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2008年1月31日 (木)

損益分岐点

 ※今日の話は僕の想像だけの話なので、テキトーに流して下さいませ(^^;。

マンガだろうとゲームだろうと映画だろうと、もっと言えば小売店だろうと問屋だろうと人件費のウェイトが極端に高い製造業や農家や漁業を営む人以外多くの業種業態コンテンツには「これ以上売れないと損」というラインが存在する。っていうかまぁ適当に書いてるから他にも例外があるかも知れないけど、僕らになじみ深いコンテンツにはまず存在すると思う。存在するんじゃないかな。まちょと覚悟はしておけ的な?

例えば月末に発売される「スマブラX」。定価は6800円。税抜で6476円。勝手な想像だが、ネットでも量販店でも最安値で15%OFF程度だからほとんど利益度外視で売る場合を除いて、そのラインでも僅かながら粗利があると思われる。5%か10%か。

もし仮にここで10%弱の粗利があるとして、問屋が5%~8%くらい利益確保すると想定すると、定価からおよそ30%から35%くらい引かれた額がメーカー出荷額だろうということになる。6476円の65%というと、4200円。まぁざっくり4000円くらいかな。

現在Wiiで最も売れているソフトはWiiスポーツの210万本ほどだが、DSでは同系の訴求対象を持つ脳トレではなく、ポケモンだ。でもって確か2位も脳トレではなくNEWマリあたりだったように思う。一概には言えないが、スマブラの狙いはたぶんWiiFitユーザーではなくそんな「出戻りプレイヤー」たち。初速こそ50万弱だろうが、トータル150万(国内)は売れると予想する。別段根拠はないが。

 4000円×150万本=60億円。

でもって海外でもそれに近い数字を出すとしたら、ざっくりトータル100億円くらいの売上(任天堂ベース)は見込んだのではないかと思う。つかホントにザックリだけど。

一昔前ならこの中には結構な割合で物理的な製造コストが含まれていたが、今はたぶんそれほどでもない。輸送量や倉庫代などの雑費もあるだろうけど、メインは広告費と開発費だろう。今のCM露出からすると広告費に10億~20億は使っていそうだけど、、、。

話はちょっと変わるけど、岩田社長×桜井さんの「社長が訊く」において、もし桜井さんがこの仕事を引き受けてくれなかったら、GC版をネット対応にするという選択肢もあったと社長が吐露していた。もしそのように「基本焼き直し」となった場合、僕の想像(またか)では定価が4800円になっていたのではないかと思う。定価差額2000円の出荷掛け率65%=1300円×200万本(ちょっと減らしてみた)=26億円。

凄まじく豪華なサウンドスタッフとゲームアーツ、HAL研、そしてソラ(桜井さんトコね)など外注が多いプロジェクトだけど、それらに30億くらいの予算が充てられるというのは、なんとかくソレっぽい感じがする。社内でも当然それなりにコストは割かれるだろうけど、

 全部で70億円くらいかな。

って感じになった。250万本売れて30億円の利益?175万本売れてチョンチョン?

製造時から「175万本売れる」ことを想定して経費予算は立てないとも思う反面、スマブラのポテンシャルと、それ相応の広告量を鑑みると、「そりゃそのくらいは売れる」という気もする。でも国内でミリオン、海外で80万・・・。DSならともかくWiiではやっぱりキツめの目標というのが本音だ。

ただ、実際のところ「それだけの大作を送り出すということ」そのものにも大きな意義があるとも思う。WiiFitやマリオギャラクシーは確かに話題となったし、それなりに売れてはいる。Wiiスポーツなんかはまさに思惑通りというところだとも思う。だが、任天堂のゲーム機が軽薄短小専用と思われるのはどうか。やはり王者には王者に相応しいタイトルが、携帯機だけじゃなく据え置き機でも欲しいのではないか。そしてそう成り得るタイトルは、

 スマブラしかない!

桜井さんは2年ちょいくらいでこのプロジェクトに携わっていると思ったけど、ギャラはいくらくらい貰えるんだろう。年俸で1億円くらいかな。まぁいいゲームを作ってくれる人はいくら儲けてくれても全然構わないんだけど、このプロジェクトに関わった人が全部で700人くらいだっていうから、40億円の人件費で強引に割ると一人頭570万円なんだよね。まぁ中にはほんの数週間しか関係せずに10万20万の人もいるかも知れないし、2年間掛かりっきりで数千万貰ってる人もいるかも知れないから一概には言えないけど、まぁ結構な額が動くのだなぁという感じ。
※ただそれ言っちゃうと4、5人のプロジェクトで定価2800円のソフトを全世界で1000万本売った脳トレは何なんだってことになるけど(「もっと」で30人くらいだっけ?本数とかちょっと適当)。

でも一方で世の中には1000本も売れないようなソフトがたくさんあるんだよね。3000円くらいのメーカー出荷価格(任天堂と違ってたぶん定価からの粗利率も高いはず)で1000本だと300万円。5人で半年掛けて作ったとして、広告費や製造費がなかったとしても一人頭月給10万円・・・。

お金を掛ければいいもの=売れるものが出来るという保証はないけど、「売れるもの」にお金を掛けてもっともっと売ることは出来る。いままではFFやドラクエがその最たるものだったけど、掛けたコストは企業として回収しなければならない。回収するために出来ることをやらなければならない。「売れるはずのもの」が売れなくなるのが一番怖い。

モンハンP2Gは絶対売れる。絶対モトが取れる。よりたくさん売るために考えるだけなら気が楽だが、この火種を他でも活用しようとするとどうなるかわからない。個人的にはWii版は別物とした方がいいと思うけど・・・。

FFは岐路に立たされている。ガンダム無双のように360やPS2でも動くバージョンを作るのか、はたまた当初のビジョンを大幅に縮小して仕上げるか・・・。つか損益を考えるとこのプロデューサーが一番かわいそうかも。ある意味坂口さんはいい時に辞めたなって気すらしてくる。

ドラクエの選択はどう考えても正しかったと思う。あのままの流れでPS3リリースを目論んでいたら今頃FF以上に苦悩していたに違いない。
※ドラクエのが時間が掛かるから。
これも普通に売れば元は取れるだろうから、あとは売価を抑えてより爆発的な本数を狙うのか、はたまた実直に儲けを出すことに腐心するのかって感じだ。何にしてもドラクエ史上で最も売れるのは間違いないところだろうね。我が家だけで3本確定のソフトだし(笑。

何にしても明日はスマブラXの発売日。とりあえず開店30分前に並びに行く予定。つかダッシュで売場に行くと入り口のポイントを90円分捨てる事になるんだよね。予約?もちろんしてますよ(^^)。

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コメント

僕はWiiは持ってないのです買えませんが、CMで見た「メタルギアレイが壁をブチ破ってるステージ」はあれでけで魅力でしたwステージエディットができるというのもかなり良いかと。ファミコン時代のキャラとかちょいちょい混ざってる感じなので親子で楽しめる感じですかね~?
それにしてもスネークは出てるのにベルモンド家や魂斗羅部隊からはひとりもいないなんて…

投稿: DAISO | 2008年1月31日 (木) 01時25分

ちすDAISOさん、クリスですまいど。まぁ子供たちがやってるのを横で見る限り、基本パーティソフトという感じですね。ヒリヒリとした対戦より博打要素高めでドーン!バーン!ガシャーーンって感じです。僕的にはやはり音楽を堪能って感じですね。

スネークやソニックは開始時にはまだいらっしゃらないご様子ですが、さすがに他社参入はほかにはなさそうでちと残念。個人的にはシモンの方がスネークよりなじみ深いのですが、昨今の看板キャラを鑑みると致し方ないのかなぁと思ったりです。まぁゲーム以外の部分の作り込みもハンパなく凄いので、これを買って(たとえば本体ごとでも)損したと感じることは、あんましないでしょうね(^^)。

投稿: クリス | 2008年1月31日 (木) 17時37分

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