« あの頃の話 | トップページ | 日記ナリよ »

2008年2月 9日 (土)

ミニシューターライトスクロールデルタ

昨日懐かしいゲームの話をしたので、おもむろに「それっぽい」シューティングがないかなぁとサガしてみたところ(「サガ」はもういい)、

 ミニシューターRS⊿

というのを見つけた。っていうかタイトル読んでればわかるのにあえてここでまた書くあざとさたるや筆舌に尽くしがたいが、いかんせん覚えにくいタイトルなのでここでもう一度書いておく。

Msrsd_title【ミニシューターRS⊿】
公式↓
http://www.geocities.jp/pepo4649/frame1.html
※ここの「GAME」→「MinishoterRS⊿」→「DOWNLOAD」。フリーウェアです。

実はこのゲームの紹介をどう書こうか結構悩んでいる。一言で面白いか面白くないかと言えば、

 これはもう面白い

という感じなのだけど、だからと言って僕に勧められてプレイした人全員が全員面白いと言ってくれるかどうかは正直自信がない。だから例によって箇条書きでこのゲームの特徴、他の似たゲームとの比較というアプローチで紹介してまいりたいと思う。もしこのブログを読んで「面白そうだな」と思った人がプレイしたとしたら、それはきっと「面白い」に変わるんじゃないかなと思う。

●小さな2Dドット絵

Msrsd_zako  ほとんど前提のような感もあったけど、とりあえずポリゴン系のこ洒落たグラフィックやギャルを全面に押し出しているようなタイトルじゃない。というかタイトルからもわかるかも知れないが、デフォルトでプレイすると解像度はすこぶる小さい。

Msrsd_window ←この写真は僕のデスクトップ(この原稿を書いてる途中)だが、1600×1200の解像度上だとこのくらいの大きさしかない。まるでサムネイルか下手したらアイコン並の大きさだが、これでもしっかりゲームは出来る。
※ちなみにQで×1、Wで×2、Eで×3にウィンドーの大きさを変えられ、ALT+ENTERでフルスクリーンにも出来る。ただしフルスクリーン時ではウインドウ時にALTで出来たポーズが出来なくなる。

画面が小さいことのデメリットは言うまでもなく表現力に精緻さが欠けるという点だ。ぶっちゃけにぶっちゃけちゃうと、エロビデオのモザイク有りとなしを比較するようなものであり(ぶっちゃけ過ぎ)、いろんな意味で想像力の補完が必要になったり、ともすれば迫力不足にも繋がりかねない。

しかしスペック的にはそれほどハードなものは要求されないだろう。ファミコンからスーファミ、PS、PS2、PS3とハードの進化は解像度の進化でもある。ミニシューターの解像度が示すそれは、スペック至上主義に対するアンチテーゼでもあるような気がしないでもない(弱気)。

Msrsd_1boss 何よりこの「1点に魂を込める」ドット絵がいいじゃないか!っていうのは今の時代ジジイの戯れ言に過ぎないのでしょうか?

ちなみに全体の解像度が荒くなれば、必然的に自機の見た目大きさは大きくなるが、ゲームギアのタイトルのようにそのまま自機の判定まで大きくなっているわけではないので、ゲーム自体はとても爽快にプレイ出来る。また敵弾のグラフィックもわかりやすくかつ、個々にアニメーションしていて視認性がすこぶる高い。これはシューティングゲームにおいて非常に重要な点だと僕は思う。

●軽快にして明瞭なシステム

 画面が小さく一見迫力不足な印象を受けるが、プレイしてみるとこれまた最初は結構シンプルな手触りを感じる。でもそれはホントに最初だけ。どんどん派手になっていくからその点は大いに期待して大丈夫。ちなみにミニマムなウインドウでプレイする分にはさほどでもないが、フルスクリーン時の自機の速度はかなり高速で、
※沙羅蔓蛇で3速を取ったくらいかな。
最初あまりの速さにとまどってしまうくらいだが、ショットボタンを押しっぱなしにすることで自機の速度を抑え、同時にショット性能が切り替わる「怒首領蜂スタイル」を取っている上、開始時に選択可能な自機の中にはスピードが抑え気味のものもあるので、この点はさほど気にすることもない。なおかつこのゲーム特有のシステムとして、

 一時的に高速移動出来るダッシュボタン

を装備しているため、移動が遅めな自機を選択しても、いざというときは何とかなる。これは同時にボンバーを否定したシステムでもあるが、
※2ボタンがショットとダッシュに割り当てられているので。
むしろ2Dドットシューティングが好きな、それも昨今の美麗なものでなくともゲーム性さえよければ十分プレイに足ると考えるジジイプレイヤーにとっては、明確な英断であったと思う。ボンバーなんてあるから使いたくなるんだ!あんなのは逃げだ!でも残して死ぬのはイヤ・・・。

Msrsd_ex ←ちなみにこの自機などは、ボタン押しっぱなしで「移動出来なくなる」上に、連打でも非常に遅いという超特化型。しかし火力はさすがの調整で、かつダッシュがあるので普段とは全く違った手触りになる。自機はデフォルトで3種から選択出来るが、ゲーム中に出てくる特定のアイテムを取るなどして最大10種から選択可能になる。と、言っても僕はまだ二つしか増やせてないんだけどね(^^;。

各面は数レベルに分かれており、プレイしてると勝手に「LEVEL UP」とか表示されて画面上の敵および敵弾が消える。これ自体はさほど大きな意味があるわけではないのだが、登場する敵が変わったり、中ボスやボスが登場したりと言った節目を明確にかつ、テンポ良く知らせてくれる心地よいアナウンスだとも言える。

ステージは全部で10面だが、途中何らかのフラグ(これが何かがよくわかんないのもミソ)で全く別の面になったりする。それらはメニューのコンティニューからいつでも確認可能で、一度プレイした面はいつでもそこから始めることが出来る。まぁ当然スコアは0からになるけどね。
※ちなみに隠し自機はそれら隠し面にある可能性が高いと思われる。

敵を続けて倒すことでコンボが繋がるシステムもあり、
※と言っても普通にプレイしていればあんましコンボは途絶えない。っていうかこれはこれで僕は好き。あんましギスギスしすぎるのも大変なので。スコアはアーカイブに同梱されているスコア登録アプリでネットにアップ可能。全国で自分が何位なのかもすぐ確認出来る(ちなみに僕は55位。参加者がそもそも150人くらいなので全然偉くないですが(^^;)。この辺りは見た目がレトロでもフォローはしっかり最先端という感じだ。

●面構成も超多彩

 隠し面を含めると全部で17面にもなる本作だが、各面の多彩さは僕らの世代のシューティング好き(←ここであえて「シューター」と言わないところが僕がヘタレかつ謙虚であることをアピールしてる(^^;)にはたまらないはず。ともすれば「パクり」と言われるかも知れないが、ぶっちゃけゲームの歴史なんざ「パクりの歴史」。ここは大人に「リスペクト」という便利な言葉に置き換えたい。

Msrsd_kusabossちなみにどんな面があるかというと、、、確認出来ているだけで氷、炎、隕石、と言ったオーソドックスな面以外に「高速スクロール」「ボスラッシュ」もしっかり完備。その上「縦スクロール」などという基本後方へのショットがないゲームにあるまじき面もあったりする。つか、

 結構ワクワクする!

当たり判定のある地形もあるし、フリーウェアのシューティングとしては比較的ぞんざいな扱いをしてしまいがちな点もきっちり仕上げている点も超高評価だ。
※SSは草の面のボス。イカス!

●昔のオレだと思うなよ

 実はこのミニシューター、これが処女作というわけではなく、タイトル通り「R」も「S」もその上「⊿」も付いている。要するに昔からこんな素晴らしい作品だったわけではないのだ。っていうかクリス自身初代ミニシューターもプレイ経験があったのだけど、そちらは正直ここまで洗練されていず、ボスなどのデザイン、大きさ、ゲームシステムなど全てに「こぢんまり」とした印象がぬぐえなかった。

しかし本作は違う。「解像度が荒い」という一点だけがミニで、やってる内容はいたって骨太。難度はデフォルトEASYで、僕でも1回のコンティニューでクリア出来るレベルだが、HARDにすればしっかりとした達成感も味わえるっていうか、EASYでも達成感はあったんだけどさ(^^;。っていうかクリアさせてくれる難度を用意してくれてどうもありがとう。

●おまけもある

 これは明らかにおまけなのだが、ゲーム中の隠しアイテムで「ミニゲーム」がプレイ可能になる。まぁ出来は・・・あくまでおまけですから。ちなみにおまけにはサウンドテストもあり、ゲーム中の音楽を聴くことが出来る。つか、

 音楽かなりイイ!

コナミっぽくもあり東亜っぽくもあり、軽くノイジーなのも結構ツボ。つかこの一点で評価を上げる方もいるのではないかというくらいのクオリティだ。
※↓とりあえず一曲貼り付けておくので雰囲気を感じ取ってもらえたら幸いですよ(^^。
「MSRSD_WindSlaughter.mp3」をダウンロード

●総評

 とにかく基本(EASYは)簡単で爽快感があり、グラフィック、判定、アルゴリズム、音楽、システムなどゲームのベースを非常に高いレベルで構築しているにも関わらず、それにおごらずに古き良き裏技要素をふんだんに織り込んでいるのでつい遊びたくなってしまう。各面ごとにいくつもの敵を用意する作業は、ともすればそれらを十分活躍させたい、見せたいという思いからついつい増長な構成になりがちだが、あえてプレイヤーサイドに立ってテンポを優先している点が特に素晴らしいと思う。

パッケージソフトと比べてもなんら遜色ない完成度は是非ともみなさんにプレイして欲しい正真正銘の力作だ。クリス評価★★★★(8/10)。

○余談

やはりフリーウェアのシューティングといなると「超連射68k」との比較は避けられないと思うのだけど、正直な話、プリミティブな完成度として比較すると超連射の方が一歩上を行くと思う(敵のデザインは甲乙つけがたい)。しかし、今のご時世あのストイックなゲーム性を「最高」と評価する人は正直少数派だろう。ミニシューは難度設定やおまけ要素など「今風」の遊び心を高いプレイアビリティでたっぷりと折り込み、「遊んで楽しい」ゲームに仕上げている。このサービス精神は今飛ぶ鳥を落とす勢いの「スマッシュブラザーズX」にも通じるものだ。

普段あまりシューティングゲームに馴染みがないような方にこそ、ぜひ一度遊んで欲しいとも思う。コイツは面白いゼ!

|

« あの頃の話 | トップページ | 日記ナリよ »

コメント

コイツは面白いや!

投稿: ぐつ | 2008年2月11日 (月) 21時56分

そりゃヨカッタ!!

投稿: クリス | 2008年2月12日 (火) 00時37分

ご紹介いただきまして、早速ダウンロード致しました~、って、ようやくプレイできたのが昨日です(^^;。

意外に弾幕系?!
小さい画面だとホントに死にますね。クリスさんのブログを読んでいなければ、一生小さい画面でプレイしていたような気がします(笑)。

まだ数回しかプレイしていないのですが、EASYではちょっと出だしは簡単かな?と思ったり。でもレベルが上がったら、そんなことも言っていられないのでしょうかね。
ステージががらっと変化したのはオドロキ。グラシリーズを否応なく思い出します。シャッフルシステムなのは飽きさせないために正解ですね。

というわけでまだ触り程度で、評価できる段階ではないのですが、クリスさんがここまでオススメされるからには、腰を据えないとダメっすかね(^^;。

投稿: トムニャット | 2008年2月17日 (日) 21時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119981/40045158

この記事へのトラックバック一覧です: ミニシューターライトスクロールデルタ:

« あの頃の話 | トップページ | 日記ナリよ »