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2006年12月13日 (水)

テレビを修理

先日ヤフオクで購入したSONY「KV32DX550」が、僕が仕入れに行っている間に調子を悪くし、電源を入れてもすぐに立ち上がらなくなってしまっていたのですが、
※しつこくオンオフを繰り返すと点く。一旦点けば消えることはなく、消しても30分程度以内なら普通に点く。間をおくとまた何度もオンオフ。

いよいよ症状が悪化し、昨夜などは10分ほど悪戦苦闘してようやく、という状況にまで落ちてしまいました。ここでの選択肢はこの二つ。

・修理する
・修理しない

前者の場合はサービスステーションに電話をし、出張修理に来て貰うことになります。購入時にチューナーが上手く合わせられず、もしも故障の場合はどの程度修理代がかかるのかを試算してもらったことがあったので、

・出張費3300円
・修理代10500円
・+部品代
・+消費税

で、部品代が仮に0円だったとしても14000円以上のコストが掛かることを認識していました。

ただ、最初に中古を買う段階ですでにこういった自体は想定されていたとも言え、それが嫌なら最初から新品を買うべきだったという話。でもいくら想定内とは言っても、いくらくらい部品代が掛かるかによっては買った価格3万円よりも高くなることも十分考えられるところ。次の選択肢は、、、

・修理する
・見積もりだけで修理しない

後者の場合とりあえずどのくらい部品代に掛かるかを見積もって貰って、その価格次第では修理を諦め、

・このまま完全に点かなくなるまで使う
→その後捨てる

という苦渋の選択。今の僕にはさすがにもう一台テレビを買う余力はありません。よほどの金額でない限り修理はする方向で考えていました。一旦プログレッシブの映像を目の当たりにしてしまうと、本気で元には戻れないのです。
※つかそうは言っても先立つものがなきゃどうしようもないけど(^^;。

修理は頼んだ翌日僕が昼休憩に帰る前に来てくれていました。モニターは一人では動かせないということでスタッフが二人で来てくれて、既に16本ものケーブルの刺さったモニターを今まさに開けようとしていました。

おそるおそる部品代に関して聞いてみると、

「たぶん1個1000円程度のもんだと思いますよ」

と何とも心強い返事。めちゃめちゃホッとして思わず饒舌に。最近はブラウン管が凄く少なくなっただとか、昔のテレビと比べると電子部品のサイズが大幅に小さくなっただとか、もしブラウン管そのものの故障の場合は部品代だけで10万以上掛かるだとか。

とりあえず見積もりどうこうより一旦新品部品に交換して試してみることになり、はんだごてを使って基板をジュウジュウ料理開始。僕も空腹を満たすべく昼食へ。ほどなくして僕を呼ぶ声が聞こえたので戻ると、

「無事直りましたんで」

と素敵な返事。つかやっぱスゲェ。

余談ですけど、修理出来る人ってのはやっぱいつ見てもスゲェと思いますね。レジとかパソコンとか車とかでもそうですが、修理ってのは壊れてるものを直すわけじゃないですか。ヘタしたらどこが壊れているかわからない場合も多い気がするんですよね。わかりやすくコードが切れてるとか抜けてるとかキーボードの隙間に梅ジャムが入り込んで固まっちゃったとかならともかく、そんな事例ばっかなわけはないじゃないですか。でもこうしてあれほど苦労して付けていたテレビがあっさりと点くようになっちゃうわけです。ほんの1時間ほどで。

部品は二つのICを交換したとのことで、瞬間僕の頭に「17000円くらいか。まぁ2万は覚悟していたのでマジ助かった」と安堵の吐息が漏れたその刹那、担当の兄さんが口を開きました。

「今回の部品は最近修理が多くて、、、」

なぬ?ということはパーツ不足で価格が高騰していたりするわけ?でそれを二つも使っちゃったってこと?ってことは一個3000円とかのICだったりするの?ええーー!

とうろたえていると兄さんは続けて、

「通常は故障した方の部品は置いていくのですが、その修理の原因を調べるために持って帰って調査したいので、今回は無料で結構です」

まじ?じゃあ出張費と修理代だけでいいの?ラッキー!!SONYも太っ腹だなぁ。つか壊れた部品なんざいくらでもくれてやるぜ!と僕が浮かれかけてふと気づく。

 ・・・無料ってもしかして部品代だけじゃない?

「はいですので今回は修理も交換も無料で・・・」

えええええーーーーーーーーーーー!!!!スゲェビックリ!つか今年一番嬉しかったことかも知れない。いきなり神様が僕に微笑んでくれた気がしたっつーか。俺明日死ぬかも!?つか修理に来て貰う直前に、

「まぁ『人間万事塞翁が馬』とも言うし、ここでの出費はどこかで埋め合わされると思うしかないかな。まぁWii発売前じゃなかったことをありがたいと思うべきかもなぁ」

なんて軽く達観していたので、まさに『災い転じて福と成す』感じ。何もそこまでする必要はないんでしょうけど、思わず畳に頭をすりつけるくらいお辞儀をしてしまいました(^^;。だってしょうがないじゃん嬉しかったし、感謝しまくりだったんだもの。

つかやっぱ人間だと思った。ちょっとしたやりとりでも、もし相手の気に入らない対応とかしてたら、絶対普通に修理代貰って故障部品置いて帰るところだよ。だって別にこちらはそれを覚悟してたわけだし、
※その旨も伝えていたし。
向こうとしても別に修理は修理で調査は調査という考え方だって全然出来るじゃない?そりゃ見ようによっては初期不良のある(かも知れない)パーツを使っていたという見方も出来るかも知れないけど、なんだかんだ言っても4年近くは使われていたんだから、「初期」じゃない。強めに見ても「比較的壊れやすいかも」くらいの程度でしょ。

やっぱ「ウチは全部SONYのモニターなんですよ」とか「今まではDR1を使っていて、、、あれっていいテレビですよねぇ。当時としては最高のコストパフォーマンスだったと思います」とか言って「結構テレビの中見るの楽しいですねぇ」とかも言っちゃって、って別に全部本気だしウソはないんだけど、今思えばポイント稼いでた?みたいな(^^;。

・・・ってなわけで我が家のテレビは追加投資することなく無事気持ちよく映るようになりました。明日以降いつブルードラゴンが着荷しても大丈夫です。ってもしかして『禍福はあざなえる縄のごとし』ということわざもあるように、定形外のブルードラゴンが今度は行方知れずになってて届かないとか!?うーむマジあり得そうで怖いなぁ。

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