世界樹の迷宮~その2~
大人になって子供の頃のようにクラスメートとの時間の共有が出来なくなると、勢いゲームにおいてもその進行具合だとかレアアイテム、強いポケモンというような話題で盛り上がることは少なくなる。お互いが仕事をしていれば当然のように自由時間は異なるだろうし、そもそもやっきになってプレイするようなモチベーションを得づらくなっていく。しかしそれとてタイミング次第なのだなぁということをこのタイトルで久しぶりに感じた。
僕が世界樹の迷宮を始めた最大の理由は、常連であるところのトムニャットさんがえらく褒め称えたからなのだが、開始早々自分の進行がトムニャットさんのそれを上回ってしまう。たかだか数レベルの序盤の話なのだけれど、それが実は何とも心地よい優越感を僕に与えてくれた。「先に進んでるんだな」。
お互いが仕事をし、お互いに自分の時間がある。別に毎日顔を合わせるでもなく、買った日すら違う。なのにその進度でわずかながら交差する些細な満足。
しかしそれとてちょっとしたことで距離が出てしまう。一旦は進んだものの、僕はまた別の娯楽を見つけて時間を費やし、ふと気づけばトムニャットさんはmixi上で僕よりもかなり進んでいることが発覚する。
「僕が13のままだったのに、もう17でボス敵と戦っているのか・・・」
この感覚、なんだか凄く懐かしい。
世界樹の迷宮は最近のRPGには珍しくレベルが非常に上がりづらい。ダンジョンRPGというこもあるが、画面にしてわずか5つか6つほどのマップの中で、時には瀕死になり、時には勝利を噛みしめる。『13と17』。他の多くのタイトルでは全く比較する意味のないほどのレベル差だが、こと世界樹の迷宮においてはその差が明確に指し示すものがある。
僕は負けている。
別に競い合ってプレイしているわけじゃない。負けたからってバカにされるわけじゃないし、勝ったからってそれは単に時間をそれだけ費やしただけのこと。そんなことは百も承知。なのにこの焦燥感はいったいどういうことだ!?
数日のインターバルを超えて、僕は今日の休日を世界樹の迷宮に傾注することに決めた。
朝起きた時点で僕のパーティのレベルは全員13。オオカミが出そうなエリアの手前まで進んだのはいつのことだったか。今日はそこから一歩歩みを進めた。
・・・
つか僕は負ける戦いが嫌いである。いや負けるのは嫌いじゃないかも知れない。嫌いなのは努力が無駄になることだ。稼いだ経験値が元に戻ってしまうのが耐えられないのだ。だから勢い歩みは牛歩戦術になる。
・・・
昔録った「ニルスのふしぎが旅」を掛けながら地味な作業を繰り返す。決して全滅はしたくないので、ゆっくりじっくり強くしていこうと誓う。つか誓ったはずなのだが、、、
奇しくもトムニャットさんが全滅したのと同じレベルで僕はボスオオカミの前にいた。
つかヤツはぶっちゃけオオカミじゃなかった。むしろトラ。つか露骨にホワイトタイガーな風体だ。やいやいと思いつつここは冷静に先人の知恵を活かすことにさせていただいた。このゲームでは攻撃を重ねていくことでゲージが溜まる「ブースト状態」というのがある。先人であらせられるところの富猫さんはこれを使わずにしくじったと辞世の句を残して逝かれた。後輩としては屍を乗り越えて進むところであろう。
あっさりブースト&討伐!ありがとうトムニャットさん、おめでとうオレ!
つかボスを倒すと何が嬉しいってそこから町へのワープポイントが生まれるんだね。経験値効率も飛躍的に向上して、現在僕のレベルは25(もうすぐ26)。でもまだB6F。土日で抜かれちゃうんでしょうか。つかレベルの追いかけっこ、意外と楽しいもんですね(^^)。
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コメント
もうすぐLV26ですと!この週末でも追いつき、追い越すのは難しいかもしれません(^^;。現時点で、LV22ですから。もちろん、B6Fであり、ワープポイントからあまり遠出もできませんし。
それにしても、完全にはノリきってはいらっしゃらないようですが、クリスさんもかなりこのゲームに時間を費やされているのを知って安心。手放しで誰にでもお勧めできるゲームではないけど、スルーは勿体ないと思いますから。
ああしかし来週はモンハンP2。買っちゃったら、世界樹の進度も止まるかも。いや、モンハンは先を知っているけど世界樹は未知。どないしょ・・・。
それにしても最近は据え置きの稼働率が急低下。XBOX360が勿体ない~(^^;。
投稿: トムニャット | 2007年2月17日 (土) 22時51分