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2006年5月18日 (木)

シューティングリハビリ?

Imgf0004 レトロゲーづいている今日この頃、休日で何かやろうかとマザーを始めるもさしたる進展もなく、ふと

 「あ、戻り復活してぇかも」

と思い立つ。「戻り復活」とは僕が勝手に作った言葉だが、たぶん世界の共通語。要するに死んだらあるポイントまで戻されて復活するシステム。簡単に言えばコンティニューを繰り返して漫然とクリア出来ないシステムであり、個々の復活パターンを組み立てなければなかなか先には進めない。

復活ゲーとして有名なのはグラディウスの高次面。残機をいくら貯めていてもパターンが完成していなければ全滅の憂き目も余儀なくされる。

 が、

僕はそんなに上手くもないので、実際はもっとヌルいところに落ち着いた。

 「イメージファイト」

R-TYPEのスタッフが制作した超学習STGの第二弾。全2周エンドの中にはSTG史上最難関と呼ばれた「2周目補習ステージ」も存在する。当時全国で3人しかクリアした者がいないと称されたそのステージは、今で言うケイブ系弾幕シューティングとはまた別の難しさがある、、、と言っても僕は見たこともないんだけどね(^^;)。

イメージファイトはPCエンジンにも移植され、当時としては大きめの8メガビットHuカードに全8面が収められた。道中背景が簡略化されたところもあったが、そのゲーム性はしっかりと再現されていて、R-TYPE以来のアイレムファンであった僕のハートをガッチリと掴んだものだ。

R-TYPEにも言えることだが、アイレムの学習STGは乱数要素が少なく、やればやるほど「見えてくる」ところが実は初心者向きだったりする。アドリブでたくさんの弾を避けたり、高速弾を見切りで交わす場面は少ない。とにかくいろんなルート、戦い方を試しては死に、試しては死に、、、「トライ&デッド」を繰り返していけば、さほどSTG特性の高くない人間でもクリア出来るように作られているのだ。
※R-TYPEのラスボスだけは「最初からやり直した方が」楽かもしれないけど。

余談だが、オリジナルのR-TYPE5面にあたるPCエンジンのR-TYPE2の1面を当時「目隠しで」クリアした猛者もいたという。そのくらいパターン性が高いゲームだったんだね。

さて、基板も持っているイメージファイト、今回は久々にアーケード版でのチャレンジをしてみる。

 が、

とにかく死ぬ。死にまくる。死んで死んで死んでコンテコンテコンテの人生である。3機死んで1回コンテ。ぶっちゃけ100円分のプレイが20秒くらいだったことさえある。
 つかオレってばヘタレ・・・

軽く自分に失望しつつ続けていくと、それでも徐々に歩みに力がこもる。腐ってもPCエンジンでは何度もクリアしたゲームなのである。移植の出来も悪くなかったはずなのである。きっと心の奥底には当時の「杵柄」が残っているに違いない、、、

 のに、死ぬ。

死んで死んで死にまくる。思わず口をついて出た

 「それで死ぬな!」

情けないことこの上ないとはこのことナリ。勢い余って口をついて出た言葉

 「だから死ぬな!」

誰のせいだというのか。誰が悪いと思ってるのかこの男は。しかし歩みは止まらない。推定コンティニュー回数が50回を越えた頃、ついに僕は最終面に到達した。目標はラスボスの写真を撮ること。道中の難しさは、パッドであったこともあって

 「こんなに死んだかね、昔のオレは」

と遠い目をせざるを得ないほどに死にまくる。つかPCエンジン版なら1周目の補習ステージまではクリアしたことがある(レベルの低い?)プレイヤーである。たかが1周目の最終ステージで何をこんなに手間取っているのか。

しかし、そんな僕でもついにラスボスに到達する。つかこのゲームはホントにいいゲームだと痛感する。途中何度も

 「ここで終わりかぁ~?」

と思った。

 「もうダメ、もう進めない、一歩も歩けない・・・」

と暗くうつむき砂を噛むように涙を流した日もある。

でも僕は彼女(名前からして)に会うことが出来た。たぶん10年以上の久しぶりのご対面である。

 「どうやって倒すんだっけな・・・」

つかバリアを取ることまでは覚えていた。でもそれ以外は全て忘れていたのだ。つかパッドが連射になっていたのでバリアを出すまでもなく初戦敗退だったわけだが。

その後も何度もコンティニューを繰り返して、凄まじい数の屍を積み上げた。たぶん200機くらいは破壊されたと思う。1台20億円くらいするとしたら、今日この昼下がりだけで4000億円の損害である。マイクロソフトならそのくらい何とかしそう?
※ゲイツは全くこの件に関係ございません。

そして僕の目の前には半壊のマイシップを収容するランチの姿がある。

久しぶりにやったSTGはやはり面白かった。もともと素晴らしいゲームであったこともあるが、STGというゲームの面白さは、決して経年劣化するものじゃない。もうすぐ、つか明日には36歳になってしまう身だが、今後も地味にSTGと付き合っていきたいなぁと思う。イメージファイト★★★★★!(満点!)。

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コメント

昔のゲームクリアした経験あって
久しぶりにやると「こんなに難しかったっけ?」と
思うことはありますねぇ
それはそれで、クリスさんのように再燃することも有りでしょう(^^
私の場合はアクションゲームですけどね

投稿: | 2006年5月19日 (金) 22時36分

名前入れ忘れた
なくても投稿できるんですね

投稿: ksn | 2006年5月19日 (金) 22時54分

アクションゲーム、というと例えばどんなタイトルが考えられるんでしょう。あれほど好きだったコントラや魔界村は今やるとキツすぎてとてもじゃないけど自分には続けられませんし、ベルトスクロールもやっぱ苦手。あ、でも先日久々に気合い入れてやった「悪魔城伝説」は熱くなったかも・・・。

時を経て改めて名作とそうじゃない作品の差が明確になるのかもしれませんね。

投稿: クリス | 2006年5月20日 (土) 01時28分

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