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2007年2月 9日 (金)

ブレイブストーリー

宮部みゆきの想い出というのはほとんどない。金子修介監督が好きで見たクロスファイアが宮部原作だったかなぁといううろ覚えがあるくらいで、あんだけ話題にのぼったにも関わらず結局ノベルも読まなきゃ映画も行かなかった。っていうか映画に関して言えば興味がなかったわけじゃないんだけど、どうしても見た目的に「今風」のニオイがあまりに強くて、悪い意味でのジャパニメーションなんじゃないかと及び腰になってしまった感が強い。

キャストも正直見始めてすぐ芸能人を起用しているのがわかったし、
※終盤まで見るとほとんど抵抗がなくなりはしたけど、ベストチョイスだったかと言われれば首を縦には振りづらい感じ。
綺麗な絵ではありながらも綺麗すぎる印象、あまりイイ意味ではない綺麗という感じだった。



仕事が休みでPCの調子もすこぶる快調になり、娘が帰ってきたら一緒に観ようと準備していたのだが、開始直後の印象では正直言って「つまんなくなったらやめればいいし」くらいの勢いで見始めた。

序盤から離婚だなんだと小一の娘と一緒に観るにはちょっぴりキツいエピソードと、描写次第ではトラウマになりかねないフレーズがいくつか出てきて、「ああ思った通りの映画かなぁ」なんて気持ちになった。

しかし、リアルとファンタジーのスイッチが切り替わると同時に、物語もそして観ている僕たちの気持ちも、この世界の中にとけ込んでいく。違和感を感じていたセリフや映像もシンクロ率が上がっていって、ダイナミックな遠景やCGを嫌味にならない程度に上手く使った演出、元が長編だから部分部分に「はしょり感」があるのは否めないけど、僕的には十分「アドベンチャー」を見せてくれた。これは僕が子供の頃何度も観て深層心理に刷り込まれている「ホルスの冒険」や「空飛ぶゆうれい船」、「長靴をはいた猫」に通じる既視感。去年大満足をくれた「かいけつゾロリ」をより重厚に、そしてよりお金を掛けて仕上げた作品に思えてきた。

誰が観ても楽しめる娯楽作品という表現はとてもチープで、逆に誰が観てもそんなには楽しめないんじゃないかという気にさせてしまう謳い文句だが、少なくとも原作を知らず、誰が誰の声優をやっているかも知らない、予告も特報も何も情報のないままに観た僕にしてみれば、

 予想外によかった。いや、むしろ映画館で観たかった

という作品だった。いやホントにこういう映画を映画館で観るにはどうしたらいいんだろうってマジメに悩んでしまう。アイアンジャイアントにも言えたことだけど、自分にとって本当の意味で楽しめる映画は、やはり出来得れば映画館で観たいと思う。公開当時は全く興味をそそられず、今日も見始め時のテンションの低さはかなりのものだっただけに、見終えた後の清々しさ、気持ちよさにより悔しさも伴ってしまうんだよな。評価絶大の★★★★☆!!。<条件的に僕と同じ人向けの評価。少なくとも原作読んでたら評価は変わっちゃうと思うし。

ちなみに娘も面白かったって言っていたので、小学校低学年の子供を持つ親御さんが一緒に観るのもいいかもしれませんよ(^^)。

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コメント

ブレイブストーリーはまだ見ていなくてBD版を購入するか迷ってたんですが見事に後押しされちゃいました。
この連休で購入して視聴してみます。独りもんですが^^;

投稿: Negitoro | 2007年2月10日 (土) 00時26分

ちすNegitoroさん、どもです。

買ってまで見ちゃうのはどうだろ~な~(^^;

とか思ったりしちゃったりなんかしちゃったりして。いや悪い
作品どころか、

 娘なんて今日もう一回見直した

くらい評価が高いんですよ。いい作品には違いないのです
が、BDで買うほどかな~(^^;という気もしたりしなかったり。
オススメはするけどレンタルでいいんじゃないかな~とか
言ってみたりして。買っちゃう?やっぱ買っちゃうの?
それもアリかな~。

投稿: クリス | 2007年2月10日 (土) 00時38分

ども、コチラではお久しぶりです、BlueTasuですこんばんわ。

そうですか、ブレイブストーリーはクリスさんの的には評価絶大でしたか、まいったな。
私は映画館でコレを観たのですが、正直微妙だったんですよね。
一度ブログでも書きましたが (たぶん8月頃) 見せ場がない、主人公が何にもしていない、結末がわかってて (原作を見たから知っている、という意味ではないです) なんともいえなかった、などなど、まぁうまくまとめた感がする、それだけな映画、という印象でした。
やっぱはしょり感がきつかったですね。
冒険ファンタジーは、細かな下積みが好きなんで。
まぁ言える事は、

『ミツルくんが強かった』

くらいですかね(^^;
でも映像部分は確かに上手かったと思います。

投稿: BlueTasu | 2007年2月11日 (日) 00時41分

ちーすBlueTasuさん、コメントどもです。

ブレイブストーリー、以前BlueTasuさんとこで読んだ時はたぶんそんな感想だったんだろうなぁと思います。まぁかなりインターバルが空いてたんですっきりさっぱりわすれちゃっていましたが。

でも僕と違う感想を寄せて頂いたのはある意味よかったとも思いますね。僕は僕でウソを書いたつもりはありませんが、あまりに手放しになってしまった感があるかなぁとも思っていたので、フォローという意味でもとてもありがたい感想です(^^)。

感想が異なった引き金はいっぱいあるとは思います。僕が娘と観ていたこと、小説ファンタジーに免疫がないこと、はしょり感をテンポの良さと見る視点などなど。

でも最大のキーはアニメの原体験によるものだと思いました。東映マンガ祭りは僕らの世代なら誰しも何回か(メディアはテレビかも知れませんが)接点があったはずですが、それらの作品の多くがああいった「駆け足のお約束ストーリー」だったように思うんですよね。だから今僕がそれのフォロワーと感じさせるブレイブストーリーを観ても、ついつい入り込んでしまうという。そして娘もかなり大量にアニメを摂取してきた果て故の、

 経験が出ている

みたいな。今日帰ってきたらまた観てましたからね、娘。よっぽど気に入ったんだと思います。

でもどちらの感想もウソじゃないと思いますので(^^)、NegitoroさんはぜひBlueTasuさんの感想も踏まえて買うか借りるかの決断をして欲しいかなぁと思いますよ(^^;。

あ、あと主題歌に関しても僕が特に好意的だった
※有線などで非常に頻繁に耳にしていた
点もありますね。アクアタイムズだっけ?「千の夜をこえて」も好きです。

投稿: クリス | 2007年2月11日 (日) 02時27分

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