インスピレーションと好みと現実と・・・
今日久々に本屋に行った。何か面白そうなもの、買うべきモノは出ていないかと物色。いつもは火曜に買っていた週刊アスキーと甘い生活の最新刊が出ていたのでこの辺りはまぁ迷わず購入。
続いて視界には「GANTZ22巻」が。自分はこの漫画が好きではあるのだけど、割と頻繁に出てくれちゃうもんだからコミックをもれなく買っていたりはしない。というか
以前買ったのが何巻だったのかすっかり覚えていない。っていうか話も覚えていない。
ので、とりあえず2冊くらい買っておくか、と21巻を探したら置いてない。うーむと思いつつ22巻だけ購入。あとで読んでみたら案の定話が繋がらない。つか主人公っていつの間に変わったの?なんてことを書くとどんだけ読んでねぇんだよって思われるかも知れないが、しょうがない、
歳を取るというのはこういうことなのだよ、若者。
つかいろんなことをガンガン忘れる。大事なことや覚えておきたいことは割と覚えているのだけど、「ちょっといい」くらいのレベルだと確実に忘れ去る。忘れ去ることに関してはハンパない自信があるほどに忘れる。むしろ忘れることを前提に生きていく必要があるし、事実そうしてさえいる。
だが、
ことコミックに関してはゲーム以上に微妙になりつつある。要するに、昔ならば買った漫画は何回も読み倒したし、大事に本棚に揃えて並べていたから新しいのが出てもどんどん継ぎ足していく形でフォローも行き届いていた。コストとメリットのバランスが取れたサイクルが完成していて、何も問題はなかった。
しかし、最近ではそもそも楽しいと思えるものが少なくなり、かつ同じ漫画を何度も読み返さなくなったからコストパフォーマンスもあまりよろしくない。例えば5000円のゲームで50時間遊べば1時間100円だが、500円の漫画を1時間で読んだら1時間500円の娯楽。映画よりも悪い。
※もちろん2時間しか遊ばないようなゲームはもっと悪いとも言えるけど、ゲームは漫画よりスペースを取らない分、再度プレイするのが容易なんだよね。漫画は一回しまっちゃうとなかなか出せないのだ。
でもって1回しか読まないからストーリーはおろか「いつ買ったのか」すら忘れる。昔ならそれぞれの漫画ごとにコミックス発刊のサイクルがある程度決まるから、「そろそろ出るな」という予想を元に書店に寄ることができたのに、すっきりさっぱり忘れすぎていてそれもままならない。
だからよっぽど楽しいもの以外はまぁいいか
という気になってくる。でも、実際読んでみると「よっぽど楽しい」漫画は少なからずあるとも思うんだよね。こないだ買ったコブラもそうだし、表紙を見ただけでピンとくるような作品だってある。ゲーム買って損したと思うことはあっても、漫画買って損したと思ったことってあんましない。
でもコストパフォーマンスはあまりよろしくない。
その昔ゲームもパソコンも無かった頃は、本棚いっぱいの漫画を何度も何度も繰り返し読みまくっていた気がする。アニメや特撮に傾注しつつ、1巻から通しで読み切ってしまうようなことが何度もあった気がする。おがみ松五郎とかパイナップルARMYとかたぶん今読んでも面白い漫画はたくさんある。
エミュみたいに高速で漫画の楽しさだけを味わえないモンかなぁ
いくら何でもそりゃムチャな要求である。でもなんかそんなことを言ってみたくなったりする。2時間くらいでスラムダンクを全巻読み返したりしたいってのは、もし実現するなら「ちょっといいかも?」って思う人はいると思うんだけどな。
こっから妄想ね。
今ネットで漫画とか読めたりするじゃない?画面にページを開く感じで、クリックやスペースキーでページをめくるんだろうけど、個人的にはもう少し進化して、
・フレキシブルに可動するアームに超高解像度(2400×1600ドットくらい)で、14インチほどのモニターを付け、
・指先にはページ送りとページ戻しの二つのボタンだけ付いているコントローラーを握り、
・1巻から2巻への繋ぎ、例えば表紙や目次、巻末なんかを設定で飛ばせるようにして、
・好きなマンガを自由に選んで読める
ような、ネット漫画喫茶みたいなのが出来てもいいかなぁとか思った。月額500円くらいで読み放題とか。とにかくダラダラと自由な体勢で読みたいし、文字がつぶれて読みづらくちゃ嫌だし、マッハでページがめくれる方がいい。
でも本そのものの持つ装丁や質感、ニオイなんかもぶっちゃけ嫌なモンじゃないんだよな。つかむしろ好きだし。何で漫画あんまし買わなくなったんだろうな。
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