お小遣いの使い道
独身時代は正直手取りが11万程度だったんだけど、家賃が駐車場込みで9000円くらいだったし、家にお金を入れてなかったので、食費光熱費を抜いても結構自由になるお金があった。別にお酒もタバコも賭け事もせず、女の子にも全くモテないし車にもお金も使わなかったので、
お小遣い=趣味のお金
という図式が成り立っていた。毎月好きなだけマンガと雑誌を買い、ゲームを買い、ゲーセンに行く。正直貯まっていくものはなかったけど、まぁ楽しく生きてた。
正直今の暮らしはその時からすればかなり使えるお金は少なくなってはいるものの、マンガ、ゲーセンに使っていたコストがほとんどなくなり、ゲームもかなり買わなくなった。強いて言えば雑誌をファミ通と週アスを買うくらいで月2、3000円てところ。お菓子やジュースもほとんど買わない。プラモ、レゴ、ポケモンカードなどにも使わなくなったし、最近はイベントに行ったりもしない。
するとどうなるかというと、やっぱりお金は貯まる。使うときはどんどん出て行くが、「これしか使わない」と決めて掛かるとホントにお金は貯まっていく。例えばPSP用に4GBのメモステが欲しいと思っても、じっと堪えて我慢すれば別に1ヶ月や2ヶ月買わなくても生きていける。そうすると当然のように値段は下がってくる。
パソコンだけはそうはいかないので、「破壊→即購入」というアクションになるが、我が家は家族全員が使うので
※特に娘が録り溜めたケロロを見る時間が長かったり。
意識的には自分一人のために使っているお金はそれほど多くない。
基本的にケチというか無駄遣いはしたくないタチなので、割と衝動買いはしない方だったが、最近は特に何に使うにしても「費用対効果」を考えるようになった。具体的にはファミ通は15分くらいだが週アスは40分くらい楽しめるとか、ブログのネタになる、前後(例えばゲームならプレイ時間外にそのゲームのことを考える時間)も楽しめるとか。
だから最近「もったいない遣い方をした」と思ったことはほっとんどなかったりする。例え封を開けてないアイドルマスターも、そのことを考えるだけでかなりの時間楽しんでいるし、雑誌で褒められてたりして欲しくなっても、「もう持ってる」というスキルが発動してニヤリと出来る。ゲームでは稀有な例だが「所有する娯楽」だ。
だったらその着眼からHDDやメモステ、もっと言えばカーステだって買ったって良さそうなもんだ。別に僕は貯金の額が増えていくことでニヤリとするような性格ではないし、実際買うことで得られる「楽しい時間」はかなりコストパフォーマンスが高いと予測できる。
でも
ちょっと待てと思ってしまう自分もいる。かなりヘビーユーズしているPSPがもし壊れた時のためにもう一台確保しておくべきではないのか、来るべきPS3購入のXデーの下準備はそう簡単には出来ないんじゃないか。
大体今自分がそれほど欲しい物ってあるのか?
確かにレゴは買って置いておくだけでかなり楽しませて貰える。大きなテクニックの箱はそれだけで魅力的だし、娯楽として成立する。しかし、今どうしても欲しいセットは、正直ない。
ゲームも、ある意味子供達にお袋がこどもの日だからとくれたお小遣いで買うソフトは僕が決めることが出来たのだから、何もペーマリとやわらか塾を買う必要はなかった。もっとやりたいソフトがあればそれを買ってしまってもよかったのだが、ぶっちゃけそれすら無かったのが本音なのだ。
つか何をウダウダ書いているかというと、
「何か新しい趣味が欲しいかも」
ということなのだよコナンくん。月2万くらい使って100時間くらい没頭出来るようなお金の使い道が欲しいのだ。映画でも見まくる?マンガ買いまくる?クリアしてないゲームやりまくる?
何か排他的で非生産的な生活サイクル。これではイカン。早く老けてしまう気がする。つか未だに冬配置のPC部屋の掃除でもするかな~。あ、
ステレオ欲しいかも!
いや、それより先にカーステだろ。未だにカセットなんだから。
いっそのこともう一台PC買うか!
いやいやそれはいくら何でもやりすぎだろ。その前にHDDを増設しようや。
DSもう一台買うか!
確かに長男のDSが調子が悪くなりつつあるけど、別にそれほど使ってないし。
意味もなくキーボード買う?
案外いいかも。メチャ毎日使いまくるインターフェイスであり、今のマイクロソフトのは今ひとつ打ち心地がよろしくない。1万以上するやつ買っても案外報われるかも。そうかも。なんかそんな気になってきた。費用対効果もすこぶる高いし、別段他にパソコンを強化・・・
ハイレゾキャプチャボードが欲しいか!!!
これは確かにあってもいい。D端子をそのままキャプれる環境は超魅力的。でも高いんだよなぁ。つか品薄らしいし・・・。ああでもこれはかなり欲しくなってきたゾ。オラワクワクしてきたゾ。ちょっと調べてみようそうしようそうしよう。
っと思ったけどよく考えたら別にWiiも360もほとんどやってない自分にはハイレゾキャプチャなんぞ無用の長物であったことに即気付く。気付きまくる。やっぱり今の僕には過ぎた女だ。
のらりくらりと書いてきたネタだったが、実は途中であるものを買った。
SANDISK メモリースティックプロデュオ 4GB
今ヤフオクに出品されているものの半数以上が中国から送るブツで落札価格は7000円+送料300円前後。特に安い場合5000円台中盤のものもあるけど、まぁそんなもん。でもそういう人のフィードバックはおしなべてマイナスが多く正直ちょっと及び腰。中には国産と偽って中国製とかあるようでそういうのもちょっと怖い。
安心と信頼を寄せられるところのものだと、大体12000円前後。特にメディアに関して定評のある風見鶏の価格もほぼその程度だったので、正規ルートでは「それが普通に底値」と言うことなんでしょう。ただ、風見鶏では他に「ウルトラII」という転送速度の速いものも出品されており、送料込み12800円程度。こちらはこちらでそそられる反面、別段自分がヘビーユーザーではないかとも自問自答。結局買ったのは、
国内発送送料込み6800円(+ぱるるネット送金110円)
のもの。まぁまだ来てないから何とも言えないんだけど、そんなもんかな、と。ちなみに自分が過去買ったメディアは512M(SONYプロデュオ)を7000円くらいと2G(SONYプロデュオハイスピード)を8500円くらいの二つ。今回4G(SANプロデュオ)が7000円くらいというのはまぁ順当に値下がりしてきてることを感じさせるけど、次買う頃には案外次世代PSPが出ていたりするかも知れないな。
※「1G当たり」の単価で言うと14000円→4250円→1750円だもんね。冷静に考えると凄い値下がりだよ。
ちょっと楽しくなったのでそのまま続けてみる。
ざっくり3年で10分の1になったとすると、10年で1000分の1になる計算?まぁ実際は10年前1997年頃のメディアはたぶんデジカメのスマートメディア32メガのものを5000円くらいで買ったような記憶がないではないから、それだと1ギガあたり156250円でせいぜい90倍ってところだから、加速の度合いやニーズによる市場の増大の追い風が最近かなり強かったって事がわかる。
HDDの容量やCPUの速度でもその進化は一言で語り尽くせないレベルだけど、こうしたメディアの1ギガ単価は今後もどんどん下がっていくのは間違いないところ。10年もすればきっとブルーレイかHD-DVDも100円以下(1GB5円)でメディアが買えるようになってるだろうから、「1GB10円」というカードメディアも出ていて不思議じゃない。1テラバイトのマイクロSD。簡単に言うけど、実際フロッピーにして100万枚分。容積はたぶん200倍以上(適当)だからそれ考慮して2億倍の記憶容量効率。いや別にまだ1テラのマイクロSDは出てませんけどね。
こういう話が僕は大好きなのだけど、それはもうとどのつまり「実現する」未来だからなんだよね。どんどん実現しちゃう。空飛ぶ車や惑星旅行はなかなか実現しないけど、昔のスーパーコンピュータが今のガラクタPC以下のスペックだったりするのはホントの話。そう考えると今PC関連の物を買うのはかなり効率がいい消費ってことになるかなぁと思う一方で気付けばそれもすぐ過去の物になっていくワナ。
「今どきコア2デュオPC!お客様物持ちが良すぎですよ!正直博物館でしか見たことがありませんでしたからねぇ」
これって何年くらい後の話かわからないけど、たぶん僕らが生きている間のことだと思うな。
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