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2007年6月28日 (木)

とまどいを隠せない

今回はPC版PSOの話です。

ファンタシースターオンライン(PSO)はアクションRPGです。敵を倒しながら経験値を稼ぎ、どんどん先に進んでラスボスを倒し、難度を上げ、より強い敵を倒し、より多くの経験値を得ながら、低確率で敵が落とす、より強い武具を求めてひたすらに戦い続けるRPGです。

オンラインマルチプレイに対応してはいるものの、モンハンのように敵を倒したときに得られるアイテムが複数ではなく、FFのように経験値への配慮も(まだ過渡期であったため)さほど煮詰められてない為、僕の手ざわり的にはソロ=一人用でのプレイがメインとなるゲーム性。クエストによってはマルチプレイ専用のものもありますが、基本ソロでは手に入らないアイテムというものはなく、より効率よく洗練された殲滅を志向することでプレイの密度を上げ、レアアイテムを集めるというのが基本スタイルになります。ディアブロ2やいわゆるオフRPGに見られるようなスキルという概念がない為、勢いプレイは作業色が強くなりますが、一方で気楽でダラダラとしたユルい空気で遊びたい時にはまさにピッタリの一本と言えるでしょう。

さて、そんなPSOですが、僕の中の良いゲームの指標である「いくつもの目標」が大小取り混ぜてたくさん配されています。始めた当初だと、

・ステータスアップアイテムであるユニットを出来るだけたくさん装着できる鎧が早く手に入らないかなぁ

という目標。ショップで売ってることもあるし、フィールドの宝箱から出ることもありますが、最大4つのスロットが空いた最弱の防具はそれより10ランクくらい上のスロットなし防具以上の価値があったりします。セカンドキャラの育成にも欠かせません。他にも、

・少しでも早くマグ(ペットのようなもので3分間に1回エサをやることでレベルアップしていき、マグのステータスがそのまま自キャラのステータスアップに繋がる)を育てたい。

とか、

・高属性付の銃が欲しい。
※エピソードIにおいては各エリアごとに敵の属性が決まっている。わかりやすく言えば森には自然攻撃に弱い敵しかいなく、坑道には機械攻撃に弱い敵しかいないような「属性」がある。属性付武器というのはそれぞれに「+25%」などの付加効果の付いた物を指す。銃=ハンドガンは戦士や魔法使いでも必要ステータスを満たしていれば装備することが出来、比較的飛び道具を持つ敵が少ないPSOにおいて非常に有効な攻撃手段になっている。

などを目指しつつレベルを上げ、森、洞窟、坑道、遺跡へと進んでいく。当然各所にはボスがいて、時には「最低限必要なHP」という壁として機能することもあるが、まぁマグを育てたりよりよい鎧や銃、剣を探しながら戦闘を繰り返すことに違いはない。

そして、

順調に遺跡をクリアし(PC版の場合はレベルが20になり)、ハードモードでのプレイが可能になると、世界は一段階高みに上る。これまでほとんど出なかった赤い箱、「レアアイテム」が出始める。
※ノーマルでも赤箱は出るが、中身はさほど期待に添うものではない。
そのレアアイテムこそがPSOの魅力の9割以上を占めていると言っても過言ではない。

それまでの武器は名前が違っていても見た目は色違いなだけ、攻撃力的にもさして飛び抜けた強さはない。しかし赤箱から出土する武具はそれらとは一線を画する性能を発揮し、固有の見た目が物欲をそそるものも多い。
※その分装備するための必要ステータスも高かったりするのだが。
より強い敵をより速く倒すことがより多くの経験値を得ることにもなるから、より強い武器というのは「非常に魅力的」だ。その非常に魅力的な武器にも対自然生物や対機械兵器に対する属性が付加されていることもあるわけで、「高属性レア武器」の発見がどれほど嬉しいものなのかは想像に難くないだろう。

ここまでが中間目標というところ。キャラを育てる課程で徐々にレア武器やレア防具を手に入れ、強さを身にまとっていく感覚は素直に楽しい。しかし、それだけではままならない状況が徐々にではあるが現れる。

 敵の強さがハンパなく上がる。

例えばその移動速度や攻撃モーションと言った基本性能から、これまでただの移動不可だった攻撃が完全に攻撃も封じる攻撃に、毒だった弾が即死弾に、凍り付かせる確率が20%くらいだったのが70%くらいに上がったりしてくる。こうなってくると、正直最初から順序良く愛情を込めて育ててきたキャラ一人では、そのハードルを越えるのがとってもキツくなってくるのだ。

・・・

PSOには「セクションID(ID)」と呼ばれる、各キャラクターの名前を元に設定される固有のカラーがある。そして敵から得られるアイテムはこのIDごとに定められているのだ。あるIDでは強いハンドガンを落とすかもしれない敵が、もう一つのIDでは剣を落とすかも知れない。あるIDでしか手に入らないアイテムもあれば、IDによってはとても高確率で敵が落とすというケースもある。

 その為にもう一人、もう二人とキャラを作ることになる。

「ゴッド/HP」というスロットに挿すユニットは一つでMAXHPを80上げる効果がある。4つ挿せばそれだけでHPは320も上昇するが、そのユニットが手に入る可能性があるIDは限られている。特にMAXHPの低い魔法使いには必須とも言えるユニットだが、一方でそのIDは通常の魔法使い用武器があまり出ないIDだったりした場合、

 ファーストキャラのゴッド/HPの為だけにがんばってセカンドをファースト以上までレベルアップさせる

ことも出てくる。本末転倒と思われるかも知れないが、さにあらず。ファーストもまたそのセカンドの為に幾日も掛けてマグを育成し、使える武器をストックしていくのだ。セカンドはファーストより遙かに短い時間でレベルを上げることが出来る。この加速感もまたPSOが面白い大きな理由の一つなのだが、要するにこうした連携なくしては最終難度「アルティメット」のラスボスを倒すことはハンパなく厳しいものなのだ。
※単純にアイテム移動なしでクリアしようとすれば数十倍の負担が掛かると言っても過言ではない。

HP以外にも、凍らせてくる敵のために、瞬間的に自動解凍してくれる「キュア/フリーズ」のユニットを手に入れる。高い必要攻撃ステータスを要求する武器を装備するために「ゴッド/パワー」を手に入れる。「ゴッド/バトル」はIDレッドリアでしか手に入らないが、攻撃モーションを短くする絶大なメリットは入手が不可欠と言ってもいい。それぞれノーマルをクリアし、ハードをクリアし、早ければベリーハードの途中で、遅ければアルティメットの終盤で手に入るアイテムもある。

これはもちろん武器にも言える。命中すれば100%の確率で敵を凍結させる武器や、敵からMPを吸い取る武器、高確率で敵を即死させる武器もある。もちろん強く珍しい武器の入手は困難を極めるが、それだけに手に入れた時の喜びは他に比肩するものがないとさえ言える。シンプルな内容のPSOが長時間に渡って愛されているのは、この発見の喜びの為だと言ってもいいだろう。

さて、

そんなレアアイテムだが、昨夜ゼルダをひとしきりプレイし、ちょっとだけ、、、というつもりで始めたエピソード4。
※エピソードは開始時に1、2、4から選ぶことが出来る。ちなみに3はカードゲームのため別扱い。

ハードでの戦いは非常にシビアで、経験値の効率は決して良いとは言えなかったが、新鮮な敵と見慣れぬ景色、マップ構造はとても心地よく僕を誘ってくれた。アルゴリズムは1の森に出てくる敵と類似しつつも、モーションが速いとか飛び道具が効かないとか、むしろちょっとした違いの方が気に掛かる感じで、別にセコいとかタルいという感覚はなかった。大きめのエリアには敵が何匹も何匹も現れ、全滅後に開かれた扉の先にはたくさんのアイテムボックスが並んでいた。

 「こりゃいいわい」

僕は気持ちよくヴァリスタ(ハンドガン系のレア武器)のトリガーを引く。すると20個ほど並んだ箱の中の3つ目の箱から赤いアイテムが現れた。

 「およ?」

エピソード4でももちろんレアアイテムは出るが、実際ネットで明らかになっているそれらは、敵やより高難度、ベリーハードやアルティメットからのものが多い。きっと宝箱からは大したアイテムなど出ないのだろう。

ちなみに赤箱に近寄ってアイテムを確認しようとした場合、それが武器の場合は青い文字で「スペシャル」と表示される。防具やユニットの場合は黄色くそのままの名前で表示され、いわゆるハズレとよばれるフォトンドロップもまた黄色くそのままの名前で表示される。敵からのドロップではなく、アイテムボックスの場合は特にフォトンドロップの可能性が高いから、スペシャルでない=フォトンドロップだろうという気持ちが僕の中にあった。

 一歩一歩近づいていく。

この瞬間は何度経験してもドキドキする。「スペシャル出ろ!」。僕のキャラはまだレベルも低く、レア武器は今使っているヴァリスタ以外には片手剣が一つあるだけ。スペシャルならばほとんど何でも嬉しいような状況だ。青出ろ青出ろ、、そして、、、

 黄色?・・・つか!!!「ヘブンリー/アーム」!!!!!!!

えええええええええええ!!!!!!!

実を言うと本音はこんな感じじゃなかった。驚きももちろんあったが、それ以上に「なぜ?」という気持ちの方が強かった。ヘブンリー/アームはエピソード4から登場したレアユニットで、その名が感じさせるとおり、「ゴッドの上を行く」性能がある。例えば命中率の上がるアームユニットで言えば、

マークスマンアームが3、ジェネラルアームが5、エルフアームが8上昇するのに対し、ゴッドは15、ヘブンリーに至ってはなんと25も上昇する。今装備しているユニットがジェネラルアーム×3とジェネラルパワー1つという状況で、戦士は2レベルに1くらいしか命中率のステータスが上昇しない。高難度の敵はハンパない回避率を持ち命中率が低ければ全くカスリもしないし、銃系の装備は必要条件に命中率ステータスを要求するなど、情報を集めれば集めるほどこのヘブンリー/アームが異質なものなのかがわかる。まさにオーパーツ!サジタリウスの矢なのだ!

 こんなところで出ていいの!?

出たことによる嬉しさより、間をすっ飛ばして最強の命中率ユニットが出てしまった違和感の方がはるかに高かった。もしかしたら異常に低確率で、これから先あと5000時間ずっとこのクエストを繰り返しても出ないかも知れないようなアイテムが今たまたまポロっと出てしまったのかも知れない完全なたまたまなのかも知れないのだが、、、。

 それにしてもいいの?

って気持ちが頭の中を渦巻く。僕のID緑はゴッド/パワーは出るが(ベリーハード以降だが)、ゴッド/アームは出ない。それを得るためには別にキャラを作り、かなりの時間を割かなければならなかったはずだ。大変だが、それとて目指すものが出るという喜びの前に十分耐えられる苦労だったはずだ。

 なのにそれより強いのが!

伊集院が以前パワプロで「AAAの選手があっさり出来てしまって止めてしまった」という話があった。わかる気がする。欲しい物は簡単に手に入っちゃダメなのだ。苦労してこそ手に入れたときの喜びが何倍にもなるはずなのだ。つか同じ話を繰り返ししてる気がしてきたぞ。

とにかく僕はとんでもないものを手に入れてしまった。だがプレイをやめる予定はない。この神の命中率は今後の僕の戦いに大いに役立ってくれるはずだ。ジェネラルアーム3個分を補って余りある上昇は、空いたスロットにより強力なパワーアップユニットを挿すことで飛躍的な強化も望める。時を経てその喜びが現実感を帯びてきた。とまどいつつも前を見て歩いていこうと思う。つかとりあえずレベルを40にしないとベリハに入れないから、まずはそこからだな。

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