« 元祖を遊んでみる~その2:ドラゴンクエスト~ | トップページ | ダンジョンエクスプローラー邪神の領域~その2~ »

2007年11月16日 (金)

ダンジョンエクスプローラーDS~その1~

ファミ通の評価は正直芳しくなかったが、記事を読み返してみても僕が嫌う要素は見あたらない。特にDS版に関してはPSP版よりもサクサク進む様相であり、お手軽かつ好みの風体ならばやはり買うしかないと決断。

しかし仕事が休みとはいえ開店間際まで寝ていてふと不安がよぎる。「もしかして入荷数とかスゲェ少ないんじゃ・・・」。はやる気持ちを抑えつつ車を走らせる。途中で取り置きを確認したら無事OKだったのだが、着いてビックリ。3本しか入荷はなく、その内1本は既に売れた後だった。やはり「こういうゲーム」が好きな人は僕以外にもいるらしい。
※ちなみにヤマダ価格は4444円。ポイントバックと入り口のサービスを含めると約4300円。子供の分まで買うには今ひとつクロレビが低すぎるというところか。

ちなみにヤマダではPSP版や有野の挑戦なども出ていて、正直スゲェ買おうか迷った。※ちなみにWiiザッパー付バイオは既に売り切れてた。つかもう一つのガンコンゲーも売り切れてたようだったし、「ああいうの」を求めるユーザーは少なく為さそうである。

が、

結局これ一本だけ買ってきた。理由はまぁ年末に向けて買う機会もあるかなぁということと(<有野の挑戦)、いくらなんでも同タイプのゲームを一緒にはやらないだろうということ。ちなみにヤマダでは他にNightsのデモが流れていて、ちょっとグッと来た。12月発売ということで、クリスマスプレゼントの有力候補としてチェックしておきたい。

さて、帰宅してすぐプレイを開始したわけだけど、自分のモチベーションが意外なほど高いことにちょっと驚く。最近のゲームでは買ってきてもなんとなく義務というか「やっておかなければ恥ずかしい」的な思考回路が働いていたモノが多く、スタントマンイグニッションを除いて、それほどしょっぱなのダッシュが効きまくっていたタイトルはなかった。

しかしこのダンジョンエクスプローラー邪神の領域(以下ダンエクDS)は、ファミ通を読む限り猛烈にディアブロクローンしている。

「ディアブロクローン」と一言で言っても、GBAのシャイニングソウルやネバーランドのDCロードス島、シャイニングフォースネオ、イクサ、PS3でもそれっぽいものが出ていたような気がするし、PCでもタイタンクエストなんかは思いっきり影響を受けている。そうそうPSO(ファンタシースターオンライン)も初代ディアブロにシステムはかなり似ているし、最近だとリングオブフェイトもディアブロクローンと言えると思う。

このダンエクDSはマップこそ自動育成ではないものの、装備箇所のグラフィックや武具の付加効果のネーミング、装備に関する必要ステータスの扱いなど、非常に酷似点が多い。強いて言えばザックリ一本道な展開物足りないと言えなくもないが、モチベーターの豊富さは見た目の地味さをきっちり埋め合わせてくれている。まぁ「古くさい印象」も
「止め時がない」のもどちらもファミ通のクロレビは正しかったと言えると思う。

ゲームは普通に人間の男で職業は弓使い。ディアブロクローンの多くが飛び道具に大きなアドバンテージがある。要するに戦士なら「攻撃と防御」に割かなければならないのを、弓なら攻撃に傾注させることが出来る。その分近寄られたらマズいが、近寄られる方が悪いという気もする。接近戦をしないということは回復薬の節約にも繋がるし、魔法使いじゃない分MP回復薬も必要ない。

 何はともあれ弓はオススメ。

というところかな。ゲーム内容に関しては正直ファミ通の評価は正しくない。「前作を知っている人ならともかく」という表記では、まるでこのゲームがマルチプレイにしか魅力がないような初代ダンジョンエクスプローラーのような印象を与えてしまう。ぶっちゃけそれはない。アイテムドロップの感覚やジェネレータの存在など、似ている点は少なからずあるが、
ダンエクDSはそれとは全く違う多彩なモチベーターに満ちている。

まず、基本攻撃が既に多彩。

・○ボタンを押すことで通常攻撃。

・押しっぱなしで連射攻撃。

・しばらく押さないでいるとゲージが溜まり、半溜めくらいで押せば強攻撃
 →1ヒットする攻撃が2ヒットになったり、1本だった矢が3方向になったりする

・ゲージがマックスまで溜まった状態で押せばフォーム攻撃。
 →現時点で2種の中から常時使用するものをチョイス可能。
  →ゲームが進むと変更も出来るらしい。
   →ちなみに僕のは自機の周囲を回る攻撃属性のあるバリアか、ホーミング弾。

そして×ボタンにはアーツと呼ばれる特殊攻撃。これは多数の中から3種をパネルに入れ、簡単操作で切り替えつつ使用。MPを消費する。ちなみにMPはスゲェゆっくり自動回復する。またマニュアルによると、アーツはフォーム攻撃を多用することで「ひらめく」らしい!その上アーツはプレイ中雑魚からランダムドロップする「アーツのかけら」を5個集めるごとに1レベルアップさせることが可能になる(あとでまとめて上げても可)。レベルアップさせるとかなり強くなるので、こちらの強化もとてもやりがいがあるところ。

また、プレイヤーキャラ以外に一体ロボットを携行させることが可能になっていて、コイツのステータスを決めるアイテムを集めるのも一つの楽しみとなっている。アイテムにはメーカーが設定されていて、同じブランドで揃えると特殊効果が発動するというのは、この手のゲームが好きな人(要するに僕)にはたまらないシステムだ。

また、こういうゲームの場合は、アイテムを十分保管できないと非常にイライラしてしまうものだが、ステータス依存で決まる所持アイテムの上限は現在169個。他に倉庫に256個まで保管出来る。特に嬉しいのは所持アイテムの上限を超えて手に入れたアイテムは自動的に倉庫へ転送される点だ。
※ちなみに倉庫が満タンだとアイテムは出なくなる。
※ちなみにちなみにアイテムはドロップした時点で自動的に手に入る。拾いに行く必要はないが、マルチプレイでのモチベーターとしてはどうなんだろうという気はする。
 →マルチプレイ時には経験値もアイテムも手に入らないっぽい。
  →つか何を糧に楽しめと言うのか?
   →でも僕の勘違いかも知れないのであまり大きなコトは言わないでおく。
    もしかしたらとても素晴らしいモノが手にはいるのかも知れないし。

マップわりと狭く、ちょっとした倉庫番トラップや隠し通路などもあるが、ジャンプや高台はない。この点も初代ダンエクっぽいと言えばぽい。各ダンジョンにはボスがいて、倒すと次のダンジョンへの道が開けるが、再度そのダンジョンに挑んでもボスはいない。ファミ通の参考プレイ時間には「クリアまで20時間」とあり、それに併載して「やりこめば∞」ともあった。クリア後に様々な育成要素が隠されている可能性が高いが、いかにモチベーションを下げずにプレイさせ続けられるかが重要ではある。

アイテムは無印の他にマジックアイテム、ユニークアイテムがある。
※ここまでは確認済み。
ユニークは見た目も異なり、ステータスアップ効果も高い。文字の色が違うのですぐわかる。
また、自キャラが装備できない武具を入手しても、それを武器屋にて自分用の装備に「打ち直し」してもらうことも可能。ただしかなり高額な代金を要求されるので、序盤は使いどころがなさそうではある。

転職が出来ず、その点PSP版とは育成のベクトルを分けてはいるが、
※セーブ自体は3カ所可能。
ディアブロっぽいゲームが好きな人なら、とりあえずDSで一番ソレっぽいということは言えると思う。タッチペンは使わず、上画面の情報も必要十分。決して傑作とは言えないかも知れないが、現時点での評価は★★★と及第点は上げられると思う。まぁキャラがかわいくないので、リングオブフェイトやシャイニングソウルと比べて女の子にはお勧めしづらいけど、僕の今日のブログを読んで「楽しそうかも」と思った人が買う分には損はないはず。つか少なくともPSP版よりはDS版のが楽しいと思う。理由はDS版がロムだからってのと、2画面との相性がすこぶるイイから。

|

« 元祖を遊んでみる~その2:ドラゴンクエスト~ | トップページ | ダンジョンエクスプローラー邪神の領域~その2~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ダンジョンエクスプローラーDS~その1~:

« 元祖を遊んでみる~その2:ドラゴンクエスト~ | トップページ | ダンジョンエクスプローラー邪神の領域~その2~ »