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2007年3月 2日 (金)

友人の来訪

以前ちょっとだけ書いたヨーヨーの友人WABEくんが今日時間があるから行ってもいいよ~というので動画を撮らせて貰うべくお呼びした。我が家にゲームを嗜まない友人が訪れるのは非常に珍しいこと。それでも自分の知らない話をして貰うのは凄く面白い。デジカメの動画ではあるが、三脚を設置して彼が来るのを待った。

ヨーヨーには現在大きく分けて5つか6つのプレイカテゴリーがあるのだという。それぞれを軽く説明したい。
※国や地域によっては結構違っていたりもするらしい。

1.片手

 正確には利き手にヨーヨーをはめ、もう一方の手はそのヨーヨーを操作するために糸を持ったり、あやとりのように絡めたりする。お手軽で場所を選ばず、世界的にも最もユーザーが多いルール。でも正直言って上手い人のプレイは何をやってるかよくわからない気もする。

2.両手

 主にループを中心としたトリックを両手にはめたヨーヨーで巧みに操るスタイル。全体的に動きが大きく、素人目に見るとこれが一番派手でかつヨーヨーのテクニックという印象があった。ちなみに現在の世界チャンピオンはなんと高校2年生なのに世界大会を5連覇してる強者。中1か小六ん時から世界チャンプだなんて、、、スゲェ日本人がいたもんだ。

3.両手その2

 2は主にループトリックを中心とした「片手のみで出来る片手ワザを両手でやる」カテゴリーだとするなら、3は1のように「両手を使う片手ワザを両手でやる」カテゴリー。当然難しいんだけど、逆にその分天上も低い感じで、1や2と比べてむしろ凄さは薄い。
4.ヒモとヨーヨーが離れるヤツ

 「オフストリングス=オフスト」と呼ばれる、ヒモがヨーヨーに結ばれていないスタイル。WABEくんはこれが得意。全体的にワザが大きく、見ていてわかりやすい派手さがあるので、僕は結構好き。今日もいっぱい見せて貰いました(^^)。ちなみにラスト失敗しちゃってるけど、結局MOVファイルを編集するやり方がみつかんなかったのでそのまま貼り付けちゃう今日やってもらったちょっとしたデモプレイは↓

「OFFSTYOYO.MP4」をダウンロード
※DivxじゃなくMP4コーデックですんでPSPでも見られるかも。つかPCの調子が悪くて他のコーデックが使えなかったんです。ゴメンよ。
※余計な声が入ってるので、ボリューム絞って下さると嬉しいかも。つか汚い我が家でスマン。つか失敗してもすぐ次のトリックに移っていく「クセ」が付いてるのがちょっと愉快だった(^^)。いちいち失敗にこだわっていてはダメだという前向きな姿勢の現れだと思いつつ、それじゃあ録画の切り時がねぇよと思ったり(^^;。

オフストは難度も高く、ヒモを生きたムチのようにヨーヨーに絡めるトリックがいくつかあるんだけど、素人目にはなんで結んでないのに戻ってくるのか未だに謎。今日はいくつかヨーヨーを実際触らせて貰ったんだけど、これだけはやる気になれなかったな。

5.片方に重り(カウンターウェイト)が結ばれたスタイル

 まるでシーソーや時計のように左右でバランスを取るような感じのプレイが特徴的なカウンターウェイト。スピード感はあまりない代わりにエレガントで見栄えのするトリックが多い感じ。オフストにも言えることだけど、「ヒモを指にはめない」という発想に驚かされるよね。

6.ヨーヨーを使っての寸劇?

 技術より演出重視のカテゴリーで、これがない地域も多いらしい。コスプレしたり二人で参加したりという見た目で楽しませることにウェイトが置かれていて、審査員のツボをいかに刺激するかという、ある意味ヨーヨーとは別の才能が問われる。実は僕はまだこれを見たことがないんだよね。

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遙か昔のラッセルヨーヨーの頃は、ヨーヨーはループさせるか、アラウンド(スリープした状態でグル~っと回転させるか)くらいしかトリックはなかったのだけれど(あとは犬の散歩とか東京タワーとかのあやとりプレイとか)、ハイパーヨーヨーの時代に軌道を変化させたりヒモの上に乗せたりという大きな進化を遂げ、次にカウンターウェイトやオフストリングスが生まれたかと思えば、今はまた片手が一番の花形に戻ってるという。

基本的に一人で狭い場所で電源もいらない、準備もいらない、必要なのはポケットに入るほどのヨーヨーだけというシンプル娯楽だから、プレイヤーはホントに対象が広いと思う。今日はいろいろ見せて貰ったし、教えて貰ったサイトから世界一の人のプレイとかも見たりしたから、正直さすがに自分じゃ無理だよなぁとも思うんだけど、その一方で小さいときからがんばって練習したからこそみんなこれだけ出来るようになったんだなっていう感慨もあったりする。

今でこそ高級ヨーヨーとして1万円を超えるようなものもあるけど、もともとは数百円程度で買える、日本で言えばケン玉とかおはじきのようなおもちゃだったに違いない。時とともに可能性を感じたいろんな才能がヨーヨーそのものを開発したり、トリックを進化させてきたからこそ今のこの凄い状況がある。その最大の引き金は、やっぱり「やって楽しく、見ても楽しい」ってことだと思った。

ほんのちょっとのヨーヨーの締め具合で全然戻りが違ったりとか、プラスチック一枚分の重さを気にしたりとかっていうチューニングにナーバスになったり、ちょっとしたトリックをやる度にヒモを新品のものに替えたりする。
※新品でやるようにチューニングしてあるからなんだとか。つか今日来て貰ってやっただけで10本以上使ってたし。つか数百~1000本単位で買ったり(賞品として)貰ったりするってのも驚かされるけど。
WABEくんは個人で旋盤加工する機械をヨーヨーの為に買ったりしていて、世界チャンプになるような子のチューニングもしてたりするんだとか。

つかヨーヨーに限らずだと思うけど、世界を相手にするってのはスゲェことだなぁって思った。あと、プレイヤーが少ないから、こうして僕みたいな素人でも相手にしてくれるんだろうなぁとかも思った。きっと何年かすればまたブームが起きるんだろうけど、その頃にはまたとんでもなくスゲェトリックやスタイルが生まれてるんだろうね。

最後にこの動画も見て貰おうかな。ある意味一番感動したと言っても過言ではないもの↓。

「LASTYOYO.MP4」をダウンロード
これはなんと子供用の雑誌付録のギロロヨーヨーなのだ(最後切れちゃってるけど(^^;)。ヨーヨーとは直接結んであって全くスリープしない。スゲェやりづらくて普通に僕らが上下させるだけでも結構大変なくらいなんだけど、それでもなんとか魅せる形に持っていくあたり、さすがだなぁって思ったよ。WABEくんおつかれさん。ありがとね。

Lastyoyop

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