花田少年史
何となくかみさんが見たいというのを横から見てたらついつい最後まで見てしまった今日やってた映画の話。主人公は紳助のバラエティで「名探偵健太」ほか「喰いタン」にも出てた須賀健太少年。
つか結構面白かったんだけど、ディティールを話しては見る気も失せてしまうだろうから、「どんな人ならこれから借りてでも見る価値があるか」というお話をしたいと思う。
基本邦画なので別段ハリウッドのようにアクションバリバリで頭空っぽで楽しめるという作品ではない。が、最後はハッピーエンドだし、随所にちょっとした笑いやホロリとしたシーンも織り込まれているから、まず「気持ちのいい映画」が見たいという人にはオススメ出来る。人情映画というほどではないけど、見終わった後の感じが「三丁目の夕日」に似ていて、
※っていうかアレにも健太は出てたね。
和製エンターテインメントの安定感のある着地点
として十分及第点を与えられる作品になっていると思う。出ている俳優陣も西村雅彦、篠原涼子、北村一輝ともうひとりかわいい女の子が出てるなぁと思ったら安藤希だった。
※「安藤希」は「さくや妖怪伝」のさくや役。他にもたしかガメラ3にも出てたような気がする。
とにかく非常に安定感のある配役と演技、そして仕上がり。見ていて増長を感じるカットもなく、
※僕は結構それを重視する。見ていてテンポが失速する映画ってのはどうも気に入らない。編集するときに「0.1秒」を推敲してくれよ、と思う。
SFXもまぁ可もなく不可もない出来。かわいく見せるカットとおどろおどろしく見せるカットの区別もイイ意味で単純でわかりやすく、見ていてゲンナリすることが全然なかった。
※と言っても最初の20分くらいは見てなかったので序盤にあったらスマンだけど。
あと、映画というとよく「嫌なヤツ」が出てくるんだけど、個人的にヘドが出るようなキャラ立てがしてあるようなヤツがいるとそれだけでテンションが下がる。「悪者」は出てもいいけど、「卑怯者」は嫌いというか。その点今回の悪者は見るからに悪者で、これまた一安心。邦画だとよく卑怯者を使うと思うんだけど、この点をもし気にする人がいるなら、そこだけでも十分及第点が上げられると思う。そのくらいさわやかな作りなのだ。
とりあえず序盤は見てないけど、それでも人にオススメしたくなる。そんな僕好みの作品だったことは間違いない。評価は★★★☆(7点)。邦画ではかなり高い点数デスヨ(^^)。
※あ、念のために申し上げますけど、「突っ込みどころ」がない映画ではないです。っていうかむしろ突っ込みどころが多くてもそれを包み込むテンポと気持ちよさの方を僕的には大きく評価したいですね(^^)。
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コメント
@niftyトップページ「旬の話題ブログ」コーナーにて、
9/29に本ページの記事を紹介させて頂きました。
紹介記事については、「旬の話題ブログ」バックナンバーで
半年間、ご覧いただけます。
>「どんな人ならこれから借りてでも見る価値があるか」
という観点でご紹介いただいたので、とてもわかりやすかったです。字幕が苦手な両親に教えてあげようと思いました。
ありがとうございます!
今後も旬な話題の記事を楽しみにしておりますので、
引き続き@niftyをご愛顧の程、よろしくお願い致します。
ありがとうございました。
@nifty「旬の話題ブログ」スタッフ
投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007年10月 1日 (月) 17時20分
コメントどもです。僕自身全部見てない映画を人に
勧めるというのもどうかとは思いましたが、自分の
ブログだしいいや、と気軽に書いたものをそのまま
他でもご紹介下さるというのは、恥ずかしいやら
とりあえず嬉しいと言っておこうやらです(^^;。
ども。
でも字幕が苦手な、お子さんを持つ親御さんが
見られるなら実際十分オススメ出来る作品だとも
思いますので、楽しんでもらえたらなぁと草場の影から
期待させて頂きますね。まだ生きてますけど。
投稿: クリス | 2007年10月 1日 (月) 23時05分