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2008年2月14日 (木)

ホタルナ妖・風の陣・初恋限定

080214comic 昨日久しぶりに本屋に行ってマンガを物色。最初は無目的だったのだけど、ブラブラと見ているウチに、「ああ読んだことがないヤツで面白いヤツが読みたいかもな~」などと思いだし、綿密にチョイス開始。

基本読んだことがない作品でかつ面白い、面白そうとなると、ゲームの続編同様過去に触れたことのある漫画家の作品から選ぶのが無難ということになるが、昨日はそれも別に意識せず、とにかく表紙と帯、「雰囲気で買いたくなるもの」という条件で探してみた。

●まず一番最初に目に止まったのは

 「最新作にして原点」

と帯に書かれた松本零士の「ホタルナ妖」。なんだかよくわからないが壮大なSFファンタジーなのだとか。

とりあえず氏の作品は当たりはずれが大きい。アニメで有名なものであってもマンガも面白いとは言い切れず、1000年女王は好きでも999は今ひとつだったり、アニメのハーロックは好きでもヤマトはちょっと違う気がしたり(あくまで僕の好みの話ね)。ただ数年前買った「ニーベルングの指輪」はとても面白かったので、最新作と言う言葉にほだされてつい購入。

 結果

帯をよく見ろ、という感じだった(^^;。「最新作にして原点」。いやはや僕はいつの間にコレを「最新作にして頂点」とか「原点にして頂点」と自主翻訳してしまっていたのでしょうか。まぁようするによくわからない話になってしまってます。展開がぶつ切りで、大御所だから担当もあまり強く言えなかったんじゃないかという無茶な内容。本人が描きたいモノを描くという点では宮崎駿の「紅の豚」に通じるモノがあったのかも知れませんが、はっきり言ってクソ作品。まぁボリュームの割にそれほど高くなかったのが救いと言えば救いでした、よほどのファン以外はオススメ出来ないですね。☆。

●風の陣

 つかタイトルの印象のなさと言ったらないというか、昨日買ったばかりだというのに今日既に覚えてないってどうゆうこと?って感じですが、本宮ひろ志の「アメリカスカップに挑む少年たち」の物語。つかもうそれだけで面白そうだと思うのは僕だけでしょうか。なんつか

 スポ根とジュブナイルと未知の競技

で読む前から既に合格って感じ。つか僕はこういうのを探していたんだよってくらい期待して読み始めましたが、

 いやいやどうして面白いじゃないの!

氏の作風としてはかなり軽めで、ヘタしたら人気が無くて早々と打ち切りになりかねない気配もそこはかとなくするのだけど、僕的には全然OK。マンガはやはり荒唐無稽な天才を中心に回るスポ根が大安定だと痛感した次第。まぁあんまし詳しくは書かないけど、パンチラ描かせたら(私的)ナンバー1の金井たつお先生の「ホールインワン」に出てくる安保みたいな親友キャラがスゲェいい!。もうこいつ見てるだけで幸せな気持ちになる。っていうかうーんそうだなぁもちっとわかりやすい例えをするなら、、、バビル二世のポセイドン?いやいやそれは全然違う。いやポセイドンは確かに超強いし、出てきたらそれだけでもう勝利が確定してるような感じにはなるけど、そうじゃなくて、、、ドラミ?まぁ確かにドラえもんと比べたら安心感というか、頼りに出来る感は強いけど、そこまで優等生っぽいキャラじゃなくて、、、カイジに出てきたチンチロリンのデータを取っていた三好?いやいやそこまでバカじゃないぞ。一応は東大に行くかって才児だし・・。まぁそんなキャラが出てくるって話。これはとりあえずオススメ出来るかな。絵はまぁ本宮ひろ志を知ってれば問題なし。★★★☆。

●初恋限定(はつこいリミテッド)

桂正和に変わってジャンプのエロ萌えを一手に引き受けることとなった期待のホープ河下水希(いちご100%)の新作。つか上の2冊はすぐに買うのが決まったのだけど、他にもう一冊、それも1巻から読めるヤツがないかと物色しだして長考。江川達也の家庭教師モノが2冊しか出てないようだから、とかなんだかよくわからない野郎のメイドが活躍する話とかもあったけど、どちらも第一巻が売り切れで結局スルー。まぁいちご100%の人なら画力も安定してるし過度に外すこともないと思ったのだけど・・・

 まぁ可もなく不可もなく

っていうかほとんど読んでません(^^;。あんまし面白くないです。なぜなら、

 主人公がモテまくるマンガじゃないから。

基本片思いの展開なので、この手の話としては正直ちょっと物足りないというか、童貞マインドを満たすには役不足という感じ。絵の上手さは相変わらずですが、
※と言ってもパンチラのレベルは金井たつおに今一歩及ばずと言う感じだけど(ってこれを書く意味がどれほどあるのかわかんないけど)
中心キャラに「ブ男」がいるので絵的なアベレージが下がってしまう感じ。つかゲームでも現実でもマンガでもそうだけど、

 別にブサイクはいなくてもいい。

と思ってるというか、自分を鏡で見たことがあるのかと言われそうだけど、

 過度なブサイク

はやっぱりいらないというか、なきゃなくて構わないと思うわけですよ。僕的には。なのでまぁ前作ほどにはオススメも出来ないし、継続して買う気にもなれないかなぁって感じ。まぁパラパラめくってみた程度しか読んでないけどね。とにかくブサイクが出まくるのでテンションも下がったぜって感じ。つかマンガの感想でソレってひどくね?って気もするけど、しょうがないじゃない。つか帯にも片思いの話には触れられてたんだけど、まさかブサイク→主人公→ブサイクの弟のイケメンという片思い連鎖のマンガだとは思わなかったんだよね。うーむ読みが甘かった。ただ女の子のかわいさは相変わらずなので、評価はホタルナよりは上の★☆ってところかな。

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久しぶりにマンガ買ったって感じだけど、やっぱ面白いマンガは面白い。当たり前だけど、今回シミジミ感じたね。ゲームはゲーム、映画は映画、マンガはマンガの面白さがある。だからその「得意な部分」を活かしてる作品、それも僕好みのツボを突いた作品はやっぱ凄く面白いんだよね。いろんな娯楽に押され気味な感はあるけど、これはこれでなくならないんだろうなって思ったりした次第です。

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