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2007年1月 8日 (月)

DSマジコン

あまり詳しく書きすぎるのも怖いので、かいつまんで「要点だけを抜く形で」書いてみたいと思います。

まずDSのマジコンは今もの凄い勢いで新しい製品が開発されまくっていて、「いつ買っても過渡期」な印象を受けます。とにかく分母が過去最速で普及したハードですから、こういう非公式のツールも市場、技術ともにまだ未開拓な側面を持っています。ですから、今手を出すことは相応のリスクもあるように思います。そしてもちろん自己責任で。

マジコンがいわゆるPCのエミュレータと決定的に違うのは、それがエミュレーションする機械ではなく、アダプター、インターフェイスだということです。吸い出しやセーブファイルの書き換えなどの機能もありますが、基本は「ROMを認識させる」機械。ですから、正直各基板ごとに設計やら技術やらを解析してダンプするアーケードゲームのエミュレータ等と比べて、構造自体は正直それほど複雑ではないように思います。事実、PSPではマジコンと同様のことをソフトウェアのみで賄えてしまっているくらいなのですから。

では逆になぜPSPで出来ることがDSで出来ないのかと考えると、それはとどのつまりメディアの差なんじゃないかと思いました。要するにROMであるが故に光学メディアとは比較にならない高速アクセスが出来、セーブに関しても、特殊チップに関しても全く別の概念でゲーム機とやりとりをする必要があるため、基本的にデータの塊と言えるUMDやDVDとは別のアプローチが必要になるわけです。

ちなみにDSのマジコンは当初メディアの大きなコンパクトフラッシュやSDメモリーカードにGBAスロットからアクセスをし、DSスロットには擬似的にデータをスルーさせる全く別の機械を差し込む形が主流でした。要するに「マジコン」「スルーさせる機械」「メディア」の三つが最低必要だったわけです。
※実際にはそのメディアをPC上でいじるためのカードリーダーも必須。

しかし技術が進歩して今ではDSスロットに直接USBケーブルを差し込む形で内部フラッシュメモリーに読み書きする、「オールインワン」型のものも登場してきました。少なくともこれで煩わしい手順がいくつか簡略化されるわけなのですが、実際はそれほど単純なものではありません。相手がROMであるが故に、アクセス速度による起動率の問題や、各ROMが積んでいるセーブ用のSRAM容量の問題、耐久力や見た目などの問題も出てまいります。また別にメモリーカードを用意する機種の場合は、そのメーカーや生産国すらも、ゲームの再現性に影響したりするほどなのです。

DSマジコンが「敷居が高い」印象を与える背景にはそんな、

・機種や接続方法がいっぱいある
・メディアの相性問題がある
・各ゲームごとに微妙に扱いが違う
・出費が何度も必要かつ高い場合がある
・英語もしくは中国語しか使えないかもしれない
・「トリム」「ハイブリッド」「クライアント」など専門用語がいっぱい出てくる
・通信とかWi-Fiとか出来るの?

いくつもの「わけわからん」があったわけです。しかしとりあえず頑張って自分なりに調べた結果いくつかの疑問は氷解し、何とか動かせるところまで来ました。つかPSPの時にも思いましたが、こういうのって歳取れば取るほどハードになっていきますね。っていうか若い頃でも実際やったかどうか。

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以下はあくまで自分のための覚え書きです。参考にするかしないかはあなた次第です。

・EZ-FlashVとmicroSDカード1Gを用意。前者はヤフオクで落札。アフターケアをしてくれるとか、おまけが付くとか、512Mのメモカを付けるなどの謳い文句より、「動作確認した上で発送します」という方の方が重要。この機種は作りの甘さをかなり指摘されているので、個体によっては挿したメモカがなかなか抜けないような事態も十分考えられるし、常に質問しながら進められるわけもない。また品物の特性上ノークレームノーリターンは当然と考えるべきだろうと思う。

メディアはPSサクセスでKINGSTONのものを買ったが、残念ながら台湾製であった。出来うるなら東芝日本製のものが最良らしい。これはメモカに対しての読み書きの速度に直接影響する、最も重要なところなので、絶対ケチらないようにしたい。同じ日本製であった場合、1Gと2Gのどちらのアクセス速度が速いかは情報不足でよくわからない。

・カードリーダーにアダプターにセットしたmicroSDカードを挿し、PCで認識した時の一番上のディレクトリ(かっこつけて言うとルートディレクトリ)には以下の物を入れる。
※ファイルは自分で見つけましょう。

1.ez5kernel061219を解凍したez5upldr.bin
  ※なぜ061219なのかというと、これが一番安定しているから。

2.ez5shell061221を解凍したshellフォルダまるごと

3.2のフォルダのezsave.lstファイルに最新のezsave.zipを解凍した同名ファイルを上書き。

4..zipじゃない.ndsファイル
  ※必ず英数半角のファイル名に。出来たらそれも8文字以内のがいいかも。

一通り入れたら、そのメモカをマジコン本体に挿し、DSに挿し、電源オン。画面が止まっていつもの「DSかGBAかどっち起動するんだオラ!」画面になったらRボタンを押しながらDSタイトルの方をタッチ。英語でつらつら書いてあるけど、気にせずこれまた画面が止まったらRボタン。結構時間が掛かりそうで実はあんまし掛からない感じ。とりあえず焦って電源落としたりしないように。ちょっとガマン。かっこつけていうとROMをロードするローダーのアップロードが完了です。次から電源を入れてDSソフトをタッチするとこのローダーが立ち上がります。

・ローダー画面にて出来ることやるべきことは、まず一番最初にその画面になって一通りチェックっぽい作業が済んだな~と思ったら、Lボタンを押しながらRボタンを押して、設定っぽい画面を呼び出します。ぶっちゃけ何が書いてあるか全然わからないでしょうが、とりあえず一番上の行チェックボックスを左から右に替え、「Bボタン」を押します。
※AがキャンセルBが保存して抜ける、であることに注意。
するとどうでしょう、次からは英語で表示されるようになりました。これで幾分使いやすくなったハズです。っていうか小学生の長男ですら意味が分かるのですから、「日本語じゃなきゃいや~ん」なんて言う人はとりあえず置いてけぼりです。

・そしていよいよゲームを十字キーで選択してAボタンで起動ですが、その前にもう一つ先ほどの設定っぽい画面について補足しておきます。

一番上は先ほど書いたように中国語か英語かの選択。そして次の行がゲームのスピードを決める数値。この数値が大きければ大きいほど「メモカにゆっくりアクセスする」とお考え下さい。要するに速度の遅いADATAやSANDISKのメモカを使う人は、これが10とか最遅の12とかじゃないとゲームが起動しなかったりするというわけです。ちなみに台湾製のKINGSTONだといくつかは2で起動。6で概ね起動というところでしょうか。

そして一番下のはそのスピードを自動で設定するという項目ですが、「自動にするとどうなるのか」が僕にはよくわかりませんので、試しにやってみようという方はどうぞ。これでゲームが壊れちゃうようなことはたぶんありません。

話を戻します。

Aボタンでゲームを起動しようとした際、画面が「真っ白」になって5秒6秒経っても変化がない場合は、「セーブ容量」の設定がおかしいということらしいです。電源を切って再起動し、ゲーム名にカーソルを合わせた段階で、「Lを押しながらY」でセーブ容量を上げ、「Lを押しながらX」でセーブ容量を下げます。基本的には設定されているはずみたいですが、真っ白になる場合はこれが間違ってるってことですから、自分で適当にいじってみましょう。
※ちなみに「2M」とかに設定しても、実際にセーブされるファイルは必要十分な容量になりますから、とりあえず2Mでやってみればいいのではないかと思います。

で、もし真っ白ではなく「真っ黒」になってしまった場合は、先ほど設定したメモカのスピード設定が「甘い」らしいです。要するにもっと数値を大きくして、ゲームのテンポを悪くしないと、テメェのクズメモリじゃゲームはやらせられねぇな!とDSに言われているわけです。平身低頭数値を大きくしましょう。

ちなみにスピードを遅くしてセーブ容量を大きくしてそれでもなお動かない場合というのもあります。その場合は、いままで使っていた.ndsファイルをEZ-flashV用に変換してみるというのも手です。その為にはez5fybridtool-v1.7zというファイルを解凍してハイブリッド変換ツールというものを使って専用のROMに変えてみましょう。

このツールの使い方はそんなに難しくないですが、とりあえず起動したら、(多分文字が読めないと思いますが)下の三つのウチの一番右のボタンをクリックして真ん中のチェックボックス下矢印をクリック。ENGLISHに変えましょう。あとはSendPathで解凍先を指定し、OKで戻って「Open」で元のファイルを指定後「Send」で変換です。

これら全てを試してなお動かないゲームも実はあるのですが、大抵はこれで何とかなるはずです。つかこれだけの情報を得るのに、かなりの回り道をしましたが、やはり起動した瞬間は感慨深いものがあります。なお今回のトピックはトラックバック、コメントとも不可となっておりますので、何とぞご了承下さいませ。

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