牙狼~白夜の魔獣:後編~
つかこんなにセリフが棒読みだったっけかなぁという気がしないでもない。つかこんなにリアルから遠のいた話じゃなかったはずだけどなぁというくらいファンタジーというか非現実的な世界観の中で物語が進んでいく。正直結構キツい。
カオルが最高だというつもりもないが、今回登場の子役「リン」ちゃんも正直痛い。別に彼女に恨みがあるわけでもないが、トゲがなさすぎて逆に素人くさく見えてしまう。「頑張って演技してる子」にどうしても見えてしまう。これは脚本に寄るところも大きいと思うから、彼女本人だけの責任じゃないと思うけど、そのくらい声と表情が物語から浮いてしまっている。少なくともTVシリーズの牙狼からは浮いてしまっている。
アクションシーンに関しても(前作も感じたことだけど)、
正直尺が長い
気がする。30分(正確には23分くらい)の枠内で起承転結、殺陣、エロ、CGと物語の設定を折り込んで作られてきたシリーズだけに、50分×2枠=100分というのはワンエピソードでは長すぎるのだ。どうしても「ここは0.5秒短くしてもいい」というシーンや「このシーケンスは2カット減らしてもいい」と感じる場面が出てきてしまう。要するに見ていてテンポが今ひとつになってしまって、テレビシリーズにあったようなグルーブ感がほとんど失われてしまっている気がした。
確かに前後編とも見所もあるし、ブランクをほとんど感じさせないアクションシーンではあるのだが、そうした「洗練さ」という視点から見ると、ちょっともったいなかったかなぁチャンスを活かしきってないような気がするなぁという気がしてならなかったな。
でもファンなら見たいのも当然だと思うけどね。
ちなみに好みは分かれるかも知れないけど、僕的には邪美のスリットからこぼれる生足はやっぱり今回も最高でした(^^)。彼女は結構キレイなアクションをこなすので、個人的にはカオルとの殺陣が見たかったなぁって感じです。前後編合わせて★★☆かな。
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