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2007年2月25日 (日)

似合わない空気

今日はめずらしく土曜に仕事が休みだったので、子供たちと何処かへ絵でも見に行こうと思っていたのだけれど、昨夜になってかみさんが仕事なので午後から家を空けると言いだし、加えてその午後には長男のバスケの試合があるという。ワタシが連れてくつもりだったけど、アンタ頼むよ、という・・・。

長男は以前からここに書いてきているようにゲームは人数十倍やるが背は学年でも1、2を争うほどチビであるし、運動が得意か不得意かと問われたら「不得意より下」くらいの勢いのキャラである。ごくごく冷静かつ客観的に感想を言わせて貰うと、「出れなくて当然」という人なのである。試合などという晴れ舞台には。

しかしそこはそれ小学校の部活であるからしてそういった場面でALLベンチということはない。大体3学期から始めた程度のバスケだし、上級生もいるのだから、ぶっちゃけ出られなくても僕自身は構わないとも思うのだが、今はそう言うのはないんだろうね。

同じような体格の友達をもう一人乗せて一路会場となる小学校へ。僕はこの「試合」というのがてっきり練習試合とか交流試合とかその程度のものだと思っていたので、着いてみてその空気にビックリ。

 市内大会だったのである。

とは言っても全部で8校が1回ずつ当たるだけ。続きはまた今度、というヤツなのだけれど、それでも2面しかないコートで男子と女子合計8試合となればかなりの規模になる。男子は女子が終わってから交代という感じになるから、ちょうど僕らが行った時間が一番混雑していたのだけれど、それにしてもこの雰囲気、

 場違い・・・。

娘と二人体育館のステージ上からコートを見下ろす形での観戦なのだけれど、そりゃもうみんな「スポーツ選手&スポーツ選手の親&スポーツ選手の先生」なのである、僕ら以外は。学生時代のクラスマッチにクラス中の女の子たちの声援を体中にあびまくっていいかっこする色男たちというのはどこの中学、高校にもいるだろうが、まさにそれ。相手も小学生なんだけど、ユニフォームでバシッと固めてる連中も多く、試合どころか練習を見るまでもなく「負ける」ことがわかる感じ。シビアなことを言うようだが、運動会の玉入れのようなシュートをする人が過半数を占めるようなチームが、流れるようなシュート練習で9割以上ゴールするような優勝候補のチームに勝てるわけはないのである。

2試合続けてやるウチ、子供が出るのは後口。とりあえずは僕とは無関係な2チームの試合を見る。どちらもそこそこ上手く見えるが本音を言うと、小声で言うと、いや言うべきじゃないかもしれないと自己防衛本能が働きつつもついこぼしてしまうと、僕の隣の隣で応援してた女子の方が気になってた(核爆)<「核爆」なんて初めて使ったけどまさに今使わないでいつ使うんだという気がしたのであえて採用。
もちろん相手は小学生。ヤバイ!普通にカワイイ!つか肌の表面処理に全く時間を掛けてないにもかかわらずスーパーフィニッシュな感じがする。髪の毛のキューティクルがオレをダメな大人だとさげすんでくる感じがするっ!つかバスケやってる女の子だから身長もそんなに低くないんだよね。って言い訳?誰に?つか言い訳になってない?

・・・冗談にならない冗談はこの辺にして。

試合が始まるとそりゃもうなんつか「当時そうだった」ことを感じる空気。ゴールを入れたら拍手をし、入れられたら消沈する。罵声を浴びせられたり笑顔がこぼれたりするコートの上で僕のプライベートからは一番縁遠い世界が繰り広げられる。

見てるとどうも勝ってる方のチームは4番の子がほとんどの点を入れてるっぽい。確かに他の子と比べると一人だけスキル、体力、情熱が抜きんでている印象だ。思わずとなりの女の子に「4番の子キャプテン?」と聞いてしまう。いやいや何の下心もないですよ。いたって冷静かつ普通の疑問です。「はい」と短い返事。別にその子は普通です。かわいいのはそのとなりの子なので。あ、大丈夫ですよホントはそんなことちっとも思ってません。ただただブログを面白おかしくしようとして、あ、え、て!そういう話題を振ってるに過ぎませんから。いやいやホントですってば。誰に弁解してるんだオレは。

試合は結局彼の活躍もあってそっちのチームが圧勝。つか4番スゲェ頑張ってて上手いし光ってるんだけど、あの子がキャプテンでこのチームってことになるとなかなか大変っていうか悩みもあるだろうなぁとか思ったり。やっぱり仕方ないとは言え実力に差がある5人が集まっちゃうと誰かが足を引っ張ったり、誰か中心になってしまうのはよくあることなんだよね。特に未発達の小学生となればその差はより顕著なわけで・・・。

みんなと一緒に勝つためにはみんなが上手くならないとダメ。バスケはラグビーより個人のスキルが目立ちやすいとは言え、一人では点を入れた後、次の点を入れるのはほぼ無理だ。せめてもう一人は最低パスをくれる人間がいなければ。もっと言えばリバウンドしてくれる人間、速攻出来る人間、シュート力のある人間、長身でディフェンス力のある人間がいなければ、、、いつの間にかスラムダンクを中心にゲームを見てる自分に気づく。

「自分だけ上手くても優勝は出来ない」そんな空気が試合を終えたまたまとなりに座ってくれたそのキャプテンから伝わってくる。熱意があっても感情的になってはメンバーはついてこないし、そもそもハーフで体力を使い切ってしまって後半精彩を欠いてしまった自らに反省をする。そんな感じの空気。なかなかいい男である。つかマスクと身長は副キャプテンの子のが上で女子からの人気も取られてるかも知れないが、こういうキャプテンは正直大好きで、なんつか友達になりたい感じがした。孤独感というか、孤高感というか。いや、大丈夫ですよ。問題ありません。

しかし息子と戦うチームはそんなキャプテンの願う「みんなが強い」チームだったりする。5人の割り当てがしっかり出来ていて、かつそれぞれがきちんと仕事をこなせるだけの練習を積んでいる。ちょっとしたインターバルの練習時間でさえも、他のチームと比べてたぶん10倍くらいシュート練習をこなしていた。「上を狙えるチーム」。隣で見つめるキャプテンの視線が無言で羨んでいるようにも見えるけど、そういう気持ちに持って行くのもキャプテンの仕事なんだろうなぁなんて一人勝手に納得する。さすがに小学生にそれは酷かも知れないなぁと思いつつ・・・。

息子たちの試合が始まっても、正直ワンサイドゲームである。前半終わって32対0だったかな。試合が始まる前に「99対0で勝ったこともあるんだってさ」なんて話を聞いてなければ裸足で逃げ出したくなるような点差だ。

とにかくシュートの成功率が違いすぎる。チャンスでフリーになっても、それが入らないのでは話にならない。相手のディフェンスは「ディフェンスする必要がない」のだから、当然攻撃する側に集中する。そりゃシュートを3回も外していれば他のメンバーだって戻ってこられるさ。

結果後半にポロポロと点を入れ54対12くらいで決着。むしろがんばったというか、手を抜いてくれたのか!?とも思えるような結果だったけど、そこでもふと思った。「負けて得るもの」があるかどうかが強くなる上で重要なんだろうなぁって。

帰りの車の中で息子に、

「父ちゃんはキミが上手くなれるとは思ってない。背も低いし運動能力も並以下な上に練習量も少ない人間が勝てるわけはない。心構え、志が違いすぎる。悔しくて涙が出るほどでなければ、みんなより長く、みんなより集中して練習をし続けていっても今の体格では高校3年で1回試合に出られるかどうかだと思う。それでも、出られなくてもがんばれるかどうか、バスケを楽しんでいられるかどうかが強くなるために重要。」

最初反論を多少こぼしていたが、最後には納得した様子だった。僕は僕が出来ないことを子供にやらせようとは思わないし、環境を鑑みればモチベーションを得ることがどれほど大変なことなのかも想像に難くない。もっともっとバスケに集中しなければ強くはなれないのだ。

家に帰って彼が牛乳を飲む。それはそれで第一歩だが、その後モンハンを6時間ほどプレイ。やっぱ強くはなれないと思うけど、父ちゃん的にはその方が楽しいと思ったりもする。環境は重要なんだよな(^^;。
※ちなみにモンハン、僕と息子だけプレイしていると娘が凄く寂しい顔をするので、二人といるときは僕はプレイできません。これはまぁ仕方ないところですね。

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