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2007年1月15日 (月)

押忍!闘え!応援団

ホントなら昨日失速したプラモに手を付けるはずだったのですが、仕事中にモノスゲーダルさに襲われ、
※たぶん「抜髄する直前3日間にこの薬を飲み続けてくれ」と言われた薬がかなり効きまくった症状と思われ。
頭がめちゃぼんやり。あまりにも集中力に欠けるので、早引きしてきてそのまま即就寝し、今さっき目覚めてキッチンにあるシチューとパンで少々遅めの夕食を摂ったところ。
なので、正直あまり体調が良くないかも知れない。っていうか寝る前と比べたら雲泥の差というほどスッキリシャッキリしてはいるが、ここからさすがにプラモに手を出すのはあまりにリスキーという感じ。じゃあ何を書こうかという気もしないでもないけど、メンタルアタックでMPが低下してる状況なので、正直ピンとこなかったりするんだよね。つか最近はこういうダラネタが多いような気もするし・・・。

とは言っても明日も普通に仕事なので、あんまし風呂敷を広げすぎるわけにもいかず、最近やって面白かった「押忍!闘え!応援団」DSの話を書いておしまいにしたいと思う。

このゲームは見た目からは全く想像が付かないだろうけど、ぶっちゃけ音ゲー。劇画調、というかいわゆる「島本和彦調」のカットで綴られたショートストーリーを次々にクリアしていくタイプで、それぞれのストーリーは例えば「受験に合格したい。でも家族がうるさい。お、お、おうえんだーーーーーん!!」という感じで呼ばれて飛び出る応援団がゲームをクリアすることで苦しむ人々を救う感じで進む。

システムは下画面に表示される◎が徐々に重なって○になる瞬間にタッチしたり、ドラッグしたりというもので、僕が経験した数少ない音ゲー(太鼓の達人、ダンスダンスレボリューション、ポピラ、ドンキーコンガ、リズム天国、バンドブラザーズ)と比べて、「音楽との連帯感が強い」印象。あくまでタッチによる操作なので、同時押しや無茶な連続音はなく、僕がクリアしたイージー(難度は2種。ノーマルをクリアしたらどうなるかはわかんない)に関して言えば、素人でも十分楽しめるレベルの難度に抑えられていると思う。

でもこのゲームの最も重要なのはそんなストーリーや操作ではない。好みが出るところではあるのだが、とにかく選曲が良いのだ。全部でわずか15面しかないが、こんな曲が収録されている。
※最後の一曲は一応伏せておく。ラルクの曲ですワ。
※順不動

・メロディ 175R
・OneNigthCARNIVAL 気志團
・ループ&ループ ASIAN KUNG-FU GENERATION
・スリル 布袋寅泰
・ガッツだぜ! ウルフルズ
・熱き鼓動の果て B'z
・狙いうち 山本リンダ
・リンダリンダ TheBlueHerats
・上海ハニー ORANGERANGE
・太陽が燃えている THE YELLOW MONKEY
・恋のダンスサイト モーニング娘。
・ココロオドル nobodyknows+
・OverTheDistance 矢井田瞳
・大切なもの ロードオブメジャー

どの曲も一度や二度は聴いたことがあるノリのいいものばかり。発売された時期を考えても、決して最新のものにこだわっているわけではなく、あくまで曲の持つエネルギーに着眼して選曲された気がする。

「知ってる曲」というのは強い。学園祭の生徒によるバンド発表とか、カラオケとか、とにかく知らない曲をやられるとそれだけでテンションは下がる。もちろん知らなくてもその曲がサイコーに素晴らしかったり、歌が強烈に上手かったりすれば話は別なのだが、正直最近の音ゲーに含まれる曲は最近の曲が多く、その最近の曲は総じて「薄い」ため、1年もすると、

「プレイするのすら恥ずかしい」

という状況になりかねない。まぁ強いて言えばその中のアニメソングやクラシックは新旧取り混ぜられている場合が多いからそうでもないんだけど。

だからこの応援団のような「スタンダードでノリのいい曲」というのは非常にチョイスとしてはいい判断だと言えると思う。まぁぶっちゃけある程度順番に全てクリアしなきゃならないシステム上、ダメな曲を入れられないという枷(かせ)はあったのかもしれないけど。

ちなみに歌ってるのは175Rを除いて全てホントの歌い手じゃない。まぁ中にはそれが抵抗のある人もいないではないが、ぶっちゃけ音ゲーはみんなそうなので、このゲームだけのマイナスではないだろう。個人的には175Rは結構好きなので、これがオリジナルな点は評価したいけど。

ルールが簡単でノリが良く、曲もメジャーで展開も島本和彦。強いて言えば一部のデモに飛ばせない(あくまで一部)時があったりするが、総じてプレイアビリティも高い。ただ曲数の少なさと難度の低さから、耐久力もそのまま低めになってしまっている可能性は捨てきれないので、中古2500円くらいなら、、、ってヤフオクだと3000円超えてるね(^^;。★★★★。

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たぶん逆転裁判がその先駆けってことになると思うんだけど、こういうテイストの作品がDSは多いような気がする。超操縦メカMG、怪盗ルソー、このクイズ野郎、漢字の渡り鳥などもみな「熱いテイスト」を前面に押し出していて、ヒップホップやラップを聴いてるような昨今の若者の嗜好とは正直ズレを感じる。

ただ、重要なのは作品そのもののエネルギーであって、流行り廃りじゃないとも思う。別に年齢が5歳だろうと60歳だろうとわかりやすいルールとノリのよさってのは十分伝わるだろうし、そのゲームごとのメイン対象たり得るかどうかだけが、楽しめるかどうかを決定付けるわけじゃない。

ブルードラゴンやゼルダはクリア出来なくても、応援団はクリア出来る。5時間でクリア出来ちゃっても、2時間で諦めるソフトより楽しめたことは間違いない。とは言っても先ほどの選曲にピンとこない方に勧められるほど素晴らしいゲームでもないけどさ。

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