スリザーリンク
おいおいシャイニングフォースイクサはどうした?という貴兄もいらっしゃると思いますがまぁ聞け。今日の昼下がりいつものように昼飯を食いに自宅に戻り車を止めて玄関に向かうわずか5、6メートルの徒歩移動中に僕はおもむろに犬を目にする。家が建てられて以来全く手入れがされていない庭にやや長めの鎖で繋がれたわりと汚い風体の犬がいる。
おいおいこれはどういう了見だろう。
実を言うと僕は犬が劇的に好きというわけではない。でも嫌いというわけでもない。お店に連れてこられたキュートでクリーンなベイビーは思わず抱きたくなるし、道を歩いていてすれ違った犬に思わず視線を泳がせたり名前を聞いたりなでてみたりもするが、自分から好んで飼いたいと思ったことはないし、ペロペロなめられてウーン幸せーと恍惚の笑みを浮かべたりしたこともない。幼少の頃は夜間街中をかっ歩する野良犬が怖くてビクビクしていた頃もあるし、じゃあ噛まれたり追いかけられたりしたトラウマがあるかと言えばそんなことは一度もない。
つかオマエは犬が好きなのか嫌いなのかはっきりしろ!
という程度の嗜好を持って犬に接してきた人間なのだ。だから我が家の庭先に唐突に彼(もしくは彼女。でも見た目からするとかなり彼指数が高いので今回は彼ということにしようじゃないか)を見て狂喜乱舞すると言うことはない。おもむろにかみさんに、
庭にいる彼は何者なのかね?(原文そのまま)
と問えば、
迷い犬。
とのリアクション。つか元は飼い犬だったと思われ、離しておけばほどなくいなくなる(もしくは自宅を探してさまよい歩いていく)のではないかと思ったが、
戻ってきたのでとりあえず繋いでおいた
というではないか。つかあんまし吼えないけど、グルルル言われるとちょっと怖い。なぜなら僕は子供の頃犬に追いかけられたことはないが好んでエサをやって野良犬に懐かれたこともないような幼少時代を送ってきた男なのだ。尻尾を振ってると思わずなでたくなるけど油断して噛まれたりしたら嫌なので微妙に距離を取る。
先日自店に犬が迷い込んできたときは、警察に言って「保健所じゃないどこか」に連れて行って貰った。その後1週間くらいして飼い主が見つからなかった場合「名古屋にあるどこか」に連れて行かれ、そこで1ヶ月くらいしても飼い主が見つからない場合は保健所行きになってしまうと聞いたことがある。まぁそれは仕方ないことだ。
僕は犬に限らず、それほどペットに愛情を注いだりすることをよしとしない。っていうかいなくなったときの空虚感がたまらなく嫌だということと、やはり自分の世話もろくに出来ないのに犬の世話が出来るはずがないという本音のためだ。
しかし過去に置いて一度だけ猫を飼ったことがある。アパートの庭に迷い込んできたそいつは結構なベビーもしくはボーイで、マスク的にもモーション的にもかなりかわいかったので、そのまま餌付けして居着いてしまったというわけなのだが、飼い出すとやっぱりかわいい。一緒に寝たりするとたまらなく愛しかったりする。別にウンコとか汚いと思わないし、顔をなめられても全然平気だったりする。
でも結局出先で部外者に抱かれるのを嫌がって逃げられ、それっきりになってしまった。
まぁ死に目を見ずに済んだと言う安堵感がなかったとは言わないが、やっぱり直後の切なさたるや筆舌に尽くしがたかった。っていうか子猫だから飼ったわけで、やはり見ず知らずのワン公に思わずほおずりしたくはならないのだ。
結局仕事を終えて帰ってからも自宅の玄関に鎮座しており、ほとんど吼えないが(たまにグルグル言う)寒空に放しておくのは哀れだとかみさんが保護されていた。つかやっぱり尻尾を振ると思わずナデナデしたくなるが、グルグル言うと怖いので距離を取りたくなる。でも基本静かなのでいることも忘れがちになるが、ふと気づくとこっちを見てたりして「よぉ!」って感じになったりする。
さて、そんな犬の話はタイトルの「スリザーリンク」とは全く関係がない。
スリザーリンクはパズルのニコリが発明したペンシルパズルの一種で、数独というよりはマインスイーパの方が近い。ルールはオフィシャルにあるのでもしよかったらちょっと目を通してみて下さい↓
http://www.nikoli.co.jp/ja/puzzles/slitherlink/
つかここにあるルール説明はとてもわかりやすく、なるほどと思うのだが、いかんせんサンプル問題が難しすぎて素人には正直全く楽しめない。なので、僕がやった「超初心者向け」の問題を貼り付けてみるので、上のサイトでルールを軽く覗いたのちにもしよろしければチャレンジしてみて下され。
※左上、右上、左下の順に難しくなっていって、右下のが一番難しいです(この中では)。でも実際はそれでも「やさしい」ランク。もっともーーっと難しい問題が腐るほどあります。が、それは僕の手に余るので、このくらいが精一杯です(^^;。
ちなみに解こうとすると見えてくるのは「定理」と呼ばれる定石です。要するに「1」が角にあった場合、角側には絶対線が入りません。だってそこで終わっちゃうから。3と3が並んでいた場合は、|3|3|という線は確定します。だって確定するから(^^;。とにかくやっていくとそういう定石がどんどん見えるようになってきます。何が面白いかというと、それがわかることで今まで苦労していた問題がどんどん簡単に見えてくる。
同じ問題を何度も楽しめる
ここが面白いところです。っていうかたぶん数独にもマインスイーパにも同じような定理があったと思うのですが、僕はそれにたどり着けなかったんですね(^^;。で、スリザーリンクに関してはたどり着くことが出来た、というわけなのです。
ペンシルパズルはやり出すと面白いように時間が過ぎます。週間アスキーでニコリ社長のインタビュー記事が載っていましたが、「あくまでヒマつぶし。頭は良くなりません」と言ってました。僕もまぁそうかなとは思います。でもヒマつぶし上等です。面白ければそれで十分なのですから。
※犬の話はホントに関係ありません。最後にオチとして絡んでくるということもありません。っていうかPC部屋の前に玄関があるので、ふすまを開けた途端に襲ってきたらどうしようという不安でトイレにも行けない・・・っていうかそんな弱気でどうするっと思ったので今から行こうと思います。
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無事生還!つか死ぬほどおとなしく丸まってた。つか電気点けたら「まぶしいでゴワス・・・」って顔してた。かわいいかも。いやだからスリザーリンクとは全くリンクしてませんってば。
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