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2007年7月 4日 (水)

N700系

N700 いつものように6時36分発の名鉄電車で名古屋へ向かい、いつものように改札を抜け、いつものようにJR名古屋駅の発券機で「回数券で指定席」を取ろうとしたら、いつもの「のぞみ1号」ではなく、「のぞみ99号」が目に入る。意図的に遅い便で行く理由もなく、取れるならと指定を試みると、窓際も通路側も満席の表示。「こりゃ次の便かな」と思いつつ機械の返答を待つと、

 「16号車8番B席」

との切符が発券された。かれこれ10年近く大阪に毎月行っているが、16号車になったことは過去一度もない。「へ~」まぁ別に気にもしないでホームへ上ると、なんだか様子がおかしい。

 なんでこんなに人がいるの?

 それもなんでみんな並んでないの?

ほぼ満席にも関わらず、乗降口には列が無く、それでいていつもの3倍くらいの人がホーム内をごったがえしている。ほどなく多くの人が携帯カメラを用意してそわそわしている空気が伝わってきた。

 こりゃなんか来るな・・・

僕は鉄道マニア(専門用語で言うところの「鉄の人」)ではないので、ここで何が現れるのかを知らない。曖昧な知識で言えば「黄色い新幹線(ドクターイエローというやつ)」でも来るのかな、と思う程度で、16号車の昇降口まで歩みを進める。

するとホームの端っこはデカイ望遠を付けたカメラを持った連中が鈴なりのごとく壁を作って現れる列車を今か今かと待ちかまえているではないか。

 こりゃもしかしたら結構凄いのが出てくるのかな?

なにげに僕も携帯のカメラを用意する。つかまぁメールもしなきゃiモードもやらないメモカも入ってないシンプルな僕の携帯はカメラに収めることしか出来ないが、それでもワクワクが流れ込んでくる。そう、「みんなの体温が伝わってくる」感じがする。

5分ほどして遠くにキラリと光が差す。「黄色い線から出ないで下さい!」次第に館内放送も声を荒げ、気付けば周りの連中は僕を含め全員がカメラの用意をしているような気すらしてきた。

流線型はこれまでののぞみよりもなめらかで、なんだかリニアモーターカーのそれを喚起させる。横から見る限りでは普通のそれと大差はないが、プリントされた「N700」の文字はどことなく強めに自己主張しているようだ。

中に入るとちょっぴり新品を感じさせる車内と青いチェックのシート。これまで単色だった(ような気がする)電光掲示板が4色くらい使われてる(気がする)以外の違いは僕にはわからず。ただ周囲の何人かが時刻表を熱心にめくったり、カメラで周囲を撮ったり、果てはこの車両は16号、最後尾にもかかわらず、次から次へと「何もないはずの最後尾の最後尾」へ向かって歩いていく。

ポスターを見ると「7月1日から」の文字が。7月1日っていつだっけ?と一瞬脳が硬直するが、そう言えば今日か!それもこの列車がその第一号なのか!期しせずして歴史的な一台に乗ってるのか僕は!

ちょっと嬉しい。

つか大阪に付いて数少ない鉄の人に話を聞いたら、「そりゃキャンセルが出たから乗れたんですよ」などと熱い語り口で「早く僕も乗りたいな~、僕も乗ったら絶対先っぽから最後まで歩いちゃうだろうな~、切符をなんで貰ってこなかったの?」みたいな。

まだ一日4本くらいしか走ってないらしいけど、実は翌日の帰りの電車も完全たまたまN700系。二日連続で偶然乗ったなんて人はそんなには多くないだろうなぁと思ったクリスでしたとさ。
※でも個人的には500系のが好き。ガオガイガーの肩みたいだし。

500kei ←これが500系。カッケー!!

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