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2008年2月18日 (月)

ただの愚痴

あんましブログに愚痴を書いたりはしてないつもりですが、今日はどうしても書きたいことがあったので書いてしまいます。と言ってもそう大したことではないのですが、今日お客様にお名前をおうかがいする場面がございまして、その方のお名前そのまま書くといくらなんでもマズいのでその一部だけを抽出してお話するわけですが、
※名前も他のに変えてあります。

 「さちこ。さはさんずいにすくない、ちはちえのち」

まぁ「さんずいにすくない」はいいでしょう。「沙」です。これは間違いようがない。っていうかこれは全く架空の名前であって今回の件とは無関係なので間違いようがないようなサンプルを僕が用意したに過ぎません。問題は、「ち」です。

 さぁみなさん、「ちえのち」を書いてみてください。

僕はためらわず「知」と書きました。なぜなら僕の中で「ちえ」は「知恵」だったからです。はい、変換でも一発で「知恵」が出ました。そうしたところ、お客様の口から出た言葉。

 「ちえのちと言ったでしょう!漢字を知らないわねぇ。もっと勉強してちょうだい」

 「はぁ。僕は知恵だと思っていたのですが、勉強不足でした。申し訳ございません」

要するにお客様は「智」だというわけです。そこで僕はすぐさま辞書を引きたかったのですが、あいにく手伝いに出ていた本店だったのでその場所もわからず、とりあえず携帯で引いてみると、、、

 知恵
 智恵

の順で出てきました。ただ携帯の場合は人名が比較的優先順位を上げて出てくることもあるので、一概にコレが正解だとは言えません。正直僕はこれまで生きてきて漢字に関して他の人にバカにされたことが

 一度もなかった

と言っても過言ではないので、今回の件は非常にショッキングでした。何て言うか少なくともこの「智恵」が「間違える可能性がありえない」ほどの文字だとはとても思えなかったのです。

僕は自店に戻ってすぐさまコンピュータにバンドルしてある辞書を引きました。

 知恵。ふつうは智慧。

なんじゃそりゃ。ただどちらにしても「智恵」ではない。つか後者の「智慧」は、(普通という表現は非常に嫌いですが)世間一般普通の人が書ける文字として認識すべき文字でしょうか。「普通」と言われても僕の知り合いにこの文字を「ちえ」を書けと言ってスッと書ける人はたぶん一人もいない気がします。
※バブシカさんとか書けそうですが(^^;
もっと言えばお客様ご本人もたぶんこの難しい智慧をイメージしてはらっしゃらなかったのではないかとも思うほどです。

続けて広辞苑を引いてみました。

知恵 「智恵」「智慧」。

「知恵」の意味に「智恵」「智慧」が出てくる状況・・・。

客商売というのは決してお客様に「勝って」はならないという訓辞があったりします。いくらそれが正論であろうと、筋が通っていようと、お客様を敗者にしてはならない。ですから僕の対応そのものは間違ってはいなかったと自分では思います。

 しかし、

このままお客様が他の方へも「ちえのちだって言ってるでしょ!」的な道を歩まれ続けるのを由とするかどうかはそれもまたなんだか居心地の悪い気がします。だって少なくとも僕が今日調べた範囲では、

 3:7で不利

な手触りが表面化してしまったんですもの。他の方にも「ああこの人は頭の悪い人だなぁ」と思われかねない失言を今後語り続ける可能性をはらんでいるんですもの。

要は僕がもっともっとかしこくて、かつインスピレーション豊かに、

 「沙智子」さんでよろしかったでしょうか。

と言えれば良かったのですが、正直一発で出るさちこは「幸子」止まり。うーむなんだ非常にトゲがある表現だなぁ。つかこの方は実は他の文字でも似たような状況に追いやられていて、微妙に悔しさが募っていたり・・・。ああでも一生それって背負っていくレベルの、なんつかこう性格的な?価値観依存というか、「ああそうなの?まぁいいわ」的な?どっちにしても僕の負け!的な???

もっともっと僕が頭が良かったら、絶対こんなムズムズとした夜を過ごさず、かつお客様ご自身も「いいことを聞いたわ」って思うような「正解」を見つけられたんだろうと思うとそれが悔しい。つかもう少し時間があれば、5秒、いやあと2秒、お客様に「ちえのち」が「知恵の知」でもおかしくないことを伝える時間さえあれば、、、うーむ悔やまれる。

余談だけど僕が「智」の字を説明するなら、「知識の知るの下に日曜日の日、山Pのともの字。さとしとも読むかも」って言うかも。つか僕の場合はかなり高いところから見ちゃうので(オイオイ(^^;)、相手にわかるパーツをマッハで取りそろえるのに命賭けちゃうみたいなところがあるんですよね。ってそれはそれでヒドイ気もしないでもないけど、しょうがないそういうヤツなんですもの。実は嫌なヤツなんだクリスって男は。つか漢字をバカにされたのがそんなに悔しかったのかよ。>ハイその通り!

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コメント

クリスさん、こんばんは(*^^)

愚痴を書くのもブログの醍醐味だからいいんじゃないですかw?
ストレスの捌け口は必要ですし(^^;)

「このおばさん理不尽だなぁ~」
ってのが私の感想です。
まず「智」って、常用外じゃなかったですか?
学校で習ったことないような...
定かじゃないですがw

>「智恵」が「間違える可能性がありえない」ほどの文字だとはとても思えなかった
世間一般でもそうじゃないですかね?
少なくとも私もそう思いますよ~

あんまり長く書いてもなんなのでこの辺で引き上げますねw
ちなみに、私だったら波風立てずにその場は流します。
で、電話を切った後で「かわいそうなおばさんだったなぁ~」みたいに思うことにしてます。
上から目線で(^^;)
我ながら、普通に腹を立てたり悔しがるよりもかなり性格悪いですよね~
ひねくれものなのでw

何書いてるのかわからなくなってきてすみません(謝
ではでは~βyё βyё...φ(・ω・ )

投稿: otagan | 2008年2月18日 (月) 04時07分

どうもこんにちは、furakutaruです。

私も最初の文章を読んで推測した字が「知恵」です。
てか、ほぼ100%の人が「知」の文字を頭に思い浮かべると思いますが・・・
まぁ、お客様第一みたいな考えがあるのかもしれませんが(お客様のほうにも)、「ちえのちと言ったでしょう!云々」と言っちゃうのは正直考えられないですね。ちなみに頭の良さは関係ないと思いますよ。
確かに漢字を言葉で伝えるというのも難しいことなのですが、自分の漢字ぐらいは予め相手がわかるように用意しておくべきだと思います。私も「手」という漢字を伝えるのに苦労していて、「ハンド」や「持つほうの手」や「右手とかの手」とか3通りくらい伝え方があります。普通に考えると「て」と読むのが「手」くらいしかないのですが、あまり名前に使われていないみたいなので、結構聞きなおされたりします。

ブログで愚痴というのも全然アリだと思います。これからも更新を楽しみにさせていただきます。それでは・・・

投稿: furakutaru | 2008年2月18日 (月) 18時08分

残念ながら自分は読み進める前に智のほうだと思いました。
女性の名前に付けやすいほうは知より智のほうがしっくりくるかと。
ちなみにともこは智子とも書く。
智恵・・・これは仏教でよく使われる言葉です。
まぁ世の中にはもっと酷い客もいるから気にすんな

投稿: ランチェス | 2008年2月18日 (月) 22時02分

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