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2008年3月29日 (土)

モンハンP2G~その2~

「それは断定表現できるほど認知度の高い情報じゃないだろ!」

友達に対して声を荒げ説明する息子をたしなめる。モンハンは時としてそのプレイヤーのランクやスキルが、そのままリアルな上下関係にも影響を及ぼしたりすることがあるタイトルだ。親である僕に対して子供が罵声を投げることがあっても、「バリバリの現役ハンター」と「返り咲きロートル」ではそれも止むなしだと思う。ただ、その内容に関して、「当たり前」か「当たり前じゃないか」の線引きはきっちりとしておきたい。自分にとっての当たり前が相手にとってもそうである可能性は、みんな思ってるほど高くはないのだ。

つかそんな堅い話で始まったが、そうは言ってもしょせんは「返り咲きロートル」であり「モンスターハンターじじぃ」であり「永遠の十代」「ネイティブオタク」「精神性ニート」であるところの僕であるからしてそのプレイたるやなんともヌルい。つかP2をこれでもかとプレイした人たちなら、引き継ぐ引き継がないは別として、序盤からある程度は敵の動きや武器のクセなんかもわかってて「普通」だと思うのだけど、

 さすがオレ。

いやいやホントの話、ここまで素人に戻れる人もそうはないよ!?って言われそうなほどにプレイがヘタレなわけですよ。なんだかんだ言って★3クックに何度も何度も挑みましたが、用意された12個の応急薬は大概全部使っちゃう。こちらは神楽で防御力が60くらいだったかな。こうなんて言うか、

 いつが確実に攻撃できる隙なのか

がわからない。着地の風圧の消える瞬間がわからないし、2回廻ってすぐもう2回廻る時の判断がつかないし、例えばレウスなら「早く振り向いた時が」とかガノトトスなら「ビームを避けて」とか多少なり「ここだけは攻撃できる」タイミングがわかるのだけど、クックとガルルガにはそれがないというか、わかんない。つか予定ではヒプノックやナルガクルガだっけ?新しい彼女たちにも告白するタイミングがわかんないんじゃないかと想像に堅くない。

攻撃力自体は十分あるはずで、大概10分から15分で倒せるには倒せるのだけど、やるたびに「上手い人だったら5分くらいで倒せるんだろうなぁ」とか「ノーダメージも余裕なんだろうなぁ」とか思う。つかこんなんだからいつまでも子供にバカにされるんだよ。「クックはおいしくないし」とか言われちゃうんだよ。

 つか「こんなハズではなかったとは思ってない自分」がいるのはなんでだろ。

いくらインターバルがあるとは言え、まがりなりにもシリーズ合計500時間以上費やした作品である。寄る年波には勝てないと言うのはたやすいが、もう少しスマートに立ち回ることが出来てもなんら不思議はない。不思議はないはずなのい、

 相変わらずヘタなのをちょっと楽しんでる自分がいる。

リンク先のBlue_Tasuさんはこのタイトルをスルーしたという。理由は至極当たり前で「飽きたから」「付加された要素に魅力がなかったから」。ふむ。並み居る強敵をバッタバッタとなぎ払ってきた歴戦のハンターであれば、そういった感想もなんら不思議はない。特に彼の場合はP1からP2へキャラを引き継いでいるため、序盤のなんたるかをスルーしている分余計に「一つの作品」としてP1からP2Gを捉えているのかも知れない。

 でもやっぱり僕の場合はハチミツとか大地の結晶とかを集めるのが楽しい

かったりするのだ。以前P2の時にも書いたことだけど、P2やP2Gの何が良いかって、それはもう「モチベーターの配置」以外の何物でもないと僕は思っている。見た目とかステータスとかプレイフィールとかももちろん大事ではあるが、実際のトコロ人を動かすのは「ご褒美」があるかどうか。生きとし生けるものはエサに向かって走るのだ。そしてモンハンはそのエサ配置がとにかく絶妙で、小さなトコロでは目の前の光虫でありマカライト、中くらいのところに強敵の討伐や目指す武器、防具があり、もう少し行くと上位へのランクアップ、よりハードな状況への対応と、プレイヤーをやる気にさせるモチベーターがこれでもかとちりばめられている。ひとりより二人でやりたくなるのも、その目的をより容易に達するための手段と、コミュニケーションツールとしての妙味が合わさっているからであり、遙か彼方にあるゴール
※ゴールは人によって異なる。
に向けてみんなでボールを蹴っていける作りになっているのが素晴らしいのだ。

だからこそ僕は最初から始めた。最初からやることでしかこの楽しさのスパイラルを実感しづらいと思ったからだ。いきなり強い武器で強い敵と戦うと言うことは、それだけ小さい方のご褒美を無力化することになる。自分から進んで楽しさを削ることになる。それは出来ないだろう?いや、少なくとも僕にはもったいない。

強い武器がなくなるメリットは、同時にシビアさを再確認させてくれることに繋がり、敷いてはそれこそが「再び強くなる楽しさ」を導き出すのに大きな助けになる。パンイチとボーンククリでドスギアノスと戦う緊張感は、時として鬼人斬破刀でティガレックスと戦うことの上を行く。一つ一つ階段を登ることで一つ一つ自分が強くなっていくのを感じられる。

ぶっちゃけP2を再度最初からプレイしても似た感覚は得られる。しかし、その状況を取り巻く温度にはいかんともしがたい差があるはずだ。100人以上も並んで買うタイトル、どう考えても出来が悪いはずがないタイトル。見かけは同じでも、今日の僕が倒したクックは去年の僕が倒したクックじゃない。今日のクックのバックにはG級のクックがいるのだ。

・・・気持ちよく終わった感じで悪いけどまだ続く(笑。

余談だけど僕のオトモアイルーは「アシュリー」という。はいもちろん名前で選びましたが、コイツがなかなか悪くない。理由は「爆弾を使わない」から。近接戦専門で基本敵を引きつけてくれる分こちらはこちらの仕事に集中しやすい。別に倒して欲しいとかピヨらせて欲しいというわけでもなく、ただ敵の戦力を分散してくれることがこれほどありがたいことなのかと思う。

で、ふと思う。

別にマルチプレイじゃなくてもいいかもな~(^^;。二人でやった方が当然のように敵は簡単に倒せる。しかし、一方で死んでしまったときに結構ダウナーな空気になったりもする。オトモアイルーなら文句を言うこともないし、死んでもじきに復活する。

で、ふと思う。

今作はよほどの相手以外はソロでやっていこうかな、と。長男自体自分のペースが既に僕とは違うし、オトモアイルーのメリットデメリットも感じているだろう。いざとなれば当然のように協力したくなるだろうが、実際それは序盤ではなさそうだ。それに、ネットで僕のブログを読んで下さってる方の中には嫌も応もなくソロを余儀なくされているひともいるだろう。そういう方にとっても、ソロでのプレイ日記は意味を持つかも知れない。

 まぁあくまで今の気持ちだけの話ですけど(^^;。

じっくりと腰を据えてハチミツを集めようと誓う今日この頃ですよ(^^。

-------はいここまでは今日の昼休憩までの話。

まさか夜家に帰ってみたら、長男がクシャルと戦っているとは思わないじゃない?っていうか寝るまでにティガもキリンも倒しちゃう何て思わないじゃない?いくら僕がフルフルを倒し村★3に進み、そこでもがんばってこなして何とか★4に進んだとしても、とてもじゃないが埋まらない溝がある感じだよ(^^;。

つか現役マジ強ぇぇ。っていうか春休みだからな。中学入ったらさすがにこうはいかないぜ息子よ。

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コメント

なるほど。
今回はオトモアイルー効果で楽しめそうですね!
ふむふむ。

投稿: ぐつ | 2008年3月29日 (土) 16時25分

ちすぐつさん、ぐつさんはソロ専でしたっけ?そういう方には特に、っていうかP2をあまりやらなかった方だったら異常なまでに勧められる作品ですよ、P2Gは。背中一面どこがかゆくても自動でサーチしてかいてくれる機能が付いた座椅子みたいな(どんなじゃ)もんです(^^。

投稿: クリス | 2008年3月30日 (日) 08時43分

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