AVIを切ったり貼ったり
きむきむさんのアドバイスにより、かねてからの懸案であった動画ファイルの編集が一歩前進しました。つかまぁその道のプロへっショナルな方から見たら、僕がいまやってることなんざ、
「まだまだだな、フッ」
と思われることとは思います。思いますがまぁ例えばPCが不調を訴え、図らずも再インストールを余儀なくされる未来が訪れてしまったとき、「アレってどうやるんだっけな」と路頭に迷う自分の姿を暗く灯りのともらないCRTの中に見つける日も来るでしょう。そんな時のための虎の巻です。まぁ中には参考になる人もいるかも知れないし、もっとスマートかつ効率的なやり方をご提案下さる方もいるかも知れないので、とりあえず書くだけ書いとこうというところですけどね。
●AVIファイルの結合
用意するソフトは↓
これです。unite.movieというソフトですが、作者様が自由に配布してもいいよ、ということなのでそのものを貼り付けさせて頂きました。
※ホントはこれを起動するのに必要になるファイルがいくつかあるのですが、ついでに全部入れてアーカイブしてしまいました。まずかったら削除します・・・。
解凍するとunite_movieというフォルダが出てきて、その中にはいくつものファイルが入っていますが、ぶっちゃけ使うのはunitemovie.exe(切り出す時はcutmovie.exe)です。ダブルクリックして起動しましょう。つか我が家だとシングルクリックで起動設定になってるのでダブルクリックはしませんが。
軽いファイルなのでスグ起動してくれます。よく言えばシンプルな、悪く言えばあまりに情報量が少なくてちょっぴり不安になるウィンドウが立ち上がりますが、やろうとしてること自体シンプルなのでこれで必要十分です。
全く同じ設定で圧縮したファイルを複数ドラッグアンドドロップして保存先を入れ、結合ボタンを押すだけ。
なんて簡単!なんてシンプル。ファイルサイズにも寄るとは思いますが、再エンコするわけじゃないのでそんなに時間は掛かりません。これでできあがりです。
ちなみに僕が試した具体的な流れは、、、
1.君が主で執事が俺でをウインドウで起動する。
2.カハマルカの瞳を起動し、更新を押して君あるを選択後、設定→FULLにしてOKし、フレームレートを10fps等倍に設定。
3.録画したい場面までゲームを進めた後、カハマルカのRECボタンをクリック。プレイ再開→録画中
4.録画の終了は右下のアイコンからカハマルカを選択→停止。同時に処理が始まります。
5.処理が終了すると2ギガ単位でごろりとデカイaviファイルができあがる。君あるのデフォルトウインドウサイズだと大体1分30秒ほどで2ギガ近くになるので、かなりの大きさだ。
6.もっと効率のいいコーデックで圧縮してる人もいるとは思うけど、僕はDr.Divxを使う。まぁ使い慣れているというだけの話だけど、とりあえずフリーなので右も左もわからないような人なら、使ってみてもいいとは思う。
7.圧縮はフレームレート1500kbps。別にこれは単に僕の好みなので、大きければ大きい分それなりに綺麗になる。先ほどのファイルを全て同じ設定でエンコードする。こればっかりは相応の時間が掛かるが、まぁ仕方ない。
8.そしていよいよunitemovieを起動し、先ほど出来たファイル達を順番にウインドウ内にドラッグアンドドロップ。
9.結合を押してしばらく待てば完成。イッコ注意としては、「完了」と表示されても、HDDが回ってる最中はとりあえず待っておいた方がいいかも。以前他のソフトでやったとき実際にはまだファイルができあがってなかったことがあったので。
当たり前なのだろうけど、できあがったファイルはしっかりとつなぎ目無く結合されている。正直結構うれしいもんです(^^。
●AVIファイルから切り出し
これはあくまで「切り出し」で、「削除」や「分割」ではないのでちょっとだけ注意。先ほどunitemovieに入っていた「cutmovie.exe」と、他にもいくつかソフトを使う。これもより簡単にTMPGエンコーダーを使って出来る人もいるとは思うけど、自分にはどうも無理なので、まぁ僕と同じような状況にある方は参考にしてみて下さい。
1.AVI以外も対応しているファイル形式なら大丈夫だが、動画やフレームを見ながら編集出来るわけではないので、
※その分軽いし早いけど
まずは普通のプレイヤーで切り出したい箇所のスタートとエンドをチェックする。今回グレンラガンの切り出しをしたときは、19分00秒00から20分30秒00の1分30秒間で試みた。
2.cutmovie.exeを起動し、先ほどの動画を読み込む。そのまま下の開始終了時間に入力し、出力するだけ。注意としては「切り出したい時間の最初と最後」を入力するということ。入力した時間内が削除されるわけではないです。
3.出力して終わりかと思ったらさにあらず。実は(理由はわからないけど)このファイルには音がない。なので、そのまま続けて「超驚録」を起動し、ソースファイルのその部分だけwavファイルで出力&保存する。mp3じゃなくてwavで保存しないとダメなので注意。超驚録は残念ながらシェアウェアになってしまいましたが、非常に使えるツールなのでこの機会にレジストするのも良いかも知れません。
※超驚録オフィシャルサイト↓
http://www.technocraft.co.jp/av/
4.続けて取り出しましたるは「AVI creator」↓のVectorからダウンロード可能な
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se329631.html
フリーの動画と音声の結合ツールです。つかこの使い方も非常に簡単で、起動後動画ファイルと先ほどのwavファイルを読み込んで結合するだけ。
5.実はまだ完成ではありません。この状態でバシッと決まっていれば問題はありませんが、もしもの為に↓
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se259148.html
AVIADJST
も用意しておきましょう。こちらのツールは音声と映像のズレを修正するソフトです。特に音と絵の長さが違う場合やキャプチャ時のウェイト関係でズレが生じてしまった時などにADJSTすると「良くなることがあります」。まぁ今回使わなくてもフリーウェアですし、一応念のため、というところでしょうか。
こうして無事動画が切り出されました。つかまぁ普通の人はこんな手間を掛けてまでやることはないでしょうけど、「出来ることと出来ないこと」の間には大きな溝があるという考え方もあります。まぁ僕みたいに
美味しいところだけ何度も見たい
タイプの人間にはアリかも知れません、ということで(^^)。
※今回結合した「君ある」動画は後日、切り出したグレンラガン動画は今晩アップ予定です。まぁ「それが何か?」と言われてしまえばそれまでのことなんですが、もしよかったら覗いて見てくださいませ。
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コメント
解答→解凍
投稿: きむきむ | 2007年6月13日 (水) 18時51分
失敬。訂正しておきました。
投稿: クリス | 2007年6月13日 (水) 21時45分
とりあえず一言なのですが、超驚録は私も愛用していたのですがシェアウェアになってしまったのが非常に残念。
これに代わるものを探さないといけないのですが……素直にライセンス購入したほうがいいのかねぇ。
何かオススメあればよろしく、というところです。
つか、1分30秒の録画で2ギガ、という単語を見た瞬間凍った。
そういえば、昔使ってたPCはHDD3.8ギガくらいしかなかったよなぁ……。
恐ろしい世の中になったもんだ。
100メガショック!? というネオジオのキャッチコピーを思い出したよ。
……全く関係ないけどさ。すいません、そんだけです。
投稿: BlueTasu | 2007年6月14日 (木) 03時31分
ちすBlue_Tasuさん、トラスティベルは買われましたか?
自分かなり悩んだ末スルーしてしまって恐縮です(汗。
面白かったら教えてくださいませ。
超驚録は結局古いPCに残骸が残っていたので、それをそのまま使ってたりします(^^;。もしそれが見つからなかったらたぶんレジストしていたでしょうね。他にめぼしいソフトがなかったってこともありますが、それ以上に使い勝手がいいですもんね。
サイズうんぬんはまぁ時代背景ですよ(^^)。自分は友達が40メガや100メガのHDDを使っていた頃からPCユーザーだったので、「1ギガのHDD搭載」というNEXTってPCが発表になったとき、凄く感慨深かった記憶があります。3.8ギガなんてフロッピーにしたら4000枚分ですからね。ホント時代だと思います。
ちなみに週間アスキーに載ってた今後の展望によると、2015年頃にはHDDの容量が50テラくらいになるそうです。
※ちとうろ覚え。
その頃にはきっと「1秒で1ギガ」なんて画質も存在しちゃうのかも知れませんよ(^^)。
※つか1分30秒で2ギガ、10FPSだから、60FPSで解像度が4倍になればおおよそ2秒で1ギガくらいなんですよね。そう考えると「1秒1ギガ」の時代は正直あと3年くらいで来てもおかしくないような気すらしますね。
投稿: クリス | 2007年6月15日 (金) 01時55分