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2006年10月18日 (水)

SASUKE

僕は結構というかかなりこの番組が好きだ。今日もその裏側的なエピソードが放送されていて思わず真剣に見てしまったが、何というか「真剣さ」がいい。以前オンエアバトルの時にも書いたけど、「真剣な人」を見るのはとても気持ちがいい。心がブレていないまっすぐな視線に、素直に惹かれる。

SASUKEはシビアな番組だ。1stからファイナルまで全く油断出来ない。一瞬の気のゆるみや、ちょっとした拍子、もしかしたらそれは「運」なのかもしれないが、誰もが確実に勝てる保証がなく、かつ誰かが必ず勝つわけでもない。今回実に7年ぶりに完全制覇が為されたが、その重みはある意味オリンピック以上だと思う。年二回一回当たり1000人もの応募から100人が選りすぐられ、それでもなおファイナルステージに前3回は到達できなかったほどなのだ。それだけ長野誠はスゲェ。

でも一方で彼は別に勝てなくても幸せなんだろうとも思う。とにかく彼が何度も口にするのは「仲間」。一緒にがんばれるのはSASUKEオールスターズの仲間のおかげだと口にする。かみさんも言っていたが34歳にもなってスポーツ選手でもない一般人が合宿をして一つの目標に向かうというのは、何とも楽しく希有な環境だろうと思う。

自分のことのように仲間の失敗を悔やみ、成功を喜ぶ。盤石の準備などできないSASUKEだからこそ勝者は全員から賞賛されるし、見ている僕らも引きつけられる。芸能人じゃないからやらせってこともないだろうしね。

長野に限らずちゃんとしたコーチにつけば、種目によっては金メダルとかチャンピオンとか取れる連中なんじゃないかと思うこともある。実際それだけの身体能力が求められる競技だし、以前計測したときにはトップアスリートのそれと見まごう数値を記録したこともあった。

でも彼らはきっとSASUKEしかやらない。それは彼らの一番大切なものが勝利ではなく、仲間だからだ。

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