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2006年7月24日 (月)

相手を楽しませるということ

仕事で問屋のバイヤーと歓談するときも、自店でパートさんやバイトに軽口を叩くときも、お客様に商品を進めるときも、子供達とブロックやゲームで遊ぶときも、基本「一緒にいて楽しい」と思われたい。口は悪くて見た目もイマイチ、背も低く収入が少なくとも一緒にいる人に「つまらないヤツ」だとは思われたくない。

僕は結構考えるのが好きだから、相手がどんな話題を求めているのかとか、価値観として何にウェイトを置いているのかとかをなるべく短時間で掴みたいと思いながら空気を読む。過度に「スベる」のを恐れて静かになるくらいなら、リスクを冒してもしゃべり続ける方が性に合っている。しゃべりながら相手の食いつき具合を察するのだ。

しかし最終的に相手との価値観に大きくズレがある場合、これはもうどうしようもなくなってしまう。女性男性問わず、こちらが良いと思うものを否定され、相手が良いと思うものがどうしても理解できない場合、会話なり関係なりをより軽妙に続けることは難しい。
先日バイトの面接に来た女の子なんかは、正直後からいろいろ考えてしまった。別にやましい気持ちでバイトを取ることはないが、「この子が楽しく仕事が出来るような会話ってどんなだろう」と思ってしまった。まぁこれがいわゆるジェネレーションギャップなのだが、それでも自分はそこそこ若い感性を持ち続けていると信じたいのだ。
※まぁある程度つきあいが長くなると「店長若いですよねぇ」とみんな言ってくれるけど(^^;)。つかこの歳でオリコンやアイドル、最新の映画情報に詳しいってのはそれはそれでどうかってこともあるけど。

微妙に話がズレるが、こないだプールに行ったとき、若いカップルを何組か目にする。中には幸せまっただ中でいちゃつきまくってる二人もいれば、微妙に彼女、もしくは彼が冷めていて正直こいつら「高い金出してなにやってんだろう」と思う二人も少なくない。そう言うときふと思う。

 楽しいことって何だろうな

と。今ウチの店にいるバイトは3人いるが、まさしく三者三様。お金がないとライブにも行けないし、美味しいモノも食べられないという子、それほどおしゃれというわけでもなく化粧もさしてしないけどプロポーションのいい子、基本静かでさほど目立つタイプじゃないが彼氏がしっかりいてもしかしたら幸せなのかも、と思う子。

ある意味金で笑顔が買える子はそういう楽しさを提供すればいいわけだから簡単だと思う。が僕自身がそうであるように、別に何かが欲しいわけではなく、「気持ちを盛り上げること」が楽しさにおいて大きなウェイトを占めるような人種は、日産のCMじゃないが「モノより想い出」という考えも強い。

そんなときふと「恋」というのは幸せだろうと思う。

要するに様々な事象を全て「良い想い出」化することが恋には出来る。良く「○○記念日」というフレーズもあるが、アレなんかはその最たるもので、普段何気ない一日であっても「楽しかったからこそ覚えてしまう=記念日化する」のだ。

別に今自分がこの人と恋をしたいというつもりはないが、楽しく生きる上でそういった「引き金になる」対象もしくは思考回路はあった方がいい、もしくは見失いたくないなぁと思った。

 まだ少し続ける。

「じゃあアンタが今若い女の子を誘うってぇ時に、何をしてあげられる?」

そんなことを考えてもみる。高い酒高いメシ高いホテルなんざクソくらえである。元からそんな子には興味なんざ微塵もねぇし当然金もねぇ。自分の提供出来る話題の中から比較的フックしやすいカードをチョイスして提案する以外にはどうすることも出来ないのが現実なのだ。

しかし当然人間は男性女性問わずそんな簡単なものじゃない。いろんなところに地雷もあるし、予想外のところでフックすることもある。
※先日「エヴァ」にフックしたときは素でビビッたし。まぁ「脳トレ」にフックしたときは妙に納得したけど。
で、思った。

 最終的に価値観は変えられない

のかもな、と。そんなこと言っちゃ身も蓋もないけど、いろんな美男美女がいるわけだけど、ぶっちゃけ幸せはソコにはない。ここで言うソコとはその「美」の部分。最初のフックにはなるが、そのフックは継続し続けられるものではないのだ。思いを自家発電することは出来ても、楽しさ作る永久機関足り得ない。

 だから今「こういう子」と仲良くなりたい

と思うような子、
※一応今回は便宜上女の子
というのは、回転が早くて自分の趣味を理解しつつ共有出来る子、ということになる。かわいいかどうかでは露骨な話気持ちよくはなっても楽しくはならない。時に感情的、時にドライに、お互いが好きなモノについて話をクロスさせられるような人。

さてここで話は急展開ですよ(^^)。

相手がどんなビジュアルであっても構わないから、そうした価値観を共有出来る女の子とと話で盛り上がることが「楽しさ」に直結する、というのは大筋において否定されないんじゃないかと思うわけですが、さて、ここで

 もし相手がネカマだったらどう?

ということにも触れてみたい。重要なのはコミュニケーションであって、リアルではないということ。チャットでもメールでもやってるやりとりが楽しければそれは価値がある。以前も書きましたが、「楽しいこと」には金銭に換算できる価値があるのです。別にネカマでなくてもいいです。

 それがギャルゲーのキャラクターでも。

要するにコミュニケーションというのは価値観のすり合わせであり、自分が理想とする会話やシチュエーションを誰かと楽しむことであると思ったりするわけです。あ、別にこっからギャルゲーの話には転がりませんよ、念のため。とにかく相手に求められるのはぶっちゃけ「会ってセックスしたい」という今で言えばスパムの100%がそんなネタであるような空論ではなく、リアルに「楽しさ」を感じることが出来るトリガーの話なのです。
さて唐突に終わりに差し掛かってきました。

あなたの目の前にいる女の子は職場の子かも知れませんし、よく行くコンビニや喫茶店の店員さんかもしれません。相手はあなたのことを名前は知らないけど顔はわかる、嫌いでも好きでもありません。あなたも彼女の事を愛しているわけでも恋しているわけでもありませんが、ちょっとだけコミュニケーションを取って「楽しさ」を得たいと思ったとします。何と声を掛けますか?

※ウチの店にいるバイトの一人に「なんで前のバイトを辞めたの?」と問うと、「変な人に付きまとわられた」と言う。その変な人は、彼女に、

 「パンスト下さい」

と言ったらしい。それでは楽しくはなれんだろう?と僕は思ったのだが、みんなはどう思う?

つか読み返してみたら想像以上に「デコボコ」な文章だったな。つかたまにはこんなデコボコ感をエンジョイするのもいい。

ちなみに最後のクエスチョンに関して僕が思ったのは「20Q」。取るに足らない話をいくつかして相手の嗜好を拾い上げるような会話をしてみたい。最後に

 「○○好きでしょ?」

と声を掛け、「なんでわかるの!」って言われたらそれが楽しさの始まりかな。

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コメント

こんにちは^^ furakutaruです☆

ブログを読んだときに最初、「20Q」ってなんやねん??って思いました。んで、ネットで調べてみたところ1発でヒット!もしかして超有名!?とか思いつつとりあえずプレイしてみました。結果…参りました。と言われました。質問の感じ方によって答え方が変わってくるような感じがしました。(実際、「あなたはハイと言ったが私はイイエと思う」 などがズラズラ並んでいました。。。)


>>重要なのはコミュニケーションであって、リアルではないということ。チャットでもメールでもやってるやりとりが楽しければそれは価値がある。以前も書きましたが、「楽しいこと」には金銭に換算できる価値があるのです。

この部分はとてもすばらしく共感できます^^
ブログなんかでもコメントしたりすることによって、実際に話している気分になって楽しいですし。楽しければNO問題★


>>何と声を掛けますか?

少しブログの内容とは異なるかもしれませんが、僕は最近大学生になったばっかなんですが、クラスや講義なんかで一緒になったりすると、とりあえず「出身地どこ??」ですね^^;
んで「~県」と答えが返ってくると、すぐさま脳をフル回転して「~県」にまつわる話を探し出して話しますね。どうしても脳の中に無いときは「方便とか教えてよ」みたいな感じで自分がケガしないようにしてます。(これは大学限定かな^^?)


それにしても、「パンスト下さい」はありえませんw

投稿: furakutaru | 2006年7月25日 (火) 18時12分

ちすfurakutaruさん、クリスです。こういう「メンタルネタ」はほとんどレスを頂戴出来ないのですが、嬉しいモノですね(^^)。ありがとうです。

>20Q

これは非常に「運に寄る」オモチャです。最初に「運良く20Qが正解を導き出す」ものを思い浮かべられれば、このオモチャが非常に輝くし、furakutaruさんのように運悪く失敗しちゃうとそこでかなり失速してしまう。

僕は最初これをファミ通に伊集院コラムで読んで、彼がその前者であったため、この楽しさを感じることが出来たって感じ。ちなみに僕のブログでも取り上げてます↓
http://cris-deepsquare.cocolog-nifty.com/top/2005/12/20q_54ff.html
もしよかったら読んでみて下さいませ。furakutaruさんがやったのはPC版かな。僕もやってみましたが、なんつかちょっと雰囲気が違う感じもしました。なんつかオモチャ版の方が

 それっぽい・・・

みたいな。つかそれじゃあ意味ワカランか(^^;)。

>この部分はとてもすばらしく共感できます^^
ブログなんかでもコメントしたりすることによって、実際に話している気分になって楽しいですし。楽しければNO問題★

ですね!コミュニケーションは異性とするばかりが楽しいわけでは決してないですね。映画とかにも思いますが、「わかってる」ヤツと観た方がより楽しさが加速するってのは絶対あると思います(^^)。

>僕は最近大学生になったばっかなんですが

ああなんか普通に羨ましいなぁ(^^;。若いってのは何はなくとも

 時間の流れ方が遅い

これに尽きる。一日が僕らより長いってだけで羨ましい。毎日を余分に楽しめるというか、密度が違うモンねぇ。ああでも環境を利用しつつ親しい異性に「パンストリクエスト」してみるのも一興かも。つか「かなり変わってるヤツ」と自他共に認める僕でさえ、さすがにそれは言えないな(^^;)。つか

 スゲェフェティッシュな事書くけど、

好きな女の子に「したい事」「してもらいたい事」ってのはぶっちゃけスゲェたくさんあるんだけど、
※高校時代今のかみさんの首筋に噛みついたことあるし・・・。つか「ただの友達」の間柄の時に(^^;)。感想曰く「なめたら殺しとった」。安堵するオレ。ってそれってどうなの?

 女の子の持ち物で欲しい物

って何だろうね。盗みたくなる物でもいいけど、、、、自分だったら、、、自分なら、、、中学時代は体操服の真ん中に付けてたゼッケン(本人の手書きで名字がカタカナで書かれたモノ)が欲しかった。で、実際卒業の時に仲のいい連中からもらっていたら、どんどんウワサが広がって、「○○(僕の名前)、ゼッケン集めてるんだって、オレのもやるよ、」とか「○○、ワリィけど△△ちゃんのゼッケン、もらってきてくれない?どうしても欲しくて、、、」とか結局100枚以上集めた気がする。でも今だったら、、、いやホントないもんだな。別にニオイフェチじゃないから「使用済み下着」を嗜好する感性ってのはどうにも理解できないんだよな。チラリズムは大好きなんだけど(<そんなことは聞いてない)。

 ボールペン、とかかなぁ。

その子がペンの背をなめるクセとかあったら最高?あと少しで終わっちゃうくらい使い古してたらなお良し?意外とヘビーなテーマだぜ(^^;)。ああでもニオイフェチじゃない故にブラかショーツかと言えばブラかな。いやだからそんなことは誰も聞いてないから!

あ、今だとパスポートとかもいいかもね。その子の筆跡でその子の名前が書いてあって、その子といろんな国を巡った歴史が刻まれてるから、そのスタンプされた国名だけでその子のいろんな時間や見たものを共有出来る気になれるかも。一面でポエムだけど一面では「その隣にいるのは誰!」みたいな切なさもあったりするね。でも僕的にはそんな切なさもまた「想いを楽しむ娯楽」とも言えるんだよね。

※つか書いてて話が広がった&なかなか愉快な内容になったので、ブログに抜粋しちゃいます(^^;)。まぁ気にするな。ではでは!

投稿: クリス | 2006年7月26日 (水) 04時08分

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