銀竜の黎明
先週の週刊アスキーのコラム「週アス漫研」で「男なら確実に抜ける。抜きすぎてヒモノになるかも」なんてことが書かれていたので、思わず大きめの書店に言って、単刀直入に(女性店員に)、
「銀竜の黎明っていうエロマンガありますか?」
と聞いてみた。「作者はわかりますか?」と言われたので、「作者はわかりませんが、たぶんフランス書院だったと思います」などと恥ずかしがるそぶりも見せずに伝え、もう一人の女性店員に相談しつつ案内してもらったら1巻から3巻まで全てフェイスアウトされてた。
余談だけど僕はこうしてエロマンガを買うことに抵抗がない。さすがに中坊の頃はちと恥ずかしかったが、18歳超えたら完全に平気になった。タイトルも結構恥ずかしいタイトルでも言えるが、さすがに店中に響き渡る声で言わないと相手がわかってくれなかったりしたら凹むかも知れない。つか及び腰では森山塔先生の作品を全部集めたりは出来ないのだ。
でまぁ読んでみたわけだけど、ぶっちゃけにぶっちゃけちゃうと
堅くはなるが抜きたくはならない
というのが本音。要するに絵が、特に女の子の顔と乳首の描き方が好きじゃない。もっと言うと粘液系なのも陰部を鮮明に描いてるのもあまり好きではない。かと言ってライトなエロマンガが凄く好きというわけでもないので、この辺りはまぁ好みということだろう。
正直僕はこの感想をある程度予想していた。コラムの中に粘液という単語もあったし、掲載されていた表紙だけ見てもさほど好みの絵柄ではなかったから。じゃあなんでこんなことを書いたかというと、、、
このコラムを書いてるのが女性だったから。
女性から見て「抜けない男はいない」と言う漫画ってどんな漫画なのかと興味を惹かれたから。強い女が薬とか魔法とかで自由を奪われ、いいようにヤラレちゃう展開に堅くならない男はいないと女性から思われているという事実ってどんなだろうって思ったから。
確かに僕が最も好きなエロマンガ家である森山塔先生の作品にもそういう展開は多いし、実際それで幾度となくセルフバーニング(C:ロマサガ)してきた。でも重要なのは絵だと今更ながら感じた次第。もっと言うと、
女が思っている以上に男は絵にこだわりがある
んじゃないかと思った次第。要するに展開だけでは堅くはなっても抜けはしないと声を大にして言いたい。ラムちゃんは露出が多いがエロくはないし、人類の半分を占める男全てに訴求するような一般性の高い絵面であれば、むしろエロ漫画なんざ続けてないんじゃないかと思った次第。
同じ森山塔に共感して下さったぴちょんくんでさえも、いくつか教えてもらった作品の方向性(ぶっちゃけ巨乳系)に多少の違和感を覚えたりするほど、男の好みは千差万別。ロリが好きなヤツは巨乳が嫌いというわけでもないし、その逆もまたしかり。触手が嫌いだから道具が嫌いということもないし、ウンコが嫌いだからおしっこも嫌いというわけでもないだろう。
※あくまで例として書いているのであって僕の趣味かどうかは別ですよ念のため。
つかさ、そんな簡単に男をひとくくりに出来るはずねぇんだよ。っていうかそのことよりむしろそんなはずはないことに自ら気付けよって話なんだけどさ。
あ、念のため興味がある人用に作者も書いておこうかね。「向正義」という方が描いてらっしゃいます。何つか88のエロゲーみたいなニオイのする展開ではあったけどね。★★☆かなぁ。
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コメント
おおこれは…なんと好みな絵柄…探してみますwww
投稿: DAISO | 2007年11月 5日 (月) 00時43分
コメTHANXです。絵柄が好みだったら、まず間違いなく抜けるでしょうな(^^;。エロマンガでは異例の5刷だそうですよ。
※でも本音的には森山塔のがオススメですが。
投稿: クリス | 2007年11月 5日 (月) 19時39分
どうでもいいことですが、以前から気になってたもので…
×週間
○週刊
投稿: | 2007年11月 5日 (月) 22時19分
つっこみ心から感謝致します。油断してしまいました。
ついでに読み返して
×男の子のみ
○男の好み
も修正させて頂きました。今後ともよろしくです。
投稿: クリス | 2007年11月 5日 (月) 22時38分
こんにちは。自分は、これで抜きまくってます(笑)
女の心理描写が多いと、
陵辱ものでも、女にそうドン引きされなかったりしますね。
描いてるほうは辛いかもしれませんが。
そういや、完結してないんですよね、これ。
投稿: ありげえた | 2009年7月11日 (土) 08時14分
まぁエロは感性によるところが非常に大きいですからね。
自分的にはシチュエーションやキャラはいいんですが、
あのベタベタした表現がどうしても・・・って感じでした。
もっとスッキリエロければ好きになれたかなぁと
思うんですけどね~(^^;。
投稿: クリス | 2009年7月11日 (土) 23時33分
陵辱調教では屈指の大作なんだろうけど
落ちがよくわからない漫画でもあります
投稿: | 2011年2月 4日 (金) 19時10分
コメントどもです。名無しさん。
「陵辱調教」というジャンルがあることすら曖昧な認識であった僕ですが、なるほどそこでランク付けするなら結構上位に位置するクオリティだったかも知れませんね。
エロビデオでもそうですが、どこかに「わびさび」「情緒」を求めてしまう自分には、ちょっと今ひとつでしたけども。
投稿: クリス | 2011年2月 4日 (金) 20時42分