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2006年8月 1日 (火)

ASIMO

Asimo 前回大阪出張に行くとき、車中の友として週刊アスキーを購入。パラパラとめくる。冒頭に

 「37インチでD-sub15ピン&HDMI端子付き液晶149900円」

のモニターが載っていてスゲェ心が動く。つか1920×1080という解像度は今の環境からすれば夢のようなレベル。多少フォーカスが甘かったり応答速度が遅かったりしても、この大きさとこの価格、この装備はマジ魅力的だよなぁと一人で納得する。が、当然先立つものもなく、かみさんを説得するにはまだまだ材料不足。プレステやらWiiやらを買ったあと地味にお金を貯めて買うしかないかなぁ。まぁその頃にはもっといいモノがもっと安く出回ってるかもしれませんけど。
※ちなみに同クラスのモノより17万も安いんだとか。この価格差は無視出来ないデスヨ。マジで。

で、それはそれとして本題。

週間アスキーという雑誌は別に定期購読しているわけではなく、たまにそれこそ仕入れに行くときふと思い立って買うだけなのだが、それでも時折琴線に触れる記事が載っているから侮れない。今回はタイトル「アシモ」についての記事だった。

要約するとホンダが作ったアシモの略歴と、最新のアシモが「走ること」についてのものだったが、何というかいろいろ

 「自分の知らなかったこと」

が明かされている感覚はたまらなく心地よい。

例えば、なぜロボットが走ることを可能にする必要があるのか、という問いに対する答え。「二足歩行ロボット」であるメリットとデメリット。

「二足歩行であれば、タイヤや4つ足での移動と違って地面が平面である必要も、移動するのに広いスペースも必要ない。人間と同じ生活空間を共有する為に『二足歩行』出来るロボットにメリットがある」

が、それと同時に二足歩行は当然「倒れやすい」。それに対するアプローチとして考えられる二つの答え。一つは起き上がれること。そしてもう一つは倒れないこと。

人間は赤ちゃんから幼児、小学生と大きくなるに従って転ばなくなる。最近転んだ経験を思い出せと言われても正直即答出来ないほど「人間は倒れない」。なぜなら、それは「倒れそうになったときに姿勢を制御して倒れないようにバランスを取る」ため。ロボットを走らせるということ、走るということは、両足が宙に浮く時間を作り出すということであり、両足を宙に浮かせた状態での姿勢制御、路面や体勢や荷重移動に関する情報の整理をさせなければ走らせることは出来ない。そしてその姿勢制御技術こそが、「倒れないロボット」への布石となる、というのだ。

 「なんてクールな話なんだ・・・」

僕はこういう話に滅法弱い。なんつか「よどみない落とし込み」がなんとも美しいと感じてしまう。まだまだ2歳児にも満たない知能と3歳児並の運動神経しか持たないアシモだが、世界で走ることが出来る唯一のロボットであり、既に数百億のコストが開発に投じられているという。開発は決して平坦なものではないだろうが、こういう人がいるから世界は動いていくのだと思うし、未来が楽しみにもなるんだよな。

 アシモと握手をすると意外と柔らかいんだとか。それもなんだか未来。

※冒頭のSSはレゴのアシモ。数年前のお正月にホンダのディーラーに行くだけで貰えた。数がかなり出回ったので今でもかなり安値でヤフオクに登場する。我が家にもまだあと5つくらい未開封があったりして(^^;)。

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