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2007年11月28日 (水)

娘のプレイするドラクエ

先日のドラクエリプレイの後、何とはなしに子供達にドラクエをさせることにした。長男はブログを読んでいるのでスーファミ版の2を、長女には同じくスーファミ版の1をエミュで。ただし最近のPCの性能とのギャップ上、フレームスキップをするとすぐに音が鳴らなくなってしまって魅力半減のため、あえてスピードアップはしない方向で、きっちりプレイ。

しばし放置した後、今日久々に見ると娘のレベルは10。ファミコン版よりレベルが上がりやすいとは言え、そのくらいになれば魔法使いや大さそり、がいこつは敵ではないだろう。横で見ていてその辺りは危なげがない。

しかし、長男と違ってろくに勉強をしないというか、読み書きに関して修練の足りない長女はスーファミ版の漢字仮名交じり文が非常に読みづらいようで、基本的な会話ですら読み飛ばしたり、すっきり忘れ去っていたりしていた。「どこまで進んだの?」という質問にすら答えられず、「3つ町に行った」ではこの先ロトの子孫がそのまた子孫を残すことはない。暗雲立ちこめまくりである。

なので、とりあえずマイラに向かわせ、要所要所で「このセリフは重要」という注釈を指示する。まぁ口ではわかったと言っていても、実際どれだけ吸収していることやら・・・。

ただ、僕が横で見ていて気付いたのは、その娘の理解うんぬん以前に、自分がほぼ一言も登場人物たちと話をしていなかったということだ。娘にはちゃんと話を聞け、と言っていて自分はイベント進行の相手以外はろくに話を聞いていなかった>マイラ。ガライやメルキドは聞いていたのに、甚だいい加減なヤツだ。

しかし、片言ながら文章をがんばって読み通そうという気持ちは父親としてちょっぴり暖かい気持ちになる。たとえそれがゲームの文であったとしても、ちょっとした漢字を学習していったり、前向きに物語を楽しもうとするスタンスは全然悪いコトじゃない。となれば当然親バカを承知で(楽しみを損ねない範囲で)ヒントを出していく。一緒に見ていた長男もかなりその辺りは心得てきつつあり、「ここは口出しすべきじゃない」というところではあえて口をつぐむ。長男はなかなか出来るヤツなのだ。特にゲームに関しては。

既にマイラ周辺でのレベルアップでは物足りなくなっている空気を察知し、時間も押していたのでここは海を越えることを提案する。娘にしてみれば初めての上京。「ワダスひごうぎ乗んのはずめてだ」って感じだが、その辺りも見ていてとても新鮮。洞窟に入って早々に僕がレミーラを指示したところ、

 「あ、明るくなった!」

レミーラの効果を知らずに来てるんだよね。なんだかいい感じである。その後海峡の洞窟を探索し、メーダが登場。「メーダ怖いな。逃げちゃおうかな」。そんなはずはないと思いつつ、決断して戦ったら一撃で撃退。オイオイもう少し自分の力を把握してくりよ(^^;と思ったら、鉄の斧を買いたてのほやほやであったから、それもやむなしというところなのか。

洞窟の中程で大きな鉄の扉に出くわす。その先には優雅に暮らしてるとしか思えないお姫様と、闇にうごめくモンスターの影。ファミコン版ではそんなグラフィックは毛ほども表示されないが、この辺りはさすがにスーファミである。

 が、

まぁカギのない今の状況ではやれることもないから、洞窟を抜ける。洞窟を抜けるとそこは雪国であった。つかあのダンジョンはマジきつくて、作者である堀井さんも、「壁に手を付きながら歩くと抜けられる」というメッセージを入れ忘れて失敗したってくらい難しかったわけだけど、まぁそれが全て報われるかのようなすがすがしい景色にテンションも俄然高くなるってもんだ。こっから先はギガンテスやシルバーデビルと言った強敵が目白押しだから、カブトの緒を締める気持ちで一歩一歩しっかりとロンダルキアの険しい山道を登っていきたい・・・というため息がテュポーン先生の鼻息並に炸裂するボケはともかく、リムルダールへ無事到着。ビクビクしているようでいて、キャラは必要十分に育っている。

入るなり何かに導かれるようにたまたま外周を歩き、あっさりカギ屋に到着。横で見ていた長男の方がビックリしていたが、この辺りもまぁ子供らしいと言えなくもない。ただ、僕的に驚いたのは、

 町のエリアギリギリと思われた縁から一歩踏み出してもまだ大丈夫

だったことかな。ファミコン版だったら容赦なくザッザッザなのに。

カギを買ったこともそうだけど、娘のテンションはもう上がりっぱなしである。そもそも一人でゲームをするのが嫌いな性分というのもあるが、二人のギャラリーをしょっていてなおかつ新天地で新たな敵と剣を交え、その果てにこれまでで最大の「町」と呼べる湖上の楽園に到着。その上そこではこれまで欲しくて仕方なかったカギを手に入れ、武器屋には目もくらむような高額商品が並びまくりなのである。

「面白い?」

「うん凄く面白い!」

ゲームの楽しさというのは、何が引き金で爆発するのか人それぞれだと思う。アクションやシューティング、シミュレーションやスポーツなどジャンルだけでもかなりツボはいろいろある。それでもこのドラクエ1が今日まで「王者の一角」を担ってきたのには、明らかにワケがあったのだ。横で見ているこちらにまでその面白さが流れ込んできた。

「だよね」

思わず同意する。そして続けて、「今度はしっかりメモを取りながらやらないと詰まるよ」と言うと、

「明日はちゃんと用意してからやるよ」

と答えた。前向きなアプローチはたとえゲームであっても残るものがある。何となく僕は娘に「最後までクリアさせたいなぁ」なんて思ったりした次第だ。

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