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2006年9月19日 (火)

リプレイ

以前あれほど小説のことを書くのはどうかという話をしたのにまたそんなことを、、、と思われるかも知れないがまぁ今回の話は至ってライトな、原作なんざ知らなくても全く問題ない話。
※僕の記憶だけで書いてるから結構適当。間違いがあるとは思うけどまぁ致命的じゃなかったらスルーしてくり。

要するにある男がいてその男がある年齢のある月ある日ある時刻に唐突に過去に戻ってしまう。肉体は赤ちゃんに、でも記憶と精神はその時のままで・・・。
男はとんでもないことになったと思いつつあらん限りの記憶を頼りにギャンブルで大もうけしたり、愛と官能の日々を過ごしたりする。とにかく全ては一度見ていることなのだ。

しかし、大金持ちになって何もかも満たされる毎日は唐突に終わりを告げる。そう前回自分が自分でなくなった時刻に再び過去へと戻ってしまう。しかし今度は前回と違って赤ちゃんじゃない、小学生の頃だ。

次の人生では男はがむしゃらに勉強してこの不可思議な現象を解明しようとする。既に丸々3人分の知識がある男は飛び級で大学に入ったりもする。八方手を尽くし医者にも厳戒態勢で健康を管理させるが、結局「その時」が来たら男は再び過去へと巻き戻されてしまう。

ある時今までの世界とほんの少しだけ違う箇所を見つける(例えばスターウォーズの監督が別の人とかそういうの)。男はひどく狼狽すると共に、その原因に出会ってみたくなった。するとそこには同じ境遇の人間がいた。

とまぁこんなストーリーなわけですが、あれほど小説嫌いだった僕が最後まで一気に読んだ数少ない作品であると同時に、今でも時々頭をかすめる「夢物語」であったりもします。

僕は小学生の時の将来の夢に「超能力者になりたい。無理だけど」と書くほど夢見がちかつ現実的な子供でした(まぁ小五でヒゲも生えてきたしメガネも掛けてたし、小六で「俺たちももう若くないんだし・・・」なんて友達に愚痴をこぼすような子供でしたけど)。とにかくもし超能力があったらあんなことをしたいこんなことをしたいというのがいっぱいあったのです。まぁその裏にはドラえもんの影響は無視できませんけど。

で、その流れはそのままリプレイにも繋がります。

 「もし今自分が昔に戻ったとしたら・・・」

まず当然のように金策に走るでしょうがいつどのように、と考えると意外とすんなりとは行きません。まぁここで競馬なり競艇なりといった賭け事に勤しんでらっしゃるような方なら、「○○年のダービーだけは親の顔を忘れても忘れられない!」ということもあるのでしょうが、自分には生憎そんな記憶はない。じゃああそこで無駄遣いしたのを抑えようとか、なんだかとっても地味な自分に気付いたりもします。

そして次に浮かぶのは破れた恋の話でしょう。何とか自分自身を鍛え、何とか今よりいい男としての人生を歩みたい。曖昧な気持ちの期間をすっ飛ばして最初から真摯かつ情熱的にアタックし続ければやがて白でも黒になるのでは、とも思ったり。あの日あの時の自分に生き方を変えるチャンスを与えたい。

タイムパラドックスというのはリプレイに限らずたくさんの作品として世に送り出されています。一番有名な映画は「バックトゥザフューチャー」でしょうけど、他にも「ペイチェック」や「バタフライエフェクト」「タイムライン」など、因果応報の妙味か面白い作品が多いような気もします。古くはウェルズの「タイムマシン」もありましたね。

今の自分に100%の満足があるという人はたぶんこの世にいないでしょう。アラブの石油王だってもしかしたら「ぢ」の痛みに悩まされてるかもしれないし、叶姉妹だって絶対永遠に続かない自分たちの美貌に畏れがないはずはないと思います。だからいくら過去に戻れるからと言ってその人生が幸せになるとは限らない。大金持ちになったら幸せってことはないと思うんですよ。小室哲哉とかいるし。

重要なのはこれからの人生における自らの選択。もし今の自分が「覚えてはいないけど未来から巻き戻された自分」だったとしたらどうでしょうか。今後の自分の決断した他愛ない答えが、未来の自分を大きく歪ませる事もあるかも知れない。

リプレイの主人公はどんどん巻戻る年齢が近くなっていき、最終的には数日、数時間、数分、数秒・・・。大きな衝撃とともに時計は新たな時を刻み始めました。その時の高揚感たるや・・・。僕らももっと毎日をワクワクして生きていきたいですよね!

※上で挙げた映画の話を少々・・・。

「ペイチェック」はジョン・ウー監督のお気楽アクション映画。パールハーバーのベン・アフレックとキルビルのユマ・サーマン主演。未来を見ることが出来る機械開発した主人公はその開発を依頼した依頼主との当初の契約通り、情報漏洩を防ぐために記憶を消されるのですが、いざ戻ってみるとどうもおかしい。振り込まれているはずの金の代わりになんだか意味のわからないガラクタのような物が数点自分宛に送られていただけ。そしてなぜだか命まで狙われるように・・・。

しかしその限られた手がかりを手に追っ手から逃れていると、どうもそのガラクタがただのガラクタではなく、まるで誰かが「そうなること」を知っていたかのように追っ手から逃れる手助けとなるものばかりだった・・・。

主人公は見た目性格ともに軽くて見ている者が不必要に不安になるのにいいブレーキとなるし、ユマ・サーマンもなかなか才色兼備な役所がハマっていい意味でジョン・ウーらしい映画になってるっていうか自分は彼の作品をそれほど見てないんだどさ(^^;。ツッコミ所がないわけじゃないけど、とにかく気軽にタイムパラドックスを楽しみたいという人、特にカップルで見ても楽しめるんじゃないかという佳作です。つか以前もブログで紹介したことあるかもしれないけどさ。

「バタフライエフェクト」は、ある場所でチョウチョが羽根をひらつかせた影響で地球の反対側で台風を巻き起こすという因果関係というのはどこでどう繋がってるのかわかったもんじゃねぇよ、というテーマのタイムパラドックス映画。つかこちらはペイチェックと比べるとかなりシリアスというかちょっと怖いくらいの雰囲気があるので、あんましお気楽映画を求める人にはオススメできないけど、ある意味リプレイにも通じる繰り返しのシーケンスはプロットとして非常に面白くそして「巧く」仕上げてある。

話がハッピーエンドじゃないので個人的に好きかと言われれば正直微妙だけど、逆に「ハッピーエンドじゃなくても面白い映画が見たい」という人には、諸手をあげてオススメ出来ると思う。逆にリプレイを読んだことがある人だとちょっぴり二番煎じ的な臭いをかぎつけちゃうかも知れないけどね。

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コメント

こんばんわ、トムニャットです。
もしも人生が・・・というお話は本当に歴史が古くて、調べれば古今東西様々なパターンが見つかりそうですよね。自分お得意のSF小説には、タイムパラドックス・パラレルワールドなどいくらでも思いつきますが、さすがにマニアックなSF小説はクリスさんにはお勧めできませんね(^^;。

さて、自分の「もしも」を省みれば、まあ、やっぱりもっと子どもの頃から異性に対してデリカシーのある人間になれるよう努力するでしょうね。あ、あと高校は男子校じゃなくて、共学。これマジで重要。幸いにして大学は女性比率の高いところに入れたので最悪の事態は避けられましたが、やはり青春時代=高校時代だよな~と思ったりするのも事実で、ホントに勿体ないことをしたと無駄な後悔をしています。この辺の個人的恨みがあるからきっと、高校を舞台にしたラブストーリーには抵抗があるのだろーなーという思いもありますし(^^;。

映画のお話で、バタフライエフェクトは、先日コメントいたしましたが、非常に楽しめました。また、こちらを読ませていただいたことで、見ようと思っていたけど忘れていたペイチェックを思い出したので、本日早速借りてきました。世間一般の評判はけっして高いものでもないようですが、軽く見られる映画は好きなので、ちょっと楽しみです。

ちょっと強引ですが、映画繋がりで先日シアター鑑賞した映画2本について。
一つ目はX-MEN3。3って付いていなかった気がしますけど、気にしちゃいけません。こないだTVで二作目を見て「X-MENってこんなに面白かったのかー!」と、劇場で見ているにも関わらず大興奮してしまい、その勢いで公開早々見に行ったわけです。でも、結果から先にいってしまうと、2>3>1ですね。なんか暗くて後味がよくなかった・・・。アクションやVFXも各人見せ場がはっきりしていた二作目に比べると、地味というかカタルシスがなかったです。

二つ目は、パイレーツオブカリビアン2。2って付いていなかったような(以下略)。ホントはスーパーマンが見たかったのですが、タイムテーブルが合わず、まぁメンズデーで半額だし、1もまぁまぁ楽しかったので、勢いで。結論から言ってしまいますと、続編製作前提なのね(^^;。それならそれで、キルビルみたいにVOL1とか付けてほしかった。内容は、前作が楽しめて、こういう役柄のジョニー・デップがお好きなら、といったところでしょうか。間違いないのは、野郎一人で見てもあまり盛り上がらないということ。家族・お友達・彼女等々、多人数で見ましょう。

いずれも平日に見たので、貸し切りというほどではないけど、空いた状況で見ることが出来ました。もう一本何か見たかったのですが、めぼしいものがなくそのまま帰宅。スーパーマンは今週末にでも見に行くことにします。

あ、劇場予告ではスパイダーマン3が流れました。2の予告(車が飛んでくるヤツ)ほど、ワクワク感は薄い感じでした。あと少しだけ期待できそうなのが、タイトルは忘れましたけどドラゴンライダーのお話。あ、エラゴンだったかな?タイトル。
と、まあ、こんな感じですね。

投稿: トムニャット | 2006年9月19日 (火) 23時20分

ども、こんばんわ、BlueTasuです。
タイムパラドックスやSF小説はサーラの冒険を書いている山本弘氏の得意とするところ。
私も氏の作品を通じて結構そういう小説を読みました。

リプレイについてはちょっと調べてみたのですが...
作者名もなにも書いてなかったので、苦労しましたがな。
商品名で調べたら 「プロアクション・リプレイ」 とか TRPGのリプレイが大挙して検索にひっかかってきますからね。
最終的に 「リプレイ」「タイムパラドックス」「小説」 の3つの単語で検索にかけたところ、ケン・グリムウッドのリプレイがひっかかり、たぶんこれかなぁ、と思うものがかかりました。

翻訳モノはあまり好きではないのですが(翻訳家によっては非常に文体がつまらなくなる)、クリスさんのお勧めだし、値段も700円ちょいということもありますので、一度探してみたいと思います。

ちなみにトムニャットさんの仰っている映画は「エラゴン」であってます。この間行ったときにチェックしたんで、私も上映されたら観に行こうかと思ってますよ。

投稿: BlueTasu | 2006年9月19日 (火) 23時38分

ちすトムニャットさん、BlueTasuさん、クリスですまいど!期しせずして一発で繋がると逆に時間をもてあましてしまうと言うか接続する間にのんびりレスでも、、、という計画が狂ってしまって微妙に焦っている感じです(^^;。まぁそれはそれとして。

>トムニャットさん

まぁ古いネタなんですけどね、ホント1年に1、2回思い出すのですよ、リプレイのことを。ちょっとした瞬間に「ああこれは覚えておいて損はないな、」っって何が損はないのかわかりませんけど(^^;。

日常のワンシーンでドラえもんの道具を思い出すのと同じような感じなのかも知れませんね。まさしくそれこそが「すこし不思議」ってヤツなんでしょうけどね(笑。

>共学

重いですねぇ(^^;。まぁ自分は見た目も身長も正確も「特定の男性」として認知されるようなキャラじゃなかったので、中高ともに友人はそこそこいましたが、悲しいかな彼女いない歴今日までってヤツですからね。まぁ「楽しければいい」と思って生きていくしかないとも思ってますが。まぁなんつかよく結婚出来たよオレ(^^;って思ったりします。

>映画

自分がオススメした映画やゲームを楽しんで貰えるというのは、純粋に相手に対する安心感もあるのですが、一方で自分に対する「平衡感覚の確認」みたいなニュアンスも強いんですよね。なんつか「まだ大丈夫、オレ?」みたいな。だからこないだどなたかに頂いたレスのように「ディアブロが楽しめない」と言われると凄く辛い。っていうかリアルで会えないかとすら思うんですよ。切々と面白さを説明したいというか。まぁ1の方はそれで乗り越えられない壁がなきにしもあらずですが、2はあの世界観さえクリアすれば絶対の自信があるんだけどなぁとも思ったりするわけです。

脱線しましたが、バタフライエフェクトやペイチェック、そしてトムニャットさんにオススメいただいたセルラー、親戚の子に進められたソードフィッシュなんかは、どれも同じようなテイストを根底に感じたりします。あとフォーンブースもかな。別にサスペンスタッチが似てるとか伏線の張り方がどうだって言うんじゃないんですが、

 面白いと感じさせるトリガー

が似てる、みたいな。ある意味X-MENとスパイダーマンとスーパーマンとバットマンが似てるみたいなのと同じかも。でも映画って割とそういう

 共通感

みたいなのが価値を引き出すみたいなところがあるような気もするんですよね。これが好きな人は、みたいな。なんだかよくわかんなくなってきちゃいましたけど、僕もいい加減なんか映画観に行かなきゃなぁって思う次第です。だって映画って行かないと行かないでどんどん年取っちゃうというか、「行けなくなる」娯楽な気がするんですよね。音楽も聞かなくなるとか、マンガも読まなくなるとか。でもそう考えると結構ゲーム、続いているよなぁって思ったりしますね(^^;。


>BlueTasuさん

まぁ全然ちっとも関係のない話題から。

サーラの冒険、4巻読み終わってしまいました。最後は正直「実生活がフィードバックされすぎてる」感みたいなのが出てきて、実際に妻子ある身としてはちょっぴりウザい感じが否めませんでしたが(^^;、ワイバーンになる下りは3巻同様タマラナカッタですね(^^)。つかレグが妊娠してるってのはデイン空気読めよ、っていうかまぁそれじゃあ物語として成立しないからしゃあないのかとも思いますけど。

個人的に作者が「上手くサーラを成長させていかなくちゃ」という気持ちが凄く感じました。読んでいる人が極力(絶対ではないけど)抵抗無く「強いヒーローに向かっていく」感を抱かせたいという。でも一方で展開は派手にしないといけないから、勢い慌ただしさが出てしまう。何て言うか急展開過ぎるんですよね。

これは二律背反な命題なので、正直若年層向けのライトノベルとしては正解だとは思うんです。思うんですが、、、最初からもう少しサーラのキャラを強くスタートさせていてもよかったかなぁっていうのが「僕的な」感想だったりしますね。なんつか「坊や過ぎる」というか。

でも4巻で口の中に入れたガラスの小瓶を奥歯でかみ砕く下りは素直にスゲェと思いました。つか他は別に流されてる感が強かったけど、そこだけは「オレだったら出来るだろうか」って自問自答してしまったんですよね。いくら小さいとは言えガラス瓶を口の中で割る行為というのは・・・。
※まぁこれはある意味魔法でキズが直せる世界観だからかもしれませんけどね。

>リプレイ

まぁ正直読んで貰えると思って書いたワケじゃないので、かなりネタバレちゃってるわけでして(^^;この状態から読んで果たして楽しめるかってことはあるのですが、大丈夫かしら。まぁ一部では有名な、
※マンガにもなったようだし。
話ですから、翻訳だとしてもつまらないってことはないと思いますけどね。でも個人的には読んでくれるなら「黄金拍車」を読んで欲しいかなぁ(^^;。

投稿: クリス | 2006年9月20日 (水) 21時07分

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