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2007年2月13日 (火)

NHKの教育番組

昨夜の続き。つか話的には全く繋がりなし。

実家で晩飯を食い終わりおもむろにテレビに目をやると小一の娘が食い入るようにNHK教育のアニメ番組を見ている。まぁそれ自体は取るに足らないものだったが、その後直球の(とおぼしき)教育番組が始まった。その名も、

 「諏訪友美先生のわり算」
 ※「その名も」と言っておきながらうろ覚え。

歳は25、6歳。教師歴2年の若くてかわいくてすっぴんで少しおっぱいの大きな・・・失敬、アンダーバストとトップバストの差がそこそこありそうな(より失敬!)友美先生が子供達にわり算を教える授業風景。最初はなんとなく「かわいい先生だなぁ」程度(つかやっぱソコ!?)に見ていたのだけど、途中から非常に面白い生徒達の視点と先生のレクチャーに思わず食い入るように見てしまった。

まず流れとして、小学5年生の彼らはまだ少数の計算は入り口。前回少数のかけ算はやったが、わり算に関しては全くのサラな状態だ。そこでまず先生が、

「96cmを□cmずつ切ったら、何本出来るでしょう」

という問いかけを出す。思わず僕は一人熱くなって、

「96cmずつ切ったら1本、48cmずつなら2本、32cmなら3本、24cmなら4本、16cmなら6本、、、1cmなら96本です」

なんて独り言を呟いてしまったのだが、生徒の答えは

「問題がよくないので答えはわかりません。どうですか?」(他の生徒に呼びかけ、みんなも「よいです」との返事が返ってくる)。

うーむ自分は頭でっかちなのか。先生もそれは予測していたようで、続けて二つの問題が出される。

「2cmずつ切ったら何本?3cmずつ切ったら何本?」

みんなは整数のわり算は既に習っているので、答えはよどみなく出された。そして次の問題。

「それでは2.4cmずつ切ったら何本?」

僕は高卒だけど小学生時代はかなりクラスでもキレる方だったので、たぶん即答で「40!」と答えてしまったと思う。理由は2よりも大きく3よりも小さい2.4だから。
※あくまで小学生の頃の自分を想定しています。今の僕じゃないですよ(^^;。

しかしここで事態は急変する。子供達の中で意見が三つに割れたのだ。

・一人は96÷24で4なので、「4」

・もう一人は96÷24で、2.4を10倍してしまったので、答えの4を10で割って「0.4」。

・そして最後は、「理由はわからないけど40な気がする」

と言う答え。算数はその「理由」が非常に大切だ。なぜ0.4になってしまったのか、4になるのか、40にするにはどうしたらいいのかが問われる。先生は理由の曖昧な40は一旦保留にしておいて、グループ分けされたクラスのみんなに「なぜ0.4になったのか」を聞いてみる。

面白いのは前述の「10倍したので10で割って戻した」というフレーズがとっても魅力的だったことだ。いかにもソレっぽい。意味もなく納得させる雰囲気がある。話し合いの中、当初「40」と答えていた子すらも自分の答案を消しゴムで消して「0.4」に書き直してしまった。

次に先生が持ってきたのは、実際に96cmの長さに切られた紙テープ。各グループに配り、実際に2.4cmずつ切ってみようということになった。多くの生徒は疑問もなく2.4cmずつ折りたたんでいくが、一人いきなり目を見開いて、

 「0.4って1本も出来ないってことじゃん!そんなわけない!」

と叫ぶ。非常に面白い展開だ(^^)。オレもそう思うぜ。次に各グループ別に答えが発表されていき、

「40本です」

「40本です」

「40本です」

「30本になりましたが、やり方を間違えただけなので40だと思います」

「40本です」

4つ目のグループの答えがとっても素敵!と思いつつ、次に先生が出したのは「ミリ単位のメモリが付いた96cmの紙テープ」。同じように切ろうとした刹那、先ほどの生徒がまたもある重大な事実に気付く。

「2.4cmは24mm・・・96cmは960mmだ。そうだ!960÷24にすればいいんじゃないか!?」

その時の温度差たるや見ているこちらまで熱くなるほど。友美先生の演出力にもほとほと感心させられる。

しかし、「じゃあなぜ最後の答え40を10倍しないのか」という疑問が拭いきれない子が出てきた。2.4を10倍、96も10倍にしたなら40だって当然10倍にしなきゃいけないんじゃないか。

なるほどいい着眼点だ。もはや見ている僕が正解をどうこう言うレベルではない。最も、そして唯一重要なのは、いかにして全ての生徒が理解し前に進むことが出来るのか、だ。

みんなで一緒に考え、出された答えは、

「96cm÷2.4cmも960mm÷24mmも単位は違うけどやっていることは同じこと。同じ式で出る答えは同じになるから、960mm÷24=40は、96cm÷2.4の答えにもなる」



授業の最後に生徒達全員がこの授業の感想を書く。「なぜ10倍にしなくていいのか」という疑問を投げかけた生徒の感想には、

「最初はわからなかったけど、最後にわかってとてもすっきりした。」

とあった。

算数だけじゃないと思うけど、勉強っていうのは「わからなくなった瞬間」から面白くなくなる。そして面白くなくなった瞬間からよりわからなくなっていってしまう。全ての生徒が大学院に進んで研究に従事するわけじゃないから、いつまでも理解できるまでがんばり続けるわけにはいかない。しかし、彼らの年齢とこれからを考えると、いま立ち止まるのはいくらなんでも早すぎる。重要なのは全員が理解して前に進むこと。さすが友美先生。伊達におっぱいが大きいわけじゃなかった!
※女性読者はいない前提でOK?

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» 先生だって一人の女 [お尻は自身ありますw]
生徒の中に、私のタイプの子を発見。将来が楽しみだわ。 [続きを読む]

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