41歳の春
★今晩五つ目
最近またちょっとだけアニメソング=アニソンブームが来ていて、っていうか昨日はカタン、その前はフィギュア、その前はスタントマンイグニッション、その前はオブリビオンやらリングオブフェイトやらやっているオマエのどこに来てるんだと言われそうだが、まぁちょっとだけ来ていて、昔の曲を聴いたりしている。つか以前も書いたことだけど、「懐かしい」という感覚はその事象からのインターバルがものを言う。いくら古い曲だろうとそれから毎日毎月毎年聞き続けていれば何も懐かしさは感じない。だから例えそれが僕らが小学生時代のアニソンであっても、しょっちゅう聴いてきた曲達には別段これと言った感想はない。
しかし、
そんないつも聴いているスタンダードナンバーとは別に、当時何にもハートに来なかった地味で暗い曲をふと聴きたくなることがある。歳を取り、好みが変わり、オープニングではなくエンディングの持つ良さに気付いたりする。しかし、大抵の曲はカセットにもPCにも入っていなくて、聴こうとしてもも叶わない。ギャートルズのEDやラスカルのED、侍ジャイアンツのEDなど今なお探している曲もある。
そんな中仕入れ先で同い年のバイヤーが「バカボンのエンディングとか・・」と言った。バカボンのED・・・。そうか、「41歳の春だから、、」ってヤツか。バカボンのパパが41歳だったことに改めて気付く。本放送が30年ほど前で、その間OPを聴く機会はあってもEDはほったらかしだった。軽い懐かしさを覚えつつも、「41歳」というフレーズがより以上の濃度で僕に迫ってくる。
41歳の春だから、元祖天才バカボンのパパだから・・・
僕は今37歳。ブログを読んで下さってる方ならわかると思うが、昨日もフィギュアやゲームのことで頭がいっぱいの37歳だ。っていうかそれって小学生や中学生の頃の自分とほとんど変わりがない。「37歳の秋」は少なくとも「12歳の春」より「41歳の春」の方が近いだろうにもかかわらず。
そう言えば最近同い年の連中と会ってない。みんな大人になってるんだろうか。バカボンのパパを「バカボンのパパから見た本来の普通の37歳」として嘲笑したり出来るのだろうか。
あと4年したら僕はバカボンのパパと同い年になる。このままだとパパよりもバカボンに近い精神年齢なんじゃないかと怖くなる。バカボンのパパのようになりたいとは言わないが、「これでいいのだ!」なんて得意満面で達観出来るような大人というのも、強ちバカには出来ないかも知れないなぁと思ったりもしたな。
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