さもあって、CDは無理だと諦めていた。

まず最もウザいのが「瀕死」メンバーを常時用意するということだった。同士討ちでダメージを与えてもそう簡単に瀕死にすることは出来ない。敵とのダメージを併用したり、ポーションで調整したりとなかなかにわずらわしい手間を要した。

そしてその苦労して用意したメンバーも、熾烈なるナブレウスの敵達を前にしては「風前の灯火」としか言いようのない状態。こんなことを何度も何度も繰り返してCDを狙うのは明らかに無謀、いや、不可能だと思っていた。まぁパンドラで9時間やり抜いた僕が言うのだからよっぽどキツイと思って貰って構わない。

しかし今日、ふとそんな僕に天啓が射す。

「ヤツはバンシーじゃないのか!?」

そうなのだ。ヴェレルはバンシー亜種。出現に特定の敵を倒す必要がないのだから、バンシーでチェーンレベルを上げて臨めば、ヴェレルを最初からレベル3の状態で狩れる。

「これなら、、、、やれる!」

出現もどのタイミングでリセットされるか調べたところ、「2エリア移動」ではなく、「別フィールド移動」で為されることが分かった。サリカ樹林か死都ナブディスのどちらかに移動すれば、100%確実に出現する。

そして瀕死に関しても調べてみると、「霧のさざめく路」に二カ所ある出入り口周辺のどちらかで、瀕死メンバーがパーティにいる状態を5秒維持することで、逆側の出入り口に出現することがわかった。

要するに、「瀕死のメンバーは出現させるときだけパーティに加えればよい」のだ。該当エリアに入ったら瀕死のバッシュをパーティに加え5秒ほど経過させる。これは立ち止まっていても構わないし、移動してもいい。その後周囲の敵に見つかる前にレギュラーメンバーに入れ替えてしまえば、瀕死の仲間を危険にさらすことなく、ヴェレルに向かうことが出来る。

フィールド移動は実際にストップウォッチでタイムを計測したところ、霧のさざめく路を出た辺りから、死都ナブディスまでは1分55秒。サリカ樹林までは1分50秒という結果が出た。わずか5秒ではあるが、前者は加えてフォーバー数匹の中をくぐり抜けなければならないリスクも伴う。ここはサリカで出入りするのが得策だろう。

そうと決まればあとはバンシーをチェーンしてレベルを上げ、上がりきった時点でヴェレルに挑めばよい。

僕は、2匹目、12匹目のヴェレルで無事に2本のセーブザクィーンゲットに成功した。
所要時間はおよそ2時間ほどだったろうか。総チェーン数は83。1周回るのに掛かる時間は6分20秒ほどなので、普通にヴェレルでCDを狙っていたとしたら8時間45分掛かった計算になる。

重要なのはこのテクニックは他の敵にも有効だということだ。街に入ってしまうとキャンセルされてしまうので、その点重々注意は必要だが、いざとなれば遙か彼方のマップから歩いて移動してチェーンを繋げることだってやぶさかではない。いくら遠くても6時間半も掛かるってことはないだろうしね。

Bg_ozmone ←ちなみにこれが証拠写真。あと本文では書かなかったけど、瀕死のメンバーをパーティから外しても大丈夫ってわかるまでは「リフレク」掛けてケアルラをするとか、より強い銃でHPを調整するとか、バンシーのチェーンはどのルートが効率がいいかとか、いろいろ検証したりもしてるんだよね(^^;)。だから時間的には短いけど、達成感自体は結構大きかったりするんですヨ(^^)。

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コメント

どーもです。お邪魔させてもらいます。
いやぁすごいですねぇ。私も今回はわりとじっくり進めてるつもりではあるのですがクリスさんのを見ると・・・アレ?ちょっと気が早いのかな?と錯覚すら覚えます。武具もストーリーが進んでいる私よりも遥かに充実していますし。今だ与一の弓が最強です(汗。あとはゾーリンシェイプ、プラチナメッサーとか70前後あれば強い感じです。気分転換にハンディボムのアスピーテも使ったりしてます。(いい弾がゲットできたこともありで)どこで入手したか初めて売りに出されたハンディボムよりも強い・・・
ところで私も“その時点では倒せないであろう敵”には積極的にチャレンジしています。今回は戦闘中にバトルメンバーの変更や武具のチェンジも可能とまだ見ぬ敵にも臨機応変に対応できて非常に嬉しく思ってます。あのクリスさんも久しく全滅したというキュクレインにもいろいろ策を練って平均34レベルで撃破しました。コイツを倒した後にアドラメレクに突っ込んだのですが拍子抜けしましたねぇ。私の戦術はクリスさんとは真逆でミストナックを最大限に活かそうというスタイルでして、強敵であろう相手にはまずバトルメンバー一人で臨みます。これはミストナックの発動回数を増やすためと被害を最小限に抑える狙いもあります。そしてメンバーを増やしてくという形です。そういった中でアドラメレクにはバトルメンバーが2人の時点で倒してしまいました。弱い・・・周りの雑魚のが強くないか?と思いました。
現在もストーリー面では余裕を持ちつつも“強敵”には果敢に挑む充実した冒険の日々が続いていて召喚獣は6体に増えました。今日新しい召喚を1体ゲット!なかなかの強敵でした。次の予定は今埋めれるハントカタログを埋めることとモブ4体の討伐です。ついにAランクの上のモブも出てきてワクワクです。そろそろ強~い武器を入手したい平均レベルやっとこ42のヴァンたちです。
クリスさんもゲストプレイヤーは足手まといになりそうですねぇwではでは。

投稿: フライング・ダッチマン | 2006年4月17日 (月) 01時59分

ご来店ありがとうございます(^^)。こんばんはフライング・ダッチマンさん。クリスでございます。自分は途中で「自力でドロップ品を発見」に挫折してしまい、ネットで情報を得るようになってから、大幅にキャラが強化されました。つか一つのモンスターに「○種類」ってのが決まってたらもっとよかったと思うんですよ。そうすれば自力で頑張る気にもなるじゃないですか、でリストとかあって、埋めるみたいなのならモチベーションも刺激されるし・・・。

今回のFFはどうも中途半端にネットを利用しろって言ってる感じがしちゃうんですよね。レアモンスターの出現条件とか普通じゃ絶対分からないような方法に関しては「ネットで探してもらって・・・」と言っておきながら、一方じゃ「ライセンスはそれぞれの個性が出る部分なんで・・・」なんて底の浅いシステムを威張りちらしたり。戦闘は凄く良くできているとは思いますが、完成度としては昨今類を見ない低さなんじゃないかと思います。楽しんでいる一方で、幻滅もしているという。
※特にキャラとシナリオは自分には受け入れがたいレベルです。フライング・ダッチマンさんもおっしゃっていますが、「ゲストプレイヤー」の煩わしさたるや、

 「おまえは足の裏にくっついたガムだ!」

と言いたくなるほどです(^^;)。ホント戦闘が楽しいからがんばれるって感じ。もっともそれが僕にとって非常に重要だったりもするんですけどね~(^^;)。

ミストナック使用の低レベル討伐というスタンスは、間違いなくアリですよね。僕もノーマやワイルドザウルス討伐時はフルに活用したし、実際とっても楽しかったです。でも今はさすがにキャラがレベル、装備ともに充実してしまったので、何かしら縛りをしないとマズいかな、という感じで使用を禁止している次第です。救済があるというのはプレイに幅が出来て歓迎ですしね。

今日はFFとは別のブログに注力していて、プレイはやや停滞していますが、昨夜からついにガリフの里に訪れ、疎ましいストーリーが再開したところです。
※たぶん80時間ぶりくらい?(^^;
クリアまでモチベーションが持つといいですけど、どうでしょうかね。ちなみに平均レベルはゲストを除いて68ですね。正直ちょっと弱いと感じているので、ゲストがいなくなったらアベレージ80くらいに底上げしようと思っているところです。

気が向いたらまた読みに来て下さいませ(^^)。ではでは!

※注:ウチではこのくらいの文章なんざ長文に入りません!(キッパリ)。長文は10k超えてからですね(笑。

投稿: クリス | 2006年4月17日 (月) 22時22分

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