プロジェクトゴッサムレーシング3
つかレースゲーはかなり緊張感を伴うので、そうそう長時間続けてやる気にはならないものなのだが、ことPGR3に関しては次々に提示されるお題がうまい具合に変化に富んでいて、かつ先に進むごとに強烈綺麗なコースが解禁になっていき、プライドを捨ててミディアム難度からイージー、ビギナーへと落とせばもうこれでもかというくらい簡単になる。例えばどのくらい簡単になるかと言えば、、、
3周勝負のレースの場合、ミディアムだと1位は最後まで追いつけず、クリアラインであるところの3位に入るのも結構大変なのに対し、イージーだと1周目で1位になって最後は2位と10秒差、ビギナーだと開始直後に1位になって最後は2位と30秒くらい差がついたりする。
※もちろんコースにもよる
昨日かなり苦戦したドリフトチャレンジでは、ミディアムだと全てのコーナーでキめていってもなおクリアがおぼつかないのに、ことビギナーでは一切ドリフトしなくてもクリアできてしまう。ドリフトチャンレンジなのに!
この難度の大きな幅というのはある意味セガあたりが最も苦手としていた分野だ。要するに「ドリフトチャレンジなのに」という取るに足らないプライドがプレイヤーの自由とやる気を逆に抑えこんでしまっていた。
以前RPGにおいて一回の戦闘でいろんなものが手に入る方が楽しいという話をしたと思う。経験値、お金、アイテム、スキルポイント、武器経験値などなど。
※FFだと青魔法とか食べるとかありましたね。
このPGR3でもそれと同じように、車を購入するための「クレジット」とドリフトやスリップストリームをキめることによって貯まる「クドス」という二つのポイントがある。クドスが貯まればランクアップしてより高レベルのミッションにチャレンジ出来るようになったり、ある特定のコンセプトカーの「購入権」が得られるようになったりする。ただ実際はそのポイントの存在自体が「うまいから加算される」というある意味タイムだけでは計れなかったファジーなスキルを体現しているので、1レースで数千ポイントとか得られるだけで結構うれしかったりするのだ。
車が美麗であることは前回も書いたが、それはフォトモード、ガレージモードなどにも言える。フォトモードはゲーム中ポーズを押せばいつでも起動可能で、様々な角度距離から自分の車の写真を撮ることが出来る。派手にぶつかればボンネットはガタついた上に凹むし、近くに寄れば車の中には剛性強化の為のロールバーが何本も見える。そうPGR3は(たぶんグランツーリスモHDでもそうだと思うけど)内装も実車を模している。右ハンドルの車もあれば左ハンドルの車もあり、路肩で砂煙にまみれればフロントガラスも汚れる。ドライバーがはめている手袋も見えるし、右や左に視点を動かすことでドアミラーから後ろを確認することが可能になる。
※三人称視点の時にそれをやると車を真横や真正面から捉えるアングルになる。特に真横から見る姿はかなりイカス!ギャラリーが矢のように駆け抜けていくのだ。
ガレージモードも面白い。ただリストが表示されるのではなく、きちんと天井に灯りがあり、シャッターがあり、壁には車のポスターがあり、脇にはアップライトタイプゲームマシンが2台置いてある(基本的に同じようなゲーム)。
※このゲームが実は「異常に」良くできてる。エンドレスタイプのシューティングゲームなのだが、左スティックで自機移動右スティックで射撃方向、LRどちらかでボムという仕様ながら、とにかく敵が四方八方から押し寄せ、かつシンプルながら非常にエフェクトが綺麗!さすが360!シューターならばこのゲームの為だけに1000円払えるほどの出来だと思うよ>トムニャットさん(^^;。
閑話休題
で、そのガレージ内でも写真を撮ることが出来るし、面白いのは「ガレージ内を散策」することも出来る。要するに自分の愛車をつぶさに見られるというわけ。
※1つのガレージに収容できる車の数は決まってるから同時に見比べられるのは限りがあると思うけど。
他のモードとしては各都市の中を自分で任意にルートを設定してコースを造ることが出来るエディットというのもある。晴れ、曇り、夜なども設定できる。ちなみにレースやお題をクリアしていくモードは基本的に好きなコースを走ることが出来ないが、
※クリアしていく感じなので。もちろん一度アンロックされてれば何度でも出来るけど。こちらのモードなら一部のロックされたコンセプトカー以外ならどのメーカーのどの車でも自由に選ぶことが出来る。ただ、クレジットやクドスは手に入らない。
ちなみに僕の評価はかなり高かったが、帰宅して長男に聞いたら「一番高い車買ったよ」というではないか。長男にも十分訴求したと思われる。ちなみに一番高い車とは「フェラーリF50GT」。エンツォフェラーリの倍以上の価格であるからしてそれで推して知るべしか。なんだか世界に3台しかないんだとさ。
※でも走らせてみたらとんでもないじゃじゃ馬。っていうか「跳ね馬」というべきかな。僕にはまだ早すぎるようです(^^;。
正直音楽が今ひとつよくわからないとか、プレイヤーを変更するのが非常にわかりづらいとか、1画面対戦(要するに二人用)をサポートしていないっぽいとか、様々な欠点はあると思う。それでもそれを補ってあまりある「作り込み」もまたされている。リプレイは一緒に走った全車の視点から見ることが出来るし、
※特にライバルカーのドライバー視点は面白い。っていうかドライバー視点で見るリプレイそのものがかなり面白い。おもむろによそ見し続けながら走るのも痛快だし、ハンドルを握る手や、計器を見るのも楽しい。つか実際こんなに凄まじいホイルスピンをしちゃうのかって思ったりするのもリアルな証拠であり痛快だ。
とりあえず予想外に楽しめている2100円だ。昨夜までは「新しいゲーム買ってきて」と言っていた長男も今日は一言もそのことを言わなかったあたりよっぽど楽しめたのだろうと思うし。現時点でのクリスの評価★★★★。
※360を買うなら持っていてもいいタイトルだと思う。むしろリッジはやっぱりリッジだと思うので、新鮮み、という点でもおすすめかと。
※ちなみに写真は2枚ともオフィシャルサイトによるもの。かっこいいというより、グランツーリスモがここからそれほど進化するとは思えないって感想の方が強いのだけど、どう思う?
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コメント
こんばんは~初めまして。
ブルさんとこからちょくちょく覗きに来てたのですが
今回は思い切って書き込みしてみました!
しかし凄い内容ですね^^;
ウチもかなりゲーム好きなんですが・・・ウチとしては
スーファミとかPS時代ののゲームが1番でしたね、、
今はFFⅤアドバンス版にはまっております^^;
懐かしい~w
投稿: satosi | 2006年10月21日 (土) 22時31分
はじめましてsatosiさん、クリスです。BlueTasuさんは僕と違ってトゲがない優しい方ですよね。なんていうか最近のハルちゃん絡みの文章読んでて凄くそう感じます。なんつか姉貴もそんな彼だからいじめちゃうのかなぁとか(^^;。
>凄い内容
が何を指してらっしゃるのか(^^;とは思いましたが、とりあえず褒め言葉として受け取ってしまいます。ありがとうです。スーファミかPSかというお話に関してだと、自分はもう少し前の世代になりますかね。年齢もありますが、一番タイトルを買ったハードはたぶんPCエンジンだと思います。
※安売りもされまくったし。つか「カード」ってだけで妙に安く見られた傾向もあるんですよね。100円とか300円とかやたらあったし。
PS時代のタイトルは正直「コレダァァァァァ!!!!!」ってのがパッと思い浮かばないのですが、期を見て書き込んで行けたらなぁと思います。コンゴトモヨロシク~。
※一応ヤバメな表記は訂正させていただきました。
投稿: クリス | 2006年10月22日 (日) 03時35分