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2007年12月13日 (木)

ワルキューレの栄光-第一巻-

★本日二つ目です。

Walkure01 今日本屋に行ったら僕を見つめるパッケージがある。金髪に緑の瞳。「この顔は忘れないよなぁ」なんて記憶が頭を瞬時に駆けめぐる。

ワルキューレは人によって評価が凄く異なるタイトルだと思う。当時のナムコはシステムII基盤全盛で、質、量ともに充実してはいたが、古くからのファンからするとフェリオスのアルテミスにしてもこのワルキューレにしても、妙に軟派になってしまったような印象があったのも事実。ファミコンでも「ワルキューレの冒険 時の鍵伝説」というアクションRPGがあったりしたが、そのグラフィックはとてもじゃないが美麗とは言い難いものだった。
※でも当時はナムコットのパッケージだけで思いをはせたりしたんだよね。イメージの翼は無限にはばたくってヤツ。

僕はアーケード版「伝説」の頃は丁度ゲーセンから離れていたこともあり、それほど思い入れはなかったのだけど、たまたま見かけたときに、

 なんだかスゲェ楽しそう・・・

って思ったのを覚えている。なんつか「絵のようなマップ」を剣と魔法を使いながら文字通り冒険する感じ。なんつかこう「肩の力が抜けた、でも名作ファンタジー」という感じで、プレイ中後ろからじっと見てた。この時は音楽は良く聞こえなかった。

しばらくして行きつけのレンタルCD屋にナムコのCDを見つけすぐさまレンタル。1曲目に入っていたこのワルキューレの素晴らしいオープニング曲に一発で惚れた。つか↓は今ゲームから録音したモンだから普通に効果音が入ってる上に音質が悪いけど、まぁ好きな曲なわけさ。
「WALKUREOP.mp3」をダウンロード

その後キャラデザインが冨士宏というだけで日本テレネットの「天使の詩」をやったり、
※ちなみにPCエンジン版1はマジで名作。このゲームのエンディングはクリスの好きなエンディング10選に入る。
PCエンジン版にどっぷりハマったり、スーファミ版「サンドラの冒険」
※ちなみにこれも傑作。というかむしろワルキューレの伝説よりこちらの方が好きなくらい。難しいけどプレイヤーに出来ることが多く、世界観も素晴らしい。まだやったことがなくて、アクションゲームに耐性がある方は絶対オススメしたい作品の一つ。
にハマったりしてた。

そんな歴史あるワルキューレ、そして冨士宏。店頭で見つめられたら、

 僕はこの漫画を楽しめないかも知れないが、買わなくてはならない

そんな気になってしまうのも仕方ないと言うところだろう。で、読んでみたわけだけど、、、

 普通のファンタジー。でも悪くない。

これはかなり褒め言葉。僕は漫画のファンタジーというのがどうも好きになれないというか、今ひとつ面白いと思い切れないところがある。RPGというコンピュータゲームの1ジャンルとして、プレイヤー(自分)が介在して紡ぎ出される物語だからこその面白さ、楽しさを積み重ねてきた僕にとって、映画のようなこけおどしもなく、割とシンプルなストーリーの骨子だけで惹きつけるのは、正直難しいんじゃないかと思っていたからだ。

 だが、これは悪くない。

ワルキューレは強く、そして普通にかわいい。これだけのことなんだけど、完全に漫画として一人歩きしてるっていうか、「ゲームにおんぶにだっこじゃない」感じがとても好印象だった。つか昔読んだ氏の漫画はなんかゲームのおまけみたいな感じだったんだよ。

誰かに勧められる作品ではないのかも知れないが、僕的にはこの1000円は無駄じゃなかったと思う。つか最近漫画に使うお金が一番贅沢な気がしてきたな。1回しか読まないし、絶対売らないし、ずっとその空間を占拠し続けるわけだから。まぁNO問題だけど。
※ちなみにワルキューレはこの前に「ワルキューレの降誕」という全2巻の作品でもリリースされてます。当然冨士宏作。でもこの時は今日みたいにたまたま書店に行かなかったからそのままスルーしてきちゃったんだよね(^^;。まぁそういうもんさ。

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