レゴ#8288クローラークレーン~その2~
実に何年ぶりだろうというぐらい久々にレゴを作った。ほんの2、3日前に注文したばかりのクレーンが本日無事到着し、休日と言うことと天気が雨ということ、別段やることもなかったことなどを理由に
※正確にはPC内のファイルなどを整理していたのだが午前中で飽きてしまって(^^;
ホント久々に、組むことにした。ちなみにレゴというのは開封未開封で価値が大きく変わる。もちろん作ってない方が価値が高いのだが、「開封済み未組み立て」というケースも存在する。要するに「説明書だけ見たかった」「思わず開けてしまった」「郵送上のトラブルなどでファクトリーシールがはがれてしまっていた」などの理由なのだが、今回正直自分もそうしよっかな、とも思っていた。まず説明書を見て、テンションが上がらなかったらそのまま封印してしまおうかと。
っていうか既に「作った」とネタを開かしてしまっているのだから、そうはならなかったわけなのだが、久々に作るレゴというのは
なんとも難しいものよ
とも思った。っていうかこのクレーンがレゴにしては珍しく「この糸を50cmで切れ!」「この糸は150cmで切りやがれ!!」「この糸は2mで切れっつってんだろダラボケェ!!!」と手厳しい指示があり、これまたその糸を結ぶのに四苦八苦してしまったりしたからだ。
ちなみに唐突に余談だが、レゴというのは基本劣化しづらいよう気が配ってある。袋にも空気抜きの穴が開いていたり、純正のゴムやヒモもないではないが代替えが効かないものは少ない。しかしやはりプラスチックも変形はするし、糸やゴム、特にゴムは経年劣化で切れやすくなってしまう。だからセットによっては作ることで通常以上に価値が下がってしまうと思われるものもある。
今回の#8288もそういった意味では糸が多用されており、劣化は免れない。パーツとしては正直しばらくビルドしてなかったのでどの程度新しいものが入っているか明確化しづらい面はあるが、
・ウェイトブロック
中に鉛でも入ってるのかな、というくらい重たいブロック。
※写真では一番下の方にあるやつだけど、見た目はほとんど普通の黒い2×5ブロック。
・2×2のゴム製シャフト連結
爪型のブロックとギアを利用して「抵抗があるが融通も効く」連結部を構成する。
※写真では中央右下あたりのヤツ。なかなか面白い効果だと思う。
この二つは新鮮であった。特に後者は「カリカリカリ・・・」という爪とギアの音が心地よい。
ちなみに今回のセット、正直それほどオススメ出来るポイントは多くない。確かに過去の通常セット(彫像シリーズは除く)では最高にノッポだし、色調も悪くない。キャタピラも付いてはいるが別に何かに連動しているということもなく、クレーンなのに一番クレーンらしいかぎ爪のパーツもない。
ただ個人的にはこの非常に長い糸とリールが織りなす機構にかなり胸が打たれた。先ほどの写真の一番上にあるリール。普通に巻き取るだけで糸が右から左へ、左から右へと綺麗に巻かれていくのである。
「なんか本物みてぇ・・・」
だから何だと言ってしまえばそれまでの機構なのだが、個人的にこういうのは作ってみないと絶対気付かないことだと思うので思わずニヤリとしてしまった次第なのだ。
セットは一応←この箱の表に載っているものと、下の箱裏に載っているものの二つが作れるが、この二つは、
別に変形するってわけじゃない。
まぁいくつかのパーツを組み替えて作るバリエーションのようなものだと思ってもらって構わないが、上の物の方がアームが短い分だけ安定感があり、クレーンの先に付ける鉄骨を模した荷物を付けるようになっている。ただ正直二本のアームが別々に動くことのメリットは今ひとつ見えづらくて、「別に一つでも事足りるんじゃないの?」というちょっぴり寂しい気持ちに襲われた。
一方下の物は、いわゆる「箱裏のセカンドモデル」と言うよりは、「こちらが本命」と呼べる出来。最大の理由は表のファーストモデルより使用するエレメントの数が多い。上のモデルを作ったパーツだけでは下のモデルは作れず、下のモデルで作ったパーツがあれば上のモデルを作ることが可能
※もしかしたら1つだけストッパー付きシャフトが必要かも。
なほど。
※ちなみにこのクレーンがぶら下げているのは残ったパーツを全部使って組んだだけのもの。言い換えればこの写真がこのセットの全エレメンツということになる。
動きも非常に面白い。要するに「倒れてしまうギリギリのライン」でクレーンを上下させ、三つのリールを操作する感じになる。メインアームを傾け過ぎればすぐ倒れるが、対象までの距離を稼ぐ為にはいくらか傾けざるを得ない、みたいな。つかウェイトブロックは2個じゃ全然足りない。もっと無茶な角度で運搬を楽しみたかったところだ。
※でも実際はそんな重たいものを車に積むわけはなく、稼働可能範囲は「想像通り」かなり狭かったと推測される。
送料振り込み料込みで9140円だったことを思うと、正直作らずにしばらく置いておいた方がより楽しめたかなぁと思わないではないが、たまにはこうして作って娘とワイワイ言いながら遊ぶのも悪くない。制作時間はファーストモデルに3時間。セカンドに組み替えるのに1時間弱というところだが、2、3日遊んだら一旦バラしてまた何か作ろうかな、とも思う。★★★。
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