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2007年5月 4日 (金)

デスノート

※実はこれ、昨日書いた物。つか今日は後に「本命」が控えてるんだけど、アップするタイミングを逸し過ぎるのもアレなので、とりあえず上げるだけ上げておく感じ。つかまぁお題がお題だけど。

何を今更という声が銀河中から聞こえてきそうな気もするが、しょうがない普通に連載していたときは興味がなく、映画公開時も興味がなく、テレビでやっていたときも興味がなく、それでもなおほったらかしにしていたのに、取引先のバイヤーが執拗に勧めてくるもんだから、「DVD貸してくれるなら見るかも・・・」とまで高飛車な態度。結局貸してくれてからも結構日が経ってたんだけど、晴れて昨日拝見することとなった。つかゴールデンウィークはパートさんが休みたいってんで自分7連出勤。次の休みは遠いが仕方ない。

今更感が強すぎてデスノートの説明そのもははしょる。っていうかもしかして僕のように見ていない人、読んでいない人もいるかも知れないから、その面でも内容には触れるべきではあるまい。じゃあここで何を書くのかということになるが、それはもう抽象的な感想に尽きる。要は誰にお勧め出来るのか、どんな作品なのかということだ。

ちなみに今回は劇場実写版デスノートの感想だが、ぶっちゃけまぁまぁ面白かった。評価にすれば★★★☆(7/10)くらいは面白かったので、先回のトゥモローワールドよりはクリス的評価が高いと言うことになる。僕に勧めてくれた人は満点のごとき勢いだったが、まぁこの辺りは個人差の範疇だろうか。

で、コレがどんな人にお勧め出来るかと言えば、それはもう浦沢直樹の

 「モンスター」や「20世紀少年」が好きな人

というのが僕的に一番しっくりくる。「駆け引きと思惑」が交錯する展開。シリアスでスケールの大きな物語。ディティールの描き方や原作の画力レベル的にも近しいものがあると思うし、現実問題全て読んだ人が「どっちかを極端に否定する」ということはないと思う。しかし、これはあくまでマンガ的なアプローチ。実写映画としてどうかということになると、正直僕のつたない経験では

 同じ金子修介監督作品であるところの「クロスファイア」に似てる

くらいのコメントしか残せない。SFXを使ったクリーチャーこそ違うが、炎のエフェクトや舞台の変遷など共通点は多い気がする。大量殺人を扱っている点も共通するし、超能力と言う面からも似ていると言えると思う。

 でもデスノートの方がはるかに面白い。

それはやはり綿密に構築され考えに考え抜かれた「判断の妙」としか言いようがない。この局面で自分ならどうするか、どうすることが一番ナチュラルなのか、常にメインとなる二人ともの視点で視聴者も同じような決断を迫られているような緊張が走る。そしてそれが(あくまで僕レベルでは、だけど)とても正解に近い答えで進んでいく。サスペンスや推理モノが好きな人でもその点は十分楽しめるだろう。

それからこの映画が上手いなぁと思うのは、やはり適度に媚びを売っている点だ。露骨ではないがちょっぴり色気のある(妄想を喚起する?)シーンやセリフが散見されるし、中年オヤジの描き方がとっても素敵で、そちら方面の奥様方にもきっちりアピール。主人公の藤原竜也は決してジャニーズとはいかないが十分魅力的に描き出されているし、飽きさせない工夫が随所に見られる。この辺りは「金子節」と言ってもいい上手さだろうと思う。
※個人的には後編で彼女役になる戸田恵梨香に萌え。もうすぐ37歳になろうという妻子持ちが芸能人に萌えるのもどうかと思うけど、こういう感覚って掘り下げていくとちょっと面白そうな気もする。なんて言うか「生理的にソソられる言葉や表情」みたいな。たぶん今に始まった感性じゃなくずっと昔、たぶん小学生の頃から生き続けてるツボみたいな・・・。まぁ機会があれば書こうかな。

各役者のキャラ作りもとても面白い。L/竜崎役や妹さゆ役、親父総一郎役のシンクロ度合いは言うまでもないことだけど、特に面白いのはやはり主人公ライト。マンガでは面長の二枚目なのに、藤原竜也はイメージとは明確なズレがある。「知的な面長の二枚目」という条件の中で「知的な」の部分をクリア出来る俳優がいなかったためとも受け取れるが、僕的には「原作との微妙なズレ」をそのまま「主人公のイメージのズレ」として顕している気がした。マンガの方はまだ少ししか読んでないが、少なくとも全く原作通りではない様子それが、
※ちょっとLっぽく書いてみた(^^;
藤原竜也を起用した理由なんじゃないか、と。そしてそれはプラスに働いていると。

まぁ何にしても見てない人のが見てる人よりもきっと少ないだろう作品だから、ここで誰が訴求されて見る、もしくは読むことになるのかは全くわからないんだけど、原作を読んでない自分にしてみれば、少なくとも「見て損した」という作品でなかったことだけは確かかな。原作の熱狂的なファンからすると違うのかも知れないけどさ。

※最後に僕の萌えたセリフを貼り付けておく。つかまぁ普通だし、まだ見てない人は聞かない方がいいと思う。当然ネタバレなので。

「misamisa1.mp3」をダウンロード

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